JPH0419753A - トナ―およびその製造方法 - Google Patents

トナ―およびその製造方法

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JPH0419753A
JPH0419753A JP2124799A JP12479990A JPH0419753A JP H0419753 A JPH0419753 A JP H0419753A JP 2124799 A JP2124799 A JP 2124799A JP 12479990 A JP12479990 A JP 12479990A JP H0419753 A JPH0419753 A JP H0419753A
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toner
shell material
core material
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polymer
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Yasushige Nakamura
安成 中村
Yoshimichi Katagiri
善道 片桐
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仁昭 伊達
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 電子写真などに用いられる磁気ブラシ現像剤としてのト
ナーおよびその製造方法に関し、トナーのフィルミング
の発生がなく、また、高い帯電能を有するとともに圧力
定着性が良好なトナーおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とし、 芯物質および殻物質よりなるトナーであって、前記芯物
質に用いられるバインダ化合物として下記構造式(1)
、  (n)に示す分子中に水酸基およびアミド基をそ
れぞれ少なくとも1個以上を有する化合物を用い、前記
殻物質として重合可能な重合性単量体組成物の重合体を
用いるように構成する。
H R−M−R(I[) (ただし、 M・(CH2)□、C6H4,(Σ R: CH3(CH2)ゎ−NH−C0(Q、m、n≧
1)) また、前記芯物質の表面に前記殻物質を静電的に付着さ
せ、機械的熱的エネルギーにより前記芯物質表面に前記
殻物質を融着するように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、電子写真などに用いられる磁気ブラシ現像剤
としてのトナーおよびその製造方法に関する。
電子写真法としては、米国特許第2297691号等に
記載された方式が周知である。これは一般には光導電性
を有する静電潜像担体にコロナ放電などにより一様な静
電荷を与え、種々の手段により静電潜像担体上に光像を
照射することによって電気的潜像を形成し、次いで潜像
をトナーと呼ばれる着色微粉末を用いて現像可視化し、
必要に応して紙等にトナー画像を転写した後、圧力、熱
、光等により定着を行い印刷物を得るものである。
前記トナーの現像方法としては、特に米国特許第278
6439号等に記載された磁気ブラシ現像方法が広く実
用化されている。磁気ブラシ現像方法について詳説する
と、磁性キャリアとトナーとを混合攪拌して互いに逆極
性に摩擦帯電させた磁性現像剤を用い、磁性現像剤を磁
石上に保持したブラシ状の穂により静電潜像担体表面を
擦過することによりトナーのみを電気的な吸引力により
分離付着させ、静電潜像を現像するものである。従来、
磁性現像剤としてはいわゆる二成分系磁性現像剤、詳し
くはキャリアとして平均粒径100μm程度の鉄粉、フ
ェライト粉、マグネタイト粉などの磁性粉末またはこれ
らの磁性粉末の樹脂被覆粉末が、また、前記トナーとし
て天然または合成高分子物質よりなるバインダ樹脂中に
着色などを分散し平均粒径10μm程度に微粉砕した非
磁性絶縁性粉末が常用されている。
[従来の技術] かかるトナーの定着方法として、加圧によりトナーを塑
性変形させて定着を行う圧力定着方法、トナーに熱を加
えてトナーを溶融させて定着を行う熱ロール定着方法や
オーブン定着方法、有機溶剤によりトナーを溶融させて
定着を行う溶剤定着方法、光を照射してそのエネルギー
でトナーを溶融させて定着を行う光定着方法などの方式
かあるか、このなかで最も簡便な方法は加圧によりトナ
ーを定着する圧力定着方式である。すなわち、本定着方
