JPH0418838Y2 - - Google Patents

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JPH0418838Y2
JPH0418838Y2 JP1987064726U JP6472687U JPH0418838Y2 JP H0418838 Y2 JPH0418838 Y2 JP H0418838Y2 JP 1987064726 U JP1987064726 U JP 1987064726U JP 6472687 U JP6472687 U JP 6472687U JP H0418838 Y2 JPH0418838 Y2 JP H0418838Y2
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molten resin
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cavity
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機の保圧装置に関する。
(従来の技術) プラスチツク等の成形において射出成形は周知
である。この射出成形は、加熱して流動状態にし
た樹脂材料を、閉じた金型のキヤビテイ(空洞
部)に加圧注入し、金型内で固化させることによ
り、金型キヤビテイに相当する成形品を造る方法
である。
従来の基本的な射出成形法を、第4図に基づき
説明する。第4図aは、射出の状態を示してお
り、金型40は閉じられ、射出装置41のスクリ
ユ42は回転を停止し、油圧装置43によつてス
クリユ42は前進し、溶融樹脂をキヤビテイ44
内に充填する。次に、第4図bに示す如く、油圧
装置43によつてキヤビテイ44内の樹脂に所定
の保持圧を約20秒間程度付与し、「ひけ」の発生
を防止する。そして、ゲートシール終了後、スク
リユ42を回転することにより、溶融した樹脂が
加熱シリンダ45の前部に送られ、その樹脂圧で
スクリユ42は後退し、スクリユ42の後退スト
ロークによつて、必要な射出量が計量され、スク
リユ回転は停止する。その後、第4図cに示すよ
うに、金型40を開いて成形品46を取り出し、
射出成形工程の1サイクルが完了する。
前記第4図bに示す保圧工程は、成形技術上か
らは重要な一工程である。しかし、生産性から見
るとアイドル時間である。
また、保圧コントロールについても、射出工程
と保圧工程は、同一の油圧装置で行うため、保圧
のコントロール精度にも限度がある。特に射出装
置が大型化するにつれ、保圧コントロール精度が
悪くなる。
更に、スクリユ先端から金型入口までにホツト
ランナを使用するものについては、さらにホツト
ランナ内の樹脂がクツシヨンの役目をするため、
保圧力が十分伝達せず、成形品に「ひけ」を生じ
易くなる。
そこで、このような問題点を解決するものとし
て、例えば特開昭55−67434号公報、特開昭62−
25028号公報、実公昭57−45153号公報に記載のも
のが公知である。
これら従来のものは、第3図に示すように、射
出装置と、金型装置のキヤビテイとの間の溶融樹
脂通路46途中に、該溶融樹脂通路46を開閉す
る開閉手段47と、該開閉手段47によつて閉じ
られたキヤビテイ側の溶融樹脂通路46内の溶融
樹脂に所定の保持圧力を付与する保圧手段48と
を具備したものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の開閉手段及び保圧手段を備えたもの
では、各手段が個別に設けられていたので、各手
段のタイミングを取らねばならず、かつ、タイム
ロスが生じるため、サイクルタイムの短縮が今一
歩であつた。
さらに、各手段を個別に操作するため、制御装
置が必要になり、コスト高になるものであつた。
そこで、本考案は、前記欠点を解消した射出成
形装置の保圧装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案は次の手段
を講じた。即ち、本考案の特徴とするところは、
射出装置と、金型装置のキヤビテイとの間の溶融
樹脂通路途中に、該溶融樹脂通路を開閉する開閉
手段と、該開閉手段によつて閉じられたキヤビテ
イ側の溶融樹脂通路内の溶融樹脂に所定の保持圧
力を付与する保圧手段とを具備した射出成形機の
保圧装置において、 前記溶融樹脂通路は、その途中において屈曲部
を有すると共に、該屈曲部を介して、射出装置側
の第1通路とキヤビテイ側の第2通路とに区画さ
れており、 前記第2通路のキヤビテイ側とは反対側から、
該第2通路にロツドが軸方向移動自在に密嵌状に
挿通され、 該ロツドを軸方向に移動させる駆動手段が設け
られ、 前記ロツドが前記開閉手段と保圧手段とを兼用
している点にある。
(作用) 本考案によれば、射出装置から溶融樹脂通路を
