JPH04202477A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH04202477A
JPH04202477A JP2334472A JP33447290A JPH04202477A JP H04202477 A JPH04202477 A JP H04202477A JP 2334472 A JP2334472 A JP 2334472A JP 33447290 A JP33447290 A JP 33447290A JP H04202477 A JPH04202477 A JP H04202477A
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JP
Japan
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iron oxide
aluminum
color
mica
weight
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JP2334472A
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Hidefumi Harada
原田 秀文
Shigeru Nagaoka
茂 長岡
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Titan Kogyo KK
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Titan Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
の利用 野 本発明は、優れたフリップ・フロップ性を有する塗膜お
よびフィルムに関する。 礼股炎E 近年、自動車産業の技術の進歩は目覚ましく、あらゆる
先端技術を搭載してハイテク商品のトップを走っている
。その結果、技術面での各社の格差は殆どなくなり、車
のコンセプトやデザイン性が大きな差別化要因となって
きている。更に最近のユーザーの高級志向、本物志向の
トレンドに従って、自動車塗料に対する要求も、耐候性
を始めとする種々の環境下における耐久性なと機能面で
の充足は勿論のこと、高外観品質、素材感表現など感性
品質のレベルアップや、差別感のある新しい意匠性の要
望へと高度化している。 このような状況下において例えば、光輝度アルミニウム
を用いたメタリック塗装やマイカ顔料の使用による真珠
光沢塗装などの新規な意匠性を有する塗料が実用化され
てきた。又、従来のメタリックあるいはマイカカラーと
は全く異なった質感、即ち塗膜にあたかもダイアモンド
をちりばめたかのようにきらきらと立体的な光輝感を付
与できる素材として雲母状のα−酸化鉄が注目され、実
用化されている。即ち、長手方向寸法が約90重量%以
上が30μ輸以下で且つ5〜15μ希のものが40重量
%以上であり、その厚さが長手方向の約1/10〜1/
20である雲母状のα−酸化鉄をメタ9・ツク顔料とし
て使用した場合にはフリ・ツブ・フロップ性が殆どなく
、との方向から見てもきらきらとした光輝怒がある塗膜
が得られるとされている。 (公開特許公報平−1−254279号容照)上記出願
には特定形状の板状酸化鉄をメタリック顔料として含む
塗料を利用する塗装仕上げ方法が開示されているが、こ
の発明はりん片状アルミニウム粉末等を使用したメタリ
ック塗料のフリップ フロップ性を減少させることを目
的のひとつとしている。上記出願において用いられてい
る酸化鉄粒子は不透明なものであり、酸化鉄粒子に達し
た光の殆どを反射することにより、フリップフロップ性
を防止している。また、光を透過する真珠光沢顔料を添
加した場合についても言及されているが、この場きも真
珠光沢顔料による干渉色3得ることを目的としており、
フリップ・フロップ性は好ましくない特性とされ、これ
が発生しないように留意されている。 及朋J(シようと る0 上述のように、従来知られている光沢顔料はフリップ・
フロップ性を全く有していないか、あるいはフリップ・
フロップ性を有していても明るさのみが変化したり、ま
たは色相のみか変化するに過ぎないものであった。 0 を   るための 且 本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討し
た結果、特定形状の雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄
を使用することにより、フリップ・フロップ性が得られ
