JPH04209463A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、低圧放電灯を光源として使用し、液晶テレビ
や液晶メータのバックライトとして好適する照明装置に
関する。

（従来の技術） 液晶テレビや、ＯＡ機器における液晶表示式デイスプレ
ィ、あるいは各種の液晶表示式インストルメントパネル
は、液晶表示面を備えた液晶表示板と、この液晶表示板
を背面から照射するバックライトとで構成されている。

このものは、所定の広がりを持つ液晶表示面を全体に亘
り均等な明るさで照明する必要があり、このためバック
ライトは輝度むらが少なく、平面的法がりをもつ光源に
する必要がある。

したがって、この種のバックライトは、熱陰極または冷
陰極のけい光ランプなどのような管形ランプと、これを
収容した浅皿状で反射面を有するケーシングと、二〇ケ
ーシングの開口部に設けられた光拡散透過板とで構成し
である。

光源として、熱陰極または冷陰極のけい光ランプを使用
すると、このものは白熱電球に比べて発光効率に優れる
とともに発熱が少なく、長寿命であり、しかも管形をな
しているので長い発光部を有することから発光面積が大
きく、配光分布を均等にし易いなどの利点がある。特に
、長尺な直管形けい光ランプを複数本並設したり、バル
ブの形状を屈曲した形状、例えばＵ字形、Ｗ字形などに
構成して少なくとも２本の直線部分を略並行となるよう
に配置するなどの構造を採用すると、発光面が平面的に
広くなるので所定の広がりを持つ上記液晶表示面を均等
な明るさに照射し易くなる利点がある。

ところで、上記のような液晶表示装置においては、バッ
クライトによって照らし出される液晶表示面の色相を調
整する必要があり、ホワイトバランス等と称されている
。

（発明が解決しようとする課題） このような色相調整のため、従来では液晶表示板の裏面
にＲＧＢカラーフィルタを設け、このカラーフィルタに
より必要なカラーを増減してホワイトバランスをとって
いた。しかしながら、ＲＧＢカラーフィルタは液晶表示
板やバックライトとは別部材となるので部品点数が増し
て高価になるとともに、ある特定の色、たとえばブルー
Ｂの色調を強めようとすると（ブルーミング）、他のレ
ッドＲやグリーンＧの透過率に影響を及はして色温度か
低くなる不具合かあり、調整か困難である。

これに対し、光源側で色相調整することか考えられ、光
源としてのけい光ランプから発する光の色を変える手段
がある。この場合、バルブの内面に塗付されるけい光体
の材質を選択変更することになるが、たとえばブルー系
けい光体を用いて色温度を上げようとすると、このブル
ー系けい光体は寿命が短く、早期に色調か劣化し、ラン
プ寿命が短くなる不具合がある。

本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、そ
の目的とするのは、カラーフィルタなどのような格別な
部材を用いることなく、しかも光源としてのランプの早
期劣化を防止して色相調整が可能となる照明装置を提供
しようとするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、光拡散透過板に着色顔料を混入してこの光拡
散透過板を透過する光の色を変えるようにしたことを特
徴とする。

（作用） 本発明によれば、光源から出た光か光拡散透過板を透過
する過程で色調整される。よって、格別なカラーフィル
タは不要であり、ランプを変更する必要もなく、かつ もともと使用されている光拡散透過板が本来の光拡散機
能と色相調整機能の両者を兼用するから構成が簡単であ
る。

（実施例） 以下本発明について、図面に示す一実施例にもとづき説
明する。

図において、２０は液晶表示板、３０はバックライト光
源装置である。

液晶表示板２０は、矩形フレーム２１の中央部に透過形
液晶からなる矩形の表示面２２を備えている。なお、２
３は電源接続用ターミナルフィルムである。

このような液晶表示板２０は、上記液晶表示面２２の背
面から上記バックライト光源装置３０によって照射され
る。

バックライト光源装置３０は以下のように構成されてい
る。

すなわち１はケーシングであり、断面が２次曲線をなす
槌形に形成されている。このケーシング１の底面中央部
には、長手方向に沿って仕切り突部２が一体に形成され
ている。この仕切り突部２は断面が略三角形状をなして
いる。上記ケーシング１の底面および突部２は全面に亘
り反射面３とされており、二〇ケーシング１は反射鏡を
兼用している。

このようなケーシング１には屈曲形けい光ランプ５が収
容される。本実施例ではＵ字形のけい光ランプ５か用い
られている。すなわち、６はＵ字形に曲げ成形されたバ
ルブであり、このバルブ６はＵ字形の屈曲部７の両端に
互いに略平行となる直線部８ａ、８ｂを備えている。こ
れら直線部８ａ、８ｂには冷陰極形電極９ａ、９ｂが封
着されており、また端部には口金１０ａ、１０ｂが被着
されている。そしてバルブ６の内面には図示しない３波
長けい光体被膜か形成されており、かつバルブ６の内部
には所定量の水銀とアルゴン、キセノンなどのような始
動用希ガスが封入されている。

このような構成のけい光ランプ５は、上記ケーシング１
にその直線部８ａ、８ｂがケーシング１の底面と略平行
となるようにして収容されている。

この場合、Ｕ字形のバルブ６の略並行する直線部８ａ、
８ｂは上記突部２に沿って配置され、これら直線部８ａ
、８ｂ間に突部２が介在されるようにして、つまり突部
２は隣接する測置線部８ａ。

