JPH04201005A - ホルダー - Google Patents

ホルダー

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JPH04201005A
JPH04201005A JP33497590A JP33497590A JPH04201005A JP H04201005 A JPH04201005 A JP H04201005A JP 33497590 A JP33497590 A JP 33497590A JP 33497590 A JP33497590 A JP 33497590A JP H04201005 A JPH04201005 A JP H04201005A
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JP
Japan
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inner circumferential
holder
hole
circumferential surface
spheres
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JP33497590A
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Eiko Aida
合田 英光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば金属加工機における被加工物や工具の
保持、あるいは回転軸の支持等に利用することのできる
ホルダーに関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕従来、例
えば旋盤において被加工物を保持する場合、第16図に
示すような3つ割部材101.102.103を有する
コレットチャックが用いられ、各3つ割部材101.1
02.103により被加工物の外周を3方から押圧する
ことで保持が行われていた。
このようなコレットチャックを用いて第17図に示すよ
うな筒状部材104を保持し、この筒状部材104の内
周孔を外周と同心の真円に仕上加工する場合は、まず、
仕上バイトにより各3つ割部材101、102.103
の内周面を旋削し、次に筒状部材104を各3つ割部材
101.102.103により保持し、しかる後に筒状
部材104の内周孔を仕上バイトにより旋削していた。
これにより、筒状部材104の外周と内周孔の同心度を
高精度なものとしていた。
しかし、上記のような3つ割部材101.102.10
3を用いたコレットチャックにより筒状部材104を保
持する場合、筒状部材104の外周は3方から不均一に
押圧されるため、コレットチャックによる保持を解除す
ると、筒状部材104は第17図に破線で示すような形
状に変形し゛てしまい、真円度か低下するという問題が
あった。また、筒状部材104を保持する前工程として
、3つ割部材lot、 102.103の内周面の加工
が必要で作業が面倒なものであった。また、各3つ割部
材101.102.103の間から異物が入り込み、コ
レットチャックの機能障害の原因になることがあった。
従来、回転軸を支持する軸受の内径は一定であって、変
更調節することはできなかった。そのため、回転軸と軸
受の内周面との間の隙間が大きいと振動が生じたり、ま
た、その隙間が小さいと焼付が生じるといった問題があ
った。
本発明は上記従来技術に鑑み、被保持物を周方向略全域
から保持することができ、さらに、その保持力を周方向
に均一な大きさとでき、また、径寸法の変更調節が可能
な軸受としても利用できるホルダーを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴とするところは、多数の球体と、各球体の
間を充填する弾性材とで成形されるホルダーであって、
少なくとも軸方向一端が開口する内周孔を有し、その内
周孔の軸方向からの圧縮力により前記球体が隣接する球
体に押されて径方向に変位可能なように、前記多数の球
体は緊密に詰まった状態とされている点にある。
また、外周面と内周孔の内周面とが同心円上にあって、
各球体の径が等しくされているのが好ましい。
〔作 用〕
第13図に示すように、複数の球体1を互いに点接触す
るように配置し、図中左右方向から矢印で示すように圧
縮力を作用させると、球体lは隣接する球体に押され、
矢印で示すように図中上下方向に変位する。
よって、多数の球体を緊密に詰めることで内周孔を有す
