JPH04190736A - 魚の選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イワシ、サバ、サンマ等の魚を大きさに応
じて選別する魚の選別装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、イワシ、サバ、サンマ等の魚においては、体長
と厚みは略比例する関係にある。このため、厚みを利用
して長さ別に選別することが多く行なわれている。

魚の選別装置として第３図に示したものが従来から知ら
れている。この選別装置は、多数のバー４０を左右方向
に等間隔に設け、各バー４０を同方向に回転し、その上
に魚を供給して隣接するバー４０間を通過する小さな魚
と、バー４０の先端より下方に落下する大きな魚の２段
階に選別するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記選別装置においては、魚の選別が２段階
であるため、複数の段階に選別しようとすると、バー４
０の間隔が異なる複数の選別装置をバー４０の間隔が小
さい選別装置から順に一方向に並べ、各選別装置のバー
４０の先端から落下する魚をコンベヤによって次の選別
装置に搬送する必要が生じ、選別装置が大型化する問題
がある。

この発明は上記の問題点を解決し、魚を複数段階に選別
することができる小型の選別装置を提供することを技術
的課題としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、この発明においては、水
平又は略水平に配置された複数の第１バーを左右方向に
等しい間隔をおいて平行に設け、隣接する第１バー間に
、先端に向けて下り勾配をもって傾斜する第２バーを配
置し、この第１バーおよび第２バーを同方向に回転させ
る駆動装置を設けた構成を採用したのである。

〔作用〕

上記のように構成すれば、第１バーと第２バーは相対的
に傾斜し、両バーの間隔は先端に向けて次第に広くなる
ため、第１バーと第２バー上に供給した魚は厚みに対応
する間隔から下方に落下する。このため、第１バーと第
２バーの下方に魚を受ける容器をバーの長さ方向に複数
設けておくことにより、容器に対応する数に魚を選別す
ることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を第１図および第２図に基づい
て説明する。

図示のように、水平又は先に向けて少し下り勾配をもっ
て配置された第１バー１は左右方向に等間隔に設けられ
、隣接する第１バー１間の２等分位置に第２バー２が配
置されている。

第２バー２のそれぞれは、先端に向けて下り勾配をもっ
て傾斜し、後端部は第１バー１と略同レベルに保持され
ている。

第１バー１と第２バー２のそれぞれは、第１駆動装置１
１および第２駆動装置１２の作動によって同一方向に回
転される。

ここで、第１駆動装置１１は、第１バー１の後端部にス
プロケット１３を取付け、そのスプロケット１３間にか
け渡したエンドレスチェーン１４を図示省略したモータ
で移動させるようにしている。

また、第２駆動装置１２は、第２バー２に交差する駆動
軸１５を図示省略したモータで回転し、その回転を互に
噛合する一対のベベルギヤ１６を介して第２バー２を回
転させるようにしている。

なお、駆動装置１１．１２は図示例のものに限定されな
い。

第１バー１と第２バー２の下方には、複数の容器２０が
バー１．２の長さ方向に設けられている。

また、第１バー１と第２バー２の後端部上方には第１バ
ー１および第２バー２上に魚を供給するベルトコンベヤ
３０の搬出端部が設けられている。

実施例で示す選別装置は上記の構造から成り、魚の選別
に際しては、第１バー１および第２バー２を同方向に回
転し、各バー１．２の回転状態において、ベルトコンベ
ヤ３０から第１バー１および第２バー２上に魚を供給す
る。

第１バー１と第２バー２のそれぞれは一方向に回転して
いるため、バー１．２との接触により魚は向きが調整さ
れ、頭又は尾がバー１．２の先端に向く状態とされる。

また、第１バー１と第２バー２上に供給された魚は、次
々と送り込まれる魚で押されて前方に移動する。

第１バー１と第２バー２とは相対的に傾斜して両バー１
．２間の間隔はバー先端に向けて次第に広くなっている
ため、魚は厚みに相当する間隔より下方の容器２０内に
落下し、容器２０の数に相当する段階に選別される。

なお、実施例では、第１バー１と第２バー２との下方に
複数の容器２０を設けたが、その容器２０に化工て複数
のベルトコンベヤを用い、各コンベヤで目的位置に搬送
してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係る魚の選別装置によれば、
第１バー間に設けた第２バーを傾斜させて第１バーと第
２バーの間隔を先端に向けて次第に広くしたので、魚を
大きさに応じて複数の階段に選別することができ。

また、第１バーと第２バーとを並べた簡単な構成である
ため、製作が容易であり、きわめて小型の選別装置を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る選別装置の一実施例を示す平面
図、第２図は同上の側面図、第３図は従来の選別装置を
示す平面図である。 １・・・・・・第１バー、　　　２・・・・・・第２バ
ー、１１・・・・・・第１駆動装置、１２・・・・・・
第２駆動装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平又は略水平に配置された複数の第１バーを左
   右方向に等しい間隔をおいて平行に設け、隣接する第１
   バー間に、先端に向けて下り勾配をもって傾斜する第２
   バーを配置し、この第１バーおよび第２バーを同方向に
   回転させる駆動装置を設けた魚の選別装置。