JPH04200947A - 揺動鍛造プレス機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、揺動鍛造プレス機 動スピンドルとその案内面間の冷却能力の向上を図った
横曲に関するものである。

〔従来の技術とその課題〕

従来、金属製品を冷間鍛造する装置として、第１図に示
すような揺動鍛造プレス機が知られている。

このプレス機は、主軸ヘット１の内部にスピンドル２を
揺動可能に取付け、その主軸ヘッド１に対向して加工物
テーブル３を接近離反可能に設ので成っており、スピン
ドル２を揺動回転させつつ、そのスピンドル下端に取付
けた成形工具４で加工物５を押圧することにより、鍛造
を行なう。

ところで、上記のプレス機においては、スピンドル２の
周面と、そのスピンドル２の動きを案内する主軸ヘノ１
ζ１の案内面６との間に、潤滑油の収納通路７を設けて
、スピンドルが圧着する案内面６を潤滑するようになっ
ているが、最近、この収納通路７に潤滑油を環流させて
、案内面６の冷却に利用しようとする考えがある。

これは、主軸へ・ント１の内部に設けた水１１１１路に
冷却水を循環させるたりでは、高圧状態で摺動し合う案
内面６とスピンドル２の表面を十分に冷却することがで
きないため、その案内部に潤滑油を環流させることによ
り、冷却効果をもたせようとするものである。

しかしながら、収納通路７を潤滑油が環流循環できる形
状にした構造では、環流する潤滑油は収納通路７内を流
れるだけで、通路７の近傍は冷却できるが、プレス圧に
より大きな圧力が加わる案内面６とスピン１ル２周面の
圧着部分を全く冷却することができず、案内部全体を均
一に冷却できない欠点がある。

また、収納通路７を面積を大きくし、案内面６を通路７
で細かく縦横に覆うようにすれば、冷却効果の向」二は
望めるが、これでは、案内面６とスピンドル周面との接
触面積を減少させることになり、案内部の強度と案内精
度を低下させる不具合がある。

そこで、この発明は、スピンドルの案内強度や精度を落
とさずに、案内面全体を均一に冷却するとかできる構造
を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するため、この発明は、収納通路に、
スピンドル周面と案内面との間に加わる最大のプレス圧
力よりも大きな圧力で潤滑流体を供給する流体供給手段
を接続した構造を採用したのである。

〔作用〕

収納通路にプレス圧以上の圧力の潤滑流体を供給すると
、高圧の流体は通路から案内面とスピンドル後端の圧着
面に溢出し、圧着面全体にゆき渡る。このため、案内部
は均一に冷却と潤滑がなされる。

この構造では、収納通路の面積を大きくする必要がない
ので、案内部の強度や精度を向上させることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の詳細な説明する。

第１図に示すように、実施例のプレス機は、上部に駆動
モータ８を有する主軸ヘッド１と、それに対して接近ｋ
（反する加工物テーブル３を備えており、主軸ヘット１
の内部に、スピンドル２が揺動可能に支持されている。

このスピンドル２は、外周を軸受で支えられた＝　３− 偏心軸９の偏心穴１０に嵌合しており、その偏心穴１０
により、スピンドルに揺動の動きが与えられるようにな
っている。

また、スピンドル２の先端部は、半球部１１となってお
り、その半球部１１の円面が、主軸ヘット１に形成され
た半円形の案内面６に揺動自在に嵌まり込んでいる。

上記のスピンドル２は、スピンドル後端に連結した駆動
用モータ８により回転駆動されると、偏心穴１０の案内
作用と、案内面６と半球部１１の案内により、成形工具
４の先端部を支点として揺動する。

」二記の案内面６の周面には、第２図及び第３図に示す
ように、半球部１１の周面を縦横に取り囲む潤滑油の収
納通路７が形成されており、その収納通路７に、その収
納通路７と外部の潤滑油供給装置１２とを連結する連結
通路１３が連通している。

この連結通路１３に接続する潤滑油供給装置１２は、第
４回に示すように、潤滑油タンク１４に連結する油圧ポ
ンプ１５や、開閉弁１６、油圧メータ１７、逆止弁１９
等を備えており、通常は開閉弁１６が開いた状態となり
、潤滑に必要な潤滑油を収納通路７に送り込むようにな
っている。

また、油圧ポンプ１７は、それに連結するモーフ１８の
作動によって吐出できる潤滑油圧力を変化できる構造に
なっており、その最大吐出圧力は、プレス作業時に圧力
面６とスピンドル２の周面との間に作用するプレス圧力
よりも大きな値に設定されている。

なお、圧力面６の下端には、案内面６とスピンドル２の
半球部１１との間に溢出した潤滑油を受ける環状溝１９
が形成されており、その環状溝１９に収納された潤滑油
は、主軸ヘッド１内の通路２０を通って上述したタンク
１４に回収されるようになっている。

この実施例の成形装置は上記のような構造であり、通常
の状態では、収納通路７に所定圧力の潤滑油を供給し、
案内面６と半球部１１の間を潤滑する。

一方、案内面６の冷却を行なう場合は、油圧ポンプ１５
の作動により、案内面６と半球部１１間に作用するプレ
ス圧よりも大きな圧力の潤滑油を収納通路７に供給する
。これにより、潤滑油が収納通路７から案内面６と半球
部１１の圧着面のすき間に流出し、案内面６の表面全体
を流動する。

このため、案内面と半球部の表面は均一に冷と潤滑され
、温度上昇が抑制される。

このように収納通路７から流出した潤滑油は、案内面６
下端の環状溝１９に集められ、タンク１４に戻されて再
び利用される。

なお、潤滑油供給装置１２の構造は、図示したものに限
らず、他の構造のものを利用することができる。

また、収納通路は、図示した形状に限定されず、案内面
又はスピンドルの周面を環状に覆うものであれば、仔怠
の形状で形成することができる。

〔発明の効果〕

以」−のように、この発明は、高圧の潤滑油を収納通路
から流出させて、スピンｌ゛ル周面とその案内面全体に
ゆき渡るようにしたので、案内部を均一に効率よく冷却
できる効果がある。

また、収納通路の面積を大きくする必要がないので、案
内部の強度と精度を向上できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例のプレス機を示す一部縦断正面図、第２
図は同乗の案内面を示す縦断正面図、第３図は案内面の
底面図、第４図は潤滑油供給装置の回路図である。 １・・・・・・主軸ヘット、　　２・・・・・スピンＩ
・ル、３・・・・・・加工物テーブル、６・・・・・・
案内面、７・・・・・収納通路、　　　　１０・・・・
・・偏心穴、１１・・・・・・半球部、　　　　１２・
・・・・潤滑油供給装置、１５・・・・油圧ポンプ、　
１６・・・・・・開閉弁。 特許出願人　　　冨士車輌株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）揺動スピンドルを支持する主軸ヘッドと、その主
   軸ヘッドに接近離反可能な加工物テーブルとを備え、揺
   動スピンドルの周面と主軸ヘッドのスピンドル案内面と
   の間に、潤滑流体の収納通路を設けた揺動鍛造プレス機
   において、上記収納通路に、スピンドル周面と案内面と
   の間に加わる最大のプレス圧力よりも大きな圧力で潤滑
   流体を供給する流体供給手段を接続したことを特徴とす
   る揺動鍛造プレス機。