ることを発見し、本発明を完成するに至ったものである
。即ち、本発明は、厚さが0.25μ繭以下である雲母
状アルミニウム固溶赤色酸化鉄、および固形ビヒクル成
分を含み、該酸化鉄を固形ビヒクル成分100重量部当
たり01〜20重量部含有する、フリップ フロップ性
を有する塗膜、並びに前記雲母状アルミニウム固溶赤色
酸化鉄と固形樹脂成分を含み、該酸化鉄を固形樹脂成分
100重量部当たり01〜20重量部含有する、フリッ
プ・フロップ性を有するフィルムを提供するものである
。 本発明に有効に使用しうる;母状アルミニウム固溶赤色
酸化鉄は平均厚さが0.25μm以下のものである。こ
れよりも厚いと明るさおよび色相がともに変化するクリ
ップ・フロップ性が発現せず。 得られる塗膜等は意匠性に乏しいものとなる。又、板状
方向の平均径は5ミクロン以上であることが好ましい。 平均径が小さすぎると光沢が弱くなり、フリップ・フロ
ップ性も減少するからである。 本発明に使用される厚さが0.25μm以下の雲母状ア
ルミニウム固溶赤色酸化鉄粒子は代表的には以下の方法
によって製造される。 即ち本発明に使用し得る雲母状アルミニウム固溶赤色酸
化鉄は、オキシ水酸化鉄あるいは第二鉄のコロイド状沈
殿をアルミン酸塩水溶液中で水熱処理することにより製
造しうるが、具体的には例えばα−オキシ水酸化鉄(α
−FeOOH)をアルミン酸ソーダ水溶液中に分散させ
た後、オートクレーブを使用して250℃以上の温度で
水熱処理すると、α−オキシ水酸化鉄は2α−FeOO
H−a  F e 203 + H20のように分解し
、MIO(α−Fe○、)が晶出してくるが、この時に
溶液中のアルミニウムイオンと結晶格子中に取り込み、
雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄(α−F e、−A
Ilo、)が生成する。 上記方法において水熱処理母液として使用するアルミン
酸塩水溶液は、通常、水又はアルカリ水溶液にアルミン
酸塩を溶解することにより調整されるが、その他のアル
ミニウム1ヒ合物からも調整し得る。具体的には、(1
)塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム及び硝酸アルミ
ニウム等の如き、その水溶液が酸性を示すようなアルミ
ニウム化き物の場合にはこれらアルミニウム化合物を水
に溶解した後、水溶液のpHが10以上になるまでアル
カリを添加して使用する。即ちアルミニウムはpH10
以上の水溶液中においてはアルミン酸イオンとして存在
するとされている(G、シャルロー著、會根興三、田中
元治訳:定性分析化学■、共立出版株式会社、1974
)ので、上記操作によりアルミン酸塩水溶液が調製され
たことになる。 (2)金属アルミニウム及び三酸化アルミニウム等の場
合には強酸あるいは強アルカリ中に溶解して使用する。 即ち強酸中に溶解した場合には前記(1)と同様な操作
を施した後、又強アルカリに溶解した場合にはそのまま
で、適宜濃度を調整して使用する。 尚アルミン酸塩水溶液中の1203濃度は5〜1501
F/1、好ましくは10〜100y、/lの範囲である
。即ち5g、/Z以下の濃度の場合、フリップ・フロッ
プ性の大きい生成物を得ることが困難であり、又150
y/Z以上の場合にも、フリップ・フロップ性の優れた
顔料を得ることが困難となる。 又アルミン酸塩水溶液中におけるA 1 =03濃度と
アルカリ濃度との相対的割合も重要である。即ちAl2
O3濃度に対しアルカリ濃度が高すぎるとMIO結晶中
へのアルミニウムの固溶率が低下して、生成物の性状が
MIOに近づくので好ましくなく、又A l 20 s
濃度に対してアルカリ濃度が低すぎると溶液の貯蔵安定
性が悪くなり実用的でない。アルミン酸塩としてアルミ
ン酸ソーダと使用した場合の、1203濃度(y、’Z
)に対するNaoHfi度<g、/l)の比はA l 
20 :lを1とするとNaOHは1.5〜1.8付近
が適当である。 更に鉄原料としてオキシ水酸化鉄を使用した場合の水熱
処理時のスラリー濃度はオキシ水酸1ヒ鉄の種類及び粒
子の大きさ等により一様てはなく、場合によっては50
0g/j!という高濃度でも処理は可能であるが、多く
の場合200 g、’12以下の範囲にあり、特に粒度
分布の揃った大きい生成物3得ようとする1 00 g
、−’1以下の範囲が好適である。 生成物の粒子径及び厚さに影響を及ぼすその他の要因と
して水熱処理時の昇温速度及び撹拌の状態等があり、こ
の内特に昇温速度は生成物の雲母状粒子の厚さに大きく
関与している。即ち厚さの薄い生成物を得ようとすると