る形状に配置し、その内周孔の軸方向から圧縮力を作用
させると、各球体は隣接する球体に押されて径方向に変
位することになる。
そして、そのように緊密に詰められた多数の球体は、球
体のみでは形状を保持できないが、各球体の間を弾性材
により充填することで形状を保持することができ、これ
により本発明の構成のホルダーが成形されることになる
。また、球体の間を弾性材により充填することで、ホル
ダーに作用する軸方向圧縮力を解除すると、球体の変位
を復元させることができる。
これにより、例えば第14図に示すように、ホルダー2
の外周面3の径外方向への変位を規制した状態で、図中
矢印で示すように軸方向(図中左右方向)の圧縮力を作
用させると、ホルダー2の内周孔4の内周面は径内方向
に変位する。よって、内周孔4の内部に被保持物を配置
することで、内周孔4の内周面を介し被保持物を保持す
ることができる。
この場合、被保持物に作用する保持力は、球体lと被保
持物との接触部から作用し、球体1の間から作用するも
のではないが、球体lが多数であるため、周方向略全域
から保持力を作用させることができる。
また、その軸方向圧縮力を解除することで、その保持を
解除することができる。
また、ホルダーの内周孔の内周面の径内方向への変位を
規制した状態で、軸方向圧縮力を作用させると、ホルダ
ーの外周面は径外方向に変位する。
よって、被保持物が孔を有する場合には、その孔の内部
にホルダーを配置することで、ホルダーの外周面を介し
被保持物を解除自在に保持することができる。
また、第15図に示すように、ホルダー2の外周   
′面3と内周孔4の内周面の双方の径方向変位を規制し
ない状態において、図中矢印で示すように軸方向(図中
左右方向)の圧縮力を作用させると、ホルダー2の外周
面3は図中矢印で示すように径外方に変位し、内周孔4
の内周面は図中矢印で示すように径内力に変位する。よ
って、被保持物か一対であって、一方の被保持物か孔を
存する場合、その孔の内部にホルダー2を配置し、ホル
ダー2の内周孔4に他方の被保持物を配置することで、
ホルダーに軸方向圧縮力を作用させると、ホルダー2の
外周面3を介し一方の被保持物を解除自在に保持し、内
周孔4の内周面を介し他方の被保持物を解除自在に保持
することかできる。
また、ホルダーの外周面の径外方向への変位を規制した
状態で軸方向圧縮力を作用させると、ホルダーの内周孔
の内周面は径内方向に変位するので、内周孔の径が変化
することになる。これにより、ホルダーの内周孔により
回転軸を支持する場合、ホルダーの内周孔の内周面と回
転軸との間の隙間を変更調節できる。
また、球体同志は点接触することになるため、球体を介
する伝熱量は小さく、ホルダーによる伝熱量は小さくな
る。
また、上記構成のホルダーにより被保持物を保持したり
回転軸を支持する場合、外周面と内周孔の内周面とが同
心円上にあるものとし、各球体の径を同径とするのかよ
い。
これは、例えば第14図に示すように、ホルダー2の外
周面3の径外方向への変位を規制した状態で、内周孔4
の軸方向から圧縮力を作用させると、球体1は隣接する
球体1に押されて径内方向に変位する。この場合、最も
径外方に位置する球体1の径方向変位量は0であり、径
内方に位置する球体1はど径内方向への変位量が大きく
なる。すなわち、外周面3と内周孔4の内周面との径方
向間隔に応じて、最も径内方に位置する球体1の径内方
向への変位量が変化することになる。
また、球体lの径方向変位量は球体1の径により異なる
よって、外周面3と内周孔4の内周面とか同心円上にあ
って、球体1の径かすべて等しいと、内周孔4の内周面
を構成する周方向に配置された球体lの径方向変位量は
等しくなる。これにより、内周孔4の内部に配置された
被保持物に周方向から作用する保持力を、周方向に関し
均一なものとできる。また、ホルダー2により回転軸を
支持する場合に、内周孔4の内周面と回転軸との隙間を
、周方向に関し均一に調節することかできる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、旋盤の被旋削物(被保持物)のチャック装置
5に本発明を適用したものを示す。このチャック装置5
は、旋盤の本体に取付けられるハウジング6と、このハ
ウジング6に軸受7を介して回転自在に取付けられる中
空のスピンドル8とを備えている。このスピンドル8は
図外モータにより回転駆動される。
そして、スピンドル8に円部状の規制体9が軸方向(図
中左右方向)に摺動自在に挿入されている。また、スピ
