JPH0420023Y2 - - Google Patents

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JPH0420023Y2
JPH0420023Y2 JP12476486U JP12476486U JPH0420023Y2 JP H0420023 Y2 JPH0420023 Y2 JP H0420023Y2 JP 12476486 U JP12476486 U JP 12476486U JP 12476486 U JP12476486 U JP 12476486U JP H0420023 Y2 JPH0420023 Y2 JP H0420023Y2
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injection
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形機において、溶融材料の射
出充填完了後、溶融材料がキヤビテイ部から射出
部へ逆流するのを阻止する逆流防止装置に関す
る。
〔背景技術とその問題点〕
従来、射出成形機において、溶融材料がキヤビ
テイ部から射出部へ逆流するのを防止するには、
ノズル中にシヤツト・オフ・ノズルを設けたり、
或いは金型ゲート部を工夫することが広く行われ
ている。
しかし、前者の方法では、ノズルの構造が複雑
化するばかりでなく、射出充填時の溶融材料の流
動抵抗が大きくなる問題がある。また、後者の方
法では、溶融材料の逆流を確実に防止できない欠
点がある。
そこで、本出願人は、先に、このような欠点を
解決する方法として、特願昭60−224048号を提案
した。これは、溶融材料のキヤビテイ部への射出
充填完了後、スプールブツシユに対してノズルを
変位させるようにしたものである。例えば、スプ
ールブツシユとノズルとの接触面が平面図の場合
には、その平面方向へスライドさせ、また、球面
や円弧面の場合にはその球面の球心などを支点と
して回動させる。すると、スプールブツシユに形
成されたスプール口がノズルの先端面で閉塞され
る結果、溶融材料の逆流を簡易な方法で、かつ確
実に防止できるようになつた。
ところで、スプールブツシユのノズルとの接触
面が平面の場合において、その平面方向へノズル
を移動させる場合、射出装置全体を移動自在に構
成する必要がある。その場合、移動を行わせる駆
動装置を射出装置のノズルから離れた部分に連結
すると、駆動装置による力が射出装置にかかるた
め、射出装置全体に強度をもたせなければなら
ず、結局装置の大型化を招く。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、このような問題を解決し、簡
易な構造で確実に溶融材料の逆流を防止できると
とに、全体に強度をもたせる必要がなく、コンパ
クトに構成できる射出成形機における溶融材料の
逆流防止装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
そのため、本考案は、駆動装置からの応力伝達
部が最小限に抑えられるように構成してある。す
なわち、スプールブツシユのスプール口が開口さ
れた面と、溶融材料を射出充填する射出装置のノ
ズル先端面とを互いに密接する平面部とし、前記
射出装置を前記平面方向へ移動自在に設けるとと
もに、射出装置のノズル部近傍に射出装置を前記
平面方向へ移動させる駆動装置を連結したことを
特徴とする。
これにより、駆動装置による移動力はノズル部
近傍の連結部からノズルにかけてだけ作用するこ
とになる。従つて、それ以外の部分は自重分を移
動させるだけの剛状でよいため、全体としてコン
パクトに構成できる。
〔実施例〕
第1図は射出部が上向きの竪型射出成形機の断
面を、第2図はその正面図をそれぞれ示してい
る。これらの図において、略箱形に形成されたフ
レーム1の上部には、下型2と上型3とを型締め
する型締装置11が設置されているとともに、フ
レーム1内には前記型内に溶融材料を射出充填す
る射出装置21が設置されている。
型締装置11は、前記フレーム1の天井壁1A
上に設置され下型2を有する固定プラテン12
と、この固定プラテン12と基盤部材13とを連
結する数本のタイバー14と、基盤部材13に取
り付けられた型締シリンダ15と、この型締シリ
ンダ15のラム15Aに連結され前記タイバー1
4に摺動自在に嵌合された上型3を有する可動プ
ラテン16と、固定プラテン12と基盤部材13
との間に挿入されかつタイバー14に螺合された
ナツト17による締付力を受ける中間枠材18と
から構成されている。
射出装置21は、油圧モータ22と、材料投入
用ホツパー23と、シリンダ24と、このシリン
ダ24内に収納された材料混練、可塑化装置用の
スクリユーに油圧モータ22の駆動力を伝達する
駆動ユニツト25と、シリンダ24の先端に設け
