JPH04205952A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置に関し、特に磁気記録再生装
置内で磁気テープを案内するガイド部材を第１の所定位
置から第２の所定位置へ移動して回転磁気ヘッドを支持
したドラムに磁気テープを巻き付けるローディングと、
前記ガイド部材を前記第２の所定位置から第１の所定位
置へ移動して前記ドラムから磁気テープを撤収するアン
ローディングを行なうテープローディング機構を備えた
磁気記録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ 上記の磁気記録再生装置としてＶＴＲ（ビデオテープレ
コーダ）がある。ＶＴＲにおいては、磁気テープカセッ
トが装填されたときに同カセットに設けられた開口部に
入り込む位置に、磁気テープを案内するガイドポストが
待機しており、カセットの装填が完了すると、ローディ
ング動作が開始され、ガイドポストが移動されてカセッ
ト内の磁気テープを引きだし、ドラムに巻き付ける。

ローディング完了時に、磁気テープの走行経路を規制す
る上で重要なガイドポストについては、キャッチング部
材と呼ばれる位置決め部材に係合させて押し付け、係止
することにより、特別に高精度に位置決めされる。

またアンローディング時には、ガイドポストがカセット
の開口部内の待機位置に復帰させられるとともに、カセ
ット内のリールの回転により磁気テープがドラムから撤
収されカセット内に巻き取られる。このようにしてアン
ローデイ、ングが完了した後、カセットが排出される。

なお従来の構成では、ガイドポストの待機位置への位置
決めは特別に高精度に行なわれるようにはなっていない
。

［発明が解決しようとする課題］ ところで最近のＶＴＲでは、テープ走行の高速化に伴っ
てテープ走行負荷を低減するために、ボールベアリング
入りのガイドポストを使用することが多くなってきた。

ポールベアリング入りのガイドポストでは外径が大きく
なり、カセット装填時、または排出時にカセットの開口
部内で待機位置にあるガイドポストとカセット壁ないし
磁気テープとの隙間が狭くなる。

このため、ガイドポストの待機位置での位置決めが高精
度になされない従来の構成では、ガイドポストの待機位
置のばらつきにより、カセット装填時または排出時にガ
イドポストとカセットあるいは磁気テープが当接し、Ｖ
ＴＲ側またはカセットの破損、磁気テープの損傷といっ
た事態を招くことがあった。

そこで本発明の課題は、この種の磁気記録再生装置にお
いて、径の大きなガイドポストを使用しても、カセット
の装填、排出時にガイドポストがカセットまたは磁気テ
ープに当接しないようにすることにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するため本発明によれば、磁気記録再
生装置内で磁気テープを案内するガイド部材を第１の所
定位置から第２の所定位置へ移動して回転磁気ヘッドを
支持したドラムに磁気テープを巻き付けるローディング
と、前記ガイド部材を前記第２の所定位置から第１の所
定位置へ移動して前記ドラムから磁気テープを撤収する
アンローディングを行なうテープローディング機構を備
えた磁気記録再生装置において、前記第１と第２の所定
位置のそれぞれで前記ガイド部材を係止する第１と第２
の位置決め部材と、該第１と第２の位置決め部材に対し
て前記ガイド部材を弾性的に押し付けて位置決めする押
圧手段を設けた構成を採用した。

［作　用］ このような構成によれば、上記ガイド部材は、ローディ
ング完了時には第２の位置決め部材に対し弾性的に押し
付けられて第２の所定位置に正確に位置決めされ、アン
ローディング完了時には第１の位置決め部材に対し弾性
的に押し付けられて第１の所定位置に正確に位置決めさ
れる。

［実施例］ 以下、添付した図を参照して本発明を採用したＶＴＲの
テープローディング機構の実施例を説明する。なお本実
施例のテープローディング機構のローディング方式は、
ガイドポストがすべてシャーシに平行に移動し磁気テー
プがドラムを中心にほぼ左右対称に巻き付けられる並行
Ｍローディング方式とする。

まず第１図によりテープローディング機構の駆動系を除
く全体の構成を説明する。第１図においてまず符号ｌは
磁気テープカセット（以下カセットと略す）であり、供
給リール２と巻き取りり一ル３に磁気テープ４を巻回し
て収容している。

カセットｌには開口部１ａが設けられており、不図示の
カセット装着機構によりカセットｌがＶＴＲのシャーシ
（メカシャーシ）１２上に装着されると、磁気テープ４
を案内するガイド部材でカセットｌから磁気テープ４を
引き出すために移動されるガイドポスト（以下、ポスト
と略す）５〜１０とピンチローラ１１が開口部１ａの内
側に入り込むようになっている。

