JPH04203674A - 車両用無段変速機の変速駆動装置 - Google Patents
車両用無段変速機の変速駆動装置Info
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- JPH04203674A JPH04203674A JP33892490A JP33892490A JPH04203674A JP H04203674 A JPH04203674 A JP H04203674A JP 33892490 A JP33892490 A JP 33892490A JP 33892490 A JP33892490 A JP 33892490A JP H04203674 A JPH04203674 A JP H04203674A
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/421—Motor capacity control by electro-hydraulic control means, e.g. using solenoid valves
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、低速から中速までの車速域を対象とした車両
に好適に適用される流体式の無段変速機に係り、特にそ
の発進特性を向上させるために有効となる変速駆動装置
に関するものである。
に好適に適用される流体式の無段変速機に係り、特にそ
の発進特性を向上させるために有効となる変速駆動装置
に関するものである。
[従来の技術]
従来より、燃費及び/又は排ガスの見地から、スロット
ル開度に対応する最も望ましいエンジン速度が一般に定
められている。一方、無段変速機を用いれば、車速の如
何に拘らずエンジンを任意の速度で運転できる。このた
め、従来では無段変速機を変速駆動装置を介して制御し
、上述したスロットル開度とエンジン速度の望ましい関
係が満たされるようにしている。具体的に説明すると、
従来の一般的な無段変速機は、少なくとも入力側が可変
容積形である一対の液圧ポンプ/モータの間に可変速の
静圧伝動系を構成し、入力側液圧ポンプ/モータの押し
除け容積を零にした状態で出力速度/入力速度で表され
る速度比を略零にできるようにされている。これに対し
て、変速駆動装置は、一般にE CU (Electr
onic Control IJnit)を主体として
構成されており、スロットル開度(すなわちアクセル踏
込量)とエンジン速度とを検出し、スロットル開度に対
応してエンジン速度が目標値に保持されるように、EC
Uに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積をコント
ロールさせている。
ル開度に対応する最も望ましいエンジン速度が一般に定
められている。一方、無段変速機を用いれば、車速の如
何に拘らずエンジンを任意の速度で運転できる。このた
め、従来では無段変速機を変速駆動装置を介して制御し
、上述したスロットル開度とエンジン速度の望ましい関
係が満たされるようにしている。具体的に説明すると、
従来の一般的な無段変速機は、少なくとも入力側が可変
容積形である一対の液圧ポンプ/モータの間に可変速の
静圧伝動系を構成し、入力側液圧ポンプ/モータの押し
除け容積を零にした状態で出力速度/入力速度で表され
る速度比を略零にできるようにされている。これに対し
て、変速駆動装置は、一般にE CU (Electr
onic Control IJnit)を主体として
構成されており、スロットル開度(すなわちアクセル踏
込量)とエンジン速度とを検出し、スロットル開度に対
応してエンジン速度が目標値に保持されるように、EC
Uに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積をコント
ロールさせている。
この制御の概要を説明すると、■ドライバーがアクセル
を踏むことによりアクセルにリンクされてスロットルが
開き、■スロットル開度に対応する目標エンジン速度が
スロットル開度/目標エンジン速度チャートから求めら
れ、■実エンジン速度が目標値になるように無段変速機
の速度比が制御される(液圧ポンプ/モータの押し除け
容積を制御する)という流れになる。
を踏むことによりアクセルにリンクされてスロットルが
開き、■スロットル開度に対応する目標エンジン速度が
スロットル開度/目標エンジン速度チャートから求めら
れ、■実エンジン速度が目標値になるように無段変速機
の速度比が制御される(液圧ポンプ/モータの押し除け
容積を制御する)という流れになる。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、このような従来の変速駆動装置は太き(次の
3つの課題を抱える。
3つの課題を抱える。
第1.は、発進時アクセルを踏んでから動き出すまてに
時間遅れを生じ応答性が悪くなる点である。
時間遅れを生じ応答性が悪くなる点である。
すなわち、その原因を逐次追ってみると、■ドライバー
がアクセルを踏み込むことにより(アクセルとスロット
ルはステップ状に変化する)■目標エンジン速度SDは
ステップ状に大きく増加する。
がアクセルを踏み込むことにより(アクセルとスロット
ルはステップ状に変化する)■目標エンジン速度SDは
ステップ状に大きく増加する。
■しかし実エンジン速度SEは「1次遅れ十無駄時間」
で増加するので、暫くの間はSE<SDである。■そし
て、SE>SDとなって始めて、SEを下げるためにエ
ンジンに負荷を掛けるべく、入力側液圧ポンプ/モータ
の押し除け容積(それまでは零)を増加させる。■その
結果、圧液が出力側液圧ポンプ/モータに流れ込み始め
、車が動き出す。このように、上記のものはアクセルを
踏んでも、エンジンが高速になるまで入力側液圧ポンプ