られた射出シリンダ26と、この射出シリンダ2
6の先端に設けられたノズル27とを含む。
射出シリンダ26は、内部に射出プランジヤを
有し、かつ水平なシリンダ24に対して直角にか
つ上向きに取り付けられている。ホツパー23お
よびシリンダ24などは駆動ユニツト25に連結
され、この駆動ユニツト25は台車29に軸28
を支点として上下方向へ揺動自在に取り付けられ
ている。台車29は、前記フレーム1内に一部が
侵入するように敷設されたレール30上を走行で
きるようになつている。
台車29の後端面には、台車29の移動を所定
ストローク許容するストロークリミツタ31が設
けられている。ストロークリミツタ31は、前記
レール30上に固定された固定ブラケツト32
と、前記台車29の後端面に突設されたねじ軸3
3と、このねじ軸33に螺合されかつ固定ブラケ
ツト32に貫通されたストツパ34とから構成さ
れている。ストツパ34の両端には鍔34A,3
4Bが設けられている。従つて、各鍔34A,3
4Bからブラケツト31までの隙間(α+β)分
だけ台車29の移動が許容されている。
また、射出シリンダ26のノズル27近傍の両
側には、前記台車29を前記ストロークリミツタ
31の許容ストローク内で移動させる駆動装置4
1が設けられている。各駆動装置41は、前記射
出シリンダ26の上部両側に垂直に取り付けられ
た平カム42と、この平カム42の係合溝42A
に係合されたカムフオロワ43を有する係合部材
44と、この係合部材44を第1図中左右方向へ
移動させるシリンダ45とから構成されている。
平カム42に形成された係合溝42Aは、垂直
で、かつ内側壁の上部が上方へ向かうに従つて次
第に広がる方向へ切欠かれている。
また、射出シリンダ26の左右両側には、第2
図に示す如く、一対のシリンダ51が設けられて
いる。各シリンダ51は、その上端が前記固定プ
ラテン12に回動自在に連結されているととも
に、下端が射出シリンダ26に設けられたブラケ
ツト52に回動自在に連結されている。従つて、
前記軸28を中心とした射出装置21の下向きの
重量は一対のシリンダ51により支持されてい
る。シリンダ51が収縮動すると、射出装置21
は、軸28を中心に上向きに揺動し、第1図に示
す如く前記ノズル27を前記天井壁1Aの穴4お
よび前記固定プラテン12の穴12Aを通して前
記下型2に圧接させた後、前記型締シリンダ15
の作動により型締めされる上型3と下型2とのキ
ヤビテイ内に溶融材料を射出充填する。一方、シ
リンダ51を伸長動させると、射出装置21が軸
28を中心に下方へ首振りかる。すると、駆動装
置41のカムフオロワ43から平カム42の係合
溝42Aが外れるので、その状態において、スト
ロークリミツタ31のねじ軸33とストツパ34
との螺合を外した後、台車29を手動でレール3
0に沿つて走行させると、ノズル27の周辺が露
出状態となるため、ノズル27などの点検修理な
どの作業を行なえる。
第3図および第4図は前記下型2のスプールブ
ツシユ61とノズル27との関係を示している。
スプールブツシユ61には、内部にスプール62
が形成されているとともに、そのスプール口62
Aが開口する面に前記シリンダ45の移動方向と
互いに平行な平面部63が形成されている。ま
た、これに圧接するノズル27の先端面にも、前
記平面部63と密接する平面部64が形成されて
いる。なお、平面部64は、ノズル27のノズル
口27Aがスプールブツシユ61のスプール口2
7Aから完全にずれた状態において、スプール口
62Aを閉塞できる大きさに形成されている。ま
た、シリンダ45のストロークは少なくともノズ
ル口27Aの直径に余裕を加えた寸法以上に設定
されている。
次に本実施例の作用を説明する。
いま、シリンダ51の収縮動によつてノズル2
7がクランプされた状態、つまりノズル27が下
型2のスプールブツシユ61に圧接し、かつノズ
ル27のノズル口27Aとスプールブツシユ61
のスプール口62Aとが互いに連通した第3図の
状態において、溶融材料の射出充填を行う。溶融
材料の射出充填完了後、シリンダ45を駆動させ
ると、そのピストンロツドに連結された係合部材
44のカムフオロワ43が平カム42を第1図中
左方へ移動させるようとするので、台車29はレ
ール30に沿つてストロークリミツタ31の許容
ストローク分移動される。
すると、スプールブツシユ61とノズル27と
は第4図の関係になる。つまり、スプールブツシ
ユ61に対してノズル27が左方向へ平行移動さ
れ、スプールブツシユ61のスプール口62Aが
ノズル27の平面部64で閉塞されるとともに、
ノズル口27Aがスプールブツシユ61の平面部
63で閉塞される。これにより、溶融材料の逆流
が防止される。
この際、シリンダ45による力は平カム42か
らノズル27にかけてのみ作用することなるか
ら、それ以外の部分は自重分を移動させるだけの
剛状でよいため、全体としてコンパクトに構成で
きる。
