JPH04201292A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH04201292A
JPH04201292A JP2334373A JP33437390A JPH04201292A JP H04201292 A JPH04201292 A JP H04201292A JP 2334373 A JP2334373 A JP 2334373A JP 33437390 A JP33437390 A JP 33437390A JP H04201292 A JPH04201292 A JP H04201292A
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JP
Japan
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pigment
binder
weight
parts
pts
Prior art date
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Pending
Application number
JP2334373A
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English (en)
Inventor
Akio Shimizu
清水 明夫
Shinji Yamazaki
慎司 山崎
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録媒体に係り、さらに詳しくはその転
写層の改良に関する。
〔従来の技術〕
熱転写記録媒体の転写層は、バインダーと顔料を基材と
して構成されるが、そのバインダーとしては、主として
ワックス系物質が用いられていた〔例えば、「色材協会
誌」、Vol、55、No5、p305 (19B2)
 )。
これは、ワックス系バインダーの熱応答性が優れている
という理由によるものである。
そして、顔料としては、カーボンブラ、りなどの着色顔
料が用いられ、その使用量はバインダー100重量部に
対して5〜20重量部の範囲で使用されていた〔例えば
、「ノンインパクトプリンティング技術J 、P 25
7 (1985) 、ソフト技研出版部列〕。
これは、顔料がバインダー1011部に対して5重量部
より少ないと、目的とする色調の濃度が得られず、また
、顔料がバインダー100重量部に対して20重量部よ
り多くなると、転写層(一般に「インク層Jと呼ばれて
いる)が脆くなり、転写性が悪く、たとえ転写できたと
しても、転写された転写材(一般に「インク」と呼ばれ
ている)が被転写体から簡単に剥がれたり、擦れて汚れ
るなど、印字特性が悪くなるからである。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、ワックス系バインダーを用いた転写層は
、転写時の溶融粘度が低いので、粗面紙に転写すること
ができず、汎用性に欠けるため、最近は樹脂系バインダ
ーを主ノ\インダーとして用いることが検討されている
この樹脂系バインダーを用いた場合、顔料の使用量を従
来同様にバインダー100重量部に対して5〜20重量
部にすると、色調面での問題はないが、転写層としての
膜強度が強く、また、粘着性も強いため、転写時の加熱
部分と非加熱部分との境界での切れが悪く、良好な転写
を行うことができず、熱転写記録媒体として充分な機能
を果たし得なかった。
したがって、本発明は、上記問題点を解決し、転写性の
優れた熱転写記録媒体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、顔料として従来使用の着色顔料に加えて体質
顔料を用い、転写層中の顔料の総量、つまり、着色顔料
と体質顔料との総量をバインダー100重量部に対して
60〜120重量部とすることによって、転写性の優れ
た熱転写記録媒体を提供し、上記目的を達成したもので
ある。
すなわち、体質顔料を転写層中に含有させることによっ
て、転写層の膜強度が低下し、また、転写層表面の粘着
性も抑制され、転写時に加熱部分と非加熱部分との境界
での゛切れパが良くなって転写性が向上する。また、切
れが良好になることによって、印字特性が向上し、粘着
性が抑制されることによって、印字の解像度も向上する
本発明において、顔料は着色顔料および体質顔料を用い
るが、その着色顔料としては、例えば、カーボンブラッ
ク、鉄黒、ファストイエロウG、ジスアゾイエロウ、ブ
リリアントカーミン6B、パーマネントレッド2B、レ
ーキレッドC2フタロシアニンブルー、ファストスカイ
ブルー、フタロシアニングリーンなどが用いられる。
体質顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、タルク、酸化珪素、硫酸バリウムなどが用
いられる。
バインダーとしては、例えば、芳香族系エステル含有ポ
リウレタン、脂肪族ボリカーポぶ一部、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリアミド、スチレンーブタジエンー
スチレンブロノク共重合体、ラクトン型ポリエステル、
溶剤可溶型石油樹脂などの熱可塑性樹脂が主として用い
られる。
ただし、上記樹脂系バインダーと共に、例えばノマラフ
