JPH04202623A - けい素鋼熱延板の脱スケール方法 - Google Patents

けい素鋼熱延板の脱スケール方法

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JPH04202623A
JPH04202623A JP33061790A JP33061790A JPH04202623A JP H04202623 A JPH04202623 A JP H04202623A JP 33061790 A JP33061790 A JP 33061790A JP 33061790 A JP33061790 A JP 33061790A JP H04202623 A JPH04202623 A JP H04202623A
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JP
Japan
Prior art keywords
silicon steel
annealing
descaling
hot rolled
hot
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Pending
Application number
JP33061790A
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English (en)
Inventor
Sunao Takeda
武田 砂夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、けい素鋼熱延板の脱スケール方法に関し、
特に有利な酸洗を行う手法についての開発成果を提案す
る。
けい素鋼板は一般に変圧器や発電機のモーターなどに用
いられ、その特性として高い磁束密度と低い鉄損が要求
される。特に近年は、省エネルギーの観点からその要求
が強い。
けい素鋼板の製造は、けい素鋼スラブを熱間圧延して得
た熱延板の表面酸化スケールを酸洗によって除去した後
、冷間圧延、次いで仕上げ焼鈍の各工程を経て行うのが
通例で、さらに上記の緒特性の向上に対する要求を満足
させるため、冷間圧延工程の前に熱延板焼鈍を施すこと
が多い。
上記製造工程における脱スケールが不完全であると、製
品けい素鋼板の表面性状及び磁気特性の点で不利となる
ため、熱延板に付着したスケールは完全に除去する必要
がある。さらにけい素鋼熱延板(以下単に熱延板と示す
)の脱スケール性が、主要成分としてSiを含有するた
め一般鋼に比べて劣ることからも、該熱延板に対する酸
洗は不可欠である。
(従来の技術) この熱延板の酸洗においては上記の脱スケール性が問題
になる一方、酸洗が過度に施されると粒界侵食が生じる
懸念がある。すなわち熱間圧延後の熱延板を高温で巻取
る際には表層部の粒界酸化が不可避に生じ、≠して次工
程の酸洗を必要以上に続けると、この酸化された粒界が
優先的に侵食されて窪みが形成され、引続(冷間圧延で
の微小クラックの発生原因となって圧延後の表面性状を
劣化する。さらに微小クランクは仕上焼鈍の際に微細粒
の発生核となり、磁気特性とくに鉄損の劣化をもたらす
上、絶縁被膜の均一化を阻害する等の問題となる。
特開平2463321号公報には、脱スケール性に加え
粒界侵食の抑制をも配慮した酸洗条件に関し、特に酸洗
時間を制御することが開示されている。
この方法は粒界侵食をまねかずにスケールを除去し得る
酸洗時間の範囲を鋼種毎に定めたもので、従って鋼種に
応じて酸洗時間を調整する点で煩雑であり、例えば生産
性の向上や電力コストの低減等の要請から、酸洗設備の
許容通板速度の上限側での操業を実施することは困難で
ある。
(発明が解決しようとする課題) そこでこの発明は、鋼種に応じた酸洗条件の変更を不要
とした、すなわち同一条件下での連続した酸洗を実現す
るための新たな方途について提案することを目的とする
(課題を解決するための手段) この発明は、けい素鋼スラブを熱間圧延して熱延板とな
し、その熱延板を焼鈍し酸洗を施した後、1回又は2回
の冷間圧延を含む通常のけい素鋼板製造工程を経て、け
い素鋼板を製造するにあたり、上記熱延板焼鈍を、鋼板
温度が400℃以上となる温度領域におけるガス燃焼条
件が、空気比1.0以上又は空気比1.0未満となる雰
囲気中で行うことで焼鈍後の熱延板の脱スケール性を一
定範囲に調整し、次いで連続した酸洗を同一条件下で行
うことを特徴とするけい素鋼熱延板の脱スケール方法で
ある。
また実施に当たり、焼鈍を経た熱延板に対して、メカニ
カルデスケーリングを施すことが有利に適合する。
(作用) 熱延板の焼鈍は通常直火式の連続焼鈍によって行われ、
焼鈍炉の人口及び出口はシールされて炉内と外気(大気
)とを隔絶しているため、燃焼ガスの空気比を変化する
ことで炉内雰囲気を酸化性又は非酸化性に調整可能であ
る。
そしてこの発明では、熱延板焼鈍における炉内雰囲気を
制御することによって、鋼種に拘らず焼鈍後の熱延板の
スケールをほぼ同し厚さにし、脱スケール性を一定範囲
に調整し、その後の酸洗を同一条件下で行っても均質の
表面状態を得られるようにしたものである。
すなわち第1図に熱延板焼鈍における燃焼ガス雰囲気中
