JPH04209620A - 伸縮ジョイント用弾性シール材 - Google Patents

伸縮ジョイント用弾性シール材

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JPH04209620A
JPH04209620A JP2407224A JP40722490A JPH04209620A JP H04209620 A JPH04209620 A JP H04209620A JP 2407224 A JP2407224 A JP 2407224A JP 40722490 A JP40722490 A JP 40722490A JP H04209620 A JPH04209620 A JP H04209620A
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治 木曽
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は常温硬化型難燃性組成物
に関する。この組成物は、各種構築物の伸縮ジヨイント
のシール材、各種構造物の貫通部のシール材、空調機配
管の弾性シール材、電線ケーブル等のシール材、熱発泡
性を利用した火災時の部屋間の煙遮断材、壁材の火災時
の断熱材、難燃性防食防水被覆材として、また、ゴム弾
性を利用した難燃性制振材として、広範囲にわたって利
用できる。 [0002]
【従来の技術】従来より難燃化に対する技術は多く、各
種ポリマーに対し様々な対応がなされて来た。しかし、
非常に柔軟なゴム弾性体にとって、液ダレを防止し、し
かも発煙量も少なくして難燃化し、本来持つべき伸縮追
従性その他の機能を保持させる事は非常に困難であり、
多くの要望がありながら今だに解決されていない難燃技
術の分野である。 [0003]即ち、難燃材の添加により、耐水、耐熱性
、耐加水分解性の劣化、伸縮くりかえし特性の劣化、防
食機能の劣化、ブルーム、ブリードによる製品の劣化、
作業性の低下、コストの極端な上昇等の問題が起こるた
め、これらを解決して柔軟なゴム弾性体を得、制振分野
用のゴム弾性体に難燃性を付与しようとするのが最近の
難燃化技術の一つの方向性である。 [0004]一方、いわゆる常温二液反応タイプでの難
燃化には、粘度上昇による混合、撹拌のしにくさという
使用上避けられない問題点を解決することが非常に大き
なポイントになる為作業性に支障をきたさない範囲に混
合物の粘度をおさえなから難燃性を付与することが非常
に重要なポイントとなる。 [00051
【発明が解決しようとする課題]更に、用途に応じ具体
例を挙げて説明すると、伸縮ジヨイントとして非常に過
酷な条件下で供用される伸縮目地材として、非排水型橋
梁用伸縮ジヨイントの弾性シール材を例示する事が出来
る。これは、従来、難燃性の弾性シール材が無いために
使用されていなかったが、渋滞時のタバコの投げ捨て、
事故時の車の火災による延焼、伸縮継手部を補修する時
に生じる溶接の火花等によるシール材の燃焼等により、
火災が発生する危険性が非常に高いため、近年非常に難
燃化が要求されてきている。しかし、前記弾性シール材
に要求される機能には、(1)伸縮への追従性と追従性
の長期に亘る耐久性を保有する事、(2)圧縮時に応力
を四方バカに分散させ、一方向に挫屈して伸縮継手構成
部材が損傷するのを防止すること、(3)圧縮応力、引
張応力が供用伸縮量において小さく、圧縮復元性に優れ
ていること、(4)接着性、耐候性、耐水性、防食性に
優れていること、という条件を満たした上で、(5)難
燃性を備え、(6)施工し易さを備える必要がある。従
って、道路橋梁用伸縮継手用弾性シール材に限らず、伸
縮継手用弾性シール材に難燃性を付与したシール材は皆
無であった。本発明者等は、近年あらゆる所で技術進歩
