JPH04206500A - 高周波四重極線型加速器 - Google Patents
高周波四重極線型加速器Info
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- JPH04206500A JPH04206500A JP33791790A JP33791790A JPH04206500A JP H04206500 A JPH04206500 A JP H04206500A JP 33791790 A JP33791790 A JP 33791790A JP 33791790 A JP33791790 A JP 33791790A JP H04206500 A JPH04206500 A JP H04206500A
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- respective electrodes
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- electrodes
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 4
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
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- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は荷電粒子を加速する高周波四重極線型加速器に
関し、特に、例えば高エネルギイオン注入装置等への応
用に適した、加速エネルギ可変の高周波四重極線型加速
器に関する。
関し、特に、例えば高エネルギイオン注入装置等への応
用に適した、加速エネルギ可変の高周波四重極線型加速
器に関する。
〈従来の技術〉
一般に、線型加速器により加速された荷電粒子のエネル
ギは、加速器と荷電粒子が決まれば一定となるとされて
いる。
ギは、加速器と荷電粒子が決まれば一定となるとされて
いる。
しかし、大電流加速能力を持つ四重極線型加速器につい
ては、特開平2−27699号により、エネルギの可変
の実現性が示された。
ては、特開平2−27699号により、エネルギの可変
の実現性が示された。
この特開平2−27699号のエネルギ制御方法は、電
極に印加すべき高周波電圧を、荷電粒子の加速器への導
入スピードとこの高周波電圧の周波数、および電極に形
成された波形の周期に基つく共振条件を満足する電圧値
よりも、下方に所定量シフトすることによって、荷電粒
子の加速エネルギを変化させる方法であり、高周波四重
極線型加速器の共振周波数を変化させる二となく、容易
に粒子の加速エネルギを変化させることかでき、半導体
へのイオン注入等の、高エネルギ大電流でしかもエネル
ギの可変性か要求されるイオンビーム応用分野に革新的
な進歩をもたらすものと期待されている。
極に印加すべき高周波電圧を、荷電粒子の加速器への導
入スピードとこの高周波電圧の周波数、および電極に形
成された波形の周期に基つく共振条件を満足する電圧値
よりも、下方に所定量シフトすることによって、荷電粒
子の加速エネルギを変化させる方法であり、高周波四重
極線型加速器の共振周波数を変化させる二となく、容易
に粒子の加速エネルギを変化させることかでき、半導体
へのイオン注入等の、高エネルギ大電流でしかもエネル
ギの可変性か要求されるイオンビーム応用分野に革新的
な進歩をもたらすものと期待されている。
〈発明か解決しようとする課題〉
ところで、特開平2−27699号による方法は、前記
したように、設計された加速条件を意図的に最適状態か
らずらすことにより、本来得られるへきエネルギより低
エネルギの成分を抽出することで、加速エネルギの可変
性を実現するものであり、この場合、加速条件をずらす
ことによって加速効率も低下してしまう。このことは、
得られるビーム量か少なくなるということにつながる。
したように、設計された加速条件を意図的に最適状態か
らずらすことにより、本来得られるへきエネルギより低
エネルギの成分を抽出することで、加速エネルギの可変
性を実現するものであり、この場合、加速条件をずらす
ことによって加速効率も低下してしまう。このことは、
得られるビーム量か少なくなるということにつながる。
また、得られるエネルギも段階的なものとなるとともに
、加速条件を大きく変更すると、全く加速できなくなる
ため、エネルギ可変の範囲か限定されてしまう。