昇温速度を速くすることが必要てあり、特に優れたフリ
ップ・フロップ性を有する雲母状アルミニウム固溶赤色
酸化鉄を得ようとすると、250℃以上の温度領域での
昇温速度は50℃7.・7時以上であることが好ましい
。 塗料のビヒクル成分は、上記酸化鉄粒子を分散し塗膜分
形成せしめるもので、公知の塗料用樹脂が使用できる。 具体的にはアクリル樹脂、ポリエステル樹脂もしくはア
ルキッド樹脂等にアミノ樹脂、イ゛/シアネート化合物
、ブロック化インシアネート1ヒき物等の架橋材を混合
してなる熱硬化性樹脂が最も好ましいが、これ以外に常
温で乾燥もしくは硬化せしめる塗料等も使用できる。ま
たフィルムを形成せしめる場合には公知のあらゆる種類
の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を使用しうるが、特に好
ましくは透明性の高い樹脂例えば塩化ビニール、ポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、エチレン−ブテン−1共重合体及びエチレン−酢酸
ビニル共重合体なとのエチレンの共重合体、メチルメタ
アクリレート、ポリ塩化ビニリデン等が好適である。 上記樹脂に対する雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄の
配合量は01〜20重量部が好ましく、特に1〜15重
量部が好ましい。該酸化鉄の配合量が0.1重量部より
少ないと、光n怒およびクリップ・フロップ性共に得ら
れない。また該酸化鉄の配合量を20重量部より多(し
ても、光lEl[5およびフリップ フロップ性を付与
する目的において無意味であり、コスト的に好ましくな
い。 本発明の塗膜およびフィルムは、上記雲母状アルミニウ
ム固溶酸化鉄と樹脂とを主成分としているが、色彩的バ
リエーションを与える為に、更に、公知の雲母チタンや
着色雲母チタン等の真珠光沢顔料あるいは有機顔料を配
合することができる。 特に青、青緑、縁糸の色調を有する有機顔料や真珠顔料
と雲母状アルミニウム酸化鉄とと組合せ使用することに
より著しくフリップ・フロップ性を有する塗膜およびフ
ィルムな得ることができる。 本発明のフィルムまたはシートは例えば次のような工程
で製造することができる。即ち通常のバンバリーミキサ
−や2本ロール混練機あるいは押出混練機を用いて樹脂
組成物とし、この後肢樹脂組成物を通常のインフレーシ
ョン加工、Tダイフィルムまたはシート加工、カレンダ
ー加工などの公知の方法によりフィルムまたはシートに
形成することができる。この際に公知の雲母チタンや着
色雪母チタン等の真珠光涙顔f1あるいは種々の有機顔
料及び無機顔料等を配合使用することができる。 また、雲母状アルミニウム固溶赤色酸「ヒ鉄を含有する
樹脂層の少なくとも一方の面に透明な熱可塑性樹脂層を
設けた積層フィルムまたはシートを得るには2層押出ダ
イスを備えた2台の押出機から、雲母状アルミニウム固
溶赤色酸化鉄を含有した樹脂組成物と透明な熱可塑性樹
脂組成物を別々に押出して2層フィルムまたはシート成
形する。 又3層押出ダイスを備えた2台の押出機を用いて中間層
を雲を状アルミニウム固溶赤色酸化鉄層として、その両
外面に透明な熱可塑性樹脂層を積層して3層フィルムま
たはシートに成形することができる。 後述の実施例において、塗膜の色についての数値的解析
がなされるが、解析方法および各変数についての説明を
あらかしめおこなっておく。 本明細書においては、CIE1976(L”。 a” 、b’ )色空間によって色を表示する。L’ 
、a” 。 b7は第1図に示すような色立体として表される。 Ltは色の明るさを示し、LX値が大きい程明るい色で
あることを示す。なお、L”値はOから100の間であ
る。atは色の赤−緑成分を表わす。a8がプラス方向
に大きい程、赤いことを示し、マイナス方向に大きい程
、緑であることを示す。また、b8は色の黄−青成分を
表す。b8がプラス方向に大きい程、黄みを帯びている
ことを示し、マイナス方向に大きい程、青みを帯びてい
ることを示す。 比較しようとする2つの色を第1図の空間上に示された
x<L”I +”l +b”l)、y(L ”: 、a
’2 、b”z)とすると、Xとyの色の差は2点間の
距離て表される。 すなわち、Xとyの色差△Eは て表される。 ΔE8が大きい程、2つの色が異なる色であることとな
るが、八E1は色差の程度を示し、色の違いの方向性ま
では表現しない。 C8は彩度、すなわち色の鮮かさを示し、C0が大きい
程、その色は彩度が高いことを示す。第2図に示された
点Aの彩度C1は以下の式で表される。 C′″・fi耳pr また、at値、b”値を第3図のような座標で示すと、
