JPH04189852A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
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- JPH04189852A JPH04189852A JP31786890A JP31786890A JPH04189852A JP H04189852 A JPH04189852 A JP H04189852A JP 31786890 A JP31786890 A JP 31786890A JP 31786890 A JP31786890 A JP 31786890A JP H04189852 A JPH04189852 A JP H04189852A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ゴム組成物、特にタイヤ、防振ゴム、防舷
材等の各種ゴム製品に適用可能であり、中でも優れたグ
リップ性能を有する空気入りタイヤのトレッド用に好適
なゴム組成物に関する。
材等の各種ゴム製品に適用可能であり、中でも優れたグ
リップ性能を有する空気入りタイヤのトレッド用に好適
なゴム組成物に関する。
(従来の技術)
最近、自動車の性能向上、道路の舗装化及び高速道路網
の発達が著しく、これらに伴って高運動性能を備えた空
気入りタイヤに対する要求が強まっている。前記高運動
性能の中でグリップ性能は、重要な要求特性であり、加
速性能及びブレーキ性能に代表される。すなわち、これ
らの特性が高いほどいっそう高速で、しかもいっそう正
確かつ安全に走行することができる。
の発達が著しく、これらに伴って高運動性能を備えた空
気入りタイヤに対する要求が強まっている。前記高運動
性能の中でグリップ性能は、重要な要求特性であり、加
速性能及びブレーキ性能に代表される。すなわち、これ
らの特性が高いほどいっそう高速で、しかもいっそう正
確かつ安全に走行することができる。
従来、高グリップ性能を得るためには、タイヤのトレッ
ドゴム組成物として高スチレン含有率のスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴム(ガラス転移温度の高いゴム)を選択
するか、プロセスオイル及びカーボンブラックを高充填
した配合系を選択してゴム組成物のtonδ値を大きく
する必要があった。
ドゴム組成物として高スチレン含有率のスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴム(ガラス転移温度の高いゴム)を選択
するか、プロセスオイル及びカーボンブラックを高充填
した配合系を選択してゴム組成物のtonδ値を大きく
する必要があった。
また、温度上昇に伴うグリップ性能低下を改良する方法
として特開昭59−187011号公報に、1,3−ブ
タジェン、スチレン又はイソプレンなどのモノマーと、
ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェ
ートやジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホス
フェートなどのジフェニルホスフェート基を含むアクリ
レート又はメタクリレート化合物とを共重合して得られ
る共重合ゴムを使用することが記載されている。
として特開昭59−187011号公報に、1,3−ブ
タジェン、スチレン又はイソプレンなどのモノマーと、
ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェ
ートやジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホス
フェートなどのジフェニルホスフェート基を含むアクリ
レート又はメタクリレート化合物とを共重合して得られ
る共重合ゴムを使用することが記載されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、高グリップ性能を得るため、スチレン−
ブタジェン共重合体のスチレン含有率を高くした場合、
確かにグリップ性能は高くなるが、タイヤ走行によるゴ
ムの温度上昇に伴ってjanδ値が低下し、グリップ性
能が急激に低下してしまうといった問題点があった。一
方、プロセスオイル及びカーボンブラックの高充填によ
りグリップ性能は向上するものの、高充填には限界があ
ってこれを越すと破壊特性や耐摩耗性が著しく低下する
といった問題点があった。更に、上述の温度上昇に伴う
グリップ性能低下を改良する特開昭59−187011
号公報記載の方法は、天然ゴムには適用できないばかり
でなく、製造条件によっては得られた共重合ゴムの性質
が対応する通常のゴム、例えばスチレン−ブタジェン共
重合ゴム又はポリブタジェンゴムの本来有すべき性質よ
り劣るという問題点があった。
ブタジェン共重合体のスチレン含有率を高くした場合、
確かにグリップ性能は高くなるが、タイヤ走行によるゴ
ムの温度上昇に伴ってjanδ値が低下し、グリップ性
能が急激に低下してしまうといった問題点があった。一
方、プロセスオイル及びカーボンブラックの高充填によ
りグリップ性能は向上するものの、高充填には限界があ
ってこれを越すと破壊特性や耐摩耗性が著しく低下する
といった問題点があった。更に、上述の温度上昇に伴う
グリップ性能低下を改良する特開昭59−187011
号公報記載の方法は、天然ゴムには適用できないばかり
でなく、製造条件によっては得られた共重合ゴムの性質
が対応する通常のゴム、例えばスチレン−ブタジェン共
重合ゴム又はポリブタジェンゴムの本来有すべき性質よ
り劣るという問題点があった。
この発明の目的は、前記のような高温でのゴム組成物の
グリップ性能の低下を改良すると共にその他のゴム性能
の低下を防止するグリップ性能改良ゴム組成物を提供す
ることである。
