JPH0420542Y2 - - Google Patents

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JPH0420542Y2
JPH0420542Y2 JP1678086U JP1678086U JPH0420542Y2 JP H0420542 Y2 JPH0420542 Y2 JP H0420542Y2 JP 1678086 U JP1678086 U JP 1678086U JP 1678086 U JP1678086 U JP 1678086U JP H0420542 Y2 JPH0420542 Y2 JP H0420542Y2
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frame
pipe
formwork
lining
peripheral frame
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JP1678086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小径パイプの内部をライニングする
際に使用する型枠に関するものである。
(従来の技術) 従来のパイプ内部のライニング用型枠は、第8
図に示したような櫛枠から構成されていた。例え
ば、21は約5.5mm厚の防水ベニヤ板、22は側
面板で、約40mm×75mm×H(0.5〜1m)、23は櫛
板で、約20mm厚、24はタル木で、約50mm角であ
る。このような櫛枠を、第9図に示したように、
3〜6個組付けて円筒状にし、さらに高さ方向に
も積み上げて所要の高さを得るようにしていた。
このような型枠を用いてパイプ内をライニングす
る場合は、型枠をライニングするパイプの内部に
同軸的に配置、固定してパイプと型枠の間にライ
ニング材を充填し、ライニング材が固化した後、
型枠を取り外す。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例のものは、材質とし
てほとんど木材が使用され、かつ円筒を形成する
櫛枠の組付け数が多ければ多い程、接続部が多く
なり、一組の型枠として非常に不安定かつ複雑な
ものとなる。また複数段積み上げるとなると、一
層不安定となり、真円度も出し難く、さらに連結
作業が非常に困難で、時間も多くを要することに
なる。
また、木枠表面には離型剤を塗布したり、薄鉄
板を張つたりして表面の平滑度を高めるように試
みてはいるものの、どうしても枠の継目はライニ
ング表面に凹凸をつくる。これを解消するため
に、継目を少なくするように1個の木枠を大きく
すれば、それだけの重量に耐えるために部材も大
きくしなければならず、重量的にも体積的にも小
径パイプ内での組付け作業がさらに困難になる。
また、木枠はどうしても耐用期間が短いため、
消耗分も考え合せると、数多くの枠が必要になつ
て、コスト高は免れない。
仮りに、これらを金枠にすれば、非常にコスト
高になるとともに、重量が増して扱いにくくな
り、小径パイプ内での接続作業は木枠以上に困難
となる。またライニング表面の継目跡は避けるこ
とができない。
そこで本考案は、継目が少なく、組付け易く、
かつ丈夫で、しかも施工後の枠の取外しが非常に
簡単な小径パイプ内部のライニング用型枠を提供
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のライニング用型枠は、一枚の薄い金属
板をロール状に丸め、互いに会した両端部をそれ
ぞれ内側に折り曲げてリブとし、このリブ間に抜
き枠を挟んで締結した周枠と、この周枠の内壁に
適宜の間隔を隔てて設けたアングルに、面が周枠
の軸に略直角になるように取付けられ、中央部に
貫通孔を有する複数の環状補強枠とから構成され
ている。そしてこの型枠を一組又は複数組連結し
て被ライニングパイプの内部に同軸的に配置、固
定し、被ライニングパイプの内壁と周枠との間に
ライニング材を充填するものである。
(作 用) 周枠が一枚の薄い金属板からなつているので、
継目が非常に少なくなり、ライニング表面の仕上
り状態がよくなり、また水漏れ等の欠陥がなくな
る。また、組付け、取外しが容易で、作業が楽に
なるなど多くの利点がある。
(実施例) 以下、図面を用いて実施例を詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示したもので、1
および2は、2段に連結したライニング用型枠で
あり、被ライニングパイプ3の内部に同軸的に配
置、固定された状態を示している。型枠1,2
は、一枚の薄い金属板4をロール状に丸め、第2
図に示したように、互いに会した両端部をそれぞ
れ内側に折り曲げてリブとし、このリブ間に抜き
枠5を挟んで締結した周枠と、その周枠の内壁に
適宜の間隔を隔てて設けたアングルピース6に、
面が周枠の軸に略直角になるように取付けられた
複数の環状の補強枠7とから構成されている。
次に、被ライニングパイプ3の内部への型枠の
組付け方法も併せて詳細に説明する。
(1) ベースプレート8の上に被ライニングパイプ
3を設置する。ベースプレート8とパイプ3と
は勿論適当な固定治具等で固定されているもの
とする。
(2) 周枠の固定枠9をベースプレート8上に、中