/モータの容積変化は始まらず車が動き出さないという
欠点がある。
で増加するので、暫くの間はSE<SDである。■そし
て、SE>SDとなって始めて、SEを下げるためにエ
ンジンに負荷を掛けるべく、入力側液圧ポンプ/モータ
の押し除け容積(それまでは零)を増加させる。■その
結果、圧液が出力側液圧ポンプ/モータに流れ込み始め
、車が動き出す。このように、上記のものはアクセルを
踏んでも、エンジンが高速になるまで入力側液圧ポンプ
/モータの容積変化は始まらず車が動き出さないという
欠点がある。
第2は、エンジン速度のオーバーシュートが大きくなる
点である。すなわち、SE>SDとなった後もエンジン
負荷トルクがその時点でのスロットルに対応するエンジ
ン出力トルクを越えるまではSEは上昇を続けるので、
SEのオーバーシュートを生じる。例えば、一般のドラ
イバー感覚でアクセルを踏み込むと、スロットルがステ
ップ状に大きく開いてそのスロットル開度に対応するエ
ンジン出力トルクが大きくなる傾向が強く、この時点で
入力端液圧ポンプ/モータの押し除け容積は小さいので
、静圧伝動系の高圧側がリリーフ圧に達してもエンジン
負荷トルクは未だ小さく、そのためSEがSDを越えて
上昇し、その結果リリーフバルブも働いてしまう。すな
わち、車速の低い間はエンジン出力が過大であり、リリ
ーフを吹かすことにより余ったエネルギーを捨てながら
エンジンは空吹かしに近い状態でSEのオーバーシュー
トが起こる。このため、少なくともこの間は低燃費走行
を行うことができない欠点がある。
点である。すなわち、SE>SDとなった後もエンジン
負荷トルクがその時点でのスロットルに対応するエンジ
ン出力トルクを越えるまではSEは上昇を続けるので、
SEのオーバーシュートを生じる。例えば、一般のドラ
イバー感覚でアクセルを踏み込むと、スロットルがステ
ップ状に大きく開いてそのスロットル開度に対応するエ
ンジン出力トルクが大きくなる傾向が強く、この時点で
入力端液圧ポンプ/モータの押し除け容積は小さいので
、静圧伝動系の高圧側がリリーフ圧に達してもエンジン
負荷トルクは未だ小さく、そのためSEがSDを越えて
上昇し、その結果リリーフバルブも働いてしまう。すな
わち、車速の低い間はエンジン出力が過大であり、リリ
ーフを吹かすことにより余ったエネルギーを捨てながら
エンジンは空吹かしに近い状態でSEのオーバーシュー
トが起こる。このため、少なくともこの間は低燃費走行
を行うことができない欠点がある。
第3は、発進時の圧力変動が大きく、トルク変動が大き
くなる点である。前記理由でエンジン速度がオーバーシ
ュートした後で、制御遅れを取り戻すために入力側液圧
ポンプ/モータの押し除け容積を急いで増加させるため
、液圧伝動系を流れる圧液の流量が急増して圧力が急上
昇し、為にトルクが急増し、動き始めの加速度が過大に
なり易くスムーズな発進ができない(飛び出し感)とい
う欠点がある。
くなる点である。前記理由でエンジン速度がオーバーシ
ュートした後で、制御遅れを取り戻すために入力側液圧
ポンプ/モータの押し除け容積を急いで増加させるため
、液圧伝動系を流れる圧液の流量が急増して圧力が急上
昇し、為にトルクが急増し、動き始めの加速度が過大に
なり易くスムーズな発進ができない(飛び出し感)とい
う欠点がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであ
って、先ず車両において最も優先されるべき発進特性に
関わる上記第1、第3の課題を解決し、これを前提とし
て経済性に関わる上記第2の課題を解決することを目的
としている。
って、先ず車両において最も優先されるべき発進特性に
関わる上記第1、第3の課題を解決し、これを前提とし
て経済性に関わる上記第2の課題を解決することを目的
としている。
[課題を解決するための手段]
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。
段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る車両用無段変速駆動装置は、少
なくとも入力側が可変容積形である一対の液圧ポンプ/
モータの間に可変速の静圧伝動系を構成し、入力側液圧
ポンプ/モータの押し除け容積を零にした状態で出力速
度/入力速度で表される速度比を略零にできるようにさ
れた車両用無段変速機において、前記静圧伝動系の有効
差圧がアクセル踏込量(広義にはアクセル角度)に対応
した設定圧に保たれるように前記入力側液圧ポンプ/モ
ータの押し除け容積を負帰還制御することを特徴とする
。
なくとも入力側が可変容積形である一対の液圧ポンプ/
モータの間に可変速の静圧伝動系を構成し、入力側液圧
ポンプ/モータの押し除け容積を零にした状態で出力速
度/入力速度で表される速度比を略零にできるようにさ
れた車両用無段変速機において、前記静圧伝動系の有効
差圧がアクセル踏込量(広義にはアクセル角度)に対応
した設定圧に保たれるように前記入力側液圧ポンプ/モ
ータの押し除け容積を負帰還制御することを特徴とする
。
このような構成において、最適運転条件に沿った変速駆
動を可能にするためには、有効差圧と入力側液圧ポンプ
/モータの押し除け容積とからエンジン負荷トルクを求
め、このエンジン負荷トルクに対して最適開度となるよ
うにスロットルをフィードフォワード制御するのが望ま
しい。
動を可能にするためには、有効差圧と入力側液圧ポンプ
/モータの押し除け容積とからエンジン負荷トルクを求
め、このエンジン負荷トルクに対して最適開度となるよ
うにスロットルをフィードフォワード制御するのが望ま
しい。
[作用]
請求項1に係る構成を従来の装置に適用すれば、アクセ
ルを踏み込んでから動き出すまでの時間遅れを解消して
応答性を高め、同時に急激な飛び出しを防止することが
