JPH04203803A - 電磁ポンプを備えたガンタイプ油バーナの脈燃防止装置 - Google Patents

電磁ポンプを備えたガンタイプ油バーナの脈燃防止装置

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JPH04203803A
JPH04203803A JP33084290A JP33084290A JPH04203803A JP H04203803 A JPH04203803 A JP H04203803A JP 33084290 A JP33084290 A JP 33084290A JP 33084290 A JP33084290 A JP 33084290A JP H04203803 A JPH04203803 A JP H04203803A
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健二 五十嵐
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  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に電磁ポンプを備え、これによって燃料油
を吸入圧送してノズルから吐出噴霧燃焼させるガンタイ
プ油バーナにおける所謂脈動燃焼と燃焼時の騒音ならび
に燃料油の吐出の脈動変化することによる不完全燃焼ガ
スの排出を防止する所謂脈燃防止装置に関する。
〔従来の技術〕
現在、市場に於ける小型のガンタイプ油バーナは殆んど
電磁ポンプを備えることが趨性である。
この種の電磁ポンプは商用交流電源の交流電流を半波整
流したパルスによって駆動することを通常とする。
すなわち50Hz ; 60Hzの商用交流電源を用い
る場合、毎秒50回もしくは60回の圧力プランジャが
往復運動するが、この吐出脈動は、アキュムレータによ
って平滑化する手段が用いられる。
この種のアキュムレータは、ポンプの圧力側に対して気
密を保つダイヤフラム等の作動隔膜又はバランスプラン
ジャ及びこれらを前記圧力側に押圧してこれと平衡を保
つ弾性発條もしくは弾性ゴムなどの弾性体とを組合せた
構成とすることが一般的である。
次に、殊更説明するまでもないが、念のために第5図に
よって電磁ポンプを備えたガンタイプ油バーナの構成の
概要を説明する。
油槽68内の燃料油69は、吸入側配管67よりストレ
ーナ66を介して電磁ポンプ1に吸入され吐出側配管6
5を経てノズル61よりファーネス70の火炉71内に
吐出されて噴霧し、点火トランス63に結線された点火
栓62のスパークにより着火され、風車64の回転によ
り発生する風量を得て定常燃焼に入る。
アキュムレータ2は、従来技術にあっては、第8図、第
9図、第10図に開示される従来例の様に電磁ポンプの
本体4”、4”に配設されていた。
しかして、前記各従来技術においては、すなわち、従来
例の一部断面を表わす縦断説明図を示す第8図、第9図
および第9図のA−A断面を表わす第10図によってこ
れを説明すると、電磁ポンプコイル23“、23の軸心
縦貫孔に嵌設されたガイドケース5゛、5内およびポン
プ本体4“、4”に立設したシリンダ7内にそれぞれ嵌
合し、互いにタペット部31を介して当接しかつ補助バ
ネ9と戻しハネ10との間に圧支されて、前記電磁ポン
プコイル23’、23に付勢するパルス電流によって往
復運動することによって、燃料油を矢印aの様に吸入接
手11の吸入口12“、12からフィルタ13’ 、 
13を介してポンプ本体4”、4”′内に吸入し、つぎ
に吸入側逆止弁14“、14、圧力室33、吐出側逆止
弁15” 、 15、通路32“、32からガイドケー