法は 1、定着に必要なエネルギー源が必要ないことから装置
の小型化に適する。
2、熱ロール定着方式など他の定着方式で必要とされる
ウオームアツプ時間が必要ないことから、クイックスタ
ートが可能である。
3、定着に際して、熱や光エネルギーを新たに必要とし
ないことから装置の消費電力を低く抑えることが可能と
なる、 などの利点を有しており、パーソナルユースの小型複写
機や小型プリンタの定着方式として近年大いに注目され
ている定着方式である。
したがって、従来のトナーには圧力定着用のバインダ樹
脂が用いられる。この圧力定着に用いるバインダ樹脂は
、紙などの記録媒体上に加圧のみで強固に定着させる必
要があることから、圧力を受けることにより容易に塑性
変形を起こす軟質な樹脂、例えば低分子量のポリエチレ
ンワックス、ポリプロピレンワックスなどを用いること
が望ましいとされていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなトナーに軟質樹脂を単独で用
いると、以下の問題点が生じる。
1、トナー保存中や装置内のトナー補給ホッパ中におい
て、僅かな圧力や熱によりトナー粒子同士が相互に付着
したブロッキングやケーキングなどの凝集現象を起こす
。この現象が生じると、トナーホッパからのトナー補給
がスムーズに行われなくなる。
2、ブロッキングやケーキングが生じる粒子同士か凝集
するため、トナーの粒径、形状が変わることなどに基つ
き、トナーに対する摩擦帯電か適切に行えなくなる。
3、バインダ樹脂か軟質であるがために、トナーを摩擦
帯電させる部位、例えば、−成分現像方法ではブレード
等、二成分現像方法ではキャリア等にトナーが粘着(フ
ィルミング)して、トナーに適切な摩擦帯電が行えなく
なる。
4、例示した、ポリエチレン、ポリプロピレン化合物等
の一般に圧力定着用トナーバインダに多用される樹脂は
染料等の帯電助剤を添加した場合においても、摩擦帯電
され難い特性を有しており、使用環境条件や現像プロセ
ス条件の僅かな変動により現像に必要な帯電量を維持て
きなくなる。
5、フォトコンドラムに対してトナーがフィルミングを
起こすことにより、フォトコンドラムの光学的、電気的
特性を損い、適切な潜像形成ができなくなることがある
本発明は、以上の実情に鑑みなされたもので、トナーフ
ィルミングの発生がなく、また、高い帯電能を有すると
ともに圧力定着性か良好なトナーおよびその製造方法を
提供することを目的とする。
1課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、芯物質および殻
物質よりなるトナーであって、前記芯物質に用いられる
バインダ化合物として下記構造式(I)、  (n)に
示す分子中に水酸基およびアミド基をそれぞれ少なくと
も1個以上を有する化合物を用い、前記殻物質として重
合可能な重合性単量体組成物の重合体を用いるものであ
る。
R(CH2)J   CHCH)    (I)H R−M−R(II) (たたし、 M : (CH2) 、 、 C6Ha 、 −()R
: CH3−(CH2) 、、−NH−C0(J2. 
m、  n≧1)) 以下、本発明の詳細な説明する。
まず、分子中に水酸基を有するカルボン酸化合物と1級
アミン化合物の縮重合により、カプセルトナーの芯物質
の主成分を得る。これに染料、カーボンブラックなどの
着色剤を溶融混練後、粉砕分級し、芯物質を得る。
次に、重合可能な単量体をカチオン(アンオン)重合ま
たは縮合重合またはラジカル重合(懸濁重合または乳化
重合)によって微粒子化(5μm以下)し、殻物質を得
る。
この際、縮合重合は熱硬化性樹脂を溶液中で重合する方
法、またはスプレードライによる重合方法をとる。また
、ラジカル重合を使用する場合、懸濁重合法の方が分散
剤の環境安定性への影響か少なく、より好ましい。
以下ラジカル重合を用いる場合は、重合開始剤を重合性
単量体に溶解させ、この重合性単量体組成物をホモミキ
サや超音波ホモジナイザを用いて、水などの分散媒中に
分散させる。ついて、ラジカル重合し、単量体組成物を
硬化させ、微小粒子を得る。
重合開始剤は水溶性や油溶性の開始剤を1種類もしくは
2種類以上組み合わせて任意に使用することができ、重
合には熱および光やγ線等の電磁波を任意に使用するこ
とができる。
重合開始剤としては公知のどのような水溶性の光重合開
始剤であってもよいが、その具体例としてはベンゾイン
、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエー
テル、ベンジル、ベンゾフェノン、3.3’ 、 4.