心位置を合せて固定する。
(3) 周枠の薄い金属板4は、本例では厚さ3.2mm
の鉄板を使用しており、これをロール状に丸め
て、第2図のように、その両端部を内側に折り
曲げたリブ間にくさび形の抜き枠5を挟んでボ
ルト・ナツト10にて固定する。
(4) このようにしてロール状にした下段周枠を、
ベースプレート上に固定された固定枠9の外周
に嵌め込む。
(5) 補強枠7を、周枠の内面に予め取付けられて
いるアングルピース6(第3図、第4図参照)
上に設置する。補強枠7は、第5図に示したよ
うに、中間部に蝶番11を設け、2つ折にして
周枠内に持ち込めるようにしてある。また中心
部は貫通孔12を設けてあり、その径が比較的
大きい場合は、作業員が上下に移動できるよう
になつている。従つて補強枠7は、周枠の補強
と同時に作業用の足場を兼ねることができる。
(6) 下段周枠の内周上部に予め取付けられたアン
グルピース13上に中間接続枠14を置き、そ
の上に上段の周枠を乗せ、その上段周枠の内周
下部に予め取付けられたアングルピース13と
下段周枠のアングルピースとの位置を合わせて
ボルト・ナツト15にて締め付け、上下の周枠
を固定する(第6図、第7図参照)。なお、中
間接続枠14及び固定枠9は、補強枠と同じも
のを流用することもできる。
(7) 上段の周枠内にも環状の補強枠7が取付けら
れ、このようにして所要の高さのライニング用
型枠1,2が組付けられる。型枠2の上端部と
パイプ3とは、一般の型枠固定時と同様に、適
当な固定治具により固定される。
(8) パイプ3と周枠との間にライニング材を充填
し、そのライニング材が硬化した後の型枠の取
外しにおいては、くざび形抜き枠5、補強枠7
を取外した後、薄い金属板4と硬化したライニ
ング材との間にバール等のくさびを入れること
により、金属板4は簡単に内側に変形してライ
ニング材から離れ、従つて型枠1,2を容易に
取り外すことができる。
以上のように構成された本実施例では、枠の製
作が非常に簡単な上、ライニング作業現場での型
枠の組付け、脱枠が容易で、特に脱枠において
は、抜き枠5と補強枠7とを取外しさえすれば、
周枠自体は1枚の金属板でできているので、リブ
を少し引つ張つて変形させることにより、1段分
の枠は容易に取外しできる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果がある。
1 型枠表面に継目が少なく、従つてライニング
表面にも段差がなく、仕上りがきれいで、水漏
れなどの欠陥もなくなる。
2 型枠の組付け、施工後の取外しが非常に簡単
になる。
3 製作が簡単で、コストが安い(木枠の場合の
約1/2) 4 重量が軽い(木枠の場合の約1/2)。
5 真円度が出し易い。
6 小径パイプに効果的である。枠内に作業員が
入ることのできない小径のパイプにおいても、
腕が入り、工具を使つて抜き枠のナツトが外せ
る程度の内径と長さのものまで使用可能であ
る。
7 補強枠が、足場を兼ねることができる。
8 何度でも繰返し使用することができる。
このように、従来の木枠や金枠とは比較になら
ぬ程優れた多くの利点を有するライニング型枠を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
乃至第7図は、同実施例の各部の詳細図、第8図
は、従来例の櫛枠の斜視図、第9図は、同櫛枠を
組み立ててなるライニング用型枠の斜視図であ
る。 1,2……ライニング用型枠、3……被ライニ
ングパイプ、4……薄い金属板、5……抜き枠、
6,13……アングルピース、7……補強枠、1
2……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一枚の薄い金属板4をロール状に丸め、互いに
    会した両端部をそれぞれ内側に折り曲げてリブと
    し、このリブ間に抜き枠5を挟んで締結して円筒
    体とし、被ライニングパイプ3の内部に同軸的に
    組付ける周枠と、 前記周枠の内壁に適宜の間隔を隔てて設けたア
    ングルピース6に、面が前記周枠の軸に略直角に
    なるように取付けられ、中央部に貫通孔12を有
    する複数の環状補強枠7と からなることを特徴とする小径パイプ内部のライ
    ニング用型枠。
JP1678086U 1986-02-10 1986-02-10 Expired JPH0420542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1678086U JPH0420542Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1678086U JPH0420542Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62130766U JPS62130766U (ja) 1987-08-18
JPH0420542Y2 true JPH0420542Y2 (ja) 1992-05-11

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ID=30808946

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