JPH04200881A - ストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備 - Google Patents

ストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備

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Publication number
JPH04200881A
JPH04200881A JP33181990A JP33181990A JPH04200881A JP H04200881 A JPH04200881 A JP H04200881A JP 33181990 A JP33181990 A JP 33181990A JP 33181990 A JP33181990 A JP 33181990A JP H04200881 A JPH04200881 A JP H04200881A
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JP
Japan
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vacuum chamber
strips
electron beam
chamber body
sealing
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Application number
JP33181990A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kimura
智明 木村
Tadashi Nishino
西野 忠
Yoshio Takakura
高倉 芳生
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属ストリップを連続的に処理する処理ライン
におい□て、先行するストリップの後端と後行するスト
リップの先端を電子ビームで溶接して接続するストリッ
プ連続処理用電子ビーム溶接設備に関する。
〔従来の技術〕
金属ストリップのコイルを巻戻して次々に溶接接続し、
連続処理するストリップ連続処理ラインの代表例として
は、連続タンデム圧延、連続酸洗、連続焼鈍等の多種の
設備がある。これらの処理ラインでは、連続して処理さ
れるストリップの先後端は、従来、主にフラッシュバッ
トあるいはレーザビーム等により溶接していた。しかる
に、フラッシュバット法では珪素鋼、フェライト系SU
S。
高炭素鋼等の高級材の溶接ができない。また、レーザ方
ではこれらの溶接は可能であるが、設備費及びランニン
グコストが極めて高く、実用的ではなく、実用化しても
経済性に劣る。また、アルミ、銅等の非鉄材の溶接がで
きない等の欠点がある。
これに対し、電子ビーム溶接は真空中で電子銃より放射
された電子ビームにより溶接を行うので、鉄及び非鉄系
のほとんどの金属の溶接を確実に行うことが可能である
。また、数10mmまでの厚物の溶接ができる。このよ
うに、電子ブーム溶接がストリップの連続処理ラインで
利用できれば、材質あるいは板厚にほとんど無関係に溶
接が行え、これまでバッチ式で生産していたものが連続
処理化できるようになる。
し、かj−ながら、電工ビーム溶接では溶接線部分を如
何に12で真空に保持するかが問題である。この問題を
分析すれば、次のようになる。
(1)溶接線を取り囲む真空チャンバと溶接線に沿って
移動する電子銃間の真空のためのシール。
(2)板厚の異なる2一つのストリップと真空チャンバ
間とのシールと、溶接によるストリップの熱変形を拘束
するためのクランプの配置の適切化。
(3)板幅の異なる2一つのストリップと真空チャンバ
間のシール。
以上の(1)〜(3)のうぢ(1)の問題に対し7ては
特開昭48−30644号あるいは特開昭53−652
37号に代表される対策例がある。
(2)の問題に対I7ては特開昭50−136246号
あるいは特開昭50−143743号のような対応策が
知られでいる。。
(3)の問題に対1.r:は、同じ板幅の場合に一つい
て特開昭50−117654号に示される対応策がある
〔発明が解決しようとする課題〕
電子ビーム溶接をストリップの連続処理ラインに適用す
る場合には、前述した3項の問題があり、これら問題に
対してそれぞれ」二連した対応策又は関連第があるが、
このうぢ(1)の問題に対する特開昭48−3064.