できる。すなわち、発進時にドライバーがアクセルを踏
み込むと、スロットルが連動してステップ状に変化する
(アクセルとスロットルが直結であるとの仮定による)
。この場合、有効差圧がアクセル踏込量に対応した設定
値に保持されるように入力端液圧ポンプ/モータの押し
除け容積がエンジン速度の上昇を待たずして負帰還制御
により変化し始める。すなわち、出力側液圧ポンプ/モ
ータが停止している状態で最初入力側液圧ポンプ/モー
タの押し除け容積が僅かに増大して有効差圧を生じ、こ
れにより出力側液圧ポンプ/モータが回転し始めると、
該ポンプ/モータが圧液を呑み込むことによる有効差圧
の低下を補償するため更に入力側液圧ポンプ/モータの
押し除け容積が増大する。このような作用が連鎖的に起
こって、アクセルを踏み込んだ瞬間から車速の増加とと
もに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積が増大し
ていく。このようにして有効差圧が安定して維持される
と、有効差圧は車体の加速度に比例し、この制御におい
てはアクセルを一定に保持している限り差圧一定、すな
わち加速度一定となるので(勿論アクセルの踏み込み加
減を変えることによってドライバーは意図した加速度に
調節できる)、アクセルを踏み込んだ瞬間から安定かつ
有効な牽引力が得られ、車が動き始めることになる。こ
のため、従来においてエンジン速度が立上るまでの「1
次遅れ十無駄時間」に相当する時間を解消し、応答性を
高めることが可能になる。しかも、この制御によれば、
従来の制御のように立上った後、制御遅れを取り戻すた
めに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積を急激に
増大させる必要がなく、不慮の飛び出しを招くことがな
くなる。これらの結果、上記構成は無段変速機搭載車両
を安定かつスムーズに変速駆動できるものとなる。
ルを踏み込んでから動き出すまでの時間遅れを解消して
応答性を高め、同時に急激な飛び出しを防止することが
できる。すなわち、発進時にドライバーがアクセルを踏
み込むと、スロットルが連動してステップ状に変化する
(アクセルとスロットルが直結であるとの仮定による)
。この場合、有効差圧がアクセル踏込量に対応した設定
値に保持されるように入力端液圧ポンプ/モータの押し
除け容積がエンジン速度の上昇を待たずして負帰還制御
により変化し始める。すなわち、出力側液圧ポンプ/モ
ータが停止している状態で最初入力側液圧ポンプ/モー
タの押し除け容積が僅かに増大して有効差圧を生じ、こ
れにより出力側液圧ポンプ/モータが回転し始めると、
該ポンプ/モータが圧液を呑み込むことによる有効差圧
の低下を補償するため更に入力側液圧ポンプ/モータの
押し除け容積が増大する。このような作用が連鎖的に起
こって、アクセルを踏み込んだ瞬間から車速の増加とと
もに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積が増大し
ていく。このようにして有効差圧が安定して維持される
と、有効差圧は車体の加速度に比例し、この制御におい
てはアクセルを一定に保持している限り差圧一定、すな
わち加速度一定となるので(勿論アクセルの踏み込み加
減を変えることによってドライバーは意図した加速度に
調節できる)、アクセルを踏み込んだ瞬間から安定かつ
有効な牽引力が得られ、車が動き始めることになる。こ
のため、従来においてエンジン速度が立上るまでの「1
次遅れ十無駄時間」に相当する時間を解消し、応答性を
高めることが可能になる。しかも、この制御によれば、
従来の制御のように立上った後、制御遅れを取り戻すた
めに入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容積を急激に
増大させる必要がなく、不慮の飛び出しを招くことがな
くなる。これらの結果、上記構成は無段変速機搭載車両
を安定かつスムーズに変速駆動できるものとなる。
ところで、このような構成は車両の変速性能を向上させ
るが、このままでは燃費及び/又は排ガスの見地からス
ロットル開度に対応する望ましいエンジン速度を実現す
るという内容を含まない。
るが、このままでは燃費及び/又は排ガスの見地からス
ロットル開度に対応する望ましいエンジン速度を実現す
るという内容を含まない。
すなわち、スロットル開度とエンジン速度が望ましい関
係になるということはスロットル開度とエンジン負荷ト
ルクが望ましい関係になるということであるが(何故な
らこれらは三位一体の関係にある)、上記制御ではエン
ジン負荷トルクは入力側液圧ポンプ/モータの押し除け
容積×有効差圧に略比例し、押し除け容積の一次関数と
して増大していく。このため、発進当初のエンジン負荷
トルクは小さい。これに対して、上記のごとくアクセル
とスロットルが直結である仮定のもとでは、通常の運転
感覚でアクセルを踏み込んだ場合、発進当初からエンジ
ンに高い出力トルクが一方的に現れる。これらの結果、
エンジンは当初無負荷若しくはそれに近い状態でオーバ
ーシュート気味に吹き上がり、その後負荷トルクが増大
するにつれて徐々に低減していくという経過を辿ること
になり、最適運転条件から外れたものとなる。また、こ
のような過剰なエンジン出力トルクが上記の変速駆動制
御に悪影響を及ぼさないとも限らない。
係になるということはスロットル開度とエンジン負荷ト
ルクが望ましい関係になるということであるが(何故な
らこれらは三位一体の関係にある)、上記制御ではエン
ジン負荷トルクは入力側液圧ポンプ/モータの押し除け
容積×有効差圧に略比例し、押し除け容積の一次関数と
して増大していく。このため、発進当初のエンジン負荷
トルクは小さい。これに対して、上記のごとくアクセル
とスロットルが直結である仮定のもとでは、通常の運転