ンドル8の先端外周には雄ねじ10が形成され、この雄
ねじIOに、規制ナツト11か螺合されている。この規
制ナツト11は、規制体9の図中右端面に接することで
、規制体9の図中右方への移動を規制している。
そして、規制体9にホルダー2か挿入されている。この
ホルダー2は、多数の球体1と、各球体1の間を充填す
る弾性材13とで成形されている。
その球体1は、例えば鋼のような金属や、セラミック等
の硬質材製とされ、その弾性材13としては例えばゴム
やウレタンゴム等が用いられる。
本実施例のホルダー2は、外周面3と内周孔4の内周面
とが同心円上にあり、内周孔4が貫通孔とされた第2図
に示すようなリング形状であって、各球体lの径は等し
くされ、その内周孔4の軸心は前記スピンドル8の軸心
と一致されている。
そして、ホルダー2か軸方向からの圧縮力を受けると、
前記球体lが径方向に変位するように、前記多数の球体
lは緊密に詰まった状態とされている。
このホルダー2は、例えば第3図(a)に示すように、
有底の筒体14aの中心に円柱体15aを取付けた容器
に、多数の球体1を緊密に充填し、しかる後に溶融した
弾性材を流し込んでから冷却することで製造できる。
なお、このホルダー2の製造に際しては、第4図に示す
ように、球体lの中心か同一円上に整列する状態となら
ないように留意する必要がある。
これは、球体1の中心が同一円上に整列すると、ホルダ
ー2に軸方向の圧縮力を作用させても、円周方向に隣接
する球体l同志が互いの径方向変位を規制してしまうた
めである。そのため、上記のような製法でホルダー2を
成形する場合は、例えば球体lの径に応じて円柱体15
の外径を定め、第5図に示すように球体1の中心が同一
円上に整列しないようにする。
あるいは、第3図(b)に示すように、有底の筒体14
bの中心に円柱体15bを取付けた容器であって、その
円柱体15bの外周に螺旋溝15cを形成したものに多
数の球体1を充填し、しかる後に溶融した弾性材を流し
込んでから製造してもよい。この場合、螺旋溝15cに
沿って球体1が螺旋状に配列されるようにすることで、
球体1の中心が同一円上に整列しないようにできる。な
お、ホルダー2の成形後に円柱体15bを抜く場合は、
円柱体15bを回転させつつ抜くようにする。また、円
柱体15bの下端にはビン15dを設け、このピン15
dを筒体14bに挿抜自在とすることで円柱体15bを
取付ける。
また、本実施例では、ホルダー2の内周孔4の内周面と
外周面4とは研磨されている。その内周面の研磨は、例
えば第6図に示すように高速回転モータ18に円筒状の
研磨工具19を取付け、この研磨工具19をホルダー2
の内周孔4の内部に位置させ、ホルダー2に軸方向圧縮
力を作用させる。これにより、その内周孔4の内周面に
より研磨工具19を保持した状態とし、この保持状態で
研磨工具19を回転させることで内周孔4の内周面を研
磨する。この研磨により、内周孔4の内周面の真円度が
向上される。また、ホルダー2の最も径内方と径外方と
に位置する球体lは研磨されて一部分欠けた形状となり
、その研磨面は内周孔4の内周面あるいは外周面3と面
一になる。
そして、規制体9に挿入されたホルダー2の第1図中右
方の端面は、その規制体9に一体的に形成されたリング
状の受体16に接するものとされている。
また、ホルダー2の第1図中左方の端面は、中空の押ロ
ッド17により押し付けられるものとされている。この
押ロッド17は、図外往復駆動機構により軸方向に往復
移動自在とされている。
上記チャック装置5によれば、被旋削物をホルダー2の
内周孔4の内部に位置させ、押ロッド17を第1図中右
方に移動させると、ホルダー2は受体16と押ロッド1
7とで挟み込まれることで軸方向圧縮力を受けることに
なる。そうすると、ホルダー2の外周面3の径外方向へ
の変位は規制体9により規制されていることから、球体
1は隣接する球体1に押されて径内方向に変位する。こ
れにより、内周孔4の内周面が径内方向に変位して被旋
削物は保持されることになる。この被切削物の保持は、
周方向略全域からなされるため、チャック装置5内に異
物が入り込むことはない。
また、ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面とは同
心円上にあって、各球体1の径は等しいため、内周孔4
の内周面から被旋削物に周方向から作用する保持力は周
方向に関し均一となる。これにより、被旋削物が保持の
解除後に従来の第17図で示したような不均一な変形を
することはなく、真円度が低下することはない。
また、内周孔4の内周面の径内方向への変位量は周方向