グリップ性能の低下を改良すると共にその他のゴム性能
の低下を防止するグリップ性能改良ゴム組成物を提供す
ることである。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討した結
果、ゴム成分に特定のウレタン化合物を特定量配合する
ことにより、前記課題を解決しうることを確かめ、この
発明を完成するに至った。
果、ゴム成分に特定のウレタン化合物を特定量配合する
ことにより、前記課題を解決しうることを確かめ、この
発明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、天然ゴム、合成ゴム又はこれら
の混合ゴムからなるゴム100重量部に対し、一般式 (式中のR1は炭素原子数1〜10のアルキル基、ヘン
シル基又は炭素原子数6〜1oのアリール基でnが2以
上の場合、同一でも異なってもよく、R2は炭素原子数
60以下のn価の有機基であり、該有機基は任意にウレ
イド基又は置換ウレイド基で置換されてもよく、nは1
〜8の整数である。)で表されるウレタン化合物の少な
くとも1種0.1〜100重量部を配合してなるゴム組
成物である。
の混合ゴムからなるゴム100重量部に対し、一般式 (式中のR1は炭素原子数1〜10のアルキル基、ヘン
シル基又は炭素原子数6〜1oのアリール基でnが2以
上の場合、同一でも異なってもよく、R2は炭素原子数
60以下のn価の有機基であり、該有機基は任意にウレ
イド基又は置換ウレイド基で置換されてもよく、nは1
〜8の整数である。)で表されるウレタン化合物の少な
くとも1種0.1〜100重量部を配合してなるゴム組
成物である。
(作 用)
この発明において、ゴム成分としては天然ゴム又は合成
ゴムの単独又はこれらのゴムから選ばれた2種以上のゴ
ムのブレンドを使用することができる。合成ゴムの例と
しては、合成ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム
、スチレン−ブタジェン共重合ゴム等があげられる。
ゴムの単独又はこれらのゴムから選ばれた2種以上のゴ
ムのブレンドを使用することができる。合成ゴムの例と
しては、合成ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム
、スチレン−ブタジェン共重合ゴム等があげられる。
この発明に使用されるウレタン化合物は、式Iにおける
n−1の化合物も使用されるが、商業的に大量に製造さ
れるジイソシアナート化合物とアルコールから容易に得
られるn=2のウレタン化合物、例えば、 が好ましく、更にn=3以上のウレタン化合物、例えば
、 (m−1〜6) 及びモノウレタン化合物 も好適に使用することができる。
n−1の化合物も使用されるが、商業的に大量に製造さ
れるジイソシアナート化合物とアルコールから容易に得
られるn=2のウレタン化合物、例えば、 が好ましく、更にn=3以上のウレタン化合物、例えば
、 (m−1〜6) 及びモノウレタン化合物 も好適に使用することができる。
この発明においては、前記ウレタン化合物をゴム成分1
00重量部に対して0.1〜100重量部配合すること
が必要であり、配合量が0.1重量部未満ではこの発明
の目的とするグリップ性能の向上効果を発揮することが
できず、100重量部を超えると、その増量に見合った
前記効果が得られないばかりでなく、加硫後の諸物性に
悪影響を及ぼすからである。
00重量部に対して0.1〜100重量部配合すること
が必要であり、配合量が0.1重量部未満ではこの発明
の目的とするグリップ性能の向上効果を発揮することが
できず、100重量部を超えると、その増量に見合った
前記効果が得られないばかりでなく、加硫後の諸物性に
悪影響を及ぼすからである。
この発明に使用されるウレタン化合物は、ゴム分子とゴ
ム分子、ゴム分子と充填剤粒子(特にカーボンブラック
粒子)及び充填剤粒子と充填剤粒子の間の相互作用を大
きくする効果があり、これにより高温においても大きな
tanδを有するゴム組成物を得ることができる。
ム分子、ゴム分子と充填剤粒子(特にカーボンブラック
粒子)及び充填剤粒子と充填剤粒子の間の相互作用を大
きくする効果があり、これにより高温においても大きな
tanδを有するゴム組成物を得ることができる。
なお、この発明のゴム組成物においては、前記ウレタン
化合物の他にゴム工業界で通常使用されている配合剤、
例えば充填剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫
促進助剤及び加硫剤等を必要に応じて通常の配合量の範
囲内で配合することができる。
化合物の他にゴム工業界で通常使用されている配合剤、
例えば充填剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫
促進助剤及び加硫剤等を必要に応じて通常の配合量の範
囲内で配合することができる。
(実施例)
次に、この発明を実施例及び比較例によっていっそう詳
細に説明する。
細に説明する。
裏施拠上二工、 ル較桝土
表1で示す原材料をバンバリーミキサ−にて配合し、1
45”CX33分間加硫し、得られた加硫物につき、岩
本製作所製スペクトロメーターを用い、動的歪1%の条
件下で50°Cにおける tanδ及び100°Cにお
ける引張物性を測定した。得られた結果を表1の下段に
示す。
45”CX33分間加硫し、得られた加硫物につき、岩
本製作所製スペクトロメーターを用い、動的歪1%の条
件下で50°Cにおける tanδ及び100°Cにお
ける引張物性を測定した。得られた結果を表1の下段に
示す。
表1の結果により、ウレタン化合物を配合した実施例1
〜5のゴム組成物は、いずれもウレタン化合物を配合し
なかった比較例1のゴム組成物に比べてtanδ(50
°C)の値が大きくなっていることが分かる。