インワンクス、マイクロクリスタリンワックス、カルナ
ウバワックス、ポリエチレンワックスなどのワックス系
バインダーを一部併用することもできる。
本発明において、顔料の使用量、つまり、着色顔料と体
質顔料との総量での使用量は、バインダー100重量部
に対して60〜12帽1部にされる。
着色顔料と体質顔料との総量がバインダー100重量部
に対して60重量部より少ない場合は、転写層の凝集力
が大きすぎて、サーマルヘッドにより加熱したときの加
熱部分と非加熱部分との境界での切れが悪いため、転写
できなかったり、転写できたとしても印字の解像度が悪
くなる。また、着色顔料と体rt頗料との総量がバイン
ダー100重量部に対して120重量部より多くなると
、転写時に転写層での凝集破壊が生じて、カスした印字
になったり、印字の耐擦傷性が悪くなる。
着色顔料と体質顔料との使用割合は、体質顔料が着色顔
料と体質顔料との総量中50重量%以上であることが好
ましい。これは、体質顔料が着色顔料と体を顔料との総
量中50重量%より少ないと、転写層の凝集力が大きく
、転写時の加熱部分と非加熱部分との境界での切れが悪
く、転写できなかったり、あるいは転写できたとしても
、印字の解像度が悪くなるからである。
体質顔料は透明顔料なので、多量に使用しても色調特性
に大きな影響を与えないが、体質顔料の使用割合が大き
くなりすぎて、着色顔料の使用量が少なくなりすぎると
、所望とする色調が得られなくなるので、体質顔料が着
色顔料と体質顔料との総量中50重量%以上で70重量
%以下であるか、または着色顔料がバインダー100重
量部に対して30〜60重量部の範囲で使用されている
ことが望ましい。
〔実施例] つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
実施例1 厚さ5.8μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
を基体として用い、この基体の一方の面にアクリル−シ
リコン共重合体からなる耐熱層を0.5μmの厚みに形
成し、基体の他方の面に第1表に示す組成の塗材を乾燥
後の厚みが2μmになるように塗付し、乾燥して転写層
を形成することにより、熱転写記録媒体を作製した。
第   1   表 ※1:1口大化社製のセイ力ファーストカーミン赤色顔
料である。
※2:東洋紡績社製のバイロンHT −8200※3:
旭硝子社製のS−8200で、脂肪族ポリカーポ7−ト
の一種である。
※4:日本ユニカー社製のN U C−3170上記転
写層形成用の塗材の調製は、35〜40°Cに加温しな
がら、ボールミルで100時間時間分散することにより
行った。
上記のようにして作製した熱転写記録媒体の断面構造を
第1図に示す。
第1図において、(1)は基体であり、この基体(1)
は厚さ5.8μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムからなるものである。(2)は上記のように第1表に
示す組成の塗材を用いて基体(1)の一方の面に形成し
た転写層である。ただし、第1表中のメチルイソブチル
ケトンとトルエンは、転写層(2)の形成時の乾燥工程
により除去されているので、転写層(2)中には含まれ
ていない。(3)はシリコン−アクリル共重合体からな
る耐熱層であり、この耐熱層(3)は基体(1)の転写
層(2)が形成された面とは反対側の面に形成されてい
る。ただし、この耐熱層(3)は、基体(1)が充分な
耐熱性を有している場合には、必ずしも必要なものでは
ない。
上記の第1表において、芳香族系エステル含有ポリウレ
タンとポリカーボネートジオールとエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体がバインダーであり、これらの総量は100
重量部である。
ブリリアントカーミン6Bは着色顔料で、炭酸カルシウ
ムは体質RfAであり、これらブリリアントカーミン6
Bと炭酸カルシウムとの総量は70重量部である。
したがって、この実施例1においては、バインダー10
0重量部に対して着色顔料と体質顔料との総量が70重
量部になる。また、着色顔料と体質顔料との割合は、体
質顔料が着色顔料と体質顔料との総量中57.1重量%
(ただし、小数点2桁以下四捨五入する、以下同様)で
ある。
実施例2 実施例1における炭酸カルシウムの量を40重量部から
60重量部に変えたほかは、実施例1と同様にして熱転
写記録媒体を作製した。
この実施例2においては、体質顔料の炭酸カルシウムの
量が60重量部に変わったことにより、着色顔料と体質
顔料との総量はバインダー100重量部に対して90重
量部であり、また、着色顔料と体質顔料との割合は、体
質顔料が着色顔料と体質頗料との総量中66.7重量%
である。
比較例1 実施例Iにおける炭酸カルシウムの量を40重量部から
2帽1部に変えたほかは、実施例1と同様にして熱転写
記録媒体を作製した。
この比較例Iにおいては、体質顔料の炭酸カルシウムの
量が20重量部に変わったことにより、着色顔料と体質
顔料との総量はバインダー100重量部に対して50重
量部であり、また、着色顔料と体質顔料との割合は、体
質顔料が着色顔料と体質顔料との総量中40.0重量%
である。
比較例2 実施例1におけるブリリアントカーミン6Bの量を30
重量部から10重量部に変えたほかは、実施例1と同様
