JPH04187634A - リポソーム製剤 - Google Patents

リポソーム製剤

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JPH04187634A
JPH04187634A JP31738590A JP31738590A JPH04187634A JP H04187634 A JPH04187634 A JP H04187634A JP 31738590 A JP31738590 A JP 31738590A JP 31738590 A JP31738590 A JP 31738590A JP H04187634 A JPH04187634 A JP H04187634A
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JP
Japan
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liposome
mitomycin
membrane
temperature
liposome preparation
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Pending
Application number
JP31738590A
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English (en)
Inventor
Eiji Hayakawa
栄治 早川
Toshihito Hosokawa
細川 俊仁
Yasuki Katou
泰己 加藤
Kunio Ito
邦雄 伊藤
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP31738590A priority Critical patent/JPH04187634A/ja
Publication of JPH04187634A publication Critical patent/JPH04187634A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイトマイシンCを封入してなる温度感受性
リポソーム製剤に関する。本発明のリポソームは、特に
癌治療を目的とする温熱療法との併用に利用される。
従来の技術 腫瘍部位を加温することにより癌を治療する療法は、物
理工学、電気化学工学の分野の進歩にともなう加温装置
の発達によりその効果が期待されている。また、温熱療
法と化学療法との併用による薬効増強も期待され、プレ
オマインン、アトリアマイノン、マイトマイシンCなど
の制癌剤が高温との併用により増強効果を示すことが知
られてし)る二癌と化学療法8.147  (1981
)二。
一方、リポソームは、生理活性物質の薬物送達ンステム
として注目されているキャリアーの−ってあり、マイト
マイシンCのリポソーム化についても知ちれている〔J
、 Pharm、 Pharmacal、、 37゜4
61(1985) 〕。しかし、該方法においては、マ
イトマイシンCの内包率が0.1%ときわめて低いもの
である。このリポソームに温熱療法の温度において内包
薬物を放出する機能を付加したものが温度感受性リポソ
ームであり、温熱療法と温度感受性リポソームとを組合
わせた報告〔例えば、(:ancerTreatmen
t Reports、71.1053(19B?) :
 Biochem。
Biophys、^cta、  978 、185(1
989) )もあるが、マイトマイシンCについては知
られていない。
発明が解決しようとする課題 マイトマイシンCは強し)抗II!瘍活性と広い抗腫瘍
スペクトルを有し、現在癌の化学療法剤として臨床的に
広く用5)ちれて′ハる。しがしながら、例えば骨髄毒
性等の副作用を有するため、より毒性のU!減が求めろ
れている。
他方、温度感受性リポソームは、加温時に脂質二分子膜
が液晶状態となり、膜の流動性が大きくなるため、内部
に封入した薬物が放出される機能性リポソームであり、
少なし)薬物投与量で腫18部位に高濃度の薬物を送達
し、治療効果を高めるために有用であり、かつ、副作用
の軽減が期待される。
本発明は、生体内に投与されたマイトマイシンCを封入
したリポソームが、温熱療法による加温組織内で、封入
マイトマイシンCを効率よく放出させることを目的とし
