JPH0419167B2 - - Google Patents

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JPH0419167B2
JPH0419167B2 JP21210183A JP21210183A JPH0419167B2 JP H0419167 B2 JPH0419167 B2 JP H0419167B2 JP 21210183 A JP21210183 A JP 21210183A JP 21210183 A JP21210183 A JP 21210183A JP H0419167 B2 JPH0419167 B2 JP H0419167B2
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JP
Japan
Prior art keywords
silicic acid
cake
slurry
acid
hydrous
Prior art date
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Expired
Application number
JP21210183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60108315A (ja
Inventor
Koji Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Silica Corp
Original Assignee
Nippon Silica Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Silica Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Silica Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、低含水率の含水ケイ酸過ケーキを
使用することを特徴とする微粉含水ケイ酸の製造
法に関するものである。詳しくは含水率が75重量
%以下の含水ケイ酸過ケーキを使用するもので
ある。 含水ケイ酸は通常湿式法により製造され、乾式
法の無水ケイ酸と共に一般にホワイトカーボンと
も云われ、カーボンブラツクに匹敵する性能を有
する白色のゴム補強剤として知られて居り、又農
薬用担体、分散剤、或は塗料、インク、接着剤、
合成樹脂、更には製紙等の填料、コーテイング剤
等として多岐分野に使用されている。 従来の微粉含水ケイ酸の製造方法は特公昭38−
17651号、或は特公昭51−25235号公報等に記述さ
れているが、いづれもケイ酸ナトリウム水溶液と
鉱酸、通常は硫酸との中和反応により微細な含水
ケイ酸を析出させ、その反応懸濁液を過し、水
洗脱水して含水ケイ酸過ケーキを得、次いでこ
れを乾燥、粉砕し、必要に応じ分級して製造され
ている。 上記方法において含水ケイ酸過ケーキの水分
含量は、過圧力をいくら高めて過しても80重
量%以下にすることは殆んど不可能であつた。そ
の理由は含水ケイ酸のケイ酸が凝集体構造であ
り、その凝集体内に内蔵されている水分は外部圧
だけでは除去出来ないことに起因すると推察され
た。 含水ケイ酸の湿式法の過工程ではその含水ケ
イ酸過ケーキは通常80重量%以上の水分を含有
しているので、この乾燥工程での熱エネルギーの
消費は極めて大きく、従つてその製品コストに及
ぼす影響も大きい。従つて、この含水率の低減は
大巾なコストダウンとなるので当業者の研究課題
となつていた。 本発明者は上記の通り通常の含水ケイ酸過ケ
ーキは凝集体構造であり、その凝集体に内蔵され
ている水分がケーキの水分含量を高めているとの
推定に基き鋭意研究を進めた結果、この凝集体構
造を破壊して得られる含水ケイ酸ケーキは低含水
率であることを見出し本発明を完成した。 即ち、本発明は、ケイ酸ナトリウム水溶液と鉱
酸を反応させ生成する含水ケイ酸の懸濁液を過
しこの過ケーキを水で洗浄し、過後得られる
含水ケイ酸過ケーキを撹拌してスラリー状と
し、これを加圧下に過脱水し、含水率70〜75重
量%の低含水率の含水ケイ酸過ケーキを得、こ
れを常法に従つて乾燥、粉砕、分級して微粉含水
ケイ酸を製造する方法である。 本発明方法による場合は公知の方法に比し乾燥
エネルギーの大巾な低減になると共に、その製品
において同等或はそれ以上の機能を有すること
は、後記実施例のゴム補強充填剤として用いた場
合で示す通りである。 本発明の含水ケイ酸ケーキの凝集体の破壊はそ
の凝集体内に内蔵される水分をケイ酸粒子の付着
水分とする方法であれば何等差し支えない。 本発明は以上によつて得られたスラリーを加圧
下過して脱水する。この過脱水時の過圧力
は0.5〜10Kg/cm2で、過時間を勘案すれば3.5〜