ス5゛15内を貫流して、該ガイドケース5′、5の上
端部位に備えた遮断弁機構3゛、3の吐出接手16”、
16″に設けた吐出口17”、171の下端で上流側に
臨んで備えた遮断弁座1B’ 、 18を開成している
遮断弁体19’、19を経て吐出口17”、17”から
矢印すの様に吐出される。
前記電磁ポンプコイル23’、23は継鉄24’、24
を継鉄25’、25を介してポンプ本体4”、4″゛に
螺締結する等の方法をもって吐出接手16”、16”′
と共に固定される。
遮断弁機構3゛、3は、電磁ポンプ停止時に、ポンプ内
の残留圧力もしくは、油槽68の燃料油69がポンプよ
りも高所に設置されているときの油頭によって燃料油が
火炉71内に漏出することによるノズル孔の焦付や不燃
ガスの悪臭もしくは火災等を防止するためにポンプ停止
時に吐出口17”1171を遮断する所謂燃料遮断弁で
ある。
その構成は、電磁ポンプ作動中には、電磁気プランジャ
6が図に於て下方に往復行程の上死点を偏位して、遮断
弁体19゛ を遮断弁座18゛がら常に開成する特性を
利用して圧力プランジャ8に連結した弁筒51の上部に
ハネにより圧設した遮断弁体19“を備えて前記遮断弁
座18′  と係合せしめたもの、もしくは前記ガイド
ケース5の上端部位に設けた磁気ヘッド21に、遮断弁
体19を備えた電磁可動片20が電磁弁コイル22の通
電または切電によってそこに発生する磁力とバネの反発
力を交互に利用して吸着と開離を行い、遮断弁機構を開
閉する方法等である。
吐出側逆止弁15’ 、 15から通路34を経て圧力
調整機構35に導かれた圧力流体は、リリーフ弁座37
に係合するリリーフ弁体36を押圧する調圧バネ38の
反発力を加減して、ポンプの定常吐出圧力を例えば7k
gf/cm”に調整し、余剰圧力流体は通路39を経て
吸入口12’ 、 12側に戻される。
アキュムレータ2には、前記通路34から圧力流体が導
かれ、作動隔膜29を加圧する。このアキュムレータ2
は、例えば、アキュムレータ本体26′。
26”とキャップ27との間に前記作動隔膜29と弾性
体28を気密を保って挟設してなり、その伸縮によって
ポンプ脈動を平滑化させかつ蓄力作用をする。
以上の通り、前記従来技術で例示した様にこの種のポン
プとしてはポンプ本体の備えた吸入接手から吸入され、
吐出接手から吐出する燃料油が前記ポンプ本体からガイ
ドケース内を貫流する所謂インライン式の貫流型が選ば
れ近時ガンタイプ油バーナ用の電磁ポンプの殆んどがこ
の型式となっている。
その理由は、電磁コイルに発生する電気的抵抗により発
生する熱を前記貫流する燃料油が吸収して温度上昇を減
少させ、従って電磁コイルを小型かつ耐久力を増す経済
性と、出力の増加、および燃料油中の溶存ガスなどを細
分化して速やかに燃料油と共に吐出圧力の大きな変動を
防止する一方、電磁プランジャとガイドケース間の摺動
摩擦抵抗に対してそこを通過する燃料油が潤滑性を与え
てこれを減殺し、それによって摺動部の摩擦を防ぐ耐久
性を付与するなどの効果があるからである。
しかして、前述した従来例を含めて、所謂貫流型の従来
技術においては、すべてアキュムレータをポンプ本体に
付設している。そして前記圧力室から直接このアキュム
レータに圧力流体を通路によって導いた場合も同様であ
る。
この様な従来技術におけるポンプの吐出液体の脈動状態
は第6図の2に示される。図において縦軸にポンプの吐
出圧力P kgf/cm2をとり、横軸に時間t m5
ecをとって、電磁ポンプコイルに50Hzを半波整流
したパルス電流を付勢したときの吐出圧力波形を表わし
たものである。50Hzの場合の周期は20m5ecで
あり、周期中の吐出圧力は図示の様にミクロ的には1.