円周上の色は同じ彩度であり、また外側の円周上にある
程彩度が高いことを示す。 最後に、Hlは色相を表し、以下の式で定義される。 H” =tan−’(b’ /a” )例えば、第4図
中、A′はAに比較して彩度は高いが、色相は同じであ
り、BはAと同じ彩度であるが、色相は異なることにな
る。 以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが
、これらの実施例は単なる例示であって本発明はこれに
より何らの制限を受けるものではない。 大11舛二」− 市販黄色酸化鉄(α−FeOOH:マピコイエロ−LL
−XLO)50gをA I Z Oyとして702′f
l、NaOHとして120y/fのアルミン酸ソーダ水
溶液500m1!中に分散させた後、内容積1000社
のニラゲル内張オートクレーブ中に仕込み、250°C
までは100°C,’hr、 250°C〜280°C
の間は50で/l+rの速度で昇温させ、最高温度28
0°C2最高圧力05 kg7′cm”で30分保持す
る。ついで放冷後オートクレーブより内容物を取出し、
ろ過の電気伝導度が100μS/”81m以下になるま
で水洗した後、120℃の電気乾燥器中で4時間乾燥さ
せ、雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄を得た。この生
成物の色調は赤色て、光沢が強く、セイシン企業製レー
ザーマイクロンサイザーPRO−7000Sを用いて粒
度分布と測定したところ4〜32μm、平均径12μm
であった。5〜10μ慴、10〜15μ鰯、15〜20
μ−のそれぞれの含有率は24.1.25”、9.16
.0重量%を占め四分偏差は47であった。 尚、結晶の厚さを超薄切片法により求めたところ0.1
μ納程度の値が得られた。また、X線回折法による格子
定数測定結果はa。−5,025AC8・13.72人
であり化学分析によるAl2O3分析値は2.88$で
あった。該雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄を下記配
合割合(A)に調整後、デイスパーを使用して1800
 rpmで5分間分散し、力、ラーベース塗料を作製し
た。 カラーベース塗料         重量部光沢顔料 
          5.3アクリデイツク   47
−712  76.3A スーパーベッカミン L−1
1715,9ソーヤレシチン         1.7
DOP (ジオクチルフタレー))    0.8(P
WClog) ブチルセロソルブ       106B トルエン 
         67.1酢酸ブチル       
   223又、カラーベース塗料と同様な手法により
下記配合割きのクリヤー塗料ご調製した。 ごクリヤー塗料〉          重量部アクリデ
ィック   44−179  52.8スーパーへッカ
ミン L417   18.2キシレン       
     154ブタノール            
6.6プチルセロソルブ        7.0尚、上
記塗料原料の内、アクリディック47−712、アクリ
ディック44−179は大日本インキ化学工業(株)製
のアクリル樹脂であり、スーパーベッカミンL−117
は同じく大日本インキ化学工業(株)製のメラミン樹脂
である。前記カラーベース塗料調製後、塗料粘度がフォ
ードカップNo、4にて15 17secになる様に前
記(B)組成物を加えた。粘度調製後の塗料を日本テス
トパネル工業株式会社製の黒色アルミニウム板に乾燥塗
膜が20μ(イ)になるように吹き付は塗装し、2時間
セットした後、更に前記クリヤー塗料を乾燥塗膜30μ
m、すなわちカラーベース乾燥塗膜とクリヤ乾燥塗膜の
き計が50μIになるように吹きf寸は塗装し、4特開
セツトした後、150°Cて30分間焼き付けて試験板
を得た。試験板断面の模式図を第5図に示す。 実Jl二4− 黄色酸化鉄(α−F eo OH:マビコイエローLL
−XLO)の未粉砕物’50g″!:へ1203として
60 gy’1.N ao Hとして95g、、/Zの
アルミン酸ソーダ水溶液500mf中に分散させた後、
実施例−1と同様な処理を行い雲母状アルミニウム固溶
赤色酸化鉄を得た。この生成物の粒度分布をセイシン企
業製レーザーマイクロンサイザーPRO−70005を
用いて測定したところ粒径範囲は1〜64μ糟、平均径
22μ−であった。また厚さ0.1μ晴程度てあった。 尚、X線回折法による格子定数測定結果はa。=5.0
20人、c+1=13.70人てあり化学分析によるA