８ｂの間を区分するようにして設置されている。

このようなけい光ランプ５は、両端の口金１０ａ、１０
ｂの部分がケーシング１の側壁４に形成した固定切欠部
１１ａ、ｌｌｂに嵌合されて接着剤等の適宜の手段で固
定されることによりケーシング］に取着されている。

ケーシング１の上面開口部は矩形に開口されており、こ
の開口部には矩形の光拡散透過板１２取付けられている
。この光拡散透過板１２はアクリル樹脂などからなり、
本来は乳白色をなして光拡散作用をなすものである。

この光拡散透過板１２には液晶表示面２２での色相調整
のために着色顔料が混在されており、本実施例ではブル
ー系の光色を強めて色温度を上げるため、チタンＴ１粉
末を混入しである。

したがって、この光拡散透過板１２は、光拡散作用と光
着色作用を奏する。

このような光拡散透過板１２の内面（外面でもよい）に
はバルブ６の直線部８ａ、８ｂの真上に対向する部分に
肉厚部１３．１３が形成されている。この肉厚部１３．
１３はバルブ６の直線部８ａ、８ｂの真上から離れるに
応じて漸次肉厚が薄くなっている。

このような構成の光源装置３０は、上記光拡散透過板１
２の前面に前記液晶表示板２０の表示面２２が重ね合わ
され、これによりこれら液晶表示板２０と光源装置３０
が組み合わされて液晶表示装置が構成されている。

このような構成の液晶表示装置について作用を説明する
。

光源装置３０のけい光ランプ５を点灯させると、このラ
ンプ５はＵ字形バルブ６の形状に沿って発光し、この光
の一部はケーシング１の底面の反射面３で反射されて上
端の光拡散透過板１２に向かわされ、また残りの光は直
接光拡散透過板１２に向う。

したがって、ランプ５から出る光のほとんど全部が光拡
散透過板１２を通じて外部に照射され、液晶表示面２２
を照らす。

この場合、ケーシング１の反射面３は２次曲面をなして
いるのでこの反射面３で反射された光はケーシング１の
開口部に設けた光拡散透過板１２を略均等な明るさとな
るように照射し、かつ仕切り突部２もそれぞれ直線部８
ａ、８ｂから出た光を上向きに反射させ、これら直線部
８ａおよび８ｂの間に対向する光拡散透過板１２上の明
るさを高める。

一方、光拡散透過板１２の内面には肉厚部１３．１３を
形成したので、バルブ６のそれぞれ直線部８ａ、８ｂの
真上に肉厚部１３．１３が対向し、このため肉厚の部分
で光透過量が減少され、肉厚部１３．１３から離れるに
応じて肉厚が薄くなるから光透過量が増す。

したがって、光拡散透過板１２自身も輝度むらを軽減す
る作用を奏する。

このようなことから、上記光源装置３０は光拡散透過板
１２の全面が全体に亘り均等な明るさとなる。

このため、液晶表示板２０の表示面２２は、輝度むらを
生じることなく全面に亘り均等な明るさで照らされる。

しかも、上記光拡散透過板１２には着色顔料を混入しで
あるから、この光拡散透過板１２を透過する光はランプ
５から出た光の色を変えることになる。すなわち、着色
顔料としてチタンを光拡散透過板１２に混合しである場
合は、ブルー系の色が強化されて光拡散透過板１２から
透過される。

よって液晶表示板２０の表示面２２の色相調整がなされ
、ブルーミングによるホワイトバランスがなされる。

このため、本実施例の構成によると、色調整のために格
別なカラーフィルタを用いる必要はなく、かつランプ側
のけい光体の材質を変更する必要もなく、もともと使用
されている光拡散透過板１２に色相調整作用をなさしめ
るようにするから構成が簡単である。

なお、本発明は上記実施例に制約されるものではない。

すなわち、光源装置３０は、Ｕ字形けい光ランプに限定
されず、Ｗ字形や複数本の直管形けい光ランプを並設し
たものであってもよい。

さらに、電極は冷陰極形のものには限らず熱陰極形のも
のであってもよく、バルブ内には水銀を封入せず希ガス
のみを封入した希ガス放電灯であってもよい。

そしてまた、光拡散透過板１２に混合される着色顔料は
、ブルー系に限らず、レッドやグリーン系の顔料であっ
てもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、光拡散透過板に着
色顔料を混入したからこの光拡散透過板を透過する光の
色が調整される。このため、色調整のために格別なカラ
ーフィルタを用いる必要はなく、かつランプ側のけい光
体の材質を変更する必要もなく、もともと使用されてい
る光拡散透過板に色相調整作用を兼用させるようにした
から構成か簡単になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は液晶表示装置
全体の分解した斜視図、第２図は上面図、第３図は断面
図である。 ２０・・・液晶表示板、２２・・・液晶表示面、・３０
・・・バックライト光源装置、１・・・ケーシング、３
・・・反射面、５・・・けい光ランプ、６・・・バルブ
、１２・・光拡散透過板。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 泊す 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一側が開口されたケーシング内に低圧放電灯を収容し、
   この放電灯から放射された光を上記開口部に設けた光拡
   散透過板を透過させてこの光拡散透過板の前面を照射す
   るようにした照明装置において、 上記光拡散透過板に着色顔料を混入し、この光拡散透過
   板を透過する光の色を変えるようにしたことを特徴とす
   る照明装置。