JPH04193547A - インクジェットプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの製造方法

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JPH04193547A
JPH04193547A JP33191090A JP33191090A JPH04193547A JP H04193547 A JPH04193547 A JP H04193547A JP 33191090 A JP33191090 A JP 33191090A JP 33191090 A JP33191090 A JP 33191090A JP H04193547 A JPH04193547 A JP H04193547A
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JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
etching
silicon substrate
printer head
etched
Prior art date
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Pending
Application number
JP33191090A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Furubayashi
古林 久敏
Kazutaka Uda
和孝 宇田
Yasuhiko Inami
井波 靖彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、インク室の容積を変化させて、ノズルよりイ
ンクを吐出するインクジェットプリンタへ、ドの製造方
法に関するものである。
〈従来の技術〉 インクジェットプリンタは、低騒音で普通紙に記録でき
て、カラー化も容易である事などから、最近注目されて
いる。インクンエツト記録方式には大別してコンティニ
アス方式とオンデマンド方式かあり、インク回収が不要
で、装置の小型化と低価格化に適したオンデマンド方式
が主流になりつつある。このオンデマンド方式には、主
としてサーマル式と圧電式かある。サーマル式は発熱に
よるインクの沸騰を利用し、圧電式は圧電素子の振動に
よるインク室の体積変化を利用している。
圧電式はサーマル式に比べて、インクの物性に関する制
約が少なく、印加電圧によりインク滴の大きさを制御す
ることができるという利点を備えている。しかしながら
、周波数応答性が低い、圧電素子の配列ピッチを狭くで
きないという欠点も有している。
ところで、これらのインク吐出に用いられるインクジェ
ットノズルの加工精度はインクジェットプリンタの印字
品質に直接影響する重要な要因であり、特にノズルを複
数個形成するマルチノズルの場合には、各ノズルの大き
さにより文字の印字ドツト径が変化するため、各ノズル
の大きさのバラツキにより、均一な印字ができなくなる
という問題が発生する。
ノズル精度を向上させるために、シリコンの異方性エツ
チング技術を用いて、シリコン基板に溝加工をする方法
が特開昭54−146633及び特開昭55−9466
0に開示されている。これらの公開特許公報に開示され
ているインクジェットプリンタヘッドの製造工程図を第
4図(a)乃至(d)に示す。まず、第4図(a)及び
(b)において、(100)の面を有する第1のシリコ
ン基板41にエツチングマスク42により、ノズル溝、
圧力室及びインク室の溝、圧電体用貫通孔のパターンを
形成させる。尚、第4図(a)は基板下側の平面図であ
り、同図(b)は同図(a)のA−A’断面図である。
次に、第4図(C)において、異方性エツチングにより
、ノズル溝43、圧力室44及びインク室45の溝、圧
電体用貫通孔46を形成させる。前記異方性エツチング
は、第1の/リフン基板41に圧電体用貫通孔46か形
成された時点で停止している。それぞれの溝の深さは、
マスクパターンにより決定される溝の幅で制御されるが
、通常、ノズル溝の深さは30〜100μmの範囲に、
圧力室44及びインク室45の溝の深さは約150〜3
00μmの範囲に形成される。その後、第4図(d)に
おいて、ノズル溝43、圧力室44及びインク室45の
溝か形成された第1のシリコン基板41と、溝加工か施
されていない第2のシリコン基板48を溝か内側になる
ように接合させ、圧電体用貫通孔46に圧電体47を挿
入させてインクジェットプリンタヘッドを製造している
。このように、上記方法では、深さの異なる、ノズル溝
と圧力室及びインク室の溝とを形成する際、ノズル溝の
両側面を形成する(111)の面のエツチング速度が遅
いことを利用してノズル溝の寸法精度か保たれるように
している。
また、特開昭58−51162では、ノズル部と圧力室
及びインク室を別々に作製した後、結合する方法が開示
されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記特開昭54−146633及び、特
開昭55−94660では、ノズル溝かオーバーエツチ
ングされ、寸法精度か悪くなってしまうという問題が発
生していた。即ち、(100)面のシリコン基板に異方
性エツチングを施すと、理想的には(111)面で囲ま
れた7字溝の部分は、7字溝の形成が完了した時点で自
動的にエツチングが停止するはずであるか、実際には(
111)面も、ごくゆっくりであるがエツチングが進行
し、設計値からずれが生じることになる。印字ドツト径
は、ノズルの大きさにより変化するため、ノズル部の寸
法精度が悪くなると、印字濃度が均一にならなかったり
、マルチノズルの場合は印字むらが発生する等の問題が
発生していた。
また、ノズルの方向は<110>結晶軸の方向に正確に
一致しているのが好ましいが、実際には完全な一致は不
可能である。第3図はシリコン基板の結晶の方位角とマ
スクパターンとのずれ角度とノズル幅の関係を示した図
であり、横軸は基板の結晶に対する方位角に対するマス
クパターンのずれ角度、縦軸はエツチング後のノズル幅
である。
同図に示すように、方位角とマスクパターンのず□れ角
度が大きいほとノズル幅も増大し、寸法精度も悪くなる
また、特開昭58−51162のように、ノズル部と圧
力室及びインク室とを別々に作製してから結合させると
、余分な部品や組み立て工程か必要となり、生産性が悪
くなる。
本発明は、ノズル部の寸法精度か高く、かつノズル部と
インク室及び圧力室とを一体形成させることが可能なイ
ンクジェットプリンタヘッドを提供することを目的とす
る。
く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するするために本発明では、シリコン基
板に、マスクパターンを形成させた後、エツチングによ
り溝加工をすることによってインり流路を形成し、該シ
リコン基板と平板からなる振動板とを溝を内側にして接
合するインクジェットプリンタヘッドの製造方法におい
て、シリコン基板のノズル部を形成する部分に第1のエ
ツチングマスクを形成し、溝加工する領域の周囲には、
上記第1のエツチングマスクよりも厚い第2のエツチン
グマスクを形成して、インクジェットプリンタヘッドを
製造する。
〈作用〉 上述のように、シリコン基板のノズル部を形成する部分
に第1のエツチングマスクを形成し、溝加工をしない部
分には上記第1のエツチングマスクよりも厚い第2のエ
ツチングマスクを形成すると、エラ升ング開始時は、エ
ツチング速度が遅いエツチングマスクによって覆われて
いるノズル部 ゛はエツチングされず、圧力室及びイン
ク室のみかエツチングされるか、時間の経過とともにノ
ズル部のエツチングマスクがエツチングされ、やがてシ
リコン面が露出するとシリコンの異方性エツチングが開
始される。 この時第1のエツチングマスクと、第2の
エツチングマスクの厚さはそれぞれ以下のとおり設定す
ればよい。
まず、第1のエツチングマスクの厚さは、シリコン基板
のエツチング速度をV、エツチングマスクのエツチング
速度をυ、ノズル溝の深さをA1圧力室及びインク室の
溝の深さをBとすると、全エツチング時間T及びノズル
溝のエツチング時間tはそれぞれ下記の(1)式および
(2)式で表され、圧力室及びインク室のエツチングが
開始されてからのノズル溝のエツチング開始時間の遅れ
T−tは、(3)式で表される。
T = B/V               ・・・
(1)t=A/V               ・・
・(2)T−t = (B−A)/V        
・・ (3)従って、ノズル部のエツチングマスクの厚
さdlは、下記の(4)式で表される。
d、−υ (T−t)= (B−A)v/V−(4)ま
た、第2のエツチングマスクは、全エツチング時間Tで
エツチングされる、エツチングマスクの厚さd、よりも
厚くすればよい。((5)式)%式%(5) このように、本発明では、ノズル溝よりも深い圧力室及
びインク室がノズル溝よりも先にエツチングが開始され
、ノズル溝か形成された時点てエツチングを停止してい
るので、高い寸法精度か必要なノズル溝のオーバーエツ
チングを防くことかできる。
〈実施例1〉 以下、本発明の実施例を第1図〜第2図に従って詳細に
説明する。
第1図(a)乃至(i)は本発明の製造方法を説明する
ための工程図であり、第2図は本発明の製造方法により
得られるインクジェットプリンタヘッドの一例を示す構
造図である。同図(a)は平面図、同図(b)はA−A
’断面図である。
第1図(a)において、(100)結晶面の第1のシリ
コン基板1の両面に厚さ7000人の熱酸化膜7を形成
し、その上にフォトレジスト8を用いてノズルパターン
を形成した。次に、第1図(b)において、HF : 
NH,F=1 : 6のフッ酸緩衝液でエツチングする
ことにより熱酸化膜7をノズルパターン状に除去した。
この際、ノズル方向は溝の寸法精度を高くするために、
第1のシリコン基板の<100>方向と一致させておく