l2O*分析値は4.41$であった。以下、実施例−
1と同様な方法で試験板を作製した。 K1匠二l 実施例−1で使用したものと同一の黄色酸化鉄50gを
Al2O,とじて23g′1.NaOHとして40g、
、’lのアルミン酸ソーダ水溶?1500m&中に分散
させた後、内容積1.OOO@4のニッケル内張オート
クレーブ中に仕込み、300℃まてを250℃/ h 
rの速度で昇温させ、最高温度300°C1最高圧力8
7.6ky/am2で30分保持する。続いての処理は
実施例−1と同様に行った。 得られた雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄の粒径は1
〜25μ鋼、平均径6μmであった。又厚さは0.06
μm程度であった。尚、X線回折法による格子定数測定
結果はa。・5017人、co・13.69人化学分析
によるA I =03分析値は532zてあった。実施
例−1と同様な方法で試験板を作製した。 を艷λ二り 水熱処理e液としてアルミン酸ソータ水溶液の代りに2
4097’1の苛性ソーダ水溶液を用い、実施例−1と
同様な処理を行ったところ、得られた生成物は黒紫色の
板状粒子であり、セイシン企業製レーザーマイクロンサ
イザーPRO−700O83用いて粒度分布を測定した
ところ、粒径範囲は1〜48μ晴、平均径13μmであ
った。5〜10μ蹟、10〜15μ清、15〜20μm
の含有率はそれぞれ23.0.28.O40,O重量部
。をしめ四分偏差は55てあった。また厚さは1μl程
度であり、X線回折法による格子定数測定結果はa。・
5035人、co・1375人てあった。 繋考例として市販アルミニウムフレークく東洋アルミニ
ウム株式会社製アルペースト)及び着色雲母チタン(I
 riodin  501)についても実施例−1と同
様な条件で試験板を作製した。 実施例1〜3、比較例及び讐考例て得られた各試験板の
色調牙日本電色工業(株)社製三次元分光式変角測色計
GC−Σ90型を用いて測定し、見る角度による色の差
を数値で表わしてフリップ・フロップ性を評価した。測
定は、投光角を45゜に固定し第6図に示すように受光
角を一35°から70°まて変化させて行なった9潤色
結果を第7図および第8図にそれぞれ示す。 第8図に示す如くアルミニウムフし−りの場1、見る角
度によってL’[すなわち明るさのみが変化し、着色雲
母チタンではa′″値、b!値すなわち色相の変化は見
られるものの、明るさはほとんど変化していないことが
分かる。又、比較例−1(MIO>を用いて作製した塗
膜は、見る角度により明るさの変化は認められるものの
、色相の変化はほとんどない。これらに対して、実施例
−1、実施例−2、及び実施例−3のものを用いて作製
した塗膜はL7値、at値、b7値ともに見る角度によ
り大きく変化し、明るさのみならず色相゛も変化してい
る事がわかる。 以上塗膜についての特性を示したが、該酸化鉄を含む層
は必らずしも塗膜である必要はなく、フィルムおよびシ
ートでも同様な効果を示す。又、り下に示すように下地
面は必らずしも黒色又は黒色系である必要はない。 次に実施例−1及び比較例−1で得られた顔料を用いて
、下地を以下のように変更して実験を行った。 第1層、 日本テストパネル工業社製のアルミニウムパ
ネルの上にカラーベースとじて 赤色、緑色、青色の有機顔料を下地が 完全隠蔽されるように塗布した。有機 顔料として用いたちのはそれぞれ、ト ーソー社製RIIBICRON RED 400RC,
BへSF社製11ELIOGEN GREEN L87
30、BASF社製HELIO(:EN BLUE L
7080である。 第2層 実施例及び比較例で得られた、各種光沢顔料を
下記(1)の配合割きてデイスパーマットにて1800
rp+sて5分間分散させた。ついてこの分散塗料の粘
度 がフォードカップNo、4にて15〜 17secになるように組成物(II)を加えた。粘度
調製後の塗料は、第1層目を 塗布したパネルに乾@膜厚か20〜 30μ曽になるようにエアースフ゛レーを用いて吹き付
は塗装した。 第3層: 第2層目金塗布した後、数時間のセツティン
グを行い(I[[)の置き割合の塗料を乾燥膜厚て30
〜40μ−になるよう、すなわち第2層目と第3層目の
き計が 約60μ…程度になる様エアースプレーを用いて吹き1
寸は塗装した。
【配合割き】
(1)                で重量部〕・
光沢顔料            2.6アクリデイツ
ク   47−712  78.5スーパーベツカミン
 L−17716,4ソーヤレシチン        
 18(II)ブチルセロソルブ       10.