4’−テトラ−(i−ブチルパーオキシカルボニル)ペ
ンゾフエノンソディウムベンゼンサルフィネート、ソデ
ィウムp−トルエンサルフィネート、ジイソプロピルパ
ーオキシジカーボネイト、イソブチリルパーオキサイド
、イソプロピルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、サクシニックアシッドパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、2.2−アゾビスイソブチロニトリ
ル、1.1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボ
ルニル)、2.2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2.2’−アゾビス(メ
チルイソブチレート)、2.2−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)ジアセテート、2,2−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)ジヒドロクロライド、23−ブタンジ
オール、3,4−ヘキサンジオール、 3ソデイウムホ
ルムアルデビドジサルフアイト、4−ピペリジツールヒ
ドロクロライドなどを使用することができる。さらにこ
れらの開始剤は1種もしくは複数種組み合わせて使用す
ることができる。
一方、殻剤の原料となるビニル系単量体としては公知の
ものが利用できる。具体例を挙げれば、スチレン、α−
メチルスチレン、0−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、ク
ロロスチレン、ブロモスチレン、ジクロロスチレン、ジ
プロモスチレン、p−フェニルスチレン、1e11−ブ
チルスチレン、メチルメタクリレート、n−ブチルメタ
クリレート、n−オクチルメタクリレート、メチルアク
リレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、マ
レイン酸、マレイン酸ハーフエステル、アクリロニトリ
ル、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、1.3−ブタジェン、イソプロピルジ
メタクリルイソステアロイルチタネートなどがある。
これらの単量体は単独もしくは混合して使用することが
できる。
次に、前記芯物質と前記殻物質を高速で攪拌混合を行い
、殻物質を芯物質に静電的に付着させる(オーダードミ
クスチャ)。次に、このオーダードミクスチャを高速で
板に衝突させるような衝撃力を加え、衝突エネルギによ
り殻物質を融着させてカプセルトナーを形成する。
[作用] 圧力定着方式においては、定着性を向上させるため、バ
インダに軟質樹脂を用いる必要がある。
しかし、これを用いると二成分現像剤においては、キャ
リア表面にトナーが融着するキャリアフィルミングが発
生し、トナーが帯電しなくなり正常な印字特性を維持て
きなくなってしまう。
一方、逆に硬質樹脂を用いると、良好な圧力定着性が得
られなくなってしまう。
これらの問題は前記カプセルトナーにより解決される。
このカプセルトナーでは、優れた圧力定着性を有する芯
物質表面を殻物質で一様に被覆したため、定着性を良好
で、キャリアフィルミンクも発生することかなく、高い
帯電能を有している。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明は、実施例により限定されるものではない。
実施例1 まず、芯物質を下記のようにして製造する。
モノアミド樹脂    分子構造 CH3−(CH2) 、−N11−Co−(C112)
。−C)l−CLH n・3〜3094重量部 染料 5−34  (オリエント化学製)   3重量
部カーボンブラック Black Pes「1t L(
キャポット製)     3重量部 を溶融混練後、粉砕分級し、平均粒径12μmの芯物質
Aを得た。
次に、殻物質を下記の重量部を用いて製造する。
単量体 スチレン(和光紬薬製)        80重量部ブ
チルアクリレート(和光紬薬製)   10重量部2−
エチルへキシルメタクリレート(和光紬薬製)10重量
部 重合開始剤 アゾビスイソブチロニトリル(和光紬薬製)1重量部 すなわち、上記開始剤および分散剤としてポリビニルア
ルコール(和光紬薬社製)102%入りの蒸留水500
重量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20’C)
てディスパーサ−(9,81)0+、 p、 m)を用
いて3分間攪拌した。その後ディスパーサ−をスリーワ
ンモータに変え、10(1,p、 mにて攪拌しながら
50℃、10時間で重合した。次に、水に分散した重合
物を遠心分離し、ろ別した。この重合物をphが8以下
になるまで水洗を3回繰り返し、平均粒径0.9μmの
大きさの殻物質Aの粒子を作成した。
次に、芯物質Aを77重量部及び殻物質Aを23重量部
ヘンシェルミキサ(FM−108型、三井三池製作所エ
ンジニアリング)により攪拌混合を行い、殻物質Aを芯
物質へ表面に静電的に付着させた。次に、前J2混合物
を高速気流中衝撃カプセル化法により、トナー表面に融
着させたところ平均粒径145μmのカプセルトナーが
得られる。
(1)定着性試験 次に、試作したカプセルトナーをミニ現像機を用いてト