、加速条件を大きく変更すると、全く加速できなくなる
ため、エネルギ可変の範囲か限定されてしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、ビーム
量を損なうことなく、非常に細かい段階でエネルギ可変
とてき、しかもエネルギ可変範囲を0〜100%とする
ことのできる高周波四重極線型加速器の提供を目的とし
ている。
量を損なうことなく、非常に細かい段階でエネルギ可変
とてき、しかもエネルギ可変範囲を0〜100%とする
ことのできる高周波四重極線型加速器の提供を目的とし
ている。
く課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図を参照しつつ説明すると、本発明は、円筒タンク
1内にそのタンク1の軸方向に沿う波形が先端部に形成
された4個の電極2a〜2dか配設されてなる空胴共振
器に、所定周波数の高周波電圧を印加して共振させた状
態で、各電極2a〜2dの先端で囲まれた空間Gの入口
側から所定スピードのもとに荷電粒子を導くことによっ
て、その荷電粒子を加速して空間Gの出口から放出する
装置において、各電極2a〜2dの出口側−にそれぞれ
波形が形成されていない部分(直線部S)を設けるとと
もに、その波形が形成されていない部分Sにそれぞれタ
ンク1の軸方向に沿ってそれぞれの電極2a〜2dに対
して摺動自在の導電体製のカバー〇を装着し、この各カ
バーCの摺動によってそれぞれの電極の波形形成部Wを
所定範囲にわたって隠し得るように構成したことによっ
て特徴付けられる。
第1図を参照しつつ説明すると、本発明は、円筒タンク
1内にそのタンク1の軸方向に沿う波形が先端部に形成
された4個の電極2a〜2dか配設されてなる空胴共振
器に、所定周波数の高周波電圧を印加して共振させた状
態で、各電極2a〜2dの先端で囲まれた空間Gの入口
側から所定スピードのもとに荷電粒子を導くことによっ
て、その荷電粒子を加速して空間Gの出口から放出する
装置において、各電極2a〜2dの出口側−にそれぞれ
波形が形成されていない部分(直線部S)を設けるとと
もに、その波形が形成されていない部分Sにそれぞれタ
ンク1の軸方向に沿ってそれぞれの電極2a〜2dに対
して摺動自在の導電体製のカバー〇を装着し、この各カ
バーCの摺動によってそれぞれの電極の波形形成部Wを
所定範囲にわたって隠し得るように構成したことによっ
て特徴付けられる。
く作用〉
高周波四重極線型加速器では、各電極先端の波形か荷電
粒子を加速する要因の一つであり、この波形が無ければ
粒子は加速されない。
粒子を加速する要因の一つであり、この波形が無ければ
粒子は加速されない。
本発明では、この各電極先端の波形を、カバーCをずら
すことによって任意範囲にわたって隠し、その範囲にお
ける粒子加速能力を阻却することて、全体としての加速
エネルギを変化させる。
すことによって任意範囲にわたって隠し、その範囲にお
ける粒子加速能力を阻却することて、全体としての加速
エネルギを変化させる。
従って本発明では、原理的に、波形形成部Wを全く隠さ
ない状態での設計加速エネルギを100%とすれば、そ
の可変範囲は0〜100%とすることが可能となる。ま
た、エネルギの変更幅は、波形の1周期単位で可能であ
り、非常に細かい可変能を実現できる。
ない状態での設計加速エネルギを100%とすれば、そ
の可変範囲は0〜100%とすることが可能となる。ま
た、エネルギの変更幅は、波形の1周期単位で可能であ
り、非常に細かい可変能を実現できる。
ここで、カバー〇により波形形成部Wを隠した部分およ
び直線部Sは、加速器に印加される高周波電圧により、
四重極レンズを構成することになり、ビームをロスする
こともない。
び直線部Sは、加速器に印加される高周波電圧により、
四重極レンズを構成することになり、ビームをロスする
こともない。
〈実施例〉
第1図は本発明実施例の構造を示す部分切り欠き斜視図
で、第2図はその電極2a〜2dの拡大正面図、第3図
は第2図の■−■断面図である。
で、第2図はその電極2a〜2dの拡大正面図、第3図
は第2図の■−■断面図である。
両端が入口側のプレート11aと出口側のプレート11
bで閉止された円筒タンク1内に4個の電極2a〜2d
が固着されており、これらて四重極空胴共振器を形成し
ている。
bで閉止された円筒タンク1内に4個の電極2a〜2d
が固着されており、これらて四重極空胴共振器を形成し
ている。
各電極2a〜2dには、それぞれの先端部にタンク1の
軸方向に沿う波形か形成された波形形成部Wと、このよ
うな波形が形成されていない直線部Sとが設けられてお