の空気比とその後の塩酸を用いた酸洗におけるスケール
除去完了時間(脱スケール時間)との関係を示すように
、空気比1.0を境にして脱スケール時間の短縮をはか
ることができ、この作用は鋼板のSi含有量が1.0 
wt%以上で顕著であることがわかる。
従って脱スケール時間を長くしたい場合は空気比1.0
以上の酸化性燃焼ガス雰囲気中で焼鈍を行い、逆に脱ス
ケール時間を短くしたい場合は空気比1.0未満の非酸
化性燃焼ガス雰囲気中で焼鈍を行えばよく、これらを適
宜組み合わすことによって、複数鋼種の連続酸洗を同一
条件下で行うことが可能である。例えば同図において、
Si含有量が1.04%の熱延板は空気比1.0未満の
非酸化性燃焼ガス雰囲気中で焼鈍を行う一方、Si含有
量が0.2 wt%の熱延板は空気比1.0以上の酸化
性燃焼ガス雰囲気中で焼鈍を行えば、その後の酸洗にお
ける両者の脱スケール時間はほぼ同一となる。
さらに上記の焼鈍を経た熱延板にメカニカルデスケーリ
ングを施すことによって、酸洗前の脱スケール性の均一
化に助成させる。ここにメカニカルデスケーリングは、
ショツトブラスト法、サンドブラスト法、研削法、軽圧
下圧延法(スキンパス圧延)、繰り返し曲げ法等を通用
できる。
メカニカルデスケーリングの一例としてショツトブラス
ト法によるデスケーリングを焼鈍後の熱延板に施した場
合について、その後の酸洗における脱スケール時間とシ
ョット投射量との関係を第2図に示す。同図に示すよう
に、ショット投射により脱スケール時間を短縮でき、さ
らにショット投射量を40kg/m2以上とすれば前工
程の焼鈍雰囲気に拘らず脱スケール時間がほぼ同一とな
ることがわかる。なお図示例ではショット投射量が50
kg/■2をこえると効果が飽和するので、40〜50
kg/m2の範囲を常用するとよい。
従って上記した焼鈍雰囲気制御にメカニカルデスケーリ
ングを適宜組合わせることで、より緻密に酸洗前の熱延
板における脱スケール性を調整し得る。
(実施例) 夫隻貰よ 基本成分としてA1とMnを含み、かつS1含有量が0
.2 wt%〜12 wt%のけい素鋼熱延板に対し、
鋼種毎に設定した、表1に示す条件に従う焼鈍をそれぞ
れ施したところ、その後の濃度6%及び温度85℃の塩
酸を用いた酸洗による脱スケールは同一条件で完了した
表1 基本成分としてAIとMnを含みかつ、Si含有量がそ
れぞれ3.5wt%、1.5wt%及び0.2賀t%の
けい素鋼熱延板に対し、鋼種毎に設定した、表2に示す
条件に従って、焼鈍そしてショツトブラスト法によるデ
スケーリングをそれぞれ施したところ、その後の濃度6
%及び温度85℃の塩酸を用いた酸洗による脱スケール
は同一条件で完了した。
(発明の効果) この発明によれば、酸洗に先立つ焼鈍あるいはさらにメ
カニカルデスケーリングによって脱スケール性を一定の
範囲に納め、その後の酸洗を同一条件下で行うことがで
きる。従って鋼種に応して酸洗条件を変更する必要がな
く、けい素鋼板の磁気特性において重要な焼鈍条件等を
優先して選択できかつ、酸洗後に得られる熱延板の表面
性状は良好であるため、特にけい素鋼板の連続製造ライ
ンに最適の脱スケール方法を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼鈍雰囲気と脱スケール時間との関係を示すグ
ラフ、 第2図はショット投射量と脱スケール時間との関係を示
すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.けい素鋼スラブを熱間圧延して熱延板となし、その
    熱延板を焼鈍し酸洗を施した後、1回又は2回の冷間圧
    延を含む通常のけい素鋼板製造工程を経て、けい素鋼板
    を製造するにあたり、 上記熱延板焼鈍を、鋼板温度が400℃以上となる温度
    領域におけるガス燃焼条件が、空気比1.0以上又は空
    気比1.0未満となる雰囲気中で行うことで焼鈍後の熱
    延板の脱スケール性を一定範囲に調整し、次いで連続し
    た酸洗を同一条件下で行うことを特徴とするけい素鋼熱
    延板の脱スケール方法。
  2. 2.請求項1に記載の方法において、焼鈍を経た熱延板
    に対して、メカニカルデスケーリングを施すことを特徴
    とするけい素鋼熱延板の脱スケール方法。
JP33061790A 1990-11-30 1990-11-30 けい素鋼熱延板の脱スケール方法 Pending JPH04202623A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511995A (ja) * 2012-03-09 2015-04-23 バオシャン アイアン アンド スティール カンパニー リミテッド 焼ならし珪素鋼基板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015511995A (ja) * 2012-03-09 2015-04-23 バオシャン アイアン アンド スティール カンパニー リミテッド 焼ならし珪素鋼基板の製造方法

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