JPH04198226A - 耐蝕性強化樹脂管 - Google Patents

耐蝕性強化樹脂管

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JPH04198226A
JPH04198226A JP32454990A JP32454990A JPH04198226A JP H04198226 A JPH04198226 A JP H04198226A JP 32454990 A JP32454990 A JP 32454990A JP 32454990 A JP32454990 A JP 32454990A JP H04198226 A JPH04198226 A JP H04198226A
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JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
resin
glass fibers
pipe
oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP32454990A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tsukamoto
塚本 昌博
Shigeyuki Ito
重幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐蝕性に優れ、がっ比較的安価な強化樹脂管
に関するものである。
(従来の技術) 近年、レジンモルタル等の中間層の内外面に、長尺のガ
ラス繊維を強化材とする強化樹脂層を設けた複合管が提
案されている。この複合管は、金属管やコンクリート製
管に比べて軽量で耐蝕性にも優れている。
従来より、この複合管の強化材に用いられるガラス繊維
としては、Eガラスと呼ばれるガラス繊維が使用されて
いた。この複合管は、大口径の下水道等に使用されるこ
とがある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記従来のEガラス繊維は、高応力負荷状態で
の耐薬品性が充分とは言えず、特にアルカリや酸に対し
て弱いので、無限にその劣化が進行して強化樹脂層の強
度が著しく低下し、土圧等の外力で破損するといった不
都合を生じることがある。加えて、下水道に流下する水
には、生活排水に一般工業排水が含まれ、場所によって
は水質が極めて悪い、したがって、上記従来の複合管で
は充分な耐蝕性を示さないことがある。また、近年の管
の大口径化により、このような複合管を深く埋設するこ
とが予想され、このような場合、該複合管に高応力負荷
が加えられることとなる。
すなわち、この複合管を、高応力負荷が加わる地中深く
に埋設した状態で、該複合管内に、水質が極めて悪い排
水が流れるような場合、いわゆる環境応力によるヒビや
ワレが発生する不都合が生じることとなる。
そのため、Cガラス繊維と呼ばれる耐蝕性ガラス繊維を
使用することが考えられるが、このガラス繊維はEガラ
ス繊維よりも高価であるため、複合管の製造コストが高
くなってしまい、また強度的にもEガラス繊維に劣ると
いった不都合を生じる。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたもので、比較的安
価で耐蝕性にも優れた耐蝕性強化複合管を提供すること
を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明の耐蝕性強化複合管は、合成樹脂中に、補強材と
してガラス繊維が使用された強化樹脂管において、酸化
ケイ素が52〜56重量%、酸化アルミニウムが12〜
16重量%、酸化ホウ素が5重量%以下の含有率を有す
る一般ガラス繊維と、酸化ケイ素が56〜65重量%、
酸化アルミニウムが2〜12重量%、酸化ホウ素が2重
量%以下の含有率を有する特殊ガラス繊維とからなり、
−般ガラス繊維:特殊ガラス繊維の重量比が4:1〜1
:4の割合で含有された補強材が使用されたものである
一般ガラス繊維としては、通常Eガラス繊維として市販
されているものを使用することができる。
特殊ガラス繊維としては、通常Cガラス繊維またはEC
RCガラス繊維て市販されているものを使用することが
できる。
これらガラス繊維の使用形態としては、ロービング、ク
ロス、マット、チョップストランド等いずれの形態のも
のであってもよい。
また、上記一般ガラス繊維:特殊ガラス繊維の重量比は
、4:1よりも一般ガラス繊維の含有量が増えると、高
負荷状態での耐蝕性に劣ることとなり、1:4よりも一
般ガラス繊維の含有量が少なくなると、ガラス繊維の大
部分が特殊ガラス繊維となり、」スト高になってしまう
本発明で用いられる合成樹脂としては、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、フラン樹
脂等の熱硬化性樹脂が使用され得る。また、これらの合
成樹脂には、必要に応じて適宜、充填剤を混入して使用
してもよい、ただし、これらの合成樹脂の種類や充填剤
の使用の有無等は特に限定されるものではない。
なお、このようになる耐蝕性補強樹脂管は、単体で使用
することも可能であるが、この耐蝕性補強樹脂管を内外
強化樹脂層とし、この間にレジンモルタル等の中間層を
設けた複合管として使用することも有効である。この場
合、耐蝕性補強樹脂管に含有される合成樹脂と中間層の
レジンモルタル等は、同一の樹脂であってもよいし、異
なった樹脂であってもよい。ただし、この複合管の場合
、内側強化樹脂層の厚みが、複合管全体の厚みの1゜%
以上であることが好ましい。この厚みが10%未満であ
ると、補強材としてのガラス繊維の量が不足し、管偏平
等を生じることとなり、応力が負荷された際、充分な耐
蝕性を発揮しないことがある。
また、この耐蝕性補強樹脂管には、必要に応じて管内面
に保護層を設けてもよい。この保護層としては、例えば
ガラスサーフエースマット1層に合成樹脂を含浸させた
ものを使用することが考えられる。この際、ガラスサー
フエースマットにも、上記組成割合のガラス繊維を使用
することが好ましい。