に関し均一なものとなるため、内周孔4の内周面は被旋
削物を保持した状態においても外周面3と同心円上にあ
る。これにより、スピンドル8の回転軸心と被旋削物の
軸心とを一致させ、高精度な加工を行うことができる。
そして、押ロッドI7によるホルダー2の軸方向圧縮を
解除すると、弾性材13の弾性により、ホルダー2の変
形は復元し、被旋削物の保持は解除される。
第7図は、ボール盤におけるドリル20のチャック装置
21に本発明を適用したものを示す。このチャック装置
21は、回転駆動される中空のスピンドル22に挿入さ
れるホルダー2と、そのスピンドル22の先端の外周に
形成された雄ねじ23に螺合される締付ナツト24とを
備えている。
本実施例のホルダー2は、前記実施例と同様に、多数の
同径の球体1と、各球体1の間を充填する弾性材13と
で内周孔4を有する筒形状に成形されている。そして、
ホルダー2が軸方向からの圧縮力を受けると、前記球体
lが径方向に変位するように、前記多数の球体1は緊密
に詰まった状態とされている。また、その内周孔4の軸
心はスピンドル22の軸心と一致されている。さらに、
ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面とは同心円上
にあるものとされ、内周孔4は貫通孔とされている。ま
た、外周面3と内周孔4の内周面とは研磨されている。
そして、本実施例ではホルダー2の内周孔4の内周面は
段4a付の円筒面とされ、外周面3は軸方向両端から軸
方向中央に向かうに従い径外方に向かう傾斜面とされて
いる。
そして、前記スピンドル22の先端の内周面22aは、
先端に向かうに従い径外方に向かう傾斜面とされ、ホル
ダー2の外周面3の最大径部分よりも軸方向一方側(第
7図中右方側)が、そのスピンドル22の先端の内周面
22aに接するものとされている。
また、前記締付ナツト24の先端の内周面24aは、先
端に向かうに従い、軸方向内方に向かう傾斜面とされ、
ホルダー2の外周面3の最大径部分よりも軸方向他方側
が、その締付ナツト24の先端の内局面24aに接する
ものとされている。
上記チャック装置21によれば、ドリル20をホルダー
2の内周孔4の内部に位置させ、締付ナツト24をスピ
ンドル22の先端の雄ねじ23にねじ込むと、ホルダー
2はスピンドル22の内周面22aと締付ナツト24の
内周面24aとで挟み込まれることで軸方向圧縮力を受
けることになる。そうすると、ホルダー2の外周面3の
径外方向への変位は、スピンドル22の内周面22aと
締付ナツト24の内周面24aとで規制されることから
、各球体1は隣接する球体1に押されて径内方向に変位
する。これにより、内周孔4の内周面が径内方向に変位
してドリル20は保持されることになる。このドリル2
0の保持は、周方向略全域からなされるため、チャック
装置21内に異物が入り込むことはない。
また、ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面とは同
心円上にあって、各球体1の径は等しくされているため
、内周孔4の内周面の径内方向への変位量は周方向に関
し均一なものとなる。これにより、内周孔4の内周面は
ドリル20を保持した状態においても、ホルダー2の外
周面3と同心円上にある。これにより、ドリル20の軸
心とスピンドル22の回転軸心の同芯度か向上し、精密
な穴加工を行うことかできる。
そして、締付ナツト24を緩めてホルダー2に作用する
軸方向圧縮力を解除すると、弾性材13の弾性によりホ
ルダー2の変形が復元し、ドリル20の保持が解除され
る。
第8図は、回転軸25の軸受装置26、及び回転軸25
とプーリ27との連結装置28.28’に本発明を適用
したものを示す。
その軸受装置26は、支持台29と、この支持台29の
支持孔30に挿入されるホルダー2と、その支持台29
の第8図中右方側に形成された雌ねじ孔31に螺合され
る筒状の雄ねじ体32とを備えている。
そのホルダー2は、前記実施例と同様に、多数の同径の
球体1と、各球体lの間を充填する弾性材13とで内周
孔4を有する筒形状に成形されている。また、ホルダー
2が軸方向からの圧縮力を受けると、前記球体lか径方
向に変位するように、前記多数の球体lは緊密に詰まっ
た状態とされている。また、その内周孔4の軸心は雄ね
じ体32の軸心と一致されている。また、ホルダー2の
外周面3と内周孔4の内周面とは同心円上にあって、内
周孔4は貫通孔とされている。また、外周面3と内周孔
4の内周面とは研磨されている。
