JPH04186132A - ヘリウムリークデテクタ - Google Patents

ヘリウムリークデテクタ

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JPH04186132A
JPH04186132A JP31660090A JP31660090A JPH04186132A JP H04186132 A JPH04186132 A JP H04186132A JP 31660090 A JP31660090 A JP 31660090A JP 31660090 A JP31660090 A JP 31660090A JP H04186132 A JPH04186132 A JP H04186132A
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JP
Japan
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slit
ion
shielding plate
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orbit
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Akio Igawa
秋夫 井川
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、真空応用分野において真空リークテストを行
う際に使用されるヘリウムリークデテクタに関するもの
である。
[従来の技術] 第3図は分析室の断面図であり、第4図は第3図におけ
るIV−TV線断面図である。この分析室1は、図示し
ないイオンソース部で生成されるイオンビームを導入し
てその中からヘリウムを選別し、その量を浸出すること
でリーク量を測定するものである。具体的に説明すると
、分析室1は、加速スリット2とアーススリット3を開
口し両スリット2.3間を断面り字形の遮蔽板4で区画
して紙面に垂直な方向から磁場をかけた状態にあり、加
速スリット2からイオンビーム6を入射させ、イオンビ
ーム中の各物質を磁場偏向させることで、1価イオン当
りの質量数に応じた半径の円運動を行わせるようになっ
ている。そして、その値が4であるヘリウムの磁場偏向
軌道ヒに中間スリット4cを設けてヘリウムのみをこの
中間スリット4Cに通過させ、アーススリット3に向か
わせるようにしている。一方、アーススリット3の出口
にはイオンコレクタ5が配置してあり、到来したイオン
の大半をヘリウムと見なしてそのイオン電流を検出する
ことで、リーク量の測定を行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、イオンソース部から射出されるイオンビーム
は実際にはある程度の立体角を有している。また、イオ
ンビームが分析室1内で反射した場合にも立体角は一層
広がる傾向にある。このため、分析室1の組立精度や汚
れなどに起因して立体角が大きく、イオンの散乱が激し
くなった場合に、1価当りの質量数がヘリウムと異なる
にも拘らず、例えば第3図に示すように軌道p0をとっ
て遮蔽板4の中間スリット4cをすり抜は反射後に軌道
p2をとってアーススリット3に到達する散乱イオンや
、第4図に示すように軌道q1をとって遮蔽板4と分析
室内壁1aの隙間に達しこの隙間をすり抜けた後に軌道
q2をとってアーススリット3に向かう散乱イオンなど
が増大する。この結果、イオンコレクタ5に検知される
暗電流が増大し、バックグランドが引き上げられて、リ
ーク量の測定精度が低下する不都合を招来する。
本発明は、このような課題を有効に解決することのでき
るヘリウムリークデテクタを提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。
すなわち、本発明のヘリウムリークデテクタは、加速ス
リットとアーススリットを開口し両スリット間を遮蔽板
で区画して磁場をかけた分析室に加速スリットからイオ
ンビームを入射させ、これによりイオンビームを磁場偏
向させた際にヘリウム特有の磁場偏向軌道を通過するイ
オンを前記遮蔽板に設けた中間スリットで選択してアー
ススリットに向かわせ、アーススリットに到来したイオ
ンのイオン電流を検出するようにした分析管内部構造を
有するヘリウムリークデテクタにおいて、前記中間スリ
ットを通過した位置において更にヘリウム特有の磁場偏
向軌道を通過するイオンを選択してアーススリットに向
かわせる二重スリット部材と、前記遮蔽板と分析室内壁
の隙間を通過してアーススリットに向かうイオンを抑止
する箱型シールドとを設けたことを特徴とする。
[作用] このような構成のものであると、散乱イオンは、たとえ
中間スリットを通過し得たとしても次の二重スリット部
材に阻止されてアーススリットに到達し難くなり、中間
スリットを通過せずに遮蔽板と分析室内壁の隙間に入り
込んだとしても箱型シールドに阻止されてアーススリッ
トに到達し難くなる。この結果、散乱イオンに起因する
暗電流が低減し、低バツクグランド化が図られ得るもの
となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。なお、第3図および第4図と共通する部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
第1図は分析室の断面図であり、第2図は第1図におけ
る■−■線断面図である。これらの図面に示されるよう
に、本実施例に係るヘリウムリークデテクタの分析室1
は、前記遮蔽板4の中間スリット4cを通過した位置に
断面り字型の二重スリット部材4bを配置するとともに
、遮蔽板4の外縁に沿ってコ字型の箱型シールド4aを
添設している。二重スリット部祠4bはヘリウム特有の
磁場偏向軌道Aに干渉しない範囲でその近傍に近接する
位置にまで上端が延出させてあり、中間スリット4cを
通過したイオンのうち軌道A上にあるイオンを選択的に
通過させ他を遮蔽するようになっている。また、箱型シ
ールド4aは分析室内壁1aに密着させて配設してあり
、遮蔽板4と分析室内壁1aの隙間を通過しようとする
散乱イオンの出口を塞ぎ、運動量を奪って減衰させ得る
ようになっている。
このような構成のものであると、散乱イオンは、たとえ
軌道p1をとって中間スリット4aを通過し得たとして
も次の二重スリット部材4bにおいて捕捉され、その後
数回の反射のうちに減衰してアーススリット3に到達す
ることが殆どなくなり、また軌道q工をとって遮蔽板4
と分析室内壁1aの隙間に入り込もうとしても従来に比
べて箱型シールド4aを設けた分だけ分析室内壁1aと
の隙間が長くなって捕捉され易くなり、ある程度進んだ
ところで減衰してアーススリット3に到達することが殆
どなくなる。このため、このヘリウムリークデテクタを
利用すると、イオンコレクタ5にて検出される散乱イオ
ンに起因した暗電流を確実に低減でき、低バツクグラン
ド化を果たすことができる。本発明者が試験を行ったと
ころ、この実施例のヘリウムリークデテクタは従来のも
のに比べてバックグランドを約50%にまで低減できる
効果があることを確認した。この結果、このヘリウムリ
ークデテクタを利用すると従来に比べて遥かに高い測定
精度および測定限界でリーク量の測定を行うことが可能
になる。
なお、二重スリット部祠や箱型シールド等の具体的構成
は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。
[発明の効果] 本発明のヘリウムリークデテクタは、以」二のような構
成であるから、従来において遮蔽板をすり抜けてアース
スリットに達していたヘリウム以外の散乱イオンに対す
る遮蔽効率を二重スリット部材および箱型シールドを通
じて確実に高めることができる。この結果、暗電流を低
減して低バツクグランド化を果たし、ヘリウムリーク量
を測定する際の測定精度および測定限界を有効に向上さ
せる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、第1図は
分析室の断面図、第2図は第1図における■−■線断面
図である。第3図及び第4図は従来例を示し、第3図は
第1図に対応する断面図、第4図は第3図におけるIV
−IV線断面図である。 1・・・分析室 2・・・加速スリット 3・・・アーススリット 4・・・遮蔽板 4a・・・箱型シールド 4b・・・二重スリット部祠 4C・・・中間スリット 5・・・イオンコレクタ 6・・・イオンビーム A・・・ヘリウム特有の磁場偏向軌道