一方、シリンダ51の伸長動によつてノズル2
7をアンクランプすると、射出装置21は軸28
を支点としてノズル27が下方へ首振りする。す
ると、係合部材44のカムフオロワ43から平カ
ム42の係合溝42Aが外れるので、射出装置2
1と駆動装置41との機械的連結が切離される。
これにより、ノズル27などの点検修理などの作
業を容易に行なえる。
従つて、本実施例によれば、溶融材料の射出充
填完了後、スプールブツシユ61に対して射出装
置21全体を横方向へ平行移動させ、つまりスプ
ール口62Aに対してノズル口27Aを横方向へ
ずらし、ノズル27の平面部64でスプールブツ
シユ61のスプール口62Aを閉塞するようにし
たので、従来のようにノズル内にシヤツト・オ
フ・ノズルを設けたり、或いはゲート部を工夫し
なくても、溶融材料の逆流を確実に防止できる。
このため、構造的にも簡易である。同時に、ノズ
ル27のノズル口27Aもスプールブツシユ61
の平面部63で閉塞されるので、ノズル口27A
からの溶融材料の漏れも防止することができる。
また、射出装置21を移動させる駆動装置41
を射出装置21のノズル27の近傍に連結したの
で、駆動装置41による力は連結部からノズル2
7にかけてのみ作用することになる。従つて、そ
れ以外の部分は自重分が移動に耐え得る剛性を備
えていればよいので、全体としてコンパクトに構
成できる。
しかも、射出装置21のノズル27の近傍に平
カム42を設け、この平カム42の係合溝42A
に係合するカムフオロワ43をシリンダ45側に
設け、この両者によつて連結するようにしたの
で、射出装置21と駆動装置41との機械的連結
を切離することができる。
なお、上記実施例では竪型の射出成形機につい
て述べたが、横型射出成形機でも適用できる。さ
らに、型締機構は、上記実施例で述べた機構に限
らず、トグル機構を用いたものでもよい。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、簡易な構造で確
実に溶融材料の逆流を防止できるとともに、全体
に強度をもたせる必要がなく、コンパクトに構成
できる射出成形機における溶融材料の逆流防止装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその正面図、第3図および第4図はスプール
ブツシユとノズルとの要部を示す図である。 21……射出装置、27……ノズル、41……
駆動装置、61……スプールブツシユ、62A…
…スプール口、63,64……平面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプールブツシユのスプール口が開口された面
    と、溶融材料を射出充填する射出装置のノズル先
    端面とを互いに密接する平面部とし、前記射出装
    置を前記平面方向へ移動自在に設けるとともに、
    射出装置のノズル部近傍に射出装置を前記平面方
    向へ移動させる駆動装置を連結し、溶融材料の射
    出充填完了後、駆動装置によつて射出装置を移動
    させてスプールブツシユのスプール口をノズルの
    先端面で閉塞するようにしたことを特徴とする射
    出成形機における溶融材料の逆流防止装置。
JP12476486U 1986-08-14 1986-08-14 Expired JPH0420023Y2 (ja)

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JP12476486U JPH0420023Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

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JP12476486U JPH0420023Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

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JPS6331913U JPS6331913U (ja) 1988-03-01
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JP12476486U Expired JPH0420023Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5390229B2 (ja) * 2009-03-25 2014-01-15 東洋機械金属株式会社 縦型射出成形機
JP5638916B2 (ja) * 2010-11-05 2014-12-10 古河電気工業株式会社 射出部とスプールブッシュとの接触構造

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