5kgf/cm2程度の変動をしている。
ブルドン管式の圧力計では、ポンプの運転中の吐出圧力
はブルドン管によるアキュムレータの作用効果を助け、
しかもブルドン管式の圧力計は極微小時間の圧力変動を
捉える能力が低いので吐出圧力は平滑化している様に見
えるが、圧力測定においてより分解能の高い圧電素子を
用いて測定すると図示の様に周期中の圧力変動は大きい
ものである。
現在一般に電磁ポンプを備えた比較的小型のガンタイプ
油バーナは、ブルドン式圧力計の耐久性に問題のある点
とコスト低減上これを備えていないのが現状である。こ
のようなポンプの吐出脈動は、ガンタイプ油バーナの吐
出噴霧燃焼時には当然脈動燃焼となり、突然このきびし
く規制されている家庭用もしくは業務用の小型ボイラ、
瞬間給湯機、暖房機にこのバーナを用いるときは不完全
燃焼ガスならびに有害ガスおよび騒音の発生など公害に
つながる。因に、ガンタイプ油バーナの場合、燃料油の
燃焼量はポンプの吐出圧力の平方根に比例して変動する
ものである。
また、火炉内が充分に加熱されていないバーナ着火時に
は、特に煤煙の発生量も比較的多くなる。
そして、ガンタイプ油バーナの場合は他の燃料蒸発式バ
ーナすなわち容器内にポンプから供給された燃料を予熱
気化させて燃焼させるものとは異なり、ポンプから圧送
吐出した霧化させた燃料油に直接着火燃焼させるから、
ポンプの吐出脈動はそのままバーナの脈動燃焼となり、
毎分毎時の燃料の燃焼量は平均してマクロ的には変動が
なくても、周期間の脈燃焼量はミクロ的には変動幅の大
きいものである。
つぎに、ガンタイプ油バーナを備えた家庭用ならびに小
業務用の瞬間給湯機、暖房機などは頻繁に使用する際や
、室温保持にバーナの燃焼を細かく規制してオンオフ繰
返し省エネルギーを計る際にバーナの着火時の爆燃音や
油煙の発生を抑制するために、いわゆるバーナの軟着火
の目的をもって、バーナ着火時に電磁ポンプの昇圧遅延
装置を設けることが近時要求されることが多い。
これは前述した様に、ノズルからの噴霧量は、吐出圧力
の平方根に比例するので、噴出圧力の低い時点、すなわ
ち噴霧量の少ない時点を捉えて、バーナに点火させ軟着
火することで前記トラブルを避けるものである。
前述した従来技術にもこの方法が採用されている。すな
わち第10図において、この昇圧遅延装置40を説明す
る。
調圧シリンダ44に摺動往復自在に嵌合して圧力側と背
圧側とを区画している調圧プランジャ45は、調圧バネ
46によって圧力側(図示する左側)に押圧されている
この調圧プランジャ45の図示の如くその軸心上の段付
貫孔には、これと隙間をもって本体4″に立設した弁棒
42が嵌設され、該弁棒42には前記背圧側と連通ずる
オリフィス47と、調圧プランジャ45の移動によって
前記圧力側を開閉するリング状の開閉弁体43を備える
バーナを着火しようとして電磁ポンプを始動の際、ポン
プ内の圧力流体は通路41から入り調圧プランジャ45
を調圧ハネ46の反発力に抗して押して図の右側へ移動
させ、そこで先ず開閉弁体43が前記段付の貫孔を開成
する。以下第7図の2によってこの昇圧遅延の状況を説
明する。第7図の2は、縦軸にポンプの吐出圧力P k
gf/cmzをとり、横軸に時間t m5ecをとる・ 図において、P1′点が前記開閉弁体43の開成時のポ
ンプの吐出圧力である。つぎに前記弁棒42のオリフィ
ス47からポンプの圧力流体は絞られながら調圧バネ4
6の反発力に抗して背圧側に調圧プランジャ45をやや
緩慢に移動させ、抑制弁体48を押圧して止る。前記圧
力側からオリフィス47を経て背圧側に廻った流体は通
路49を経て吸入口12側に回収される。この昇圧遅延
過程のP1′からPz’間のP1゛ に近い時点で電気
火花によって、バーナを点火させ、吐出圧力の上昇と共
にノズルからの噴霧燃料油を燃焼させ、p 31点に至
って定常吐出圧力例えば7kgf/cm2を保って燃焼
を継続させる。
この様に点火可能な吐出圧力Pl′点までは、ポンプの
吐出圧力が急上昇し、そこで着火燃焼に入りゃ緩慢にP
2゛点まで至るので前述の理由で着火時の爆音が低くお
さえられる。この昇圧遅延装置40の構成や作用効果に
ついては、さきに本出願人が提案し特開昭63−545
16号公報(特許公告決定)に開示せられた従来技術な
らびに特公昭63−64631号公報に開示されている
ので、これ以上の説明は省略する。
この昇圧遅延装置を備えた従来技術においては、図示の