そして、本実施例では内周孔4の内周面は円筒面とされ
、ホルダー2の外周面3は、軸方向一方側(第8図中左
方側)で円筒面とされ、軸方向他方側では端部に向かう
に従い径内方向に向かう傾斜面とされている。
また、前記支持台29には、ホルダー2の軸方向一方側
の端面に接する受は部29aか一体的に設けられている
また、雄ねじ体32の軸方向一方側の内周面32aは、
軸方向一方側に向かうに従い径外方に向かう傾斜面とさ
れ、この内周面32aが、前記ホルダー2の外周面3の
軸方向他方側の傾斜面に接するものとされている。
そして、ホルダー2の内周孔4に回転軸25が挿入され
、その内周孔4の内周面が回転軸25の軸受面とされる
上記軸受装置26によれば、雄ねじ体32を支持台29
の雌ねじ孔31にねじ込むと、ホルダー2は雄ねじ体3
2の内周面32aと受部29aとで挟み込まれることで
軸方向圧縮力を受けることになる。そうすると、ホルダ
ー2の外周面3の径外方向への変位は、支持台29の支
持孔30の内周面と雄ねじ体32の内周面32aとで規
制されることから、各球体1は隣接する球体1に押され
て径内方向に変位する。
これにより、内周孔4の内周面が径内方向に変位し、回
転軸25との間隙が調節され、回転軸25の振動や、軸
受部での焼付を防止できることになる。
また、ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面とは同
心円上にあって、各球体lの径は等しくされているため
、内周孔4の内周面の径内方向への変位量は周方向に関
し均一なものとなる。これにより、内周孔4の内周面は
径方向に変位しても円筒面とされ、回転軸25との間隙
を周方向に関して均一に調節することができる。
前記連結装置28は、プーリ27の内周孔33に挿入さ
れるホルダー2と筒状の押付体34とを備えている。
そのホルダー2は、前記実施例と同様に、多数の同径の
球体1と、各球体lの間を充填する弾性材13とで内周
孔4を有する筒形状に成形されている。また、ホルダー
2が軸方向からの圧縮力を受けると、前記球体1が径方
向に変位するように、前記多数の球体lは緊密に詰まっ
た状態とされている。また、ホルダー2の内周孔4の軸
心とプーリ27の内周孔33の軸心と、押付体34の軸
心とは一致されている。また、ホルダー2の外周面3と
内周孔4の内周面とは同心円上にあるものとされ、内周
孔4は貫通孔とされている。また、外周面3と内周孔4
の内周面とは研磨されている。
そして、本実施例では内周孔4の内周面は円筒面とされ
、ホルダー2の外周面3は、軸方向一方側(第8図中左
方側)で円筒面とされ、軸方向他方側では端部に向かう
に従い径内方向に向かう傾斜面とされている。
また、前記プーリ27には、ホルダー2の軸方向一方側
の端面に接する受部27aが一体的に設けられている。
また、押付体34の内周面34aは、軸方向一方側に向
かうに従い径外方に向かう傾斜面とされており、この内
周面34aか、前記ホルダー2の外周面3の軸方向他方
側の傾斜面に接するものとされている。
また、押付体34にはプーリ27の端面と対向するフラ
ンジ34bが一体的に設けられ、このフランジ34bと
プーリ27とにねじ込まれるボルト35が設けられてい
る。このボルト35のねじ込み方向は回転軸25の軸方
向とされている。
そして、ホルダー2の内周孔4に回転軸25が挿入され
る。
上記連結装置28によれば、ボルト35をフランジ34
bとプーリ27とにねじ込むと、ホルダー2は押付体3
4の内周面34aと受部27aとで挟み込まれることで
軸方向圧縮力を受けることになる。そうすると、各球体
1が隣接する球体1に押されて径方向に変位する。これ
により、ホルダー2の外周面3は径外方向に変位してプ
ーリ27の内周孔33の内周面に接し、また、ホルダー
2の内周孔4の内周面は径内方向に変位して回転軸25
の外周面に接する。すなわち、ホルダー2の外周面3を
構成する球体lを介しブー、す27か保持され、内周孔
4の内周面構成する球体1を介し回転軸25か保持され
ることから、プーリ27と回転軸25との連結かなされ
る。
また、ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面とは同
心円上にあって、各球体1の径は等しくされているため
、ホルダー2の外周面3の径外方向への変位量と、内周
孔4の内周面の径内方向への変位量とは周方向に均一な
ものとなる。
これにより、ホルダー2の外周面3と内周孔4の内周面
とは、回転軸25とプーリ27とを保持した状態におい
ても同心円上にあるため、回転軸25の外周面とプーリ