(実施例) 以下、本発明に係る実施例と、これらの比較対象となる
比較例とを挙げ、本発明についてすぐれている所領を具
体的に明らかにする。
〔第1実施例〕 ■耐蝕性強化樹脂管の製造 φ600のマンドレルに離型処理がされたセロハンを巻
き付けた後、この上からイソ系不飽和ポリエステル樹脂
(促進剤、硬化剤を配合したもの)を均一に塗布し、E
ガラス製ガラスペーパー(30g/rrf)に樹脂を含
浸させながら1層まきつけ、樹脂含有率85%で厚み0
.2++aの内面保護層を形成した。
次に、一般ガラス(下記に詳細を示す)と特殊ガラス(
下記に詳細を示す)との重量比を1:3としたロービン
グを用意した。そして、このロービングを、前記保護層
の表面に、フィラメントワインディング法により巻回し
、該ロービングをマンドレルの周方向に積層した。つい
で、この表面に、マンドレルの長手方向に沿うようにし
てロービングを積層した。以後、周方向に沿ったロービ
ング層と、長手方向に沿ったロービング層とを交互に積
iした後、ロービングに含浸させた樹脂を硬化させた。
なお、この樹脂は、ロービングと同比率で使用した。こ
のことにより、前記内面保護層の表面に、厚さ3.0I
Ilの強化層が形成された耐蝕性強化樹脂管を得た。
一般ガラス  酸化ケイ素    55w%(Eガラス
) 酸化アルミニウム 14層%酸化ホウ素     
6層% その他成分    25w% TEX    2400 特殊ガラス  酸化ケイ素    58w%(ECRガ
ラス)酸化アルミニウム l1w%酸化ホウ素    
 0w% 酸化チタン     2層% 酸化亜鉛      3層% その他成分    26w% TEX    2400 ■耐蝕性強化樹脂管の性能評価 次に、第1図に示すように、このようにして得た耐蝕性
強化樹脂管(以下、単に樹脂管と言う、)1の上下に弾
性シート2,2を介して挟持板3゜3を当接し、この挟
持板3.3間の連結ボルト4を締結することによって樹
脂管1の周方向に高応力負荷をかけ、管内面での周方向
発生歪が7500 X10−’(この時の樹脂管の撓み
は8%)となるように固定した。そして、この樹脂管1
の両端に止水板5.5を設け、該樹脂管1の管内面に5
%硫酸水溶液を入れて樹脂管1の状態を観察した。以下
、10%硫酸水溶液、5%水酸化ナトリウム水溶液につ
いても同様の試験を行った。
その結果、いずれの水溶液についても、10000時間
経過後、樹脂管1に何ら変化が見られなかった。
〔第2実施例〕 特殊ガラスを下記の組成に変更し、その他は上記第1実
施例と同様にして耐蝕性強化樹脂管を製造した。
特殊ガラス  酸化ケイ素    65w%(Cガラス
)  酸化アルミニウム  4層%酸化ホウ素    
 2層% その他成分    19w% TEX    2400 そして、上記第1実施例と同様の性能評価を行った。
その結果、いずれの水溶液についても、20000時間
経過後、樹脂管に何ら変化が見られなかった。
〔第1比較例〕 特殊ガラスを使用せず、−Cガラス(第1実施例の一般
ガラスと同組成)のみによって強化層を形成した他は、
上記第1実施例と同様にして樹脂管を製造した。
そして、上記第1実施例と同様の性能評価を行った。
その結果、5%硫酸水溶液および10%硫酸水溶液につ
いては、250時間経過後、最大発生歪の部分で管軸方
向にそって大きな環境応力割れを起こし、樹脂管が破壊
した。また、5%水酸化ナトリウム水溶液については、
1000時間経過後、同様に樹脂管が破壊した。
〔第2比較例〕 上記第1実施例における一般ガラスと特殊ガラスとの重
量比を9:1とし、その他は同様にして樹脂管を製造し
た。
そして、上記第1実施例と同様の性能評価を行った。
その結果、5%硫酸水溶液については、750時間経過
後、最大発生歪の部分で管軸方向にそって大きな環境応
力割れを起こし、樹脂管が破壊した。また、10%硫酸
水溶液については、500時間経過後、同様に樹脂管が
破壊した。さらに、5%水酸化ナトリウム水溶液につい
ては、2500時間経過後、同様に樹脂管が破壊した。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によると、一般ガラス繊維:
特殊ガラス繊維の重量比を4:1〜1:4としているの
で、従来の一般ガラスのみよりなる複合管に比べて、高
応力負荷状態での耐薬品性に優れた樹脂管を得ることが
できる。また、高価な特殊ガラス繊維のみではなく、一
般ガラス繊維と特殊ガラス繊維との双方を用いているた
め、コスト高にならず経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は樹脂管の評価試基状態を示す縦断面図、
第1図(b)は同正面図である。 1・・・耐蝕性強化樹脂管 特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1)馨 第1図 (a) ム 第1図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)合成樹脂中に、補強材としてガラス繊維が使用され
    た強化樹脂管において、 酸化ケイ素が52〜56重量%、酸化アル ミニウムが12〜16重量%、酸化ホウ素が5重量%以
    下の含有率を有する一般ガラス繊維と、 酸化ケイ素が56〜65重量%、酸化アル ミニウムが2〜12重量%、酸化ホウ素が2重量%以下
    の含有率を有する特殊ガラス繊維とからなり、一般ガラ
    ス繊維:特殊ガラス繊維の重量比が4:1〜1:4の割
    合で含有された補強材が使用されたことを特徴とする耐
    蝕性強化樹脂管。
JP32454990A 1990-11-26 1990-11-26 耐蝕性強化樹脂管 Pending JPH04198226A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011111713A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 宇部興産株式会社 ポリアミド樹脂組成物
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