4号の対策例は、真空チャンバをチャック状の1対のシ
リコンゴム棒状体で閉じ、このシリコンゴム棒状体間に
電子銃を挿入し、電r銃の移動をす能としなからシ・−
ルを行うものである。しかしながら、この構成では、電
子銃とシリコンゴム棒状体間でシールの完全性を期待す
るのは無理である。
一方、特開昭5:3−65237号では、溶接線を包囲
する第1の真空室の傾斜1〜たト壁面に電子ビームの通
過するスリットを形成し、このスリットを着脱自在のl
′iJ撓性テープで覆い、電子銃の移動に伴い電子ビー
ムの通過するスリット部分のみ可撓性テープを剥がし、
電子ビームの通過後はiiJ撓性テープでスリット部分
を再び覆い、シールを行うものである。l−かしながら
、この構成では、電子銃室と可撓性テープを含む第2の
真空チャンバ間のシールが必要であり、この間のシール
は特殊なシール材を用いる必要がある。更に、可撓性テ
ープと傾斜上壁面のスリブ1へとの高さを一致させるこ
とは難しく、空気の侵入を許し、てしようという可能性
がある。
上記(2)の問題に対し、では、特開昭50−1362
46号では下部チャンバ体を傾IJ 、特開昭50−1
−4.3743号ではベローズでシール材をストリップ
に押し付けるようにしている。これにより板厚の異なる
ストリップと真空チトンバとの間のシールが可能となる
。し、かし、なから、これらの構成では、溶接によるス
トリップの熱変形防止のためのクランプを配置した場合
、溶接線から離れた位置に配置されることになり、この
ためストリップの熱変形をある程度許容することになり
、精密な溶接を行うことができない。
第3の問題は板幅の異なるストリップと真空チャンバ間
のシールである。特開昭50−117654号では、同
じ板幅のストリップに対して、U字形のシールタブ板を
ストリップの幅端部に押圧するものであり、これでは板
幅の異なるストリップと真空チャンバ間のシールは行え
ない。
本発明の第1の目的は、真空チャンバと電子銃間のシー
ルを確実に行えるスI・リップ連続処理用電子ビーム溶
接設備を提供することである。
本発明の第2の目的は、板厚の異なるストリップのシー
ルに際してストリップのクランプを確実に行えるストリ
ップ連続処理用電子ビーム溶接設備を提供することであ
る。
本発明の第3の目的は、板幅の異なる2つのストリップ
と真空チャンバ間のシールを可能とするストリップ連続
処理用電子ビーム溶接設備を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
一ヒ記第1の目的を達成するため、本発明によれば、2
つのストリップの一方の面の側に配置された第1−の真
空チャンバ体と、前記ストリップの他力の面の側に配置
された第2の真空チャンバ体てあって、前記ストリップ
の反対側に開口部を有しかつその開口部の周囲に平面状
の開放面を備え、前記第1の真空チャンバ体と協働して
前記ストリップの突き合わせ部を取り囲む真空チャンバ
を形成する第2の真空チャンバ体と、前記第2の真空チ
ャンバ体の前記開放面の上方で前記開口部を閉じるよう
に走行自在に配置され、前記突き合わせ部に沿って電子
ビームを放射する電子銃を備えた走行板と、前記第2の
真空チャンバ体の前記開放面と前記走行板との間をこれ
らの間に配置されたシール材を介してシールし、前記真
空チャンバを真空に保持する第1のシール手段とを含む
ことを特徴とするストリップ連続処理用電子ビーム溶接
設備によって達成される。
前記第1のシール手段は、好ましくは、前記第2の真空
チャンバ体の前記開放面に対面して位置し、前記シール
材が接触する前記走行板と一体の壁部分と、前記開放面
に前記開口部を取り囲むよう設けられた少なくとも1つ
の溝と、前記溝に連通して設けられ、前記狭い間隙に侵
入した空気を吸引する吸引手段とを含む。
上記第2の目的を達成するため、本発明によれば、前記
第1及び第2の真空チャンバ体の一方に設けられ、他方
の真空チャンバ体の前記2つのストリップとの接触面を
基準面としてこれに該2つのストリップを押圧し、これ
らストリップをそれぞれ挟持するクランプ手段と、前記
基準面及びクランプ手段の内側で前記第1及び第2の真
空チャンバ体にそれぞれ設けられ、前記ストリップと真
空チャンバ体の間をシールする第2のシール手段とをさ
らに含むことを特徴とするストリップ連続処理用電子ビ
ーム溶接設備によって達成される。
前記第2のシール手段は、好ましくは、前記−方の真空
チャンバに設けられ、前記基準面とほぼ同一平面をなす
比較的硬い第1のシール材と、この第1のシール材に対