介して溶融樹脂が金型装置のキヤビテイに供給さ
れる。この樹脂充填工程において、第2通路に挿
通されたロツドは、キヤビテイ側とは反対側に位
置して、第1通路と第2通路は屈曲部において連
通している。
キヤビテイ内に樹脂が充満すると、駆動手段に
よりロツドがキヤビテイ側に移動し、樹脂通路の
屈曲部において第1通路と第2通路との連通を遮
断する。このとき、ロツドは第2通路に進入する
ので、該ロツドは、第2通路内の溶融樹脂を押圧
し、該樹脂に所定の保圧力を付与する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第2図に示す射出成形機1は、射出装置2と、
金型装置3と、これら両装置2,3間に介在され
たホツトランナ装置4とを具備する。
前記射出装置2は、原料供給ホツパー5と、加
熱シリンダ6を有し、加熱シリンダ6の先端はノ
ズル7とされている。この加熱シリンダ6内にス
クリユ8が回転自在に且つ軸方向移動可能に挿通
されている。このスクリユ8の回転は、スクリユ
8後部に連結されたモータ9により行なわれ、軸
方向移動は油圧シリンダ10により行なわれる。
前記金型装置3は、開閉自在な上金型11と、
下金型12とを有し、上・下金型11,12の合
せ部に製品形状に相当するキヤビテイ13が形成
されている。下金型12の下面には、キヤビテイ
13に連通する注入口14が開設されている。
前記ホツトランナ装置4は、ベツド15上に固
定されたブラケツト16と、該ブラケツト16に
ピン17を介して上下方向回動自在に枢支された
ホツトランナ本体18と、該ホツトランナ本体1
8の上方移動を規制すべく前記ベツド15に固定
されたストツパー19と、前記ホツトランナ本体
18を上下方向に移動させる油圧式プツシユロツ
ド装置20等を具備している。このプツシユロツ
ド装置20は、油圧シリンダ21と、該シリンダ
21により上下動されると共に、その上端が前記
ホツトランナ本体18の揺動端部下面に当接する
プツシユロツド22と、このプツシユロツド22
の上下動位置を検出するリミツトスイツチ23等
から構成されている。
前記ホツトランナ本体18の枢支部側の端面に
受口24が設けられ、この受口24は、前記射出
装置2のノズル7に当接している。ホツトランナ
本体18のストツパー19側端部の上面にノズル
25が設けられ、このノズル25は前記下金型1
2の注入口14に接離自在に当接している。
第1図に示すように、前記ホツトランナ本体1
8の内部には、受口24とノズル25を挿通する
溶融樹脂通路26が形成され、該通路26を通つ
て、射出装置2の加熱シリンダ6内の溶融樹脂
が、金型装置3のキヤビテイ13に供給される。
この樹脂通路26は、途中でL字状に曲がる屈曲
部を有し、該屈曲部を介して、受口24側の第1
通路である水平路27と、ノズル25側の第2通
路である垂直路28に区画されている。
前記垂直路28は水平路27より径大の孔に形
成され、この垂直路28はホツトランナ本体18
の下面にも開口し、この開口側から、垂直路28
に略密嵌するロツド29が軸方向移動自在に挿入
されている。このロツド29の下端は、ホツトラ
ンナ本体18の下面に固定された駆動手段である
油圧シリンダ30内に突出して油圧ピストン31
とされている。この油圧シリンダ30には電磁弁
32及びリリーフ弁33を介して作動油が供給さ
れ、ロツド29を上下動させる。尚、この電磁リ
リーフ弁を使用する代りに、第1図仮想線で示す
サーボ弁34を使用することもできる。
前記ロツド29は、下方位置において水平路2
7と垂直路28を連通状態にするが、上方移動に
よつて水平路27を閉じ、該水平路27を閉じた
後は、垂直路28内の樹脂を圧縮する作用をな
す。
従つて、このロツド29は、本考案の開閉手段
と保圧手段を兼用する。
前記本考案の実施例によれば、射出装置2のノ
ズル7がホツトランナ装置4の受口24に当接
し、プツシユロツド22が油圧シリンダ21によ
つて上方移動して、ホツトランナ装置4のノズル
25が下金型12の注入口14に当接する。
次に、スクリユ8が油圧シリンダ10によつて
前進され、加熱シリンダ6の前部の溶融樹脂が、
ノズル7を介して押出されノズル7→受口24→
水平路27→垂直路28→ノズル25→注入口1
4→キヤビテイ13へと供給され、キヤビテイ1
3内に充填される。
充填完了と同時に、開閉手段であるロツド29
が油圧シリンダ30によつて上方へ移動し、溶融
樹脂通路26の水平路27を閉じる。
ロツド29が水平路27を閉じると、スクリユ
8は回転を開始して計量をする。
このとき、保圧手段であるロツド29は、樹脂
が金型によつて冷却されていく中で、樹脂の収縮
(ひけ)分を補いつつ成形条件に従つて保圧をコ
ントロールすべく、油圧シリンダ30によつて上