ポスト５．６及び８．９はそれぞれ可動なベース２９．
３１上に植設されている。またポスト７は供給側のテン
レギポストで、軸３３を支点として回動可能なアーム５
１の先端部上に設けられている。またポスト１０は可動
なベース３２上に植設され、同ベース３２によりピンチ
ローラ１１が支持されている。

一方、符号２８は不図示の磁気ヘッド（ビデオヘッド）
を支持して回転する回転ドラムであり、シャーシ１２上
で所定角度傾斜して設けられている。磁気テープ４の走
行経路、いわゆるテープパスに沿って回転ドラム２８よ
り上流側にはポスト１９、インピーダンスローラ２０、
全幅消去ヘッド２１が順次配設されている。

また回転ドラム２８の両側近傍には、テープパスにおい
て回転ドラム２８の直前でベース２９を係止してポスト
５．６を位置決めするためのキャッチング部材１３と、
回転ドラム４の直後でベース３１を係止してポスト８．
９を位置決めするキャッチング部材１４が設けられてい
る。ここでキャッチング部材１３．１４はポスト５．６
及び８．９のローディング完了状態での位置決めを行な
う位置決め部材であるが、本実施例では更に待機時（ア
ンローディング完了状態）にポスト５．６をカセ・ント
ｌの開口部ｌａ内の所定の待機位置に位置決めするため
のキャッチング部材６２が設けられている。

一方、テープパスに沿ってキャッチング部材１４より下
流側にはオーディオＣＴＬ、タイムレコード用の消去ヘ
ッド２２．録再ヘッド２３、モ。

ニタヘッド２４、ポスト２５、及び磁気テープ４を定速
走行させるためのキャプスタン１８が順次配設されてい
る。

さらにキャプスタン１８の近傍には、ポストｌＯ及びピ
ンチローラ１１を位置決めするためのキャッチング部材
１５が設けられており、このキャッチング部材１５の近
傍にはソレノイド１７の駆動によりピンチローラ１１を
キャプスタン１８に圧接するピンチローラ圧接機構部１
６が設けられている。

またピンチローラ圧接機構部１６の近傍には巻き取り側
のテンレギボスト２６、ポスト２７がテープパスに沿っ
て配設されている。

さらに以上の構成に加えてシャーシ１２上には、ベース
２９．３１．３２の移動経路を案内する満３０ａ〜３０
ｃを有したレール３０が設けられている。

次に上記構成によるテープローディング動作を説明する
。

まずカセット１が装着され、そのことが不図示の検知ス
イッチにより検知されると、後述の駆動系の駆動により
ベース２９．３１．３２がそれぞれレール３０の満３０
ａ〜３０ｃに沿って装置の奥側へ移動し、それとともに
ポスト５，６及び８．９及びＩＯとピンチローラ１１が
奥側へ移動する。またアーム５１が反時計方向へ回動す
ることによりテンレギポスト７が奥側に移動し、ポスト
５〜ＩＯにより磁気テープ４がカセット１がら引き出さ
れる。

そしてベース２９．３１．３２がそれぞれキャッチング
部材１３．１４．１５に係合し、後述のようにして押し
付けられて係止されることによりポスト５，６．８〜Ｉ
Ｏ及びピンチローラ１１が所定位置に位置決めされ、ま
たポスト７も所定位置に位置決めされてローディングが
完了する。

ローディング完了状態では、磁気テープ４は回転ドラム
８に対してヘリカル状に１８０＋α°の角度で巻きつけ
られ、且つテンレギポスト７及びポスト■０により左右
に開かれることにより、固定ヘッドその他のポストにも
当接し、テープパスが形成される。

ローディング完了後に不図示の再生ボタンあるいは記録
ボタンが押されると、ピンチローラ圧接機構部１６のソ
レノイド１７の駆動によりピンチローラ１１がキャプス
タン１８に圧接され、テープ走行が開始され、回転磁気
ヘッドにより記録または再生が行なわれる。

なお記録または再生終了後のアンローディング動作は後
述する。

次に第２図、第３図によりローディング機構の駆動系の
構成と動作を説明する。第２図はアンローディング完了
状態（待機状態）、第３図はローディング完了状態を示
している。

第２図、第３図において符号３４はつオームブーりであ
り、不図示のローディングモータの駆動によりベルトを
介して回転される。そしてウオームプーリ３４の回転駆
動力が同プーリ３４のウオーム部３４ａとギア３５〜３
８からなるギア列を介してローディングリング３９．４
０に伝達され、両リング３９．４０が互いに逆方向に回
転するようになっている。