向して前記他方の真空チャンバ体に設けられた比較的柔
らかい第2のシール材とを含み、前記クランプ手段は、
前記第2のシール材に近接して配置され、前記2つのス
トリップを拘束する2つのクランプ部材と、これらクラ
ンプ部材を前記基準面に向けて押圧するアクチュエータ
手段とを含む。
前記第1及び第2のシール材の少なくとも一方を幅方向
に複数個に分割し、それらの間に少なくとも1つの空間
を設け、この空間を吸引手段に連通させて該空間に侵入
した空気を吸引するようにしてもよい。
また、上記第3の目的を達成するため、本発明によれば
、前記2つのストリップの相対する板幅端の各側におい
て前記2つのストリップの突き合わせ部の延長上で相互
に隣接して配置され、前記板幅端に対して出し入れ自在
の2つのシールタブを有し、この2つのシールタブをそ
れぞれ前記2つのストリップの板幅端に押圧しかつ前記
第1及び第2の真空チャンバ体間で挟持することにより
該板幅端と真空チャンバ体間のシールを行う第3のシー
ル手段をさらに含むことを特徴とするストリップ連続処
理用電子ビーム溶接設備が提供される。
前記2つのシールタブは前記2つのストリップよりも厚
みを大とされる。
前記2つのシールタブは、好ましくは、各々、芯板と、
この芯板の上下面に接触する柔らかいシール材とを含む
〔作用〕
第2の真空チャンバ体の開放面の上方に電子銃を備えた
走行板を配置し、開放面と走行板との間をシール材を介
してシールする第1のシール手段を設けることにより、
真空チャンバへの空気の侵入が防止され、真空チャンバ
と電子銃間で安定したシールが得られる。
第1のシール手段を、前記シール材が接触する壁部分と
、少なくとも1つの溝と、吸引手段とで構成することに
より、開放面と壁部分との間の狭い間隙により空気の侵
入が少なくなると共に、溝まで侵入した空気は吸引手段
により連続的に引かれ、真空チャンバの真空を保持する
ように作用する。
一方の真空チャンバ体に他方の真空チャンバ体のストリ
ップ接触面を基準面として押圧するクランプ手段を設け
、基準面及びクランプ手段の内側にストリップと真空チ
ャンバ体の間をシールする第2のシール手段を設けるこ
とにより、ストリップと真空チャンバ体の間がシールさ
れると共に、クランプ手段と第2のシール手段が同じ真
空チャンバ体に設けられるので、クランプ手段をストリ
ップ突き合わせ部(溶接線)に近接しノて配置すること
かり能となり、ス1へリップを溶接線の近くでクランプ
でき、溶接熱によるストリップの変形を効果的に防山で
きる。
第2のシール手段を、比較的硬い第1−のシール材と、
比較的柔らかい第2のシール材とで構成し、第2のシー
ル材を第1−のシール十イに向けて押圧することにより
、板厚の異なるストリップに対j〜では比較的柔らかい
第2のシ・−ル材で板厚の差を吸収でき、板厚の異なる
ストリップに対するシールを確実に行える。
第1及び第2のシール材の少なくとも一方に少なくとも
1つの空間を設け、この空間を吸引手段に連通させる、
−とにより、更に大きなシール効果が得られる。
また、2つのストリップの突き合わせ部(溶接線)の延
長上で相互に隣接して配置され、ストリップの板幅端に
対して出し入れ自在の2つのシールタブを有する第3の
シール手段を設け、2つのシールタブをそれぞれストリ
ップ板幅端に押圧17かつ第1−及び第2の真空チャン
バ体間で挟持することにより、板幅の異なるストリップ
であっても板幅端と真空チャンバ体間のシールを確実に
行うことが可能となる。
2つのシールタブを、各々、芯板と、この芯板の上下面
に接触する柔らかいシール材とで構成することにより、
芯板を操作して板幅の異なるストリップの板幅端への迅
速な追従が可能であり、また柔らかいシール材を圧縮、
挟持して高いシール効果を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図−・第6図により説明
する。
第1図−第4図において、本実施例のストツプ= 16
− ブ連続処理用電子ビーム溶接設備は符号1て示されてお
り、ストリップ連続処理ラインでの2つのス1−リップ
2,3の先後端がこの溶接設備1により電子ビーム溶接
される。この溶接作業中、連続処理ラインの中央処理部
では連続(、て所定の処理が行われており、そのための
ストリップは図示しないストリップアキュムレータのル
ーパから供給される。従って、溶接作業はルーパの容量
に依存して通常は1−分以内で完了するように設計され
る。
溶接されるストリップ2,3は、連続処理ラインの代表
例である酸洗設備で(」板厚2.0−1.2mm、板幅