様に、周期毎の吐出圧力変動幅が甚だ大きい。従って、
バーナの脈燃の弊害を一層強め、かつ煤の発生も甚だ多
くなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
解決しようとする問題点は、従来の電磁ポンプを備えた
ガンタイプ油バーナが何れも電磁ポンプの吐出脈動を平
滑化させるアキュムレータを備えているにかかわらず、
未だなお、脈動燃焼し、これによる燃焼騒音や、不安定
燃焼による悪臭、NoxCO等有害ガスの増加および煤
煙の発生の要因となるポンプの吐出圧力の脈動の変動か
大きいことと、さらにバーナ着火時の爆燃防止のために
昇圧遅延装置を備えたポンプを使用する場合に、その着
火時に煤煙や有害ガスの発生の多くなることを抑制防止
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、市場で最も多く利用されているところの吸入
口から燃料油を吸入し、電磁プランジャを嵌装した電磁
コイルの軸心縦貫孔に配設されたガイドケースを経て吐
出口からこれを吐出させる所謂貫流型の電磁ポンプを備
えたガンタイプ油バーナにおいて、前記電磁ポンプの作
動停止時に燃料油を遮断するために前記吐出口に臨むよ
うに前記電磁ポンプに内臓した遮断弁体の上流側に近接
して接続したアキュムレータを配設し、もって、前記電
磁ポンプの吐出脈動をさらに平滑化して、前記バーナの
脈燃、騒音ならびに不完全燃焼ガス等有害ガスの発生を
抑制防止した。
〔作用〕
前記した貫流型の電磁ポンプは、電磁プランジャと連動
する圧力プランジャ往復運動時、その往行程時にシIJ
ンダ内の流体を圧力室および吐出側逆止弁を経て通路か
らガイドケース内に圧送し、その復行程時に流体をポン
プ内に吸入するが、燃料油は前記ガイドケースを含むポ
ンプ内部に充満した時点で、前記復行程時に圧力プラン
ジャとシリンダ間の容積変化による量のみが吐出口から
吐出されるのである。すなわち、その往行程でシリンダ
からガイドケース内に圧送された燃料油は単に移動した
だけで吐出量とはならない。
そして、ポンプ本体内には吸入側逆止弁より下流側に吐
出側逆止弁およびそれぞれの通路を介して圧力調整機構
および昇圧遅延機構を含み、さらにガイドケース内にも
補助バネ、戻しバネ、さらには圧力プランジャ、電磁プ
ランジャならびに遮断弁機構などの運動体を含むからポ
ンプ内部の前記貫流経路およびこれに繋がる前記各機構
経路には、燃料油中の溶存ガスやこれらの気泡の滞留に
よって、従来技術の様にポンプ本体にアキュムレ−タを
備えたものは、パスカルの原理に基づき圧力伝達される
べき非圧縮性の燃料油を満たしているポンプの内部圧力
の極めて短時間内における変動に対応する圧力の伝達特
性が低下して、アキュムレータがポンプの圧力プランジ
ャの往復行程ごとに、すなわち、前記パルスの周期ごと
に圧力波形に示される脈動圧力に対して蓄力と平滑作用
が不充分であるものと考えられる。
それにも増して、圧力の平滑化が不充分で脈動波形幅の
多い要因は、前述した様に、圧力プランジャのシリンダ
内を往復作動時のガイドケース内の容積変化量が吐出量
となることで、これは圧力プランジャの往復運動時の容
積変化による脈動の発生箇所が、本体に備えたアキュム
レータよりも下流にあることを意味し、その上流にアキ
ュムレータを備えても、その作用効果は減殺され、前記
圧力変動幅は大きい。この要因を排除するために本願発
明においては、前記燃料油の貫流経路の終端の前記遮断
弁体の上流に近接して、即ち、前述した圧力プランジャ
の往復運動時にガイドケース内の容積変化による脈動の
発生源の下流にアキュムレータを接続配設したことによ
って、ポンプの吐出脈動の圧力変動幅を従来技術におけ
るものの凡そ20%以下にまで減少させ、その蓄力平滑
作用を改善した。
なお、その作用効果については、第6図の1、第7図に
示された通りであり、その詳細に関しては実施例の欄で
説明を捕捉する。
〔実施例〕
第1図は、本発明による装置の1実施例の一部断面を表
わした縦断面図、第2図は第1図のA−A断面説明図で
ある。第1図の実施例のものは、前記した第9図に示す
従来技術の改良で、貫流型の電磁ポンプ1の燃料油の貫
流経路の終端部の吐出口17に臨むように前記電磁ポン
プlに内臓した遮断弁機構3の遮断弁体19の上流側に
近接して、吐出接手16に設けた通路30を介して接続