前記ギア列のうちでギア３６ａ、３６ｂは同軸に軸支さ
れた２段の別体ギアであり、バネ５８により連結されて
いる。バネ５８は、ギア３６ａに植設されたビン５９と
、ギア３６ｂに一体に形成３６ｂはギア３６ａに対して
第２図中反時計方向に回動しようとするが、ギア３６ａ
に植設されたビン６１にギア３６ｂの突片６０°が当接
することにより、前記の回動が規制される。

一方、ローディングリング３９．４０はポスト５．６及
び８．９などを移動させるための駆動部材である。ロー
ディングリング３９上にはスライド板４１が摺動可能に
取りつけられ、バネ４２によって時計方向に引張されて
いる。スライド板４１上にはアーム４３が回動可能に取
り付けられ、その先端部にベース２９が回動可能に結合
されている。

またローディングリング４０上にはスライド板４４が摺
動可能に取り付けられ、バネ５７により反時計方向に引
張されている。スライド板４４上にはアーム４５が回動
可能に取り付けられ、その先端部にベース３１が回動可
能に結合されている。

ローディングリング４０の回転力はギア４６．４７を介
してギア４８に伝達されるようになっている。ギア４８
の軸６６にはアーム４９が回動自在に軸受されており、
その先端部にはアーム５０が結合され、このアーム５０
の先端部にベース３２が回動可能に結合されている。

またギア４８にはロッド５２が回動可能に結合されてお
り、ロッド５２の他端はテンレギアーム５Ｉに回動可能
に結合されている。

一方、符号５３．５４はそれぞれアンロード位置、ロー
ディング位置を検出するためのフォトインタラプタであ
り、ローディングリング３９に固定された遮光部材５５
がフォトインクラブタ５３．５４の溝部に進入して光を
さえぎることにより検出を行なう。

次に上記構成のローディング時及びアンローディング時
の動作を説明する。

ますローディング時の動作を説明する。第２図の状態で
カセットｌの装填が検知されると、不図示のローディン
グモータが駆動され、ウオームプーリー３４が回転し、
ギア３５〜３８を介してローディングリング３９．４０
がそれぞれ時計方向、反時計方向に回転する。この回転
によりベース２９．３１がそれぞれアーム４３．４５に
引張されてレール３０の溝３０ａ、３０ｂに沿って奥側
へ移動する。

又ギア４６．４’７を介してギア４８、アーム４９が時
計方向に回動しアーム５０が押圧することによってベー
ス３２も溝３０ｃに沿って奥側へ移動する。それと同時
にロッド５２が左方向に動き、それに連動してテンレギ
アーム５１が反時計方向に回動し、テンレギポスト７が
移動する。

こうしてポスト５〜１０がカセットｌから磁気テープ４
を引き出しながら移動し、第３図のローディング位置ま
で達した後、更にローディングモータが回転し、遮光部
材５５がフォトインクラブタ５４の位置に達した所でロ
ーディングモータが停止してローディングが完了する。

ここでベース２９．３１．３２がキャッチング部材１３
〜■５に当接し係合した後に更にローディングリング３
９．４０が回転することにより、バネ４２゜５７、．５
６が伸ばされ、その弾性力によりベース２９．３１．３
２がキャッチング部材１３〜１５に押し付けられ、係止
されてベース２９．３１．３２上の各ポストが第３図の
位置に位置決めされる。

なお上記ローディング動作時にギア３６ａは時計方向に
回転される。ギア３６ａのビン６１がギア３６ｂの突片
６０゛に当接して押圧することにより、ギア３６ｂがギ
ア３６ａと一体的に回転し、その回転力が後段のギア３
７以下に伝達される。

次にアンローディング時の動作を説明する。

第３図の状態で不図示のイジェクトボタンが押されるこ
とにより、ローディングモータがローディング時と逆方
向に回転駆動され、つオームプーリー３４とギア３５〜
３８を介してローディングリング３９．４０がそれぞれ
ローディング時と逆に反時計方向と時計方向に回動され
る。

この時に、ギア３６ａは反時計方向に回転され、バネ５
８に引っ張られてギア３６ｂも反時計方向に回転する。

バネ５８は、ギア３６ｂに対してアンローディング動作
に必要なトルクを与えるのに充分なバネ定数を有してい
るため、ギア３６ｂはギア３６ａと一体的に回転する。

ローディングリング３９．４０の上記回動に伴ない、ベ
ース２９．３１．３２が手前側に移動すると共に、テン
レギアーム５１が時計方向に回動してテンレギボスト７
が手前側に移動する。また同時にカセットｌの供給リー
ル２が回転され１回転ドラム２８に巻き付いていた磁気
テープ４は回転ドラム２８から撤収されてカセットｌ内
に巻き取られていく。