700〜1850 mm程度である。ただL’ 、溶接
される2つのストリップ2,3の板厚差は10〜20%
以内に制限される。そして、スI・リップの材質として
は、低炭素鋼は勿論のこと、SUS、珪素鋼等の各種の
ものが扱われる。
溶接作業を行うに当たって、初めに2つのストリップ2
,3の先後端が図示しない剪断機で剪断される。この剪
断に当たって、一方のストリップ例えば後行するストリ
ップ2は矢印A方向に昇降する2一つの押板4,5でク
ランプされ、他方のストリップ例えば先行するストリッ
プ3も矢印B方向に昇降する押板6,7でクランプされ
る。ただし、ストリップ3の側の押板6,7はストリッ
プ3の後端を剪断後、矢印C方向に押(7込まれ、2つ
のストリップ2,3の先後端が図示のように密着状態に
突き合わせられる。!、かる後、本実施例の溶接設備1
が図示の位置に持ち来たされ、ストリップ2,3の先後
端が電子ビーム溶接される。
溶接設備J−は、ストリップ2,3の上面側に配置され
た」一部の真空チャンバ体10と、ストリップ2,3の
下面側に配置され、上部の真空チャンバ体10と協働し
て2つのストリップ2.3の突き合わせ部(溶接線)を
取り囲む真空チャンバ9を画定する下部の真空チャンバ
体11とを有!、ている。」二部の真空チャンバ体10
は例えばスタンド12にピン1−3で取り付けられた2
つのアクチコユ4−夕1−4により押し下げ可能にスタ
ンド12に懸架され、下部の真空チャンバ体1−1はス
タンド12に設けられた2つのアクチュエータ1−5に
より押し上げ可能にスタンド12支持されている。
上部の真空チャンバ体10のアクチュエータ14との連
結は、第2図に示すように真空チャンバ体10の各側部
にブラケット16を設け、このブラケット16をアクチ
ュエータ14にピン17で取り付けることによりなされ
、またブラケット16はスタンド12に設けられた基準
台18に係合、載置し、上部の真空チャンバ体10の位
置決めを行っている。
第3図の拡大図から良く分かるように、上部真空チャン
バ10は中央に開口部19を有する平面状の開放面20
を備え、かつ開放面20の上方に、筒部21より電子ビ
ーム22Aを放射する電子銃22を備えた走行板23が
開口部19を閉じ従って真空チャンバ9を閉じるように
配置されている。
この走行板23は真空チャンバ体10に対して、真空チ
ャンバ体10の両側部に設けられたガイド溝24を備え
たガイド機構によりストリップ2゜3の幅方向に走行自
在に案内され、アクチュエータ25によりストリップ2
,3の幅方向に走行する。
走行板23は真空チャンバ体10の開放面20に対面し
て位置する壁部分の壁面26を有し、壁面26と開放面
20との間にシール材27が開口部1.9を取り囲むよ
うに配置されている。このシール材27は開放面20に
取付けられ、かつシリコンゴムまたはテフロン系樹脂等
、弾性のある材料で作られている。開放面20には開口
部19を取り囲む2つの溝28.29が形成され、溝2
8゜29には通路30及び配管31.を介して図示しな
い真空ポンプが接続されている。このようにして、上部
真空チャンバ体10の開放面20と走行板23との間を
シール材27を介してシールし、真空チャンバ9を真空
に保持するための第1のシール手段26〜31が設けら
れている。
上部真空チャンバ体10の底部には、2つのストリップ
2,3に直接接触する平らな面32が設けられ、この面
32は、真空チャンバ体10が前述したようにスタンド
12に設けられた基準台18により位置決めされている
ので、高さ方向に常に一定の位置にある。面32の内側
には、これとほぼ同一平面をなす比較的硬いシール材3
3が真空チャンバ9を取り囲むように設置されている。
また、下部真空チャンバ体11には、シール材33に対
向して比較的柔らかいシール材34が設置されている。
下部真空チャンバ体10のアクチュエータ1−5のピス
トンを押し上げることにより、柔らかいシール材34は
その可撓圧縮特性により2つのストリップ2,3の板厚
の差を吸収しながら変形し、シール効果を発揮する。こ
のように2つのシール材33.34はストリップ2,3
と真空チャンバ体1.0,1.1の間をシールする第2
のシール手段として機能する。
一方、下部真空チャンバ体11には、シール材34に近
接してその外側に2つのクランプ部材35とアクチュエ
ータ36とからなるクランプ手段が設けられ、クランプ
部材35をアクチュエータ36のピストンにより上部真
空チャンバ体10の面32を基準面として押圧すること
により、2つのストリップ2.3が面32に押し付けら
れ、面32とクランプ部材35との間て挟持、固定され