と安全性重視の観点から、従来のシール機能を保持した
まま難燃性を具備したシール材を得ることができるとい
う知見を得、本発明を完成するに至った。 [00063本発明は前記(1)〜(6)の要件を全て
備えた常温硬化型難燃性組成物を得ることを第1の目的
とし、更に非常に低硬度の架橋ゴム弾性体に、単なる難
燃性のみならず、燃焼時の液ダレの防止、発煙量の低減
という作用を付与し、併せて、燃焼時の断熱層形成機能
により、万一の火災時に於てもダメージを受ける時間帯
を遅延させるという作用を付与することを第2の目的と
する。 [0007] 【課題を解決するための手段】本発明は、常温で流動性
及び反応性を有する液状ゴムと粉体状難燃剤と難燃性可
塑剤とを必須成分として含有する主剤成分と、硬化剤成
分とからなる常温硬化型難燃性組成物であって、各成分
が全組成物中に占める重量比率が。 液状ゴム         15〜35重量%粉体状難
燃剤       25〜50重量%難燃性可塑剤  
     10〜30重量%硬化剤成分       
 0.5〜10重量%であり、前記主剤成分と前記硬化
剤成分とを混合、撹拌して得られる硬化物の硬度がSR
IS−0101に定めるC型硬度計で測定して50以下
である、常温硬化型難燃性組成物に係るものである。 [0008]また、本発明は、上記において、前記主剤
成分が更に断熱層形成剤を必須成分として含有し、この
断熱層形成剤が全組成物中に占める重量比率が5〜20
重量%である常温硬化型難燃性組成物に関するものであ
る。 [0009]
【作用】本発明者等は上記目的を達成するため種々試験
した結果、常温で液状を呈する液状ゴムが、架橋低硬度
組成物でありながら、難燃性を付与することが出来るボ
ッマー成分として最適であることが判った。しかしなが
ら、難燃性の一つの判断基準である酸素指数は満足し得
る範囲に入っても、燃焼時の液ダレが生じたり、発煙量
は満足し得る範囲に入らないという問題点が新たに生じ
た。これを解決する為に、炭化膜形成剤や発泡剤や触媒
からなる熱発泡物質を添加し、炭化発泡形成物質に熱分
解生成液状物を吸着せしめる方法を検討したが、硬化生
成物の繰返し伸縮追従性や耐水性、防食性に著しい劣化
が生じたため、不適当であることが判明した。 [00101本発明者はここから更に検討を進め、液状
ゴムを粉体状難燃剤、難燃性可塑剤及び好ましくは断熱
層形成剤と組み合わせることで、(1)伸縮追従性の長
期に亘る耐久性を保有し、(2)圧縮時に応力が四方六
方に分散し、一方向に挫屈して伸縮継手構成部材を損傷
させるのを防止し、(3)圧縮応力、引張応力が供用伸
縮量において小さく、圧縮復元性に優れ、(4)接着性
、耐候性、耐水性、防食性を具備しており、(5)難燃
性を備え、(6)施工のし易さを備えている常温硬化型
難燃性組成物を得た。 [00111更に各構成成分について詳細に説明する。 本発明で言う液状ゴムとは、平均分子量が106以下の
液状ポリマーで常温反応性を有する物であり、その具体
例を挙げると、水酸基を分子末端に有し主鎖をポリブタ
ジェン、水素添加ポリブタジェン、ポリブタジェン−ニ
トリル、ポリブタジェン−スチレン、ポリイソプレン、
ボックロロプレン等とした化合物や、ポリエステルポリ
オール、ポリエーテルポリオール、ウレタンアクリルポ
リオール、リン含有ポリオール、ハロゲン含有ポリオー
ル、アニリン誘導体ポリオール等を単独若しくは併用し
て用いるのが望ましい。また、官能基としては上記の具
体例以外にも表Iに示す官能基を有する液状ゴムであっ
てもよい。 [0012]
【表I】
[0013]液状ゴムは、全組成物中に占める比が重量
比率で15〜35重量%の範囲で用いる必要がある。こ
れが15重量%よりも少ない場合は、可塑剤比率が非常
に高くなり、80℃での熱変形が生じ、伸縮目地材とし