た、高い内包率でマイトマイシンCを封入したリポソー
ム製剤を提供することにある。
諜頌を角q決するた狛の手段 本発明は、マイトマイシンCを封入した温度感受性リポ
ソーム製剤に関する。すなわち、本発明により、膜の相
転移温度が40〜45℃であるリポソームにマイトマイ
シンCを封入したリポソーム製剤が提供される。
本発明のリポソーム製剤において、リポソーム膜組成は
温熱療法の温度でtb転移を引き起こすように、膜の相
転移温度が、40−45℃、好ましくは40〜43℃と
なる脂質成分て構成される。
この膜の主構成成分としては、飽和脂肪酸アンル基を有
する各種リン脂質(以下、単に「飽和リン脂質」と省略
することがある)が単独あるいは組み合わせて用いられ
る。例えば、グリセロリン脂質の2個のアンル基が炭素
数10以上、好ましくは12〜18の飽和脂肪酸のアン
ル基である、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグ
リセロール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスフ
ァチジルセリン、ホスファチジルコリントール、ホスフ
ァチジン酸、水素添加リン脂質等の天然または合成のリ
ン脂質の中から、1種または2種以上の混合物があげち
れる。
本発明のリポソーム製剤は、上述したような膜構成成分
とマイトマイシンC溶液を用いて調製される。本発明:
こおいては、温熱療法温度でのターゲティング効果をよ
り高くあげるために、リポソームの形態;まラージ・ユ
ニラメラ・べ/クル(LUV)であることが好ましい。
L U Vの作成法には、逆相蒸発法(リバース・フェ
イズ・エバポレーション・ベンクル法: REV法) 
 CProc。
Natl、 Acad、 Sci、 ll5A、 75
.4194(1978))が適用し得る。
REV法によるリポソーム調製方法の一例を以下に示す
。飽和リン脂質を有機溶媒に溶解した液(油相)にマイ
トマイシンC溶液(水相)を加え、W10エマルション
ヲ調製する。マイトマイシンCの濃度は0.025〜2
,5■/−1好ましくは0.5〜2.0■/1n!であ
り、飽和リン脂質は、マイトマイシン01重量部に対し
、10〜500重量部、好ましくは15〜50重量部用
いられる。次に、有機溶媒を留去し、ゲルを形成させ、
さろに有機溶媒を留去することにより、リポソーム製剤
が得ちれる。有機溶媒としては、たとえばンエチルエー
テル、クロロホルムなどが用いろれる。これら有機溶媒
は混合して用いる二ともてきる。
このようにして得ちれるリポソーム製剤は、場合によっ
て1iこのまま使用できるが、一般にはリポソーム内に
封入されな’i)a離の薬物を除去することが好ましい
。除去方法としては、ゲル濾過法、透析法、遠心分離法
、イオン交換樹脂法(J、 PharmSci、、 7
5.838(1986) :等が適用される。例えば、
REV法によって調製したマイトマイシンCを封入した
温度感受性リポソームにカチオン交換樹脂であるDOW
Ex 50W−X2 (ダウ・ケミカル社、100〜2
00メツシユ、H型)を加え、ポルテックスミキサーを
用いて激しく振とう攪拌し、遊離のマイトマイシンCを
吸着除去する。
リポソームの内殻および外側の水溶液には、緩衝液を構
成する物質、等張化剤、防腐剤、抗酸化剤などを加える
こともできる。
以下の実施例および実験例jこより本発明の態様を具体
的に説胡する。
実施例1゜ 50mgのジパルミトイルホスファチジルコリン(DP
PC)を試験管内でクロロホルムとジエチルエーテルの
12の混合溶液25祿に溶解した。
一方、水jこマイトマイシンCを溶解し、この液の浸透
圧が生理食塩水の浸透圧出等しくなるようにマンニトー
ルを溶解して、2mg/雁のマイトマイシンCを含有し
たマンニトール水溶液を調製した。
この水溶液075m1を、上記の飽和リン脂質の溶解液
に加えて、ポルテックスミキサーを用いて激しく振とう
攪拌した後、バス型超音波振とう機で5間振とうし、W
/○エマルションを作成した。
このようにして得たエマルンヨンを試験管濃縮機にかけ
て、35℃、減圧下で有機溶媒を除去しLUVを得た。
次いて、得られたLUVに50mg(II)DOWEX
  50W−X2を加え、ポルテックスミキサーを用い
て激しく振とう攪拌した後、DOWEX  50W−X
2を濾過して除いた。この時のリポソームのマイトマイ
シンC封入率(*1)は29.9%であった。戸液0.