る。
溶接設備1は、また第2図及び第4図に示すように、2
つのストリップ2,3の相対する板幅端の各側に配置さ
れた2つのシールタブ37.38を有し、シールタブ3
7.38は2つのストリップ2,3の突き合わせ部の延
長上で側面39において相互に隣接して配置され、かつ
ストリップ板幅端側か幅方向に切り欠いた形状40にな
っている。またシ゛−ルタブ37,38はそれぞれ、ス
タンド1−2の支持台41に取り付けられたアクチュエ
ータ42.43によりストリップ板幅端に向けて押し付
けられる構成となっている。シールタブ37.38は2
つのストリップ2,3よりも厚みが大とされる。このシ
ールタブ37.38とアクチュエータ4.2.43は第
3のシール手段を構成し、シールタブ37.38をそれ
ぞれ2つのストリップ2,3の板幅端に押し付けかつこ
れらシールタブが上部及び下部の真空チャンバ体10,
11間で挟持されることにより、板幅の異なるストリッ
プ2.3の板幅端吉真空チャンバ体10.11間のシー
ルが行われる。
シールタブ37.38は、各々、第5図及び第6図に示
すように、アクチユエータ42又は43に取り付けられ
た中央の芯となる芯板44と、この芯板44の上下面に
接着された柔らかいシール材45とからなり、芯板44
には適所に幾つかの孔46が開けられ、この孔46のあ
るところでは1−下のシール+(45が直接相斤に接着
され、芯板44に対するシール材45の接着を強固にし
ている。
下部の真空チャンバ体11には、更に、真空チ)・ンバ
9に通ずる孔47が開けられ、孔47は配管48を介し
て図示しない真空ポンプが接続され、この真空ポンプに
より真空チ)・ンバ9は約10秒程度で0.1−101
To++程度の真空に吸引される。
このように構成1.た本実施例の溶接設備1−において
は、2つのストリップ2,3の先後端を前述したように
剪断し2、密着状態に突き合わせた後、アクチユエータ
42.43を駆動して2つのシールタブ37.38をス
トリップ2,3の板幅端に押し当て、次いでアクチユエ
ータ14.15を駆動して」二部及び下部の真空チャン
バ体10.11を閉じ、第2のシール手段であるシール
材33゜34によりストリップ2.3と真空チャンバ体
1−0.11との間をシールすると共に、真空チャンバ
体1.0.liのシール祠33,34間で第3のシール
手段であるシールタブ37.38を挟持することにより
、ストリップ2,3の板幅端と真空チャンバ体10.1
1間がシールされる。
このとき、第2のシール手段によるシールは、柔らかい
シ・一部材34でストリップ2,3の板厚の差を吸収す
るので、ストリップ2,3が板厚が異なっても確実にシ
ールを行える。また、シールタブ37.38の第3のシ
ール手段により、板幅の異なるストリップ2,3であっ
ても板幅端と真空チャンバ体間のシールを確実に行うこ
とができる。
次いで、アクチュエータ36を駆動してクランブ部祠:
35を上部真空チャンバ体10の底面32に向Uて押圧
17、zつのストリップ2,3を第2のシール手段33
.34の間近の位置でクランプする。
このように1−で溶接設備1を段取りを行った後、配管
48に接続された真空ポンプを駆動し、真空チャンバ9
を約10秒程度で0.1+−〜0.01TOT+程度の
真空に吸引する。このとき、同時に配管31に接続され
た真空ポツプも駆動j7、溝28゜29の吸引を行い、
第1のシール手段であるシール材27により真空チャン
バ9への空気の侵入を少なくすると共に、溝28.29
まで侵入i−7た空気を吸引し、真空チャンバ9の真空
を維持するようにする。
j7かる後、アクチユエータ25を駆動+、て走行板2
3をガイド機構24に沿って走行させながら、電−「銃
22の筒部21から電工ビーム22Aをストリップ2,
3の突き合わせ部(溶接線)に放射17、溶接を行う。
このとき、シ・−ル祠27のシールf′[用及び配管3
1に接続された真空ポンプの駆動は継続されており、真
空チャンバ9と走行板23間で安定I7たシールが得ら
れる。また、クランプ部材35はシール月34と同じ真
空チャンバ体11−に組み込ま才1、シ一部材34の間
近の位置に配置される結果、クランプ部材35は溶接線
に近接して位置j〜でおり、このため溶接熱によるスト
リップの変形はクランプ部材35の拘束により効果的に
防什される。
なお、以上の実施例では、クランプ手段の基準面32を
」二部の真空チャンバ体10に設けたが、これは下部の
真空チャンバ体11−に設けでもよい。
ただし、この場合はぞの他の機器の配置も上下反対とな
る。
