JPH0420886Y2 - - Google Patents

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JPH0420886Y2
JPH0420886Y2 JP1987076362U JP7636287U JPH0420886Y2 JP H0420886 Y2 JPH0420886 Y2 JP H0420886Y2 JP 1987076362 U JP1987076362 U JP 1987076362U JP 7636287 U JP7636287 U JP 7636287U JP H0420886 Y2 JPH0420886 Y2 JP H0420886Y2
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JP
Japan
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sound
absorbing panel
cavity
main body
absorbing
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JP1987076362U
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JPS63184908U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は吸音パネルに係り、特に強度及び剛性
が改善された吸音パネルに関する。
[従来の技術] 室内反響音等を低減させ、良好な音響効果を得
るために、吸音パネルで壁面を構成することはよ
く知られている。このような吸音壁構造に適用す
る吸音パネルとしてヘルムホルツの共鳴箱構造を
利用した吸音パネルがあり、例えば、第2図に示
す如く、長手方向に延びる複数の開口12を有す
る空洞11が並列して設けられた吸音パネル10
が従来一般的に知られている。
このような吸音パネル10は、一般にはセメン
ト硬化体で構成され、その空洞11内に音波を導
入して吸収し、反射音を減少させるように構成さ
れている。
[考案が解決しようとする問題点] 第2図に示すように、一方の面に空洞11とそ
れに連通する開口12を有するパネル10は、押
出成形等によりこれを製造する際、成形後の硬化
時等にパネルの反りが生じ易いという問題があ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案の吸音パネルは、長手方向に並列して延
在する複数の貫通空洞が厚さ方向に2段に形成さ
れ、上段側の空洞及び下段側の空洞は各々同一断
面形状を有し、かつ、上段側の空洞を表面側に連
通する開口が前記長手方向に延在して設けられた
吸音パネル本体と、該吸音パネル本体の表面に貼
着されたタイルとを備えてなることを特徴とす
る。
なお、本明細書において、貫通空洞とは、吸音
パネル本体の長手方向の一端面から他端面までを
貫通するトンネル状の空洞を指す。
[作用] 本考案に係る吸音パネル本体は、長手方向に並
列して延在する貫通空洞厚さ方向に2段に形成さ
れているため、このうち、下段側の空洞の存在に
より、断面係数が大きくパネルの強度や剛性が向
上し、また、反りの防止にも有効に作用する。
また、表面にタイルが貼着されているため、こ
のタイルにより音の反射性能を調整し、良好な音
響効果を得ることができる。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本考案につい
て更に詳細に説明する。
第1図a、bは本考案の実施例に係る吸音パネ
ルの吸音パネル本体1を示す図であつて、第1図
aは斜視図、第1図bは第1図aのB−B線に沿
う断面の拡大図である。第5図は、第1図a、b
に示すパネル本体1で構成された本考案の吸音パ
ネル1A示す図である。
まず、本考案に係る吸音パネル本体1について
説明する。
図示の如く、本実施例の吸音パネル本体1は、
吸音作用を奏する複数の同一断面形状の貫通空洞
(以下、「吸音用空洞」ということがある。)2と
吸音用空洞2を表面側に連通する開口3とが長手
方向に並列して延在し、更に、上記吸音用空洞2
の裏側に前記長手方向に延在する同一断面形状の
貫通空洞(以下、「補強用空洞」ということがあ
る。)4が並列して設けられている。図中、5,
6は、各々吸音パネル本体1の側辺部に設けられ
た嵌合用の凸部及び凹部であつて、隣接するパネ
ル1同志の凸部5と凹部6とを嵌合させて該パネ
ル1が施工可能とされている。
このような吸音パネル本体1において、補強用
空洞4の大きさ等は特に制限はなく、吸音パネル
1の規模や用途、吸音用空洞2や開口3の大きさ
等に応じて適宜決定される。補強用空洞2の大き
さは大き過ぎると吸音パネル本体1の厚さが大き
くなり過ぎ好ましくない。逆に、小さ過ぎると十
分な反り防止効果が得られない。一般に、吸音用
空洞2の奥行き(第1図bの1)が6〜10cmで
ある場合、補強用空洞3の奥行き(第1図bの
)は5cm程度とするのが好ましい。
本考案の吸音パネル1Aは、第5図に示す如
く、このような吸音パネル本体1の表面にタイル
7を貼着したものである。
かかる構成の吸音パネル1Aにおいては、開口
3及び吸音用空洞2の存在により吸音作用が奏さ
れるのであるが、パネル本体1は裏側に補強用空
洞4が設けられ断面係数が大きくとられているた
め製造時の反りが防止される。また、パネル本体
1の強度及び剛性が大きいので、開口3の形状や
開口率、空洞2の形状等を幅広い範囲で選定する
ことができる。そして、空洞部の奥行や幅、ある
いは開口3の幅等を種々調整選択することによ
り、所望の吸音共鳴周波数を得ることができ、吸
音効果を増大させることが可能である。
更に、タイル7により音の反射性能を調整し、
良好な音響効果を得ることもできる。
本考案に係る吸音パネル本体は、裏側の補強用
空洞4の存在により、成形時又は硬化時のパネル
の反りが防止されることから、直接第1図bに示
すような断面形状のものを押出成形することによ
り製造しても良いが、次のようにして製造するこ
ともできる。即ち、セメント、骨材等を配合した
成形材料により、押出成形法で、パネルを製造す
