JPH0420392A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ドラム内にバッフルを備えた構成のドラム
式洗濯機に関する。

従来の技術 ２　・＼−／ 一般にドラム式洗濯機は撹拌式の洗濯機に比して布いた
みが少ないことから、漸次普及しつつある。

この種のドラム式洗濯機は第３図および第４図に示すよ
うに構成され、すなわち、本体２１内に水受槽２２を設
け、この水受槽２２内に回転ドラム２３を水平な軸２４
によって回転自在に設け、モータ２５によりベルト２６
を介して前記回転ドラム２３を回転するように構成して
いる。

なお図中の２７は吊シばね、２８はダンパー２９は投入
口の蓋、３ｏは洗濯される被洗物である。

前記回転ドラム２３内には三角形状断面でかつ回転ドラ
ム２３の中心に向かって凸部形状の複数のバッフ／Ｌ’
３１’１１−１回転ドラム２３の側壁部の板材を折曲げ
またはプレス加工で形成していた。

前記回転ドラム２３のバッフ／ｌ／３１の目的について
述べると、まず前記回転ドラム２３の開口より回転ドラ
ム２３内に投入された被洗物３０を、回転ドラム２３の
回転運動によシ前記バッフ）ｖ３１３べ−７ でくシ返しかき上げ、回転ドラム２３の内周面にたたき
つけることによシ被洗物３０内部の汚れを押し流して洗
濯を行なうものである。

発明が解決しようとする課題 上記従来の構成の回転ドラム式洗濯機では、回転ドラム
２３の加工に時間がかかり、かつ回転ドラム２３の軸心
に対して回転ドラム２３の側壁面の面振れ精度が悪く、
脱水時の振動を大きくする原因になっていた。

また回転ドラム２３を軸支する水受槽２２の振動を小さ
くするため回転ドラム２３の重量を上げれば効果はある
が、バッフル３１が一体の回転ドラム２３ではその板材
の厚みを厚くする等の方法しかなく、部材の単価アップ
はさけられなかった。

また回転ドラム２３の材質は一般的にはステンレス板材
よシ形成されているため、バッフル３１の表面はフラッ
トが一般的であシ、被洗補物３゜とバッフル３１のこす
り洗い効果は少なく、洗浄性能を高めることができなか
った。

さらに脱水時は回転ドラム２３を高速回転させることに
よシ遠心脱水を行なうが、被洗物３ｏが回転ドラム２３
の円周上に均等に配分されたときは回転ドラム２３のア
ンバランス荷重は小になシ、回転ドラム２３を軸支して
いる水受槽２２の振幅は小であるが、しかし被洗物３ｏ
が均等に配分されないときはアンバランス荷重は大にな
シ水受槽２２の振幅は大になるという構造的な欠点を有
していた。

本発明は前記従来の問題に留意し、回転ドラムの加工歪
がなく、また水槽受部の振幅が小さく、しかも洗浄性能
のよい回転ドラム式洗濯機を提供することを目的とする
ものである。

課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、本発明のドラム式洗濯機は、
内壁に別部材よりなる中空状のバッフルを固着した回転
ドラムを有する構成としたものである。