て長期耐久性に問題が生じる危険性が高く、熱劣化を受
けやすくなり、耐候性、耐塩水噴霧性が低下し、好まし
くない。 逆に、充填剤を多量に含ませる場合は、モジュラスが高
くなり、伸縮繰返し性が極端に低下し、伸縮継手用シー
ル材としては供用できない。以上の理由により液状ゴム
比率が全組成物中に占める割合が15重量%未満では、
本発明の効果が達成できない。逆にこれが35重量%を
超える場合は、コスト高となるだけでなく、難燃性を付
与する観点からも、作業性と難燃性のバランスや作業性
と追従性のバランス面で良好な結果が得られない為に不
適当である。 [00141硬化剤成分とは、1分子中に2個以上の官
能基を有し、液状ゴムと常温で硬化反応するものを言い
、表1に液状ゴム側の官能基に対する硬化剤の官能基の
組合せ例を示した。中でも常温反応性、硬化速度のコン
トロールのし易さ、コスト面、入手のし易さ等を含めて
考えると、液状ゴムの官能基は水酸基が特に好ましく、
硬化剤の官能基としてはイソシアネート基が好ましい。 その具体例としては、トルイレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、末端イソ
シアネート基を有するプレポリマーを挙げることができ
、単独若しくは併用して用いることができる。 又、硬化剤は粘性、配合比率等の作業性の観点より、脱
水処理した可塑剤と混合して用いてもよい。 [0015]硬化剤の全組成物中に占める割合は、0,
5重量%〜10重量%である必要がある。硬化剤成分の
比率が0.5重量%未満の場合、反応モル比が極端に少
なくなり、80℃における熱変形が生じたり、作業性の
面で硬化剤と主剤の比率が極端に広がることにより作業
ミスが起こり易くなる。従って、0.5重量%未満では
不適当である。逆に、硬化剤成分の比率が20重量%を
超える場合は、反応モル比が高くなり、モジュラスが高
くなる為に伸縮追従性に欠点が生じる為、不適当である
。 [00161次にポリマー成分の反応モル比について述
べる。反応モル比とは、反応性ポリマーである液状ゴム
中の官能基の含有率と硬化剤成分中の官能基の含有率に
よって決まる値であり、その具体例としてNCO,10
H反応モル比について説明すると次の様になる。 [0017] NCO/’OH反応モル比とは、下記に
示す様に、水酸基末端液状ジエン系ゴム中の水酸基(−
OH)の重量百分率を示す水酸基含有率とイソシアネー
ト系硬化剤のイソシアネート基(−NCO)の重量百分
率を示すイソシアネート含有率によって決まる値である
。反応モル比=(水酸基末端液状ジエン系ゴムの重量×
水酸基含有率(重量%) XNC0の分子量)÷(イソ
シアネート系硬化剤の電量×イソシアネート基含有率(
重量%)×OHの分子量)ここで、NGOの分子量10
Hの分子量=42/17=2.47[0018]ポリマ
一成分のモル比と反応硬化物の硬度の関係と難燃性の関
係は非常に大きな要因となり、モル比を下げるに伴って
硬化物は柔軟性を増すが、難燃性は逆に低下し、特に燃
焼時の液ダレは激しくなる。逆にボッマー成分のモル比
を上げるに伴って、硬化物の柔軟性は少なくなり、難燃
性は向上するという相反する関係が生じる。即ち、伸縮
追従性と難燃性を両立させるには、ポリマー成分のモル
比を適切な値に設定することが重要なボイシトとなって
来る。即ち、ポリマー成分のモル比は0.5〜1.5の
範囲、好ましくは0.7〜1.2の範囲とし、難燃性可
塑剤量は極力減らして粘度上昇による作業性悪化を防ぎ
、断熱層形成剤の燃焼遅延効果を利用して難燃性を確保
する方法が望ましい。 [00191本発明でいう粉体状難燃剤は組成物中に2
5〜50重量%占めて組成物を難燃化する物質であり、