また、アクチュエータi、4,15,25,36゜42
.43は油圧シリンダであっても、空圧シリンダであっ
てもよく、更に電動モータによるスクリュー駆動方式で
あってもよい。
更に上記実施例では、第3のシール手段に関し、?一つ
のシールタブ37.38の側部39を隣接配置する構成
としたが、この隣接側部でのシール性を強化するため、
シールタブ37.38を外部ヨリスプリング、アクチュ
エータ等の付勢手段で相互に押し付け、圧力を加えるよ
うにしてもよい。
本発明の更に他の実施例を第7図により説明する。本実
施例はシール手段の変形例を示すものである。
即ち、上部真空チャンバ体10の底面32に設けられる
シール材51を2分割し、中間に空間52を設け、この
空間52を通路53及び配管54を介して図示しない真
空ポンプに接続し、空間52に侵入した空気を吸引する
。これにより、第2のシール手段のシール効果を更に大
きくすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、真空チャンバ体の開放面と走行板との
間をシール材を介してシールする第1のシール手段を設
けたので、真空チャンバと電子銃間で安定したシールを
行うことができる。
また、クランプ手段と第2のシール手段が同じ真空チャ
ンバ体に設けられるので、クランプ手段を溶接線に近接
して配置でき、溶接熱によるストリップの変形を効果的
に防止できる。第2のシール手段を比較的硬い第1のシ
ール材と、比較的柔らかい第2のシール材とで構成した
ので、板厚の異なるストリップに対するシールに確実に
行える。
更に、2つのシールタブを有する第3のシール手段を設
けたので、板幅の異なるストリップであっても板幅端と
真空チャンバ体間のシールを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるストリップ連続処理用
電子ビーム溶接設備のス) IJツブ走行方向の断面図
であり、第2図はその溶接設備のストリップ幅方向の部
分断面図であり、第3図は第1図の一部を拡大して示す
断面図であり、第4図は第2図のIV−IV線から見た
矢視図であり、第5図はシールタブの縦断面図であり、
第6図はシールタブの平面図であり、第7図は本発明の
他の実施例による電子ビーム溶接設備の一部を示す断面
図である。 −28= 符号の説明 1・・・電子ビーム溶接設備 2.3・・・ストリップ 9・・・真空チャンバ 10・・・(第1の)真空チャンバ体 1−1・・・(第2の)真空チャンバ体14・・・アク
チュエータ(第1のアクチュエータ手段) 15・・・アクチュエータ(第2のアクチュエータ手段
) 19・・・開口部 20・・・開放面 22・・・電子銃 23・・・走行板 26・・・底面(壁部分) 27・・・シール材(第1のシール手段)28.29・
・・溝(第1のシール手段)30・・・通路(吸引手段
) 32・・・底面(接触面) 33.34・・・シール材(第2のシール手段)35・
・・クランプ部材(クランプ手段)37.38・・・シ
ールタブ(第3のシール手段)44・・・芯板 45・・・シール材 50・・・ラビリンス 51・・・シール材 52・・・空間 53・・・通路(吸引手段) 出願人  株式会社 日立製作所 代理人  弁理士 春 日  譲

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先行するストリップの後端と後行するストリップ
    の先端の突き合わせ部を電子ビームで溶接して接続する
    ストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備において、 前記ストリップの一方の面の側に配置された第1の真空
    チャンバ体と、 前記ストリップの他方の面の側に配置された第2の真空
    チャンバ体であって、前記ストリップの反対側に開口部
    を有しかつその開口部の周囲に平面状の開放面を備え、
    前記第1の真空チャンバ体と協働して前記ストリップの
    突き合わせ部を取り囲む真空チャンバを形成する第2の
    真空チャンバ体と、 前記第2の真空チャンバ体の前記開放面の上方で前記開
    口部を閉じるように走行自在に配置され、前記突き合わ
    せ部に沿って電子ビームを放射する電子銃を備えた走行
    板と、 前記第2の真空チャンバ体の前記開放面と前記走行板と
    の間をこれらの間に配置されたシール材を介してシール
    し、前記真空チャンバを真空に保持する第1のシール手
    段と を含むことを特徴とするストリップ連続処理用電子ビー