されるアキュムレータ2を備えたものである。
従って、第2図に示される様に前記アキュムレータ2は
ポンプ本体4に備える必要はなく、図示する断面積もそ
れだけ縮小された。これにより、ポンプを取付ける際の
スペースも縮小されるので、前述した瞬間給湯機や暖房
機もそれだけ小型に出来るもので、小型化を要望される
家庭用、小業務用の機器には歓迎されるものである。
また、吸入接手11、吸入ならびに吐出側接手14゜1
5、圧力調整機構35、昇圧遅延装置40などは図示の
様にその断面が同一平面上にある必要もなく、必要に応
じて、成るものは上部もしくは下部の水平面に配設して
も何等差支なく、それによって−層平面上の取付スペー
スは縮小可能となる。
また、圧力調整機構35は、これを昇圧遅延装置40の
抑制弁体48の位置の図の右側にタンデム連節しても差
支ない。但しこの際には、抑制弁体484こ代えて、リ
リーフ弁座37とリリーフ弁体36を係合させ、調圧バ
ネ38の反発力が、圧力調整ハネ46の反発力による昇
圧遅延作用に影響を与えない様な構成にすると共に、リ
リーフ弁体36の背後にポンプの吐出圧力が所定値に達
したときに閉成し、所定圧力に達するまでは開成してい
る開閉弁を設け(実開平1−166777号公報参照)
この開閉弁から通路39を介して吸入口12に連通させ
ることも可能である。この場合には通路49を除去する
ことが必要である。
図示する符号の同一数字のものは前記第9図、第10図
のものと同じであるので、その説明は省略する。
このようにして、前記した脈動圧力の発生源の下流にア
キュムレータ2を配設してなる本発明の装置によって、
ノズルからの燃料油の吐出圧力波形の変動幅は、第6図
の1に、また同じバーナ軟着火のための昇圧遅延装置4
0による着火時の圧力変動波形は第7図の1にそれぞれ
示す様に、従来技術のものに比して大幅に平滑化される
第6図の1および第7図の1は、それぞれ縦軸に吐出圧
力P kgf/cm2、横軸に時間t m5ecをとっ
である。
なお、周知の様に、アキュムレータは、圧力変動波形に
おける波高の高い期間に内臓する弾性体が収縮してこの
圧力を吸収し、波高の低い期間にこの弾性体が収縮時に
蓄えた圧力を放出するこのサイクルを繰返すことによっ
て脈動圧力を平滑化すると共に蓄力作用を営み、この種
の電磁ポンプにアキュムレータを備えることによって脈
動を平滑せしめるのみならずその出力を増加させるもの
である。
しかし、従来技術における場合の様に吐出圧力の脈動に
よる圧力変動波形の幅が大きいことは、バーナの燃焼量
の変動も激しく、これに伴う燃焼用の風量が追随できず
、燃料の多いときは煤の発生も多くなり、騒音も高くな
り、これを繰返す結果となる。
これは、例えばヂーゼルエンジン車において、燃料油を
急にふかすと、煤煙と激しい騒音とを発生するのを街頭
においてしばしば散見することと同様で容易に理解され
よう。
本願発明の上記構成によって、ガンタイプ油バーナの前
述した従来技術による欠陥が大幅に改善されたものであ
る。
つぎに第3図は、本発明による装置の他の実施例の一部
断面を示す縦断面図、第4図は第3図のA−A断面説明
図である。
この第3図に示す実施例は、前記した第8図に示す従来
技術における遮断弁機構3゛の遮断弁体19゛ の上流
側に近接して、吐出接手16゛ に通路30を介して接
続するアキュムレータ2を備えたものである。
従って、第4図に示すようにポンプ本体4゛にはアキュ
ムレータを備えていない。
前記第1図の実施例において説明したリリーフ弁による
圧力調整機構35に代えて、本例の場合は減圧弁による
圧力調整機構35゛ を採用している。
この圧力調整機構35゛ は通路34から入る圧力流体
の圧力に対応し調圧バネ38゛ によって圧力側に押圧
されているバランスプランジャ形の受圧作動体と連節す
る絞弁体36′ と係合する絞弁圧37′ との間を通
過する流量を絞ることによってポンプの吐出圧力を所定
値に制御する減圧弁機構であって、燃料油はこれより通
路32゛ を経てガイドケース5゛内に入り、それから
貫流して吐出口17“から吐出される。アキュムレータ
2の作用と効果は、前述した第1図に示す実施例の場合
と同様である。
その他の図示した符号の同一数字のものは、前記第8図
、第2図と同じであるので、その説明は省略する。
第3図、第4図に示すこの実施例の装置による、ノズル
からの燃料油の吐出圧力波形の変動幅は、第6図の1に