その具体例として水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、ドーソナイト、アルミン酸カルシウム、硫酸カル
シウム、ホウ酸亜鉛、フッ化ホウ酸アンモニウム、メタ
ホウ酸バリウム、ホウ砂、水酸化ジルコニウム、赤リン
化合物、ポリメタリン酸アンチモン、三酸化アンチモン
、三酸化モリブデン、酸化スズ、フェロセン等が挙げら
れ、単体若しくは併用で用いることができるが、コスト
面等を考慮して複数を併用した方が効果が得やすい。 [00201難燃性可塑剤は、主剤配合物の粘度を調整
し、難燃性を付与する目的で使用するものであり、その
具体例としては塩素化パラフィン、トリクレジルホスフ
ェート、ジフェニルクレジルホスフェート、トリオクチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリフェニ
ルホスフェート、トリス (クロロエチル)ホスフェー
ト、トリス(モノクロロプロピル)ホスフェート、トリ
アリルホスフェート、ジ(ブトキシ)ホスフォニル・プ
ロピルアミド、ジメチルホスフォネートなどを例示する
ことができる。各液状ゴム成分との相溶性、反応阻害を
しないことを調査して使用量等を決定する必要がある。 [00211本発明の効果を達成するには、難燃性可塑
剤の全組成物中に占める割合が10〜30重量%の範囲
である必要がある。即ち、これが10重量%未満の場合
はモジュラス、硬度が高くなり、伸縮追従性が低下した
り、高粘度となる為に作業性が悪く伸縮継手用シール材
として適切でない。逆にこれが30重量%を超える場合
は、燃焼時の液ダレが多く、物性面でも80℃に於いて
熱変形したり、耐候性が低下する欠点が生じ適切でない
。 [0022]次に、断熱層形成剤としては、熱膨張性黒
鉛、真珠石、黒耀岩、松脂石、シラス等の熱膨張性を示
すもの、ガラスバルーン、シラスバルーン、軽石粉、炭
素中空体、コルク粉末等の軽量の不燃中空体又は難燃多
孔質体が挙げられる。これ等は液状で塗布して耐火塗料
とした場合や、シール部へ適用した場合には硬化反応終
了迄の間に比重差で表面に浮上して来る為、万一の火災
時に断熱層としての効果を生じ、系の昇温速度の遅延に
有効である。又、系の耐候性、の向上にも非常に有効で
ある。更に、煙の吸着にも効果を示し、低煙化効果も発
揮することが出来る。液ダレ防止についても同様に効果
を発揮することが出来る。 [0023]本発明では、この断熱層形成剤を主剤成分
中に添加する場合には、断熱層形成剤の全組成物中に占
める重量比率を20重量%以下とする必要があり、5〜
20重量%とすると更に好ましい。この重量比率が20
重量%を越える場合には、伸縮追従性が悪くなり、伸縮
継手用シール材として、不適当であるだけでなく、粘度
上昇も大きく作業性が悪くなって本発明の効果を達成す
ることが出来ない。 [0024]主主剤針中には、以上の必須成分の他に、
ゴム工業、塗料工業等で一般的に使用される炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、シリカ等の充填剤を併用し、難
燃効果やコスト低減や配合比率の調整に利用することも
出来る。他にアスファルトやタール等の瀝青物を添加し
て耐水性、耐候性、防食性、制振性の向上を計る事も出
来る。その他に、触媒、紫外線吸収剤、老化防止剤、界
面活性剤、防カビ剤、カップリング剤、着色剤等を目的
に応じて処方することも出来る。 [00251以下、更に具体的な実施例について述べる
。 A、試験体の作製 下記の各実施例及び比較例に示す各主剤成分の配合物の
うち、断熱層形成剤以外の配合剤を配合し、撹拌機で混
合し、インクロールを通して均一な液状物とした後、−
部の例については断熱層形成剤を配合し、撹拌機で撹拌
して充分均一な液状物とし、主剤成分とした。硬化剤は
、表IIに示す組合せと添加量で各主剤成分に対して所