感覚でアクセルを踏み込んだ場合、発進当初からエンジ
ンに高い出力トルクが一方的に現れる。これらの結果、
エンジンは当初無負荷若しくはそれに近い状態でオーバ
ーシュート気味に吹き上がり、その後負荷トルクが増大
するにつれて徐々に低減していくという経過を辿ること
になり、最適運転条件から外れたものとなる。また、こ
のような過剰なエンジン出力トルクが上記の変速駆動制
御に悪影響を及ぼさないとも限らない。
そこで、上記の構成に請求項2の構成を付加することが
一つの有効な手段となる。すなわち、上記の構成におい
ては有効差圧と入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容
積を知ることが容易であり、これらを乗じることによっ
てエンジン負荷トルクを求めることができる。そこで、
予めエンジン負荷トルクに対応する最適スロットル開度
は知られているので、スロットルをアクセルに連動させ
るかわりにそのような最適値にフィードフォワード制御
すれば、上述した変速駆動制御をより適正なものにする
と同時に、余剰エネルギーの発生を防いで低燃費及び/
又は低排ガスの条件に適合させることができる。
一つの有効な手段となる。すなわち、上記の構成におい
ては有効差圧と入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容
積を知ることが容易であり、これらを乗じることによっ
てエンジン負荷トルクを求めることができる。そこで、
予めエンジン負荷トルクに対応する最適スロットル開度
は知られているので、スロットルをアクセルに連動させ
るかわりにそのような最適値にフィードフォワード制御
すれば、上述した変速駆動制御をより適正なものにする
と同時に、余剰エネルギーの発生を防いで低燃費及び/
又は低排ガスの条件に適合させることができる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この変速駆動装置が適用される無段変速機Aは、第1図
に示すように、一対の可変容積形波圧ポンプ/モータ1
.2の間を液圧回路3で接続し、通称HS T (Hy
drostatic Transmission)と呼
ばれる可変速の静圧伝動系aを構成している。これらの
液圧ポンプ/モータ1.2には、例えば特願昭56−1
75190号に示される如きビントルの偏心によって容
積変化を実現する静圧バランスタイプのものが好適に用
いられる。そして、入力側の液圧ポンプ/モータ(以下
、液圧ポンプと称する)1にガソリンエンジン4を連結
し、出力側の液圧ポンプ/モータ(以下、液圧モータと
称する)2に減速機5を介して車輪6を連結している。
に示すように、一対の可変容積形波圧ポンプ/モータ1
.2の間を液圧回路3で接続し、通称HS T (Hy
drostatic Transmission)と呼
ばれる可変速の静圧伝動系aを構成している。これらの
液圧ポンプ/モータ1.2には、例えば特願昭56−1
75190号に示される如きビントルの偏心によって容
積変化を実現する静圧バランスタイプのものが好適に用
いられる。そして、入力側の液圧ポンプ/モータ(以下
、液圧ポンプと称する)1にガソリンエンジン4を連結
し、出力側の液圧ポンプ/モータ(以下、液圧モータと
称する)2に減速機5を介して車輪6を連結している。
前記液圧ポンプ1の押し除け容積DPの最大値DPMA
、と前記液圧モータ2の押し除け容積DMの最大値DM
MAXとは、この場合等しい値に設定されている。また
、前記静圧伝動系aはブーストポンプ7によりバックア
ップされるとともに、リリーフ弁8により圧力破損から
保護されている。このような無段変速機Aにおいて、エ
ンジン4の速度をSE、液圧モータ2の速度をSM(車
速Vに比例)とした場合に、速度比eはSM/SEで表
わすことができる。そして、この速度比eを、第2図に
示す如く液圧モータ2の押し除け容積DMを当初最大値
DMMAxに保持した状態で液圧ポンプ1の押し除け容
積DPを0からDPMAXまで増大させることにより0
<e≦1の間で変化させ、さらに、液圧ポンプ1の押し
除け容積DPを最大値DPMAXに保持した状態で液圧
モータ2の押し除け容積DMをDMMAXから0に向か
って減少させることにより1<eの領域で変化させるこ
とができるようになっている。
、と前記液圧モータ2の押し除け容積DMの最大値DM
MAXとは、この場合等しい値に設定されている。また
、前記静圧伝動系aはブーストポンプ7によりバックア
ップされるとともに、リリーフ弁8により圧力破損から
保護されている。このような無段変速機Aにおいて、エ
ンジン4の速度をSE、液圧モータ2の速度をSM(車
速Vに比例)とした場合に、速度比eはSM/SEで表
わすことができる。そして、この速度比eを、第2図に
示す如く液圧モータ2の押し除け容積DMを当初最大値
DMMAxに保持した状態で液圧ポンプ1の押し除け容
積DPを0からDPMAXまで増大させることにより0
<e≦1の間で変化させ、さらに、液圧ポンプ1の押し
除け容積DPを最大値DPMAXに保持した状態で液圧
モータ2の押し除け容積DMをDMMAXから0に向か
って減少させることにより1<eの領域で変化させるこ
とができるようになっている。
このような構成において、本実施例は前記液圧ポンプ1
の容積変化をもたらすその操作端1aにプレッシャーコ
ンペンセータ9を接続するとともに、エンジン4内のス
ロットル弁4aとアクセル11の間をアクセルモジュレ
ータ12を介して別体のワイヤ12a、12bで接続し
、これらプレッシャーコンペンセータ9及びアクセルモ
ジュレータ12をECUIOを通して制御するようにし
ている。すなわち、プレッシャーコンペンセータ9は、
ECUIOがアクセル11の踏込量ACLに対応した設
定圧P。を実現するための信号s1を出力した場合に、