示されるものとほぼ同様である。
昇圧遅延装置によるバーナ着火時の圧力変動波形は、第
7図の1に示されるものとほぼ同様で、実施例第1図、
第2図に示すものと同様の作用効果を得るものである。
従って、従来技術のものに比して、本願発明の上記構成
によるものは、ガンタイプ油バーナの脈動燃焼、騒音、
有害ガス、煤煙等の発生を極めて抑制減少させかつ防止
する。
〔発明の効果〕
以上説明した用に本発明による電磁ポンプを備えたガン
タイプ油バーナの脈燃防止装置は、就中、特許請求の範
囲に記載した構成としたことによって、電磁ポンプの貫
流経路の終端部の吐出口に臨む遮断弁体の上流側に近接
して接続し、前記貫流経路のポンプ脈動の発生源より下
流に備えたアキュムレータによってポンプの吐出脈動の
蓄力平滑化を有効に作用させるので、バーナの軟着犬侍
および定常燃焼時の脈動燃焼を抑制排除して、それによ
る騒音、有害ガス、煤煙、悪臭などの発生を防止できる
アキュムレータをポンプ本体に設けないのでポンプ本体
の構造が簡単かつ小型となり、ポンプ自体の取付スペー
スも減少し、バーナ全体も小型化できる経済性を与える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の1実施例の一部断面を表わす
縦断面図、 第2図は、第1図のA−A断面説明図、第3図は、本発
明の装置の他の実施例の一部断面を表わした縦断面図、 第4図は、第3図のA−A断面説明図、第5図は、電磁
ポンプを備えたガンタイプ油バーナの構成を示す概要説
明図、 第6図の1、第6図の2は、本発明の実施例および従来
技術による従来例の電磁ポンプをそれぞれ備えたガンタ
イプ油バーナにおけるノズルからの吐出圧力変動波形を
示す比較図、 第7図の1、第7図の2はバーナの軟着火のための昇圧
遅延装置を備えた本発明の実施例および同じ〈従来例と
の電磁ポンプをそれぞれ備えたガンタイプ油バーナにお
けるノズルからの吐出圧力変動波形を示す比較図、 第8図、第9図は、従来技術による電磁ポンプの一部断
面を表わした縦断面図、 第10図は、第9図に示す従来技術例のA−A断面説明
図である。 符号の説明 1.1′、1” 電磁ポンプ 2.2′  アキュムレータ 3.3゛  遮断弁機構 4.4″、4”、4”ポンプ本体 5  ガイドケース 6  電磁プランジャ 7   シリンダ 8  圧力プランジャ 11   吸入接手 12   吸入口 14.14’  吸入側逆止弁 15、15” 吐出側逆止弁 16、16’  吐出接手 17、17’  吐出口 19、19“ 遮断弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)電磁コイルにパルス電流を付勢して前記電磁コイル
    の軸心縦貫孔に嵌設したガイドケース内を往復運動する
    電磁プランジャに連動してシリンダ内を作動する圧力プ
    ランジャによって、吸入口から吸入側逆止弁、圧力室、
    吐出側逆止弁を介して前記ガイドケース内を貫流して、
    該ガイドケースの一端部位に備えた吐出口を経てノズル
    に至り、燃料油を吐出させる容積型の電磁ポンプを備え
    たガンタイプ油バーナーにおいて、前記電磁ポンプの作
    動停止時に燃料油を遮断するために前記吐出口に臨むよ
    うに前記電磁ポンプに内臓した遮断弁の上流側に近接し
    て接続したアキュームレータを配設し、もって前記電磁
    ポンプの吐出脈動をさらに平滑化して、前記バーナの脈
    燃、騒音ならびに不完全燃焼ガス等公ガスの発生を防止
    したことを特徴とする電磁ポンプを備えたガンタイプ油
    バーナの脈燃防止装置。
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DE102011115849B3 (de) * 2011-10-13 2012-05-10 Thomas Magnete Gmbh Vorrichtung zum Dosieren und Zerstäuben von Flüssigkeiten mit vorgespanntem Dämpfer
CN110486524A (zh) * 2019-09-10 2019-11-22 高满囡 通过机械力传递实现压力调节的电磁阀
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