定量添加し、充分混合して、下記の各試、験に供した。 [0026] 1、伸縮繰返し試験 上記Aにより準備された液状物を、幅300mm 、長
さ700mm、深さ150mmの寸法で伸縮装置に充填
し、室温で2週間の養生を行なった後、伸縮繰返し装置
に取り付け、230%の伸縮を5000回繰返し、異常
の有無を判定した。異常のない場合は○、異常のある場
合は×とした。 2、硬度試験 上記Aにより準備された液状物を、20mm厚X 50
mm幅×50mm長さに成型し、室温で7B、50℃で
7日の間養生した後、SRIS−0101(日本ゴム協
会規格)に規定するC型硬度計にて測定した。 [0027] 3、塩水噴霧試験 上記Aにより準備された液状物を、表面をサンドブラス
ト処理した厚さ3mm、幅100mm 、長さ200m
mの鉄板全面に2mmの厚みで塗布し、室温7日、50
℃7日の養生を行なった後、中央にスクラッチマークを
付け、J Is−に−54007,8項に準じて塩水噴
霧試験を行ない、2000時間後のスクラッチマーク周
辺の錆の進行度合いをチエツクした。 スクラッチマークを中心として錆が5mm幅以内にとど
まっているものを○、それ以上のものを×とした。 4、酸素指数 上記Aにより準備された液状物を2mm厚のシートに成
型し、室温7日、50℃7日の養生を行なった後、JI
S−に−7201に準じて酸素指数を測定した。 [0028] 5、実物燃焼試験 1の伸縮試験終了後の試料にガソリン100ccをこぼ
し、点火して自然に消火する迄の時間を測定した。5分
以内に消火したものを○、5分以上燃焼したものを×で
示した。 6、液ダレ試験 4の酸素指数測定時に目視によって観察し、液ダレによ
り燃焼促進をするものを×、しないものを○とした。 [0029] 7、 100%モジュラス J l5−A−5758に準じて引張試験を行ない、1
00%伸縮時の応力から下式により100%モジュラス
を求めた。 100%モジュラス(Kgf/’cm2)=(100%
 伸張時の応力)/(接着面積) 但し接着面は1.2cm X 5 cmであった。 8.50%圧縮試験 J Is−に−6301に準じて圧縮試験を行ない、5
0%圧縮時の応力と圧縮面積より下式により算出した。 50%圧縮応力(Kgf/cm2)=(50%圧縮時の
応力)/(圧縮面積) [00301 94耐候性 3の塩水噴霧試験と同様にして試料を作成し、ウェザ−
試験機により1000時間の照射を行ない、表面状態を
チエツクした。異常のないものを○、異常のあるものを
×とした。 10、 80℃での熱変形性 2の硬度試験終了後、同じ試験体を用いて上下面に離型
紙を当てて500gの荷重をかけ、80℃で24時間静
置した後、荷重を除去して室温で静置し、目視により変
形の大小によって判定した。架橋粘弾性体のエツジ部も
シャープで変形の少ないものを○、エツジ部のシャープ
さが無いもの、変形の大きいものは×とした。 11、粘度 BH型粘度計により20℃における主剤成分の粘度を判
定した。 [00311
【表II] [0032]                   
    ** 【表III ] [0033]実施例1は、液状ゴム自体が難燃性を発揮
しない水酸基末端ポリブタジェンを使用した例である。 物性面が充分に優れ、難燃性も発揮している。 実施例2は、液状ゴム自体も難燃性を発揮する水素基末
端ポリクロロプレンを使用した例である。物性面が良好
であり、特に難燃性が一層優れている。 実施例3は、液状ゴム自体として難燃性を発揮する水素
基末端ポリクロロプレンを使用し、断熱層形成剤も使用
した例である。物性面が良好であり更に水素基末端クロ
ロプレン、断熱層形成剤の効果により、難燃性が−層良
好となっている。実施例4は、液状ゴム自体も難燃性を
発揮するアルキルザンセート基末端のポリクロロプレン
