JPH0419774Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419774Y2
JPH0419774Y2 JP1987143404U JP14340487U JPH0419774Y2 JP H0419774 Y2 JPH0419774 Y2 JP H0419774Y2 JP 1987143404 U JP1987143404 U JP 1987143404U JP 14340487 U JP14340487 U JP 14340487U JP H0419774 Y2 JPH0419774 Y2 JP H0419774Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
ring
cavity
magnet
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987143404U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6448016U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987143404U priority Critical patent/JPH0419774Y2/ja
Publication of JPS6448016U publication Critical patent/JPS6448016U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0419774Y2 publication Critical patent/JPH0419774Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は樹脂磁石製造のための永久磁石内磁金
型用入駒、特に極異方配向金型用入駒に関し、更
に詳しくは、永久磁石の位置の変動や射出圧等に
よる変形を防止した射出成形用内磁型入駒に関す
るものである。
「従来技術と問題点」 従来、この種の入駒にあつては、第1図に示す
如く、キヤビテイ1を形成する非磁性体部2の外
周より複数の凹状部3が設けられ、該凹状部3内
に永久磁石4が挿入され、接着剤により固定され
ている。しかし乍ら、かかる構造の入駒において
は、凹状部3内の奥まで隙間なく永久磁石4を挿
入したとしても、接着剤が固化する迄の間に緩み
が生じたり、また仮に隙間なく接着したとしても
接着力が弱いために凹状部内に隙間5が発生する
ことが避けられない。
また、この様な問題を解決するために、上記入
駒の外周に常温でリングを装着することが考えら
れるが、単に常温でリングを装着しても、その緊
締性には自ら限界があり、実質的に上記隙間を取
り除く迄には至らない。かくして、第2図に図示
する如く、該凹状部3とキヤビテイ1との間に非
磁性体部2が射出圧等により変形を起こし、その
結果キヤビテイ1が変形し、成形体の寸法安定性
が著しく害され、実用に耐えないものとなる。
「問題点を解決するための手段」 本考案者らはかかる実情に鑑み、上記問題点を
解決するべく鋭意研究の結果、本考案に到達した
ものである。
即ち、本考案は円筒状もしくは円柱状のキヤビ
テイの外周の非磁性体部に設けた複数の凹状部内
に、該凹状部より僅かに大き目の永久磁石が装入
され、且つ外周に熱バメにより装着されたリング
により、前記凹状部内に永久磁石が密装されてな
る内磁型入駒を内容とするものである。
本考案の実施態様を示す図面に基づいて説明す
ると、第3図において、本考案の入駒はキヤビテ
イ1の外周の非磁性体部2に設けた複数の凹状部
3内に該凹状部より僅かに大き目の永久磁石4が
装入され、且つ、その外周に軟磁性材料からなる
リング6が焼きバメにより装着されている。
上記キヤビテイ1は円柱状(図示したもの)も
しくは円筒状であり、円筒状の場合はキヤビテイ
空間内に内径を構成するセンターピン部が設けら
れる。
非磁性体部2はSUS304等オーステナイト系ス
テンレス鋼、銅ベリリウム合金、YHD50(日立金
属製)等のハイマンガン鋼或いはN−7等の非磁
性超硬合金等の公知の材料が全て使用できる。
永久磁石4はフエライト磁石、アルニコ磁石、
Fe−Cr−Co磁石、稀土類コバルト磁石、Pt−Co
磁石、Mn−Al−C磁石、Nd−Fe−B系磁石等
公知の永久磁石が全て使用できるが、実用的には
Fe−Cr−Co磁石、稀土類コバルト磁石、Nd−
Fe−B系磁石の中から選択するのが望ましい。
永久磁石の形状は実質的に直方体であることが
好ましく、また永久磁石の形状パーミアンスが5
以上であることが好ましく、更には作用面(キヤ
ビテイに面した部分)の形状がキヤビテイに沿つ
た円弧状であることが更に好ましく、かかる形状
とすることにより、磁束が集中してキヤビテイ内
の磁場が強くなる。また永久磁石の保磁力
(iHc)は50000e以上で且つ表面磁束密度は7000G
以上であることが好ましく、更にはキユリー温度
が400℃以上であることが好ましい。
永久磁石は所望の磁極数に応じて配設され、極
異方配向の場合は、第3図に示す如く、隣り合う
永久磁石は交互に反対極をキヤビテイ中心に向け
て配置される。
リング6は例えばS50C等の軟磁性材料からな
ることが好ましい。軟磁性材料を用いることによ
り、該リングが磁気回路を形成し、永久磁石のパ
ーミアンスを高めるからである。該リングの厚さ
はキヤビテイの大きさ等により一概に決められな
いが、概ね1〜15mmの範囲が好適である。該リン
グが余り薄過ぎると、熱バメ力が小さく所期の効
果が不十分となり、一方、余り厚過ぎると、熱バ
メ力は大きくなるが、熱容量が大き過ぎ、永久磁
石の磁力を弱める。
上記リング6は非磁性体部2の凹状部3内に永
久磁石4を挿入した後、外周に熱バメにより装着
される。即ち、リングは加熱の際の熱膨張により
内径を大きくした状態で、非磁性体部2及び永久
磁石4の外周に嵌め込まれた後、冷却により収縮
し、密着状態で装着される。この場合、永久磁石
4を凹状部3よりも僅かに大き目とし、凹状部3
より僅かに突出した状態でリング6を熱バメによ
り装着することにより、凹状部3内に隙間なく永
久磁石4を密装する。熱バメの温度は800℃以下、
より好ましくは600℃以下である。また、本考案
において、接着剤を併用しても良いことは云うま
でもない。
本考案において、樹脂磁石組成物に用いられる
樹脂としては公知のポリマーが用いられ、例えば
EVA、ポリアミド、PP、PE、PVC、アクリル
樹脂、メタクリル樹脂、塩素化ポリエチレン樹
脂、PPS、ポリカーボネート等が単独又は混合し
て用いられる。また、磁性粉としてはマグネトプ
ラムバイト型のSr又はBaフエライトが好適であ
る。添加剤としては公知のものがその目的に応じ
て用いられる。即ち、フエライト粉末の分散性に
ついては使用する樹脂に応じて適当な表面処理剤
が用いられ、例えばシラン系カツプリング剤、チ
タネート系カツプリング剤、高級脂肪酸及びその
金属塩、フオスフオン酸エステル等がこれに含ま
れる。また安定性向上剤、抗酸化剤、紫外線吸収
剤、滑剤等の添加剤もその目的に応じて、また樹
脂との関連に応じて適宜使用される。
「作用・効果」 叙上の通り、本考案によれば、永久磁石の位置
が変動したり、キヤビテイ形状が変形したりする
ことが防止され、寸法安定性の良好な成形体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の入駒の一例を示す概要図、第2
図は同部分拡大図、第3図は本考案の入駒の実施
態様を示す概要図である。 1……キヤビテイ、2……非磁性体部、3……
凹状部、4……永久磁石、5……隙間、6……リ
ング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状もしくは円柱状のキヤビテイの外周の
    非磁性体部に設けた複数の凹状部内に、該凹状
    部より僅かに大き目の永久磁石が装入され、且
    つ外周に熱バメにより装着されたリングによ
    り、前記凹状部内に永久磁石が密装されてなる
    内磁型入駒。 2 リングの厚さが1〜15mmの範囲である実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の入駒。
JP1987143404U 1987-09-18 1987-09-18 Expired JPH0419774Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987143404U JPH0419774Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987143404U JPH0419774Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6448016U JPS6448016U (ja) 1989-03-24
JPH0419774Y2 true JPH0419774Y2 (ja) 1992-05-06