にして熱転写記録媒体を作製した。
この比較例2においては、着色顔料のブリリアントカー
ミン6Bの量が10重量部に変わったことにより、着色
顔料と体質顔料との総量はバインダー100重量部に対
して50重量部であり、また、着色顔料と体質顔料との
割合は、体質顔料が着色顔料と体質顔料との総量中80
.0重量%である。
比較例3 実施例1におけるブリリアントカーミン6Bの量を30
重置部から50重1部に変えたほかは、実施例Iと同様
にして熱転写記録媒体を作製した。
この比較例3においては、着色顔料のブリリアントカー
ミン6Bの量が50重量部に変わったことにより、着色
顔料と体質顔料との総量はバインダー100重量部に対
して941部であり、また、着色顔料と体質H料との割
合は、体質顔料が着色顔料と体質顔料との総量中44.
4重量%である。
つぎに、上記のように作製した実施例1〜2および比較
例1〜3の熱転写記録媒体をエネルギー30mJ/1a
n2のサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンターで
表面をポリエステル樹脂でコートしたポリエチレンテレ
フタレートフィルムに転写して、転写性および転写され
た印字の色調特性を調べた。その結果を第2表ζこ示す
。転写性および色調特性の評価方法は次の通りである。
転写性: 上記サーマルヘッドの発熱部面積を100としたとき、
転写された転写層の面積が85〜115の範囲内にある
ときを良とし、85〜115の範囲外では不良とした。
色調特性: カラーアナライザー(東京重色社製)にて640rvの
波長の透過率を測定し、透過率65%以上を良とし、6
5%未満を不良とした。
第2表に示すように、実施例1〜2の熱転写記録媒体は
、転写性および色調特性のいずれも良好であったが、比
較例1の熱転写記録媒体は、jJ料の総量、つまり、着
色顔料と体質顔料との総量が少ないため、転写性が悪く
、比較例2の熱転写記録媒体は、顔料の総量が少ない上
に、顔料総量中の体質顔料の割合が大きすぎるため、転
写性、色調特性のいずれも悪かった。また、比較例3の
熱転写記録媒体は、転写性は改良されたが、色調特性が
悪かった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、樹脂系バインダーを
主バインダーとして用いた熱転写記録媒体において、転
写層中に体質顔料を着色顔料と共に含有させ、バインダ
ーに対する顔料の総量を高めることによって、転写性を
改良することができた。
また、上記熱転写記録媒体において、体質顔料の量を着
色顔料と同量またはそれ以上にすることによって、色調
特性を良好に保つことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る熱転写記録媒体の一例を示す断面
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも基体(1)とその一方の面に熱によって
    溶融または軟化して他に転写する転写層(2)を備えた
    熱転写記録媒体において、 上記転写層(2)が、バインダー100重量部に対して
    着色顔料および体質顔料をそれらの総量で60〜120
    重量部含有することを特徴とする熱転写記録媒体。 2、体質顔料が、着色顔料と体質顔料との総量中50〜
    70重量%である請求項1記載の熱転写記録媒体。
JP2334373A 1990-11-29 1990-11-29 熱転写記録媒体 Pending JPH04201292A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050575A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Filtre couleur, materiau de formation d'un filtre couleur, procede de formation d'un filtre couleur, carte de circuit imprime pourvue d'un filtre couleur, procede de formation de ladite carte et element a cristaux liquides

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050575A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Filtre couleur, materiau de formation d'un filtre couleur, procede de formation d'un filtre couleur, carte de circuit imprime pourvue d'un filtre couleur, procede de formation de ladite carte et element a cristaux liquides
CN100416307C (zh) * 2001-12-11 2008-09-03 富士胶片株式会社 滤色片的形成方法

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