    ム溶接設備。
  2. (2)請求項1記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、前記第1のシール手段は、前記第2
    の真空チャンバ体の前記開放面に対面して位置し、前記
    シール材が接触する前記走行板と一体の壁部分と、前記
    開放面に前記開口部を取り囲むよう設けられた少なくと
    も1つの溝と、前記溝に連通して設けられ、前記狭い間
    隙に侵入した空気を吸引する吸引手段とを含むことを特
    徴とするストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備。
  3. (3)請求項1記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、 前記第1及び第2の真空チャンバ体の一方に設けられ、
    他方の真空チャンバ体の前記2つのストリップとの接触
    面を基準面としてこれに該2つのストリップを押圧し、
    これらストリップをそれぞれ挟持するクランプ手段と、 前記基準面及びクランプ手段の内側で前記第1及び第2
    の真空チャンバ体にそれぞれ設けられ、前記ストリップ
    と真空チャンバ体の間をシールする第2のシール手段と をさらに含むことを特徴とするストリップ連続処理用電
    子ビーム溶接設備。
  4. (4)請求項3記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、前記第2のシール手段は、前記一方
    の真空チャンバに設けられ、前記基準面とほぼ同一平面
    をなす比較的硬い第1のシール材と、この第1のシール
    材に対向して前記他方の真空チャンバ体に設けられた比
    較的柔らかい第2のシール材とを含み、前記クランプ手
    段は、前記第2のシール材に近接して配置され、前記2
    つのストリップを拘束する2つのクランプ部材と、前記
    2つのクランプ部材をそれぞれ前記基準面に向けて押圧
    するアクチュエータ手段とを含むことを特徴とするスト
    リップ連続処理用電子ビーム溶接設備。
  5. (5)請求項4記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、前記第1及び第2のシール材の少な
    くとも一方を幅方向に複数個に分割し、それらの間に少
    なくとも1つの空間を設け、この空間を吸引手段に連通
    させて該空間に侵入した空気を吸引することを特徴とす
    るストリップ連続処理用電子ビーム溶接設備。
  6. (6)請求項1記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、 前記2つのストリップの相対する板幅端の各側において
    前記2つのストリップの突き合わせ部の延長上で相互に
    隣接して配置され、前記板幅端に対して出し入れ自在の
    2つのシールタブを有し、この2つのシールタブをそれ
    ぞれ前記2つのストリップの板幅端に押圧しかつ前記第
    1及び第2の真空チャンバ体間で挟持することにより該
    板幅端と真空チャンバ体間のシールを行う第3のシール
    手段 をさらに含むことを特徴とするストリップ連続処理用電
    子ビーム溶接設備。
  7. (7)請求項6記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、前記2つのシールタブは前記2つの
    ストリップよりも厚みが大であることを特徴とするスト
    リップ連続処理用電子ビーム溶接設備。
  8. (8)請求項6記載のストリップ連続処理用電子ビーム
    溶接設備において、前記2つのシールタブは、各々、芯
    板と、この芯板の上下面に接触する柔らかいシール材と
    を含むことを特徴とするストリップ連続処理用電子ビー
    ム溶接設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102489863A (zh) * 2011-12-26 2012-06-13 东北大学 一种制备特厚复合钢板的真空焊接机构
CN109093270A (zh) * 2018-11-05 2018-12-28 北京星航机电装备有限公司 一种大型钣焊舱体口盖成形制造装置及方法

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