Family

ID=31410198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987143404U Expired JPH0419774Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0419774Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62186508A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 極異方性樹脂磁石成形用金型

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62186508A (ja) * 1986-02-12 1987-08-14 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 極異方性樹脂磁石成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6448016U (ja) 1989-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5829754U (ja) ドアロツク用アクチユエ−タ
EP1072807A3 (en) Composite-type elctromagnet and radial magnetic bearing
WO2010067553A1 (ja) 円柱状ボンド磁石およびその製造方法並びに棒状磁石体
JPH0419774Y2 (ja)
JP2006019573A (ja) 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。
JP2003527744A (ja) 単磁石部品の製造及びマガジン化方法並びに小型化した磁石系の製造のためのその組み立て及びその磁石系
JPS6134249B2 (ja)
JPH0452027Y2 (ja)
JP4556439B2 (ja) モータ用極異方性円筒状磁石成形用金型
JPH05175038A (ja) 極異方円筒状磁石
JPH07250460A (ja) 極磁場配向用ダイスおよび可撓性マグネットの製造方法
JP4218762B2 (ja) 磁場中熱処理装置
JPH01129741A (ja) ローター用マグネット
JP3062187B1 (ja) ラジアル異方性磁石
JP2003151825A (ja) マグネットローラ
JPS62156802A (ja) 樹脂磁石及びその成形用金型
JPS62186508A (ja) 極異方性樹脂磁石成形用金型
JPS59136916A (ja) 永久磁石の製造方法
JP4013916B2 (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石の配向処理装置
JPS63185007A (ja) ラジアル配向磁石とその製造方法
JP2603920Y2 (ja) スピーカ
JPS63265553A (ja) 極異方性樹脂磁石ロ−タ−
JPH071727B2 (ja) 異方性樹脂磁石およびその製造方法
JPH0562807B2 (ja)
JPS6239526B2 (ja)