方に付勢される。この保圧コントロールはリリー
フ弁33又はサーボ弁34で行なわれる。
下金型12のゲート部(図示省略)がシールさ
れると、油圧シリンダ30による保圧コントロー
ルは終了し、所定設定時間の後、ロツド29はス
タート位置に復帰し、垂直路28と水平路27を
連通状態にし、次の射出を待つ。
前記実施例によれば、射出工程と、保圧工程
が、夫々別個の油圧シリンダ10,30で行なわ
れるため、保圧コントロールは射出装置に左右さ
れない。従つて、一方の油圧シリンダ30は保圧
コントロールのみを考慮すればよいので、コント
ロール精度を高められる。即ち、従来の射出兼用
では質量及び油圧シリンダ容積が大きく、慣性質
量が大きいため、応答性が悪いが、別装置にする
と質量、容積ともに比較的小さくなり、慣性質量
が小さくなり、応答性がよくなる。
また、保圧時のクツシヨンとなるホツトランナ
の途中に、開閉手段及び保圧手段を設けているの
で、クツシヨン効果が軽減され、保圧コントロー
ルが容易になる。また、保圧工程を切離して行な
える為、射出完了後、直ちに射出装置2は計量工
程に入れるため、サイクルタイムを短縮すること
ができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでは
ない。
(考案の効果) 本考案によれば、開閉手段と保圧手段がロツド
により兼用されているので、ロツドを操作するこ
とにより、樹脂通路の開閉操作と保圧操作が同時
に行え、サイクルタイムの大幅な短縮が可能にな
る。
また、ロツドの操作のみでよいので、制御装置
等も簡単なものですみ、コストダウンが図られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は本考案の実施例の全体を示す一部断面側面
図、第3図は従来例を示す断面図、第4図は従来
例を示す工程図である。 2……射出装置、3……金型装置、13……キ
ヤビテイ、26……溶融樹脂通路、29……ロツ
ド(開閉手段かつ保圧手段)、30……油圧シリ
ンダ、36……バルブ(開閉手段)37……油圧
シリンダ(保圧手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 射出装置と、金型装置のキヤビテイとの間の溶
    融樹脂通路途中に、該溶融樹脂通路を開閉する開
    閉手段と、該開閉手段によつて閉じられたキヤビ
    テイ側の溶融樹脂通路内の溶融樹脂に所定の保持
    圧力を付与する保圧手段とを具備した射出成形機
    の保圧装置において、 前記溶融樹脂通路は、その途中において屈曲部
    を有すると共に、該屈曲部を介して、射出装置側
    の第1通路とキヤビテイ側の第2通路とに区画さ
    れており、 前記第2通路のキヤビテイ側とは反対側から、
    該第2通路にロツドが軸方向移動自在に密嵌状に
    挿通され、 該ロツドを軸方向に移動させる駆動手段が設け
    られ、 前記ロツドが前記開閉手段と保圧手段とを兼用
    していることを特徴とする射出成形機の保圧装
    置。
JP1987064726U 1987-04-27 1987-04-27 Expired JPH0418838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987064726U JPH0418838Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987064726U JPH0418838Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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Publication Number Publication Date
JPS63170219U JPS63170219U (ja) 1988-11-07
JPH0418838Y2 true JPH0418838Y2 (ja) 1992-04-27

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ID=30901145

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JP1987064726U Expired JPH0418838Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JPH0822562B2 (ja) * 1990-05-24 1996-03-06 株式会社小松製作所 射出成形機のサイクル制御方法

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