ナー層の厚さの異なる(15〜30μm)粉像を普通紙
上に作製し、これを圧力定着用試験機の圧力定着部を通
してトナーの定着像を得た。なお、本試験機の圧力定着
部の線圧は15J/cm 、ニップ長0.6+nmであ
る。次に、この定着像に対して粘着テープ(スコッチメ
ンディングテープ、住友3M社製)を一定荷重(1kg
)を張りつけて、25cm/sで引き剥がし、テープ引
き剥がし前後の光学濃度の比によって定着率を求め、定
着性を評価した。
現像後のトナーの粉像の厚さにかかわらず、定着率90
%以上と良好な圧力定着性を示した。
(2)攪拌時間に伴う帯電量の推移 次に、試作したカプセルトナーと樹脂コートフェライト
キャリア(平均粒径100μm)をトナー濃度4wt%
て混合し、ボールミルを用いて攪拌を行った。10m1
n、 1.51100h攪拌時に現像剤採取し、各時間
の帯電量を測定した。
10m1n攪拌時の帯電量は一12μC/gを示し、こ
れより1ooh攪拌を行っても一10μC/gの帯電量
を維持した。
(3)キャリアフィルミングの有無 次に、100h攪拌後のキャリアの表面状態をSEM象
で観察することによりキャリアフィルミングの有無を調
べた。
キャリア表面にトナー融着はまった(認められず、トナ
ーフィルミングは発生していなかった。
実施例2 芯物質Aと以下の製造方法によって作成された殻物質B
を用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成
した。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)10重量部重合開始
剤 2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテー
ト(和光紬薬製)           1重量部を用
いて殻物質Bを製造した。
すなわち、上記開始剤および分散剤としてポリビニルア
ルコール(和光紬薬社製)0.02%入りの蒸留水50
0重量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20°C
)でホモミキサーf24.000+、 p、 m)を用
いて3分間攪拌した。その後ホモミキサーをスリーワン
モータに変え、100+、 p、 mにて攪拌しながら
50℃、1θ時間で重合した。次に、水に分散した重合
物を遠心分離し、ろ別した。この重合物をpbが8以下
になるまで水洗を3回繰り返し、平均粒径Q、9μmの
大きさの殻物質Bの粒子か作成された。
得られたカプセルトナーについて実施例1の(1)、 
(2)、 (3)の評価を同様に行った。
現像後のトナーの粉像の厚さにかかわらず、定着率80
%以上と良好な圧力定着性を示した。
10m1n攪拌時の帯電量は一12μC/gを示し、こ
れより100h攪拌を行っても一12μC/gの帯電量
を攪拌した。
キャリア表面にトナーの融着はまったく認められず、ト
ナーフィルミングは発生していなかった。
比較例1 カプセルトナーの芯物質について実施例1の(1)、 
(2)、 (3)の評価を同様に行った。
(1)定着率は粉像の厚さにかかわらず95%以上と良
好であった。
(2)10分攪拌時には一8μC/gであるが、1h攪
拌すると−2,8μC/gとなり100hでは−2,1
μC/gとほとんど帯電しなかった。
f3) +00b攪拌後のキャリアの表面にはトナーが
融着しており顕著なトナーフィルミングが確認された。
実施例3 実施例3および実施例4においては、トナーの殻物質と
してフッ素化合物を含有した重合体を用いている。フッ
素化合物を用いると、特に水性か高く、フィルミングが
少なくなる。
芯物質Aと以下の製造方法によって作成された殻物質C
を用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成
した。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)10重量部トリフロ
ロエチルメタクリレート(共栄社油脂製)10重量部 重合開始剤 2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテー
ト(和光紬薬製)           1重量部を用
意する。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)0.1]2%入りの蒸留水500
重量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20°C)
でディスパーサ−(9,800+、 p、 m)を用い
て3分間攪拌した。その後、ディスパーサ−をスリーワ
ンモータに変え、l0To、 p、 mにて攪拌しなが
ら50℃、10時間で重合した。次に、水に分散した重
合物を遠心分離し、ろ別した。この重合物をphか8以
下になるまで水洗を3回繰り返し、平均粒径09μmの
大きさの殻物質Cの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
実施例4 芯物質Aと以下の製造方法によって作成された殻物質り
を用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成
した。
単量体 スチレン(和光紬薬製)        80重量部ブ
チルアクリレート(和光紬薬製’)   l(1重量部
パーフロロオクチルメタクリレート(共栄社油脂製)1