り、この直線部Sは各電極2a〜2dの出口側に位置し
ている。
軸方向に沿う波形か形成された波形形成部Wと、このよ
うな波形が形成されていない直線部Sとが設けられてお
り、この直線部Sは各電極2a〜2dの出口側に位置し
ている。
各電極2a〜2dの直線部Sには、それぞれ電極2a〜
2d上をタンク1の軸方向に沿って摺動自在のカバーC
が配設されている。この各カバーCは、第2図に実線で
示すように直線部Sのみを覆う状態の位置から、同図に
二点鎖線で示すように、波形形成部Wの一部を覆う状態
の位置にまでの間を摺動することかできる。また、この
各カバーCはタンク1および電極2a〜2dと同様に銅
等の導電体によって形成されており、各カバーCと電極
2a〜2dの間には、導電性緩衝材Aか介挿されており
、各電極2a〜2dとカバーC間が確実に電気的にコン
タクトされ、タンク1に印加された高周波電圧かカバー
〇に確実に伝達されるように配慮されている。
2d上をタンク1の軸方向に沿って摺動自在のカバーC
が配設されている。この各カバーCは、第2図に実線で
示すように直線部Sのみを覆う状態の位置から、同図に
二点鎖線で示すように、波形形成部Wの一部を覆う状態
の位置にまでの間を摺動することかできる。また、この
各カバーCはタンク1および電極2a〜2dと同様に銅
等の導電体によって形成されており、各カバーCと電極
2a〜2dの間には、導電性緩衝材Aか介挿されており
、各電極2a〜2dとカバーC間が確実に電気的にコン
タクトされ、タンク1に印加された高周波電圧かカバー
〇に確実に伝達されるように配慮されている。
以上の構成において、直線部Sとカバー〇を除いては、
従来の高周波四重極線型加速器と同等であり、各電極2
a〜2dに形成される波形は、互いに対向する電極はそ
の波形の山と山、谷と谷か向き合い、かつ、電極2aと
2c、2bと2dの波形は180°の位相差を持ってい
るとともに、各波形の周期は入口から出口に向かって次
第に長くなっている点も同等である。
従来の高周波四重極線型加速器と同等であり、各電極2
a〜2dに形成される波形は、互いに対向する電極はそ
の波形の山と山、谷と谷か向き合い、かつ、電極2aと
2c、2bと2dの波形は180°の位相差を持ってい
るとともに、各波形の周期は入口から出口に向かって次
第に長くなっている点も同等である。
このような構造体に高周波を導入すると、相対向する電
極は同相に、隣り合う電極は逆相に電圧か印加されて共
振することになるか、上述した波形の存在によって、電
極2a〜2dで囲まれた空間Gにタンク1の軸心に沿う
加速電界か生成さオニ、ここに人口側から出口側に向か
って入射した荷電粒子ビームは集束されつつ加速される
か、本発明実施例の直線部Sに摺動自在に設けられたカ
バーCは、各電極2a〜2dの出口側の波形形成部Wを
任意量だけ覆うことかでき、これによって以下に示すよ
うに粒子加速エネルギを変化させることかできる。
極は同相に、隣り合う電極は逆相に電圧か印加されて共
振することになるか、上述した波形の存在によって、電
極2a〜2dで囲まれた空間Gにタンク1の軸心に沿う
加速電界か生成さオニ、ここに人口側から出口側に向か
って入射した荷電粒子ビームは集束されつつ加速される
か、本発明実施例の直線部Sに摺動自在に設けられたカ
バーCは、各電極2a〜2dの出口側の波形形成部Wを
任意量だけ覆うことかでき、これによって以下に示すよ
うに粒子加速エネルギを変化させることかできる。
第4図は高周波四重極線型加速器におけるビームの飛行
距離に対する加速率の例を示すグラフである。ここて、
飛行距離は電極長を1.0とし、また加速率は、設計加
速エネルギを100%として表している。
距離に対する加速率の例を示すグラフである。ここて、
飛行距離は電極長を1.0とし、また加速率は、設計加
速エネルギを100%として表している。
このグラフに示すように、高周波四重極線型加速器にお
いては、設計によって多少の相違はある′ものの、加速
器入口部分近傍は主として入射粒子の集束(Prebu
nching)に使用され、電極長の1/2程度以降の
部分において急激にビームか加速される(例えばN、U
eda et al、、Design、 Con5tr
uctionand Performance of
the INS RFQ Linac ’ LITL”
。
いては、設計によって多少の相違はある′ものの、加速
器入口部分近傍は主として入射粒子の集束(Prebu
nching)に使用され、電極長の1/2程度以降の
部分において急激にビームか加速される(例えばN、U