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  加速スリットとアーススリットを開口し両スリット間
    を遮蔽板で区画して磁場をかけた分析室に加速スリット
    からイオンビームを入射させ、これによりイオンビーム
    を磁場偏向させた際にヘリウム特有の磁場偏向軌道を通
    過するイオンを前記遮蔽板に設けた中間スリットで選択
    してアーススリットに向かわせ、アーススリットに到来
    したイオンのイオン電流を検出するようにした分析管内
    部構造を有するヘリウムリークデテクタにおいて、前記
    中間スリットを通過した位置において更にヘリウム特有
    の磁場偏向軌道を通過するイオンを選択してアーススリ
    ットに向かわせる二重スリット部材と、前記遮蔽板と分
    析室内壁の隙間を通過してアーススリットに向かうイオ
    ンを抑止する箱型シールドとを設けたことを特徴とする
    ヘリウムリークデテクタ。
JP31660090A 1990-11-20 1990-11-20 ヘリウムリークデテクタ Expired - Fee Related JPH07104222B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678838U (ja) * 1993-04-14 1994-11-04 株式会社島津製作所 ヘリウムリークディテクタ
JP2009180633A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Shimadzu Corp ヘリウムリークディテクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678838U (ja) * 1993-04-14 1994-11-04 株式会社島津製作所 ヘリウムリークディテクタ
JP2009180633A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Shimadzu Corp ヘリウムリークディテクタ

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