前記液圧ポンプ1の吐出圧と吸込圧の有効差圧ΔPをそ
の信号s1に係る設定圧P。に等しくするまで液圧ポン
プ1の押し除け容積DPを変化させる機能を有したもの
で、この実施例で設定圧P。は第3図中実線で示すよう
にアクセル踏込量ACLに略正比例して与えられるよう
にしである。そのプレッシャーコンペンセータ9の具体
的な構成例としては、図示しないが、液圧ポンプ1にデ
ユーティ−制御弁を接続し、前記ECUIOからアクセ
ル踏込量AcLに比例した設定圧信号s1がこのデユー
ティ−制御弁に入力されることにより内部で設定圧P。
の容積変化をもたらすその操作端1aにプレッシャーコ
ンペンセータ9を接続するとともに、エンジン4内のス
ロットル弁4aとアクセル11の間をアクセルモジュレ
ータ12を介して別体のワイヤ12a、12bで接続し
、これらプレッシャーコンペンセータ9及びアクセルモ
ジュレータ12をECUIOを通して制御するようにし
ている。すなわち、プレッシャーコンペンセータ9は、
ECUIOがアクセル11の踏込量ACLに対応した設
定圧P。を実現するための信号s1を出力した場合に、
前記液圧ポンプ1の吐出圧と吸込圧の有効差圧ΔPをそ
の信号s1に係る設定圧P。に等しくするまで液圧ポン
プ1の押し除け容積DPを変化させる機能を有したもの
で、この実施例で設定圧P。は第3図中実線で示すよう
にアクセル踏込量ACLに略正比例して与えられるよう
にしである。そのプレッシャーコンペンセータ9の具体
的な構成例としては、図示しないが、液圧ポンプ1にデ
ユーティ−制御弁を接続し、前記ECUIOからアクセ
ル踏込量AcLに比例した設定圧信号s1がこのデユー
ティ−制御弁に入力されることにより内部で設定圧P。
を発生するようにしておく。そして、その設定圧P。を
この液圧ポンプ1の操作端1aたる内設スプールの一端
側に作用させる一方、該スプールの他端側に実際の有効
差圧ΔPを拮抗状態で作用させておくことにより、有効
差圧ΔPが設定圧P。よりも小さければスプールが一方
に動いて押し除け容積DPの増大方向にビントル駆動用
コントロールピストンに圧液を導入し、有効差圧ΔPが
設定圧P。よりも大きければスプールが他方に動いて押
し除け容積DPの減少方向にそのコントロールピストン
に圧液を導入することができるようにしておく。
この液圧ポンプ1の操作端1aたる内設スプールの一端
側に作用させる一方、該スプールの他端側に実際の有効
差圧ΔPを拮抗状態で作用させておくことにより、有効
差圧ΔPが設定圧P。よりも小さければスプールが一方
に動いて押し除け容積DPの増大方向にビントル駆動用
コントロールピストンに圧液を導入し、有効差圧ΔPが
設定圧P。よりも大きければスプールが他方に動いて押
し除け容積DPの減少方向にそのコントロールピストン
に圧液を導入することができるようにしておく。
また、アクセルモジュレータ12は、例えば特願昭61
−136968号に加速調節装置として示されているも
ので、アクセル11とスロットル弁4aを連結するワイ
ヤを前段部12aと後段部12bに分断し、その分断部
分にアクセル踏込量ACLを差動分配して前記スロット
ル弁4a及び可変式の固定機構に出力する差動歯車を配
置している(図示省略)。そして、固定機構の固定位置
が外部からの操作で移動されることによって、ワイヤ1
2aに対するワイヤ12bの変位を減じ、その結果アク
セル踏込JilACLに対するスロットル開度THLを
減少方向にシフトさせることができるようになっている
。そして、前記液圧ポンプ1に偏心センサ1bが設けて
あり、ECUIOはその検出信号S2を介して取り出し
た押し除け容積DPと上記設定圧(有効差圧)Poとを
乗じることによってエンジン負荷トルクTEを求める一
方(第3図及び第5図参照)、このECUIOに予め燃
費及び/又は排ガスの見地からエンジン負荷トルクTE
に対して最適と考えられるスロットル開度THLをテー
ブル化して記憶させておき(このTHLは第6図に示す
最適運転ライン上の各動作点に対応している)、そのよ
うなスロットル開度THLが得られるように前記アクセ
ルモジュレータ12の固定機構可変用アクチュエータ等
に制御信号s3を出力してスロットル弁4aを逐次フィ
ードフォワード制御するようにしている。
−136968号に加速調節装置として示されているも
ので、アクセル11とスロットル弁4aを連結するワイ
ヤを前段部12aと後段部12bに分断し、その分断部
分にアクセル踏込量ACLを差動分配して前記スロット
ル弁4a及び可変式の固定機構に出力する差動歯車を配
置している(図示省略)。そして、固定機構の固定位置
が外部からの操作で移動されることによって、ワイヤ1
2aに対するワイヤ12bの変位を減じ、その結果アク
セル踏込JilACLに対するスロットル開度THLを
減少方向にシフトさせることができるようになっている
。そして、前記液圧ポンプ1に偏心センサ1bが設けて
あり、ECUIOはその検出信号S2を介して取り出し
た押し除け容積DPと上記設定圧(有効差圧)Poとを
乗じることによってエンジン負荷トルクTEを求める一
方(第3図及び第5図参照)、このECUIOに予め燃
費及び/又は排ガスの見地からエンジン負荷トルクTE
に対して最適と考えられるスロットル開度THLをテー
ブル化して記憶させておき(このTHLは第6図に示す
最適運転ライン上の各動作点に対応している)、そのよ
うなスロットル開度THLが得られるように前記アクセ
ルモジュレータ12の固定機構可変用アクチュエータ等
に制御信号s3を出力してスロットル弁4aを逐次フィ
ードフォワード制御するようにしている。
このような構成によると、既に述べた作用により、無段
変速機Aの発進特性を向」ニさせ、同時に燃費を改善す
ることができる。すなわち、発進時にドライバーがアク