eda et al、、Design、 Con5tr
uctionand Performance of
the INS RFQ Linac ’ LITL”
。
IEEE Transaction on Nucle
ar 5cience、Vol、N5−30、 No
、4. August 1983)。
ar 5cience、Vol、N5−30、 No
、4. August 1983)。
従って、各電極2a〜2dのカバー〇を、第2図におけ
る実線位置にあるときに100%の加速エネルギを得る
としたとき、同図に二点鎖線で示す位置にまでスライド
させると、各電極2a〜2dの波形はそれぞれ出口側に
おいて約1/3たけ隠れることになり、この間において
は粒子は加速されない。故に、この例の場合、第4図に
示した設計データ例と併せると、加速エネルギは最低2
0%にまで変化することになる。ただし、このエネルギ
可変範囲の下限は、要求されるエネルギ加速の最低値と
、適用する加速器の設計諸元に応じて、波形を隠し得る
範囲を適宜に選択することかでき、理論的には全ての波
形を隠すようにすることで0%とすることも可能である
。
る実線位置にあるときに100%の加速エネルギを得る
としたとき、同図に二点鎖線で示す位置にまでスライド
させると、各電極2a〜2dの波形はそれぞれ出口側に
おいて約1/3たけ隠れることになり、この間において
は粒子は加速されない。故に、この例の場合、第4図に
示した設計データ例と併せると、加速エネルギは最低2
0%にまで変化することになる。ただし、このエネルギ
可変範囲の下限は、要求されるエネルギ加速の最低値と
、適用する加速器の設計諸元に応じて、波形を隠し得る
範囲を適宜に選択することかでき、理論的には全ての波
形を隠すようにすることで0%とすることも可能である
。
また、変更可能なエネルギの刻み幅(可変分解能)は、
波形の1周期単位で可能である。この波形は、通常、電
極全長にわたって100周期以上におよび、従ってカバ
ー〇の位置を適宜に移動させることによって非常に細か
い幅で、しかも広い領域でのエネルギ可変機能を得るこ
とかできる。
波形の1周期単位で可能である。この波形は、通常、電
極全長にわたって100周期以上におよび、従ってカバ
ー〇の位置を適宜に移動させることによって非常に細か
い幅で、しかも広い領域でのエネルギ可変機能を得るこ
とかできる。
ここで、直線部Sとカバー〇の存在は、ビーム通路径(
空間Gの径)を適当に設計することにより、ビームの発
散(放電)の原因とはならない。
空間Gの径)を適当に設計することにより、ビームの発
散(放電)の原因とはならない。
すなわち、直線部Sおよびカバー〇と円筒タンク1内で
円対称の位置に配設され、これらか四重極レンズを構成
することになり、ビームをロスすることなく出口まで導
くことかできる。
円対称の位置に配設され、これらか四重極レンズを構成
することになり、ビームをロスすることなく出口まで導
くことかできる。
なお、カバー〇を駆動する駆動機構を設け、円筒タンク
1の外部からカバー〇の移動を可能とするように構成す
ることもでき、この場合、タンク1内の真空を破ること
なく適宜にエネルギを変化させることが可能となる。
1の外部からカバー〇の移動を可能とするように構成す
ることもでき、この場合、タンク1内の真空を破ること
なく適宜にエネルギを変化させることが可能となる。
また、前記したように、カバーCないしは直線部Sの長
さは前記した実施例に限られず、第4図に示した設計上
の加速率のグラフと、必要とするエネルギ可変範囲に応
じて任意に選定することかできる。
さは前記した実施例に限られず、第4図に示した設計上
の加速率のグラフと、必要とするエネルギ可変範囲に応
じて任意に選定することかできる。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によれば、高周波四重極線
型加速器の各電極先端に形成された波形を、各電極に空
胴の軸方向に摺動自在のカバーによって任意範囲にわた
って隠し得るように構成するとともに、この波形か隠さ
れた部分の電極によって四電極レンズが形成されるよう
に構成したのて、大電流加速性能を損なうことなくエネ
ルギ可変性を実現することかできる。また、波形を隠す
ことのできる範囲の選定により、エネルギ可変範囲を任
意に設定することができ、極めて広い範囲でのエネルギ
可変性を得ることができると同時に、波形−周期単位で
の段階的なエネルギの可変能ではあるものの、その非常
に細かい段階のエネルギ可変分解能が得られる。
型加速器の各電極先端に形成された波形を、各電極に空