8Kg/cm2が望ましい。過圧力が0.5Kg/cm2以下
では含水率の減少に長時間を要し、又10Kg/cm2
上としてもその効果に余り差を生じない。 使用する過装置は、通常使用される加圧でき
る過装置であれば何等差し支えないが、特にフ
イルタープレスが好ましい。 以下本発明を実施例によつてその実施の態様を
説明する。 実施例 内容積30の撹拌装置を有するジヤケツト付反
応槽に、予めSiO2濃度13g/に調製された
Na2O・SiO2(モル比1:3.3)のPH10のケイ酸ナ
トリウム水溶液と85℃に加温した温水とを、それ
ぞれ1.05Kg、13.5Kg装入しこれを85℃に加温し、
これに比重1.063のケイ酸ナトリウム(Na2O・
SiO2モル比1:3.3)の水溶液10.7Kgと濃度98%
の硫酸0.736Kgとを同時に加え、これを85℃に保
温しつつ100分間反応させ、得られたSiO2濃度50
g/の微細な含水ケイ酸の反応懸濁液をフイル
タープレスで過し、不純物を温水で洗浄除去し
て得られた含水ケイ酸過ケーキ(含水率85重量
%)を往復撹拌機(島崎製作所製ALO4)にかけ
回転数230〜300c.p.mで30分間撹拌してスラリー
化した。次いでこのスラリーをフイルタープレス
で3.5Kg/cm2の圧力で1時間過して含水率75重
量%の低含水率のケーキを得た。このケーキを乾
燥、粉砕して微粉含水ケイ酸を得た。 上記の本発明により得た製品を使用し、下記の
配合でゴム加硫物を作り、その物性を測定しこれ
を従来品を使用した場合と比較した。 配合比(重量部) SBR1502 100 ステアリン酸 1 活性亜鉛華 3 加硫促進剤D 1.2 〃 DM 0.8 硫 黄 2 活性剤DEG 3 微粉含水ケイ酸 50
【表】 試験方法 一般加硫物性;JIS K6301に準ずる。但し引裂試
片はJIS−B型使用 摩耗試験;アクロン型、傾角15°、荷重6ポンド、
予備ずり400回、本試験1000回転後の摩耗減容 上記の通り本発明品の場合は従来品の場合と殆
んど同等の物性を示した。尚製造工程の乾燥にお
いて、蒸発すべき水分量を算出すると本発明方法
の場合は含水率が75重量%であり、含水ケイ酸が
25重量%であるので、含水ケイ酸トン当り2.8ト
ン○イ(下記計算値○イ)であるにに対し、従来法の
場合は85重量%であるのでトン当り5.4トン○ロ
(下記計算値○ロ)となり、その乾燥に要するエネ
ルギーは本発明による時は約半減した生産費を大
巾に減少させることができた。 (注)製品水分を4%とした計算値である。 計算値 ○イ 25×1.04=26 74/26≒2.8 ○ロ 15×1.04=15.6 84.4/15.6≒5.4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケイ酸ナトリウム水溶液と鉱酸を反応させ、
    生成する含水ケイ酸の懸濁液を過し、この過
    ケーキを水で洗浄し、過後得られる含水ケイ酸
    ケーキを乾燥、粉砕、分級する微粉含水ケーキ酸
    の製造法において、前記含水ケイ酸過ケーキを
    撹拌してスラリーとし、これを加圧下で過して
    脱水し、次いで乾燥、粉砕、分級することを特徴
    とする微粉含水ケイ酸の製造法。
JP21210183A 1983-11-11 1983-11-11 微粉含水ケイ酸の製造法 Granted JPS60108315A (ja)

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JP21210183A JPS60108315A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 微粉含水ケイ酸の製造法

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JP21210183A JPS60108315A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 微粉含水ケイ酸の製造法

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JPS60108315A JPS60108315A (ja) 1985-06-13
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CN110562988B (zh) * 2019-09-12 2023-10-31 青岛美高集团有限公司 一种隔热保温材料及其生产方法

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JPS60108315A (ja) 1985-06-13

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