を使用した例である。物性面も充分供用できることが示
されている。 [0034]比較例1は、液状ゴム量が35重量%より
も多くなり、80℃での熱変形性も悪く、難燃性の低下
、即ち液ダレ性、実物燃焼試験、酸素指数が悪くなって
いる。 比較例2は、粉体状難燃剤の量が50重量%よりも多く
、難燃性可塑剤が10重量%より少なく、硬度も50以
上となっており、本発明の範囲を外れた場合であり、そ
の結果、粘度上昇による作業性の悪化、伸縮追従性の低
下が生じ供用出来ない例である。 比較例3は、液状ゴム量が35重量%よりも多く、粉体
状難燃剤が25重量%よりも少なく、難燃性可塑剤量が
30重量%よりも多くなった例を示している。それに伴
い、80℃での熱変形性、液ダレ性、実物燃焼試験が悪
くなり、シール機能、難燃機能共に本発明を達成するの
に不適切となった例である。 比較例4は、断熱層形成剤の量が22重量%よりも多く
なった例を示している。それに伴い、伸縮追従性が悪く
、耐塩水噴霧性も悪くなり、粘度上昇による作業性も悪
くなっており、本発明を達成する上で不適当である。 比較例5は、液状ゴム鳳が15重量%よりも少なく、断
熱層形成剤が5重量%よりも少ない例を示している。そ
れに伴い伸縮繰返し性が悪く、主剤粘度も高く作業性も
悪く、本発明を達成する上で不適当である。 比較例6は、硬化剤が10重量%以上の例を示している
。 それに伴い、硬度が著しく高く、100%モジュラス、
50%圧縮応力共に高くなり、伸縮繰返し性が悪くなり
、本発明を達成する上で不適当である。 [0035] 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液状ゴムを粉体状難燃剤、難燃性可塑剤と特定割合で組
み合わせることで、伸縮追従性の長期に亘る耐久性を保
持し、一方向への挫屈による部材の損傷を防止し、優れ
た圧縮復元性を保持し、接着性、耐候性、耐水性、防食
性を保持し、かつ難燃性を備え、施工もし易いような、
常温硬化型難燃性組成物を得ることができる。従って、
本発明は工業上利用価値が大きい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常温で流動性及び反応性を有する液状ゴム
    と粉体状難燃剤と難燃性可塑剤とを必須成分として含有
    する主剤成分と、硬化剤成分とからなる常温硬化型難燃
    性組成物であって、各成分が全組成物中に占める重量比
    率が、 液状ゴム15〜35重量% 粉体状難燃剤25〜50重量% 難燃性可塑剤10〜30重量% 硬化剤成分0.5〜10重量% であり、前記主剤成分と前記硬化剤成分とを混合、撹拌
    して得られる硬化物の硬度がSRIS−0101に定め
    るC型硬度計で測定して50以下である、常温硬化型難
    燃性組成物。
  2. 【請求項2】前記液状ゴムが反応性水酸基を有するハロ
    ゲン含有ポリマーであり、前記硬化剤成分がイソシアネ
    ート基を1分子当り2個以上有する化合物である、請求
    項1記載の常温硬化型難燃性組成物。
  3. 【請求項3】前記主剤成分が更に断熱層形成剤を必須成
    分として含有し、この断熱層形成剤が全組成物中に占め
    る重量比率が5〜20重量%である請求項1記載の常温
    硬化型難燃性組成物。
  4. 【請求項4】前記液状ゴムが反応性水酸基を有するハロ
    ゲン含有ポリマーであり、前記硬化剤成分がイソシアネ
    ート基を1分子当り2個以上有する化合物であり、前記
    断熱層形成剤が不燃中空体又は難燃多孔質体である、請
    求項3記載の常温硬化型難燃性組成物。
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