27の内周孔33の内周面とを同心円上にあるものとで
き、回転軸25とプーリ27の同芯度を向上させること
ができる。
前記連結装置28′は上記連結装置28と略同様の構成
であり、相違点は、本連結装置28′ではホルダー2が
第2図に示すようなリング形状とされ、ホルダー2を挟
み込む押付体34′の内端面34a′が軸方向に直交す
る面とされている点にある。これにより、押付体34′
の形状を簡単化でき、製造コストを低減できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、ホルダー2の形状を第9図に示すように円筒形
としたり、第10図に示すように外周面3が軸方向一端
側から他端側に向かうに従い径内方向に向かうテーパ面
である筒形としたり、第11図に示すように外周面3が
軸方向両端面から軸方向中央に向かうに従い径外方に向
かうテーパ面である筒形としたり、第12図に示すよう
に、外周面3が軸方向両端から軸方向中央に向かうに従
い径外方に向かう曲面である筒形としてもよい。
また、球体1の具体的な径や数は、被保持物の大きさ、
内周孔4の径、要求される精度等に応じて適宜定めれば
よく、各球体lの径は必ずしも同一でなくてもよい。
また、上記実施例のホルダー2は、外周面3と内周孔4
の内周面とが同心円上にあるものを示したが、被保持物
の形状や要求される精度によってはこれに限定されず、
例えば外周面3や内周孔4の内周面の軸方同視か多角形
であってもよい。
また、内周孔4は貫通孔に限らず一端が閉塞されていて
もよい。
また、ホルダー2の外周面3や内周孔4の内周面は、要
求される精度によっては研磨しなくてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によるホルダーによれば、被保持物を周方向略全
域から保持することかでき、また、回転軸を支持する軸
受として用いた場合には、軸受面と回転軸との隙間調節
が可能となる。
また、隣接する球体は点接触するものであるため、ホル
ダーによる伝熱量を小さくすることができ、被保持物へ
の伝熱を小さくしたり、被保持物からの伝熱を小さくし
たい場合に好ましいものである。
さらに、ホルダーの外周面と内周孔の内周面とが同心円
上にあるものとされ、各球体の径が等しくされることで
、被保持物に周方向から作用する保持力を周方向に関し
均一なものとでき、また、軸受として用いた場合には、
内周孔の内周面と回転軸との隙間を、周方向に関して均
一に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明の実施例に係り、第1図は
旋盤のチャック装置の断面図、第2図はホルダーの形状
を示す斜視図、第3図(a) (b)はホルダーの製造
方法の説明図、第4図及び第5図はそれぞれホルダーの
製造に際する留意点の説明図、第6図はホルダーの研磨
装置を示す図、第7図はボール盤のチャック装置の断面
図、第8図は回転軸の軸受装置と、回転軸とブーりとの
連結装置の断面図、第9図乃至第12図はそれぞれ異な
った形状のホルダーの斜視図、第13図乃至第15図は
それぞれホルダーの作用説明図、第16図は従来のコレ
ットチャックの説明図、第17図は従来の被保持物の問
題点を示す図である。 l・・・球体、2・・・ホルダー、3・・・外周面、4
・・・内周孔、13・・・弾性材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多数の球体と、各球体の間を充填する弾性材とで
    成形されるホルダーであって、少なくとも軸方向一端が
    開口する内周孔を有し、その内周孔の軸方向からの圧縮
    力により前記球体が隣接する球体に押されて径方向に変
    位可能なように、前記多数の球体は緊密に詰まった状態
    とされていることを特徴とするホルダー。
  2. (2)外周面と内周孔の内周面とが同心円上にあって、
    各球体の径が等しくされていることを特徴とする請求孔
    (1)記載のホルダー。
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JP2007509763A (ja) * 2003-11-05 2007-04-19 シュンク ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー スパン ウント グライフテクニク ひろげ締付装置
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