セル11を踏み込むと、スロットル弁4aはアクセルモ
ジュレータ12の挙動を通じて最適開度THLに開き、
エンジン4に過不足ない燃料を送り込む。一方、これと
並行して、液圧ポンプ1の押し除け容積DPがエンジン
速度SEの上昇を待たずして負帰還制御により変化し、
アクセル踏込量ACLに比例した有効差圧ΔP(=P。
変速機Aの発進特性を向」ニさせ、同時に燃費を改善す
ることができる。すなわち、発進時にドライバーがアク
セル11を踏み込むと、スロットル弁4aはアクセルモ
ジュレータ12の挙動を通じて最適開度THLに開き、
エンジン4に過不足ない燃料を送り込む。一方、これと
並行して、液圧ポンプ1の押し除け容積DPがエンジン
速度SEの上昇を待たずして負帰還制御により変化し、
アクセル踏込量ACLに比例した有効差圧ΔP(=P。
)を維持する。すなわち、液圧モータ2 ゛が停
止している状態で最初液圧ポンプ1の押し除け容積DP
が僅かに増大して有効差圧P。を生じ、これにより液圧
モータ2が回転し始めると、この液圧モータ2が圧液を
呑み込むことによる有効差圧P。の低下を補償するため
更に液圧ポンプ1の押し除け容積DPが増大する。この
ような作用が連鎖的に起こって、アクセル11を踏み込
んだ瞬間から車速Vの増加とともに液圧ポンプ1の押し
除け容積DPが増大していく。このようにして有効差圧
P。が安定して維持されると、有効差圧P。は車体の加
速度に比例し、この制御においてはアクセル11を一定
に保持している限り差圧P。
止している状態で最初液圧ポンプ1の押し除け容積DP
が僅かに増大して有効差圧P。を生じ、これにより液圧
モータ2が回転し始めると、この液圧モータ2が圧液を
呑み込むことによる有効差圧P。の低下を補償するため
更に液圧ポンプ1の押し除け容積DPが増大する。この
ような作用が連鎖的に起こって、アクセル11を踏み込
んだ瞬間から車速Vの増加とともに液圧ポンプ1の押し
除け容積DPが増大していく。このようにして有効差圧
P。が安定して維持されると、有効差圧P。は車体の加
速度に比例し、この制御においてはアクセル11を一定
に保持している限り差圧P。
一定、すなわち加速度一定となるので(勿論アクセル1
1の踏み込み加減を変えることによってドライバーは意
図した加速度に調節できる)、第4図に示すように当初
から一定して有効な牽引力Fが得られ、アクセル11を
踏み込んだ瞬間から車が動き始めることになる。このた
め、従来においてエンジン速度SEが立上るまでの「1
次遅れ+無駄時間」に相当する時間を解消し、応答性を
高めることが可能になる。しかも、この制御は、従来の
制御のように立上った後、制御遅れを取り戻すために液
圧ポンプ1の押し除け容積DPを急激に増大させるとい
った必要がなく、不慮の飛び出しを招くことがな(なる
。これらの結果、この実施例は図示無段変速機Aを搭載
した車両を安定かつスムーズに変速駆動できるものとな
る。その上、スロットル開度THLが常に最適値にフィ
ードフォワード制御されるので、上述した変速駆動制御
において発進時にエンジン4が無負荷あるいはそれに近
い状態でオーバーシュートぎみに吹き上がることがなく
なり、上記の変速制御自体をより適正化すると同時に、
余剰エネルギーの発生を防いで低燃費及び/又は低排ガ
スの条件に適合させることができる。
1の踏み込み加減を変えることによってドライバーは意
図した加速度に調節できる)、第4図に示すように当初
から一定して有効な牽引力Fが得られ、アクセル11を
踏み込んだ瞬間から車が動き始めることになる。このた
め、従来においてエンジン速度SEが立上るまでの「1
次遅れ+無駄時間」に相当する時間を解消し、応答性を
高めることが可能になる。しかも、この制御は、従来の
制御のように立上った後、制御遅れを取り戻すために液
圧ポンプ1の押し除け容積DPを急激に増大させるとい
った必要がなく、不慮の飛び出しを招くことがな(なる
。これらの結果、この実施例は図示無段変速機Aを搭載
した車両を安定かつスムーズに変速駆動できるものとな
る。その上、スロットル開度THLが常に最適値にフィ
ードフォワード制御されるので、上述した変速駆動制御
において発進時にエンジン4が無負荷あるいはそれに近
い状態でオーバーシュートぎみに吹き上がることがなく
なり、上記の変速制御自体をより適正化すると同時に、
余剰エネルギーの発生を防いで低燃費及び/又は低排ガ
スの条件に適合させることができる。
なお、前記アクセルモジュレータを用いる代わりに、ス
ロットル弁に対して直列に補助スロットル弁を設け、こ
の補助スロットル弁をECUで制御し燃料供給を規制す
るようにしてもよい。また、前記実施例では第3図に示
す如く設定圧P。がアクセル踏込量ACLに略正比例し
て増大するように設定しであるが、例えば上記制御をQ
<e≦1までで終わらせ、l<eにおいて従来通りの制
御(すなわちアクセル踏込量に対応した目標エンジン速
度が与えられるようにスロットル開度を制御する)に移
行したい場合には、移行の瞬間にトルク変動を生じてシ
ョックを受けることがないようにアクセル踏込量ACL
に対応した設定圧Poを第3図中想像線で示すように若
干修正しておくことも有効となる。さらに、前記実施例
では有効差圧ΔPを液圧ポンプの吐畠圧−吸込圧間の差
圧としているが、吐出圧−大気圧間の差圧や吐出圧の絶
対値(すなわち圧力0との差圧)も有効差圧として利用
することができる。さらにまた、前記実施例のスロット
ル制御に代えて、おもにディーゼルエンジンに用いられ
るオーバースピードガバナーを設ける態様も考えられ、
ポンプ/モータの形状も、入力側、出力側ともに可変容
量形でもよく、入力側と出力側の最大押し除け容積が異
なっていてもよく、容量可変方式も斜板式、斜軸式等自
由である。また、容量制御機構としては油圧アクチュエ
ータやステッピングモータを用いたサーボ機構など周知