0重量部 重合開始剤 2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテー
ト(和光紬薬製)           1重量部を用
意する。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)0.02%入りの蒸留水500重
量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20°C)で
ホモミキサー(24,OHM、 p、 m)を用いて3
分間攪拌した。その後ホモミキサーをスリーワンモータ
に変え、]001.I1.mにて攪拌しなから50℃、
1[1時間で重合した。次に水に分散した重合物を遠心
分離し、ろ別した。この重合物をphが8以下になるま
で水洗を3回繰り返し、平均粒径09μmの大きさの殻
物質りの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
実施例5 実施例5および実施例6においては、トナーの殻物質と
してシラン化合物を含有した重合体を用いている。シラ
ン化合物を用いると、水性が高くフィルミングが少なく
なる。
芯物質Aと以下の製造方法により作成された殻物質Eを
用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成し
た。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)If]重量部γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ製)
10重量部 重合開始剤 2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテー
ト(和光紬薬製)           1重量部を用
意した。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)0.02%入りの蒸留水500重
量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20℃)でデ
ィスパーサ−(9,800r、 p、 m)を用いて3
分間攪拌した。その後ディスパーサ−をスリーワンモー
タに変え、lo[l+、 t)、 mにて攪拌しながら
50°C,+[1時間で重合した。次に水に分散した重
合物を遠心分離し、ろ別した。この重合物をphが8以
下になるまで水洗を3回繰り返し、平均粒径09μ山の
大きさの殻物質Eの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
実施例6 芯物質Aと以下の製造方法によって作成された殻物質F
を用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成
した。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)   10重量部3
−メタクリロキシプロピルトリス(メトキンエトキシ)
シラン(チッソ製)        10重量部重合開
始剤 2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテー
ト(和光紬薬製)           1重量部を用
意した。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)0.02%入りの蒸留水500重
量部中に前記単量体組成物を入れ、室温(206C)で
ホモミキサー(24,00Or、 p、 m)を用いて
3分間攪拌した。その後、ホモミキサーをスリーワンモ
ータに変え、I00+、 p、 mにて攪拌しなから5
0°C110時間で重合した。次に、水に分散した重合
物を遠心分離し、ろ別した。この重合物をphが8以下
になるまで水洗を3回繰り返し、平均粒径09μmの大
きさの殻物質Fの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
実施例7 実施例7および実施例8においては、トナーの殻物質と
して次式(]11)に示すホスファセン誘導体を含有し
た重合体を用いている。ホスファセン誘導体を用いると
、特に、硬度か大きく、耐水性、熱安定性が優れている
ため、トラムおよびキャ;Jアのフィルミングが少なく
なる。
(上記式においてX1〜X6は同一もしくは異なってい
てもよく、それぞれ水素、ハロゲン及びアクリルもしく
はメタクリル含有の基からなる群から選ばれる基を表す
。但し、X1〜X6のうち少なくとも1つはラジカル重
合可能なアクリルもしくはメタクリル含有の基からなる
。) 芯物質Aと以下の製造方法により作成された殻物質Gを
用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成し
た。
また、ホスファゼン誘導体を以下のように合成する。
すなわち、ヘキサクロロシクロトリホスファゼン(新日
曹化学)1重量部、ピリジン3重量部をベンゼン10重
鷺部に溶解したのち、ヒドロキシエチルメタクリレート
2重量部を2時間で滴下し、60℃で10時間反応し、
下記構造式の化合物を得た。
(ここでX : C112=C(CH3)−COOCH
2C1120−を示す。) 次に、殻物質を以下のように製造する。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)10重量部前記構造