6トルエン             67.1(II
I)アクリディック   47−179   52.8
スーパーベッカミンL−11718,2キシレン   
        15,4ブタノール        
    6.6プチルセロソルブ        7.
0100.0 得られた塗膜の構成を第9図に示す。各試験板を色調を
日本重色工業(株)社製三次元分光式変角測色計GC−
Σ90型を用いて測定した、測定は、投光角345°に
固定し、受光角を0〜30°まで変化させて行なった。 第1表に各試験板の変角測色値を示す。第1表において
、ΔE1は10゜と0°間、20°と10”間、30°
と20°間の見る角度の色調差を表わしている。また、
ΔH”はΔEXと同様に10°とO°間、20°と10
°間、30°と20°間の色相差を表している。以下に
おいて、実施例−1により得られた酸化鉄を用いた塗料
を塗布したものを実施例試験板、比較例−1の酸化鉄を
用いたものを比較例試験板と呼ぶ。色調差をΔE”て表
わす場合へE1が2程度てあれば、通常の観察者が比較
してその色の違いを認識するのに十分な値である。第1
表かられかる様に実施例試験板においては、第1層目の
色調が赤色、緑色、青色のいずれの場合も見る角度によ
って色調が大きく変化している事が分かる。 また第1層目の色調が第2層の有する色調である赤色に
対しては補色間f系に相当する緑色、青色の場合には色
相の変化も著しく例えば受光角が30°と20°間を見
ると30°の色は最早20°の色とは全く異なるもので
あることが分かる。 これに対して比較例試験板ては、このような独特の現象
は認められない。比較例−1により得られた酸化鉄も粒
子厚が厚いながらも板状粒子であるため、わずかな色の
変化があるが、試験板を見ても従来既に市場において見
られるもめと何ら変わりがなく新規性がなく興味にかけ
るものである。 第1表 実施例及び比較例試料を用いて作製した試験板
の変角測色値 ΔH”H”θ−H’+ 8− + o″ 、     
H寡=tan−’ (b丁/、りθ:受光角 スガ試験機株式会社製多光源分光潤色計による各試験板
の測色値を第2表に示す。この表に明らかなように実施
例試験板では比較例試験板に比較して高彩度の外観が得
られており、これは本発明により得られる大きな効果の
−っである。 実施例試験板の方の彩度が高いのは、実施例に用いた雲
母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄がそれ自身彩度が高い
顔料である事、また雲母状アルミニウム固溶赤色酸化鉄
の粒子厚が1く、この為板状粒子を通過する光の量、す
なりち先の透過量が多いので他の色調を阻害する事か少
ないためである。 第2表 実施例及び比較例試料を用いて作製しフリップ
 フロップ性の特徴を生かし、さらに異なった趣をもた
せた外観のものを得んとして第2層あるいは第3層中に
例えば超微粒子酸1ヒチタン、透明性酸化鉄を加えても
よく、適当量f)有機顔料、無機顔料、他の光沢顔料を
混合してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、CIE1976(L’、a’ 、
b” )色空間の説明のための図、第5図および第9図
は実施例の試験板の構成を示す図、第6図は変角測色の
模式図、第7図および第8図は実施例の結果を示す図で
ある。 特許出願人  チタン工業株式会社 (外4名)−ゝ 第 2 ド □□ θ 箒 3 母 ; 吊 5 回 7)1アー唐 l−MIO 舅4   乙   図 4−fL外   O。 LIJ=づ!〜す7θ6 子 7 凹 受光角 (”C’) 一シj最伊1−/ 早 8 圀 −16−6−62545δ5 受 丸角 (°C) □アルミニウムフし−ク 一−−−−4色t#チタン (7I)7−智)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、厚さが0.25μm以下である雲母状アルミニウム
    固溶赤色酸化鉄、および固形ビヒクル成分を含み、該酸
    化鉄を固形ビヒクル成分100重量部当たり0.1〜2
    0重量部含有する、フリップ・フロップ性を有する塗膜
    。 2、厚さが0.25μm以下である雲母状アルミニウム
    固溶赤色酸化鉄、および固形樹脂成分を含み、該酸化鉄
    を固形樹脂成分100重量部当たり0.1〜20重量部
    含有する、フリップ・フロップ性を有するフィルム。
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