の手段が用いられる。その他、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
ロットル弁に対して直列に補助スロットル弁を設け、こ
の補助スロットル弁をECUで制御し燃料供給を規制す
るようにしてもよい。また、前記実施例では第3図に示
す如く設定圧P。がアクセル踏込量ACLに略正比例し
て増大するように設定しであるが、例えば上記制御をQ
<e≦1までで終わらせ、l<eにおいて従来通りの制
御(すなわちアクセル踏込量に対応した目標エンジン速
度が与えられるようにスロットル開度を制御する)に移
行したい場合には、移行の瞬間にトルク変動を生じてシ
ョックを受けることがないようにアクセル踏込量ACL
に対応した設定圧Poを第3図中想像線で示すように若
干修正しておくことも有効となる。さらに、前記実施例
では有効差圧ΔPを液圧ポンプの吐畠圧−吸込圧間の差
圧としているが、吐出圧−大気圧間の差圧や吐出圧の絶
対値(すなわち圧力0との差圧)も有効差圧として利用
することができる。さらにまた、前記実施例のスロット
ル制御に代えて、おもにディーゼルエンジンに用いられ
るオーバースピードガバナーを設ける態様も考えられ、
ポンプ/モータの形状も、入力側、出力側ともに可変容
量形でもよく、入力側と出力側の最大押し除け容積が異
なっていてもよく、容量可変方式も斜板式、斜軸式等自
由である。また、容量制御機構としては油圧アクチュエ
ータやステッピングモータを用いたサーボ機構など周知
の手段が用いられる。その他、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形が可能である。
[発明の効果コ
本発明に係る変速駆動装置を車両用無段変速機に適用す
ると、応答遅れや飛び出し感を解消し、発進時の変速駆
動を安定かつスムーズに行わせることが可能になる。ま
た、このような構成下にあっては、発進時におけるエン
ジンのオーバーシュートを防ぐことも容易であり、燃費
向上を図ることが可能になる。これらの結果、本発明は
発進を頻繁に行う市街地走行時などに特に実益を伴うも
のとなる。
ると、応答遅れや飛び出し感を解消し、発進時の変速駆
動を安定かつスムーズに行わせることが可能になる。ま
た、このような構成下にあっては、発進時におけるエン
ジンのオーバーシュートを防ぐことも容易であり、燃費
向上を図ることが可能になる。これらの結果、本発明は
発進を頻繁に行う市街地走行時などに特に実益を伴うも
のとなる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は回路図、第2
図は無段変速機の速度比と押し除け容積の関係を示すグ
ラフ、第3図はアクセル踏込量と設定圧の関係を示すグ
ラフ、第4図は速度比と牽引力の関係を示すグラフ、第
5図は速度比とエンジン負荷トルクの関係を示すグラフ
、第6図はエンジンスピードとエンジン負荷トルクの関
係を示すグラフである。 1・・・入力側液圧ポンプ/モータ(液圧ポンプ)2・
・・出力側液圧ポンプ/モータ(液圧モータ)4a・・
・スロットル弁 a・・・静圧伝動系 A・・・無段変速機 e・・・速度比 ΔP・・・有効差圧 DP、DM・・・押し除け容積 ACL・・・アクセル角度(アクセル踏込量)Po・・
・設定圧 TE・・・エンジン負荷トルク THL・・・スロットル開度
図は無段変速機の速度比と押し除け容積の関係を示すグ
ラフ、第3図はアクセル踏込量と設定圧の関係を示すグ
ラフ、第4図は速度比と牽引力の関係を示すグラフ、第
5図は速度比とエンジン負荷トルクの関係を示すグラフ
、第6図はエンジンスピードとエンジン負荷トルクの関
係を示すグラフである。 1・・・入力側液圧ポンプ/モータ(液圧ポンプ)2・
・・出力側液圧ポンプ/モータ(液圧モータ)4a・・
・スロットル弁 a・・・静圧伝動系 A・・・無段変速機 e・・・速度比 ΔP・・・有効差圧 DP、DM・・・押し除け容積 ACL・・・アクセル角度(アクセル踏込量)Po・・
・設定圧 TE・・・エンジン負荷トルク THL・・・スロットル開度
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、少なくとも入力側が可変容積形である一対の液圧ポ
ンプ/モータの間に可変速の静圧伝動系を構成し、入力
側液圧ポンプ/モータの押し除け容積を零にした状態で
出力速度/入力速度で表される速度比を略零にできるよ
うにされた車両用無段変速機に適用されるものであって
、前記静圧伝動系の有効差圧がアクセル角度に対応した
設定圧に保たれるように前記入力側液圧ポンプ/モータ
の押し除け容積を負帰還制御することを特徴とする車両
用無段変速機の変速駆動装置。 2、有効差圧と入力側液圧ポンプ/モータの押し除け容
積とからエンジン負荷トルクを求め、このエンジン負荷
トルクに対して最適開度となるようにスロットルをフィ
ードフォワード制御することを特徴とする請求項1記載
に係る車両用無段変速機の変速駆動装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33892490A JP2874339B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両用無段変速機の変速駆動装置 |
US07/915,825 US5337629A (en) | 1990-11-30 | 1991-11-27 | Continuously variable transmission with corrected differential pressure in a low speed mode |
EP19910920801 EP0513382A4 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-27 | Stepless speed change gear for vehicle |