る際に、押出成形機に切込み形成用のカツター部
材を取り付け、第3図aに示す如く、開口成形位
置に切込み21a、21bを設けた成形体20を
成形する。そして、成形体20が硬化した後、木
づち等で切込み21a、21b間の捨て材部分2
2をたたき落とし(第3図b)、捨て材部分22
を取り除いて、パネル1を得る。
この第3図の方法において、表裏対称形状の成
形体20を押出す場合には、成形体の反りがより
確実に防止され、製品の寸法精度が大幅に向上す
る。
なお、裏側に設ける補強用空洞の形状や配置等
には特に制限はなく、パネル本体の反り防止効果
及び補強効果が得られるものであれば良い。例え
ば、第4図に示す如く、断面円形の補強用空洞4
を設けても良い。その他、補強用空洞は断面三角
形、断面六角形、断面星形としても良い。
第6図は本考案の他の実施例に係る吸音パネル
の吸音パネル本体1を示す断面図である。本実施
例の吸音パネル本体1は、吸音用空洞2の向かい
合う内壁面2a、2bに凸条6a、6bが長手方
向に延設されており、この凸条6a、6bに係止
されて、開口3の裏側に多孔質セラミツクス9が
装填されている。本実施例の吸音パネル本体1で
は、開口3及び空洞2の吸音効果に加えて多孔質
セラミツクス9による吸音効果が付加され、更に
優れた吸音効果が得られる。この場合、用いる多
孔質セラミツクスとしては、気孔率が30〜60%と
りわけ30〜40%となるものであつて、気孔の平均
径が1〜500μmとりわけ100〜300μm程度となる
ものが好適である。なお多孔質セラミツクスの材
質としては通常のタイル等を製造するに用いられ
る組成と同様のものでよいが、その他アルミナ
質、シリカ質、ジルコニア質等各種のセラミツク
材を用いることが可能である。
第4図及び第6図に示す吸音パネル本体も、第
5図に示すと同様に、表面にタイルが貼着されて
本考案の吸音パネルとされる。しかして、同様に
タイルの存在により良好な音響効果が得られる。
なお、図示の例は、本考案の一実施例であつ
て、本考案はその要旨を超えない限り、何ら図示
のものに限定されるものではない。例えば、開口
や吸音用空洞の形状等は図示以外としても良いこ
とは明らかである。
[考案の効果] 以上詳述した通り、本考案の吸音パネルは、 吸音パネル本体の成形時又は硬化時の反りが
防止され、製品の寸法精度が向上する。
吸音パネル本体の強度及び剛性が向上され
る。
空洞や開口の形状、大きさ等を任意に設定で
きるようになり、所望の吸音特性を得ることが
できる。
表面のタイルにより音が反射されて、良好な
音響効果が得られる。
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bは本考案の実施例に係る吸音パネ
ルの吸音パネル本体を示す図であつて、第1図a
は斜視図、第1図bは第1図aのB−B線に沿う
断面の拡大図である。第2図は従来の吸音パネル
を示す斜視図、第3図a、bは本考案に係る吸音
パネル本体の製造方法の一例を説明する断面図で
ある。第4図及び第6図は、本考案の他の実施例
に係る吸音パネルの吸音パネル本体を示す断面図
である。第5図は本考案の実施例に係る吸音パネ
ルを示す断面図である。 1……吸音パネル本体、1A……吸音パネル、
2……吸音用空洞、3……開口、4……補強用空
洞。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に並列して延在する複数の貫通空洞が
    厚さ方向に2段に形成され、上段側の空洞及び下
    段側の空洞は各々同一断面形状を有し、かつ、上
    段側の空洞を表面側に連通する開口が前記長手方
    向に延在して設けられた吸音パネル本体と、該吸
    音パネル本体の表面に貼着されたタイルとを備え
    てなることを特徴とする吸音パネル。
JP1987076362U 1987-05-21 1987-05-21 Expired JPH0420886Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987076362U JPH0420886Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987076362U JPH0420886Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63184908U JPS63184908U (ja) 1988-11-28
JPH0420886Y2 true JPH0420886Y2 (ja) 1992-05-13

Family

ID=30923368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987076362U Expired JPH0420886Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

Country Status (1)

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JP (1) JPH0420886Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221A (en) * 1975-06-23 1977-01-05 Yamatani Giichi Sound adsorbing block wall
JPS5245066U (ja) * 1975-09-19 1977-03-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221A (en) * 1975-06-23 1977-01-05 Yamatani Giichi Sound adsorbing block wall
JPS5245066U (ja) * 1975-09-19 1977-03-30

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JPS63184908U (ja) 1988-11-28

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