更にローディングリング３９．４０が回動し、遮光部材
５５がフォトインタラプタ５３の光路を遮断する第２図
の位置まで回動すると、ローディングモータがオフされ
る。その直後にベース２９のアーム４３との連結軸２９
ａがキャッチング部材６２に当接、係合して停止するが
、ローディングモータは慣性により更に回転し、ギア３
６ａが反時計方向に回転する。この時にギア３６ｂはギ
ア３７以下の停止により既に停止し、保持されている。

このためギア３６ａだけが反時計方向に回動し、ギア３
６ｂの突片６０°からギア３６ａのビン６１が離れ、バ
ネ５８が引き伸ばされた状態でローディングモータが停
止する。

そして引き延ばされたバネ５８の弾性力によりローディ
ングリング３９が反時計方向に付勢され、ベース２９の
軸２９ａがキャッチング部材６２に弾性的に押し付けら
れ、ベース２９が係止され高精度に所定に位置決めされ
る。即ちボスト５．６が所定の待機位置に高精度に正確
に位置決めされる。

このように本実施例では、ボスト５．６についてはアン
ローディング完了時にキャッチング部材６２を介して所
定の待機位置に高精度に正確に位置決めされる。

従ってボスト５．６については待機位置のばらつきがな
く、ボスト５がベアリング入りで径の大きなものとして
も、カセットｌの装填または排出時にボスト５がカセッ
トｌないし磁気テープ４に当接することがな（、その当
接によるＶＴＲ側ないしカセットｌの破損または磁気テ
ープ４の損傷を確実に防止できる。

なお、上記の構成では各ボストを移動させる駆動力を伝
達するためのギア列中に設けたバネ５８によりベース２
９をキャッチング部材６２に弾性的に押し付けるものと
したが、ギア列と別に設けたバネにより前記の押し付け
を行なうこともできる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明によれば、磁気記
録再生装置内で磁気テープを案内するガイド部材を第１
の所定位置から第２の所定位置へ移動して回転磁気ヘッ
ドを支持したドラムに磁気テープを巻き付けるローディ
ングと、前記ガイド部材を前記第２の所定位置から第１
の所定位置へ移動して前記ドラムから磁気テープを撤収
するアンローディングを行なうテープローディング機構
を備えた磁気記録再生装置において、前記第１と第２の
所定位置のそれぞれで前記ガイド部材を係止する第１と
第２の位置決め部材と、該第１と第２の位置決め部材に
対して前記ガイド部材を弾性的に押し付けて位置決めす
る押圧手段を設けた構成を採用した。

このような構成によれば、上記ガイド部材はローディン
グ完了時には第２の所定位置に正確に位置決めされると
共に、アンローディング完了時には第１の所定位置に正
確に位置決めされる。このため磁気テープカセットを装
填して用いる装置の場合には、上記ガイド部材に大きな
ものを用いても、カセットの装填時または排出時にガイ
ド部材がカセットまたは磁気テープに当接することがな
く、前記当接による装置またはカセットの破損、磁気テ
ープの損傷などの問題を避けられるという優れた効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例によるＶＴＲのテープローディ
ング機構の全体の主な構成を示す透視平面図、第２図及
び第３図はそれぞれ同機構の駆動系の構成と動作を示す
アンローディング完了状態とローディング完了状態の透
視平面図である。 １−・・カセット ４・・−磁気テープ ５〜ＩＯ−・・ガイドポスト １１−・・ピンチローラ １３〜１５．６２−・−キャッチング部材１８−・・キ
ヤプスタン ２８・・・回転ドラム ２９．３１．３２−・・ベース ３５〜３８−・・ギア ３９．４０−・・ローディングリング ４２．５６〜５８・−バネ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）磁気記録再生装置内で磁気テープを案内するガイド
   部材を第１の所定位置から第２の所定位置へ移動して回
   転磁気ヘッドを支持したドラムに磁気テープを巻き付け
   るローディングと、前記ガイド部材を前記第２の所定位
   置から第１の所定位置へ移動して前記ドラムから磁気テ
   ープを撤収するアンローディングを行なうテープローデ
   ィング機構を備えた磁気記録再生装置において、 前記第１と第２の所定位置のそれぞれで前記ガイド部材
   を係止する第１と第２の位置決め部材と、 該第１と第２の位置決め部材に対して前記ガイド部材を
   弾性的に押し付けて位置決めする押圧手段を設けたこと
   を特徴とする磁気記録再生装置。