3−にマンニトールで浸透圧を生理食塩水と等しくした
リン酸緩衝液(10mM、pH8,8)0.3dを加え
、リポソーム懸濁液J液のpHを6〜8に調整した。 
リポソーム膜の相転移温度(*2N−!約40℃であり
、リポソーム粒子径は動的光散乱法により、はぼ200
nmであった。
*1 マイトマイシンCのリポソーム封入率の測定法 リポソーム内に封入されてし)るマイトマイシンC含量
は、DOWEX  50W−X2処理前および処理後の
リポソーム懸濁液それぞれ02−に5%トリトンX−1
00を0.2ml加えた後、高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)により測定した。マイトマイシンCのリ
ポソーム封入率は以下の式より算出した。
*2 リポソーム膜の相転移温度は、リポソーム懸濁液
10ρを銀カプセルに測りとり、対照に蒸留水10城を
用し1て、示差熱分析〔ディファレンンヤル・スキャニ
ング・カロリメトリー(DSC);セイコー〕で測定(
昇温速度;2℃/分)した。
実施例2゜ 35mgのDPPCと15mgのンパルミトイルホスフ
ァチジルグリセロール(DPPG)を用い、実施例1と
同様の操作を行いマイトマイシンCを封入したリポソー
ムを調製した。この時のリポソームのマイトマイシンC
の封入率は36.9%であり、リポソーム膜の相転移温
度は約42℃であった。また、リポソーム粒子径はほぼ
200nmであった。
実施例3゜ 700mgのDPPCと300■のDPPGを500−
のナス型フラスコ内でクロロホルムとジエチルエーテル
の1=2の混合溶液90艷に溶解した。
一方、水にマイトマイシンCを溶解し、この液の浸透圧
が生理食塩水の浸透圧と等しくなるようにマンニトール
を溶解して、2mg/mfのマイトマイシンC含有7ン
ニトール水溶液を調製した。この水溶液30m1を、上
記の飽和リン脂質の溶解液に加えて、バス型超音波振と
う機で5分間振とうし、W10エマルンヨンを作成した
。このようにして得タエマルンヨンをロータリーエバポ
レーターにかけて、35℃、減圧下で有機溶媒を除去し
LUVを得た。次′、)で、得られたLUVに24gの
DOWEX  50W−X2を加え、ポルテックスミキ
サーを用□ハて激しく振とう攪拌した後、DI]WEX
50W−X2を濾過して除いた。この時のリポソームの
マイトマイシンCの封入率は373%であった。戸液2
5dにマンニトールで浸透圧を生理食塩水と等しくした
リン酸緩衝液(10mM、pH8,8)25−を加え、
リポソーム懸濁液のpHを6〜8に調整した。リポソー
ム膜の相転移温度は約40℃であり、リポソーム粒子径
はほぼ400nmであった。
実験例 実施例1および2で得られたマイトマイシンC耐大温度
感受性リポソームを用いて温度依存薬物放出試験を行っ
た。すなわち、リポソーム腎濁液0.6−をマンニット
で浸透圧を生理食塩水と等しくしたIJ ン酸緩衝液(
10mM、pH7,4)3.9−に分散した。これを0
.4−ずつ分注し、34℃、36℃、38℃、40℃、
42℃、44℃でそれぞれ4分間インキユベーンヨンし
マイトマイシンCの封入率を測定することにより放出量
を算出した。
結果を第1表に示す。
第   1   表 マイトマイシンC放出量(%) 温度(t)  34  36  38  40  42
  44実施例1 1,3 16.0 25.4 67
.8 74.2 74.8実施例2 11.4 10.
3 17.817.6 75.7 83.5第1表に示
されるように、マイトマイシンC封入温度感受性リポソ
ームは生理的温度である37℃においては、封入された
マイトマイシンCのリポソームからの漏出が抑えられ、
温熱療法の40〜42℃において優れたマイトマイシン
Cの放出を示した。
発明の効果 本発明により、癌治療を目的とする温熱療法との併用に
有用であるマイトマイシンCを封入した温度感受性リポ
ソーム製剤が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)膜の相転移温度が40〜45℃であるリポソーム
    にマイトマイシンCを封入したリポソーム製剤。
  2. (2)リポソーム膜の主構成成分が、飽和脂肪酸のアシ
    ル基を有するリン脂質である請求項(1)記載のリポソ
    ーム製剤。
JP31738590A 1990-11-21 1990-11-21 リポソーム製剤 Pending JPH04187634A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269846A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Osaka Prefecture Univ 温度感受性リポソーム
US9125819B2 (en) 2005-04-29 2015-09-08 Tomizo Yamamoto Activated foam

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