KR1019920701724A KR920704048A (ko) | 1990-11-30 | 1991-11-27 | 차량용 무단변속기 |
PCT/JP1991/001624 WO1992009833A1 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-27 | Stepless speed change gear for vehicle |
CN91107589A CN1065324A (zh) | 1990-11-30 | 1991-11-30 | 车辆用无级变速器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33892490A JP2874339B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両用無段変速機の変速駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04203674A true JPH04203674A (ja) | 1992-07-24 |
JP2874339B2 JP2874339B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=18322609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33892490A Expired - Lifetime JP2874339B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 車両用無段変速機の変速駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874339B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002372148A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Kayaba Ind Co Ltd | Hst車両の制御装置 |
WO2015097912A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
WO2015097900A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
WO2015097901A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
CN106763743A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种静液压传动移动换档控制方法及系统 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33892490A patent/JP2874339B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002372148A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Kayaba Ind Co Ltd | Hst車両の制御装置 |
WO2015097912A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
WO2015097900A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
WO2015097901A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 株式会社小松製作所 | フォークリフト及びフォークリフトの制御方法 |
CN104884144A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-09-02 | 株式会社小松制作所 | 叉车及叉车的控制方法 |
CN104884380A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-09-02 | 株式会社小松制作所 | 叉车及叉车的控制方法 |
US9221657B2 (en) | 2013-12-27 | 2015-12-29 | Komatsu Ltd. | Forklift and control method of forklift |
CN104884144B (zh) * | 2013-12-27 | 2016-10-19 | 株式会社小松制作所 | 叉车及叉车的控制方法 |
US9580075B2 (en) | 2013-12-27 | 2017-02-28 | Komatsu Ltd. | Forklift and control method of forklift |
US9676600B2 (en) | 2013-12-27 | 2017-06-13 | Komatsu Ltd. | Forklift and control method of forklift |
CN106763743A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种静液压传动移动换档控制方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2874339B2 (ja) | 1999-03-24 |
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