また、バッフル内にその内容積の約半分の流体を封入し
、前記バッフルの長手方向を回転ドラムの前後方向にし
て固着した構成としたものである。

５ページ さらにバッフルの表面に凸起部を形成した構成としたも
のである。

作　　用 上記構成の本発明の回転ドラム式洗濯機は、回転ドラム
の側壁部にバッフルを別部材で取付けることから回転ド
ラムの側壁は加工歪みがなくなり、それに伴ない加工精
度が向上し、また別部材バッフルの体積分だけ洗濯水の
水位が上昇するため実質の水量を低減することができる
こととなる。また回転ドラムにアンバランス荷重が発生
した場合バッフル内の流体がバランスをとる方向に移動
することによシアンバランヌ荷重を軽減させ、水受槽の
振幅を小さくする。さらにバッフルの外面に凸起を形設
させているので被洗物とのこすシ洗い効果で洗浄性能が
向上することとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図および第２図により説明
する。なお回転ドラムを除く他の構成は、前述実施例で
示したものと同じ構成であるので、その説明は省略する
。本実施例の特徴的構成は回６ページ 転ドラム１にあシ、回転ドラム１の側壁部は円筒形状に
形成され、多数の水抜用の小孔が設けられている。前記
回転ドラム１の内壁側には略三角形断面を有する合成樹
脂製の水密な中空のバッフル２を複数個固着している。

このバッフル２は長手方向を回転ドラム１の前後方向と
している。またバッフル２の表面には多数の凸部３を形
成している。そして中空のバッフル２内にはその内容積
の約６０チの量の食塩水等の流体４が封入されている。

上記構成において、基本的な洗濯動作は従来例で説明し
たものと同じである。

本実施例による特徴的動作は中空のバッフル２内の流体
４は被洗物５のアンバランス荷重をバランスさせる方向
に移動し、水平の回転バランスおよび前後方向の回転バ
ランスを良くさせ、回転ドラム１を内装した水受槽の振
幅が低減する。

また中空のバッフル２内の流体４は比重が高ければさら
に低振動効果を有する。またバッフル２は表面に凸部３
を有しているので、被洗物６との７ベ こすシ効果で洗浄効率を高める。

々お中空のバッフル２は回転ドラム１の内壁にドラム回
転軸と平行に取付けるか、またはバッフル２をねじで　
取付けても良い。

発明の効果 前記実施例の説明よシ明らかなように本発明の回転ドラ
ム式洗濯機は下記のような実用的な効果を有するもので
ある。

（１）　　中空状のバッフルを別部材で取付けているの
で、回転ドラムの内壁部の形状が円筒状になシ、加工性
が格段に向上し、部品単価の低減になシ、かつ回転ドラ
ムの側壁部の形状が簡単になシ、加工歪み等の影響によ
る回転ドラムの側壁部の面振れ量も安定し、水受槽の振
幅低下を実現させることができる。また中空のバッフル
の体積分に相当する水の使用量が減少し、節水効果が期
待できる。

（２）回転ドラムに取付けられた中空のバッフル内に流
体を封入しているので、回転ドラムの慣性系重量を増加
させ水受槽の振幅の低減が図れる。また被洗物が回転ド
ラム内で不均一に配分されても、脱水に移行した時点で
回転ドラムのアンバランス負荷が最小に々るように流体
が移動し、水受槽の振幅の低減を図ることができる。

＠）中空のバッフルの表面に凸部を設けているので、洗
濯時の被洗物とのとすシ洗い効果で洗浄効果を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のドラム式洗濯機の回転ドラムの断面図
、第２図は同回転ドラムにおけるバッフルの斜視図、第
３図は従来のドラム式洗濯機の断面図、第４図は同ドラ
ム式洗濯機におけるバッフルの断面図である。 １・・・・・・回転ドラム、２・・・・・・バッフル、
３・・・・・・凸部、４・・・・・・流体。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名。 ＼７ ／−グー回ｆ！云ド、Ａ ２−　バッフ、し ４−　流／不 ≠

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平な回動軸を持ち洗濯から脱水を含む洗濯工程
   に兼用され、水受槽内に回転自在に支持された回転ドラ
   ムを備え、前記回転ドラムの内壁に別部材よりなる中空
   状のバッフルを固着してなるドラム式洗濯機。
2. （２）中空状のバッフル内にその内容積の約半分の量の
   流体を封入し、前記バッフルの長手方向を前記回転ドラ
   ムの前後方向にして固着した請求項１記載のドラム式洗
   濯機。
3. （３）中空状バッフルの表面に凸起部を形設した請求項
   １または２記載のドラム式洗濯機。