ことか望ましい。次に、第1図(C)において、厚さが
3500人となるように熱酸化膜9をノズル部に形成し
た。次に、第1図(d)において、フォトレジスト10
を用いて、圧力室及びインク室のパターンを形成し、第
1図(e)において、HF : NH,F=1 : 6
のフッ酸緩衝液でエツチングして圧力室及びインク室の
パターン状に熱酸化膜7を除去した。その後、第1図(
f)において、75℃、25wt%のKOH水溶液で異
方性エツチングをすることにより、ノズル溝3と圧力室
4及びインク室5の溝をそれぞれ形成した。前記異方性
エツチングはノズル溝3が完成した時点でこれを停止し
た。このように、エツチング液としてKOHを用いると
、熱酸化膜がゆっくりエツチングされるため、エツチン
グ時間による制御が確実に行われる。
即ち、上記異方性エツチングの開始時は、エツチング速
度が遅い熱酸化膜によって覆われているノズル部はエツ
チングされず、圧力室4及びインク室5のみかエツチン
グされるか、時間の経過とともにノズル部の熱酸化膜9
かエツチングされ、シリコン基板1が露出した時点でノ
ズル部の異方性エツチングが開始される。この時、ノズ
ル溝3が完成した時点でエツチングを停止すれば、ノズ
ル溝3のオーバーエツチングを防止することかでき、寸
法精度の高いインクジェットプリンタヘッドを得ること
ができる。
また、上述のとおりノズル方向を(100)シリコン基
板1の<110>方向に一致させているのでノズル溝3
の断面はシリコン基板lの表面と54.7℃の角度を成
すV字溝となる。本実施例では、ノズル溝3は幅55μ
m1深さ39μmのV字型となり、圧力室の幅は、40
0μm、圧力室4及びインク室5の深さはそれぞれ15
0μmに形成された。
次に、第1図(g)において、熱酸化膜7を一度フッ酸
で除去した後、再度保護膜として熱酸化膜11を形成し
、第1図(h)において、上述のようにノズル溝3、圧
力室4及びインク室5の谷溝を形成したシリコン基板1
とガラス、ステンレス、シリコン等の平板からなる振動
板2を溝か内側になるように、低融点カラスを介した熱
融着や静電接合によって接合した。その後、第1図(i
)において、ノズル長さか、30〜200μmとなるよ
うにノズル溝3を切断し、圧電体6を接合して第2図に
示すようなインクジェットプリンタヘッドを得た。
尚、ノズル溝3を形成させる異方性エツチングのエツチ
ング液はKOHの他にNaOHを用いても本実施例と同
様の効果か得られた。
〈発明の効果〉 本発明の製造方法を用いると、ノズル部よりも深い溝を
有する圧力室及びインク室とを一体形成できるため、高
性能のインクジェットプリンタヘッドを生産性よく、低
コストで製造することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(i)は本発明のインクジェットプリ
ンタヘッドの製造方法を説明するための製造工程図、第
2図(a)及び(b)は、本発明の製造方法によって得
られたインクジェットプリンタヘッドの構造図、第3図
はシリコン基板の結晶の方位角とマスクパターンとのず
れ角度とノズル幅との関係を示した説明図、第4図は従
来のインクジェットプリンタヘッドの製造方法を説明す
るための製造工程図である。    − 1・・・シリコン基板 2・・・振動板 3・・・ノズル部 4・・・圧力室 5・・・インク室 6・・・圧電体 11・・・熱酸化膜 代理人 弁理士 梅1)勝(他2名) (a)(わ (d) 矛11図 第20 %gn  sag晶ろ (1+= )(1り ンλ)l
ζ2−ンのt−+ a、y茶3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シリコン基板にマスクパターンを形成させた後、エ
    ッチングにより溝加工をすることによってインク流路を
    形成し、該シリコン基板と平板からなる振動板とを溝を
    内側にして接合するインクジェットプリンタヘッドの製
    造方法において、シリコン基板のノズル部を形成する部
    分に第1のエッチングマスクを形成し、溝加工する領域
    の周囲部分には上記第1のエッチングマスクよりも厚い
    第2のエッチングマスクを形成することを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタヘッドの製造方法。
JP33191090A 1990-11-27 1990-11-27 インクジェットプリンタヘッドの製造方法 Pending JPH04193547A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0652108A2 (en) * 1993-11-05 1995-05-10 Seiko Epson Corporation Ink jet print head and a method of manufacturing the same

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