〜5のゴム組成物は、いずれもウレタン化合物を配合し
なかった比較例1のゴム組成物に比べてtanδ(50
°C)の値が大きくなっていることが分かる。
1隻五l二刊、 北較拠I
スチレン含有率35%のスチレン−ブタジェン共重合ゴ
ム100重量部に対し、l5AF力−ボンブラツク80
重量部、アロマオイル100重量部、ステアリン酸1重
量部、老化防止剤6C(N−フェニル−N’(1,3−
ジメチルブチル)−P−フェニレンジアミン)1重量部
、亜鉛華3重量部、促進剤DPG(ジフェニルグアニジ
ン)0.3重量部、促進剤DM(ジベンゾチアジルジス
ルフィド)0.7重量部及び硫黄1.5重量部を配合し
たゴム組成物に式■〜■で表される5種のウレタン化合
物を各20重量部配合したゴム組成物を用いてトレッド
部を構成したサイズ2051515−13 (前輪用)
と2251515−13(後輪用)のタイヤを作製した
。
ム100重量部に対し、l5AF力−ボンブラツク80
重量部、アロマオイル100重量部、ステアリン酸1重
量部、老化防止剤6C(N−フェニル−N’(1,3−
ジメチルブチル)−P−フェニレンジアミン)1重量部
、亜鉛華3重量部、促進剤DPG(ジフェニルグアニジ
ン)0.3重量部、促進剤DM(ジベンゾチアジルジス
ルフィド)0.7重量部及び硫黄1.5重量部を配合し
たゴム組成物に式■〜■で表される5種のウレタン化合
物を各20重量部配合したゴム組成物を用いてトレッド
部を構成したサイズ2051515−13 (前輪用)
と2251515−13(後輪用)のタイヤを作製した
。
これらタイヤにつき1周4.41 Km からなるす
−キットをできるだけ高速で走行し、10〜20周目の
ラ周回タイムを計測し、その時のベストタイムを求めた
(実施例6〜10)。また、ウレタン化合物を配合しな
い他は実施例6〜10と同様にして作製したタイヤ(比
較例2)の10〜20周目のベ周回ランプタイムを求め
た。この値を100として指数化した結果を表2に示す
。指数値が大なる程、ラップタイムが小で(速<)、高
速走行でのグリップ性能が優れていることを示している
。
−キットをできるだけ高速で走行し、10〜20周目の
ラ周回タイムを計測し、その時のベストタイムを求めた
(実施例6〜10)。また、ウレタン化合物を配合しな
い他は実施例6〜10と同様にして作製したタイヤ(比
較例2)の10〜20周目のベ周回ランプタイムを求め
た。この値を100として指数化した結果を表2に示す
。指数値が大なる程、ラップタイムが小で(速<)、高
速走行でのグリップ性能が優れていることを示している
。
表2の結果より、この発明のウレタン化合物を配合した
系は、未配合系に比べていずれもグリップ性能が大きく
なっていることが分かる。
系は、未配合系に比べていずれもグリップ性能が大きく
なっていることが分かる。
(発明の効果)
以上説明してきたように、この発明のゴム組成物は、ゴ
ム成分に特定のウレタン化合物を特定量配合した構成と
したことにより、ウレタン化合物未配台ゴム組成物に比
べて高温領域におけるtanδが大きく、このようなゴ
ム組成物を特にタイヤのトレッドに使用すれば、走行に
よるタイヤ温度上昇に伴うjanδ値の低下を抑えるこ
とが可能なため、グリップ性能が改善される。
ム成分に特定のウレタン化合物を特定量配合した構成と
したことにより、ウレタン化合物未配台ゴム組成物に比
べて高温領域におけるtanδが大きく、このようなゴ
ム組成物を特にタイヤのトレッドに使用すれば、走行に
よるタイヤ温度上昇に伴うjanδ値の低下を抑えるこ
とが可能なため、グリップ性能が改善される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、天然ゴム、合成ゴム又はこれらの混合ゴムからなる
ゴム100重量部に対し、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1は炭素原子数1〜10のアルキル基、ベ
ンジル基又は炭素原子数6〜10のアリール基でnが2
以上の場合、同一でも異 なってもよく、R_2は炭素原子数60以下のn価の有
機基であり、該有機基は任意にウ レイド基又は置換ウレイド基で置換されて もよく、nは1〜8の整数である。) で表されるウレタン化合物の少なくとも1種0.1〜1
00重量部を配合してなるゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31786890A JP2925717B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31786890A JP2925717B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189852A true JPH04189852A (ja) | 1992-07-08 |
JP2925717B2 JP2925717B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=18092960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31786890A Expired - Fee Related JP2925717B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925717B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP31786890A patent/JP2925717B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2925717B2 (ja) | 1999-07-28 |
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