胴の軸方向に摺動自在のカバーによって任意範囲にわた
って隠し得るように構成するとともに、この波形か隠さ
れた部分の電極によって四電極レンズが形成されるよう
に構成したのて、大電流加速性能を損なうことなくエネ
ルギ可変性を実現することかできる。また、波形を隠す
ことのできる範囲の選定により、エネルギ可変範囲を任
意に設定することができ、極めて広い範囲でのエネルギ
可変性を得ることができると同時に、波形−周期単位で
の段階的なエネルギの可変能ではあるものの、その非常
に細かい段階のエネルギ可変分解能が得られる。
第1図は本発明実施例の構造を示す部分切り欠′き斜視
図、 第2図はその電極2a〜2dの拡大正面図、第3図は第
2図の1[−I断面図、 第4図は高周波四重極線型加速器におけるビームの飛行
距離に対する加速率の例を示すグラフである。 1・・・・円筒タンク 2a・・・2d ・・・・電極 W・・・・波形形成部 S・・・・直線部 C拳・・・カバー 特許出願人 株式会社島津製作所 代 理 人 弁理士 西1)新
図、 第2図はその電極2a〜2dの拡大正面図、第3図は第
2図の1[−I断面図、 第4図は高周波四重極線型加速器におけるビームの飛行
距離に対する加速率の例を示すグラフである。 1・・・・円筒タンク 2a・・・2d ・・・・電極 W・・・・波形形成部 S・・・・直線部 C拳・・・カバー 特許出願人 株式会社島津製作所 代 理 人 弁理士 西1)新
Claims (1)
- 円筒タンク内にそのタンクの軸方向に沿う波形が先端部
に形成された4個の電極が配設されてなる空胴共振器に
、所定周波数の高周波電圧を印加して共振させた状態で
、上記電極の先端で囲まれた空間の入口側から所定スピ
ードのもとに荷電粒子を導くことによって、その荷電粒
子を加速して上記空間の出口から放出する装置において
、上記各電極の出口側にそれぞれ上記波形が形成されて
いない部分が設けられているとともに、その波形が形成
されていない部分にそれぞれ上記軸方向に沿ってそれぞ
れの電極に対して摺動自在のカバーが装着され、この各
カバーは、それぞれ導電体によって形成され、かつ、摺
動によってそれぞれの電極の波形形成部を所定範囲にわ
たって隠し得るように構成されていることを特徴とする
高周波四重極線型加速器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33791790A JPH04206500A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 高周波四重極線型加速器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33791790A JPH04206500A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 高周波四重極線型加速器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04206500A true JPH04206500A (ja) | 1992-07-28 |
Family
ID=18313213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33791790A Pending JPH04206500A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 高周波四重極線型加速器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04206500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06290731A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-18 | Hitachi Ltd | イオン打ち込み装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33791790A patent/JPH04206500A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06290731A (ja) * | 1993-04-02 | 1994-10-18 | Hitachi Ltd | イオン打ち込み装置 |
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