式の化合物         10重量部重合開始剤 2.2−アゾビスイソブチロニトリル(和光紬薬製)1
重量部 を用意する。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)002%入りの蒸留水500重量
部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20°C)でデ
ィスパーサ−(9,800+、 p、 m)を用いて3
分間攪拌した。その後、ディスパーサ−をスリーワンモ
ータに変え、100+、p、mにて攪拌しながら50℃
、10時間で重合した。次に水に分散した重合物を遠心
分離し、ろ別した。この重合物をphか8以下になるま
で水洗を3回繰り返し、平均粒径05μmの大きさの殻
物質Gの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
実施例6 芯物質Aと以下の製造方法によって作成された殻物質H
を用い、実施例1と同様の方法でカプセルトナーを作成
した。
単量体 スチレン(和光紬薬製)80重量部 ブチルアクリレート(和光紬薬製)10重量部パーフロ
ロオクチルメタクリレート(共栄社油脂製)10重量部 重合開始剤 22−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジアセテート
(和光紬薬製)           1重量部を用意
する。
次に、上記開始剤および分散剤としてポリビニルアルコ
ール(和光紬薬社製)G、H%入りの蒸留水500重量
部中に前記単量体組成物を入れ、室温(20°C)でホ
モミキサー(24,000+、 p、 m)を用いて3
分間攪拌した。その後、ホモミキサーをスリーワンモー
タに変え、100+、 p、 mにて攪拌しながら50
℃、10時間で重合した。次に水に分散した重合物を遠
心分離し、ろ別した。この重合物をphか8以下になる
まで水洗を3回繰り返し、平均粒径09μmの大きさの
殻物質Hの粒子を作成した。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果か得られた。
実施例9 実施例9においては、トナーの殻物質としてヘンゾグア
ナミン樹脂またはメラミン樹脂を原料とする硬化樹脂球
形微粒子を用いている。この微粒子を用いると、耐水性
、熱安定性に優れるため、ドラムやキャリアのフィルミ
ングが少なくなる。
前記芯物質Aを77重量部及び殻物質として0.3μm
メラミンとホルムアルデヒド縮合物(エポスタ−512
3日本触媒化学)を23重量部ヘンシェルミキサ(FM
−108型 三井三池製作所エンジニアリング)により
攪拌混合を行い、殻物質を芯物質A表面に静電的に付着
させた。次に、前記混合物を高速気流中衝撃カプセル化
法により、トナー表面に融着させたところ平均粒径12
,9μmのカプセルトナーが得られた。
得られたカプセルトナーについて、実施例1の定着性試
験、攪拌時間に伴う帯電量の推移の測定、およびフィル
ミングの有無の調整を行ったところ、実施例1と同様な
効果が得られた。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、フィルミン
グの発生が少なくなり、高い帯電能を有するとともに圧
力定着性が良好なトナーを得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯物質および殻物質よりなるトナーであって、前
    記芯物質に用いられるバインダ化合物として下記構造式
    ( I )、(II)に示す分子中に水酸基およびアミド基
    をそれぞれ少なくとも1個以上を有する化合物を用い、
    前記殻物質として重合可能な重合性単量体組成物の重合
    体を用いることを特徴とするトナー。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) R−M−R(II) {ただし、 M:(CH_2)_m、C_6H_4、▲数式、化学式
    、表等があります▼R:CH_3−(CH_2)_n−
    NH−CO(l、m、n≧1)}
  2. (2)前記重合体としてフッ素化合物を含有した重合体
    を用いることを特徴とする請求項1記載のトナー。
  3. (3)前記重合体としてシラン化合物を含有した重合体
    を用いることを特徴とする請求項1記載のトナー。
  4. (4)前記重合体としてホスファゼン誘導体を含有した
    重合体を用いることを特徴とする請求項1記載のトナー
  5. (5)前記殻物質としてベンゾグアナミン樹脂またはメ
    ラミン樹脂を原料とする硬化樹脂球形微粒子を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載のトナー。
  6. (6)前記芯物質の表面に前記殻物質を静電的に付着さ
    せ、機械的熱的エネルギーにより前記芯物質表面に前記
    殻物質を融着させたことを特徴とするトナーの製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138985A (ja) * 2002-08-23 2004-05-13 Toppan Forms Co Ltd 薄膜被覆トナー、薄膜被覆トナーの製造方法

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