JPH041844Y2 - - Google Patents

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JPH041844Y2
JPH041844Y2 JP1448387U JP1448387U JPH041844Y2 JP H041844 Y2 JPH041844 Y2 JP H041844Y2 JP 1448387 U JP1448387 U JP 1448387U JP 1448387 U JP1448387 U JP 1448387U JP H041844 Y2 JPH041844 Y2 JP H041844Y2
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  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、1対の髪挟み型板間に頭髪を挟み
加熱加圧してくせ付けを行うさい蒸気を使用する
形態の蒸気ヘアーアイロンに関する。
〔従来の技術〕
頭髪にくせ付けを行うさい蒸気を使用するヘア
ーアイロンの従来の技術としては、例えば、特公
昭53−47744号公報に示されるように髪巻筒の先
端に水を貯溜する給水カートリツジを備え、蒸気
供給時に給水カートリツジを髪巻き筒に押し込み
操作すると、給水カートリツジの端に露出してあ
る含水材が髪巻筒内の発熱体に接触して蒸気を発
生し、この蒸気は髪巻き筒に設けてあるノズル孔
から吹き出て髪巻き筒上の頭髪間に浸透するもの
となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ここで問題にするのは蒸気吹出用のノズル孔の
断面形状に関する点である。一般に蒸気ヘアーア
イロンに設けられているノズル孔は入口側から出
口側にわたつて断面積を等しくする、いわゆる平
行ノズルである。
ノズル孔が開けられる髪巻き筒あるいは髪挟み
型板が板金等で作られてその厚みが薄い場合はさ
ほど蒸気吹き出しの良否に差が生じないが、例え
ば、ダイキヤスト成形品からなる髪挟み型板のよ
うにその厚みが大きくなると、ノズル孔の深さが
大きくなるため、その断面形状いかんによつて蒸
気の吹き出し状況が顕著に変わつてくる。すなわ
ち、前述のように平行ノズルでは、この孔径が小
さ過ぎると蒸気を入口側に取り入れにくくなり、
反対に孔径を大きくすると蒸気の吹き出し速度が
落ちるため、迅速に頭髪間に浸透しにくくなる。
特に、頭髪への蒸気供給は、頭髪へのくせ付けと
交互に行う関係上、瞬時にして蒸気が頭髪間に浸
透することが要望されるが、これに十分対応でき
ていない現状である。
この考案は、上記従来品のもつていた蒸気の吹
き出し不良の問題点を解消し、もつて頭髪の蒸気
による表面処理の効率に優れる蒸気ヘアーアイロ
ンを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、蒸気吹出用のノズル孔32に蒸気
を取り入れ易く、また瞬時にして頭髪に浸透し易
い断面形状をもつノズル孔32に形成する。その
ために、ノズル孔32を出口側に向かつて断面積
を減少する先細状に形成するものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、髪挟
み型板4,5の少なくとも一方に開口される蒸気
吹出用のノズル孔32を出口側に向かつて断面積
を減少する先細状に形成してあるので、蒸気をノ
ズル孔32に取り入れ易く、しかも出口から蒸気
を勢いよく吹き出すことができ、蒸気発生に伴い
瞬時にしてその蒸気を頭髪の間に浸透させること
ができて蒸気による髪の表面処理効率に優れると
いう利点がある。
〔実施例〕
この考案に係る蒸気ヘアーアイロンの一実施例
を図面に基づき説明する。
第2図において、ヘアーアイロンは1対の挟持
体1,2を有し、両挟持体1,2の一端どうしを
軸3で連結して揺動によつて両挟持体1,2を開
閉操作可能とし、各挟持体1,2の揺動先端側の
対向面に髪挟み型板4,5を装着してなる。各挟
持体1,2は、髪挟み型板4,5が保持される矩
形状のホルダ6,6と、このホルダ6,6から揺
動基端に向かつて連出されたグリツプ7,7とを
一体に形成した耐熱性のプラスチツク成形品から
なる。図示していないが、両挟持体1,2間には
これを常時開き姿勢に付勢するばね部材を介装す
る。
第1図において、髪挟み型板4,5は、例え
ば、アルミダイキヤスト成形、またはアルミ押出
し成形材を定寸切断することなどにより、対向面
のそれぞれに互いにかみ合う断面波形の髪挟み面
9,9を有する厚肉状に形成してなる。各髪挟み
型板4,5は平面視で矩形状に形成され、その背
面に面状発熱体からなる加熱手段10,10が密
着固定される。一方の髪挟み型板4はホルダ6に
対して固定し、他方の髪挟み型板5はホルダ6に
対して出没可能に支持する。
第2図において、一方の挟持体2のホルダ6は
中空ケース状に形成し、このホルダ6の対向面側
に開口した開口部11の周縁で髪挟み型板5の周
壁を支持してあり、該髪挟み型板5はホルダ6か
ら突出する姿勢とホルダ6内に沈み込む姿勢とに
出没自在である。髪挟み型板5の背面とこれに対
向するホルダ6の背壁6aの内面との間には蒸気
発生室8を形成してある。髪挟み型板5は常時突
出姿勢に付勢しておくために、髪挟み型板5の背
面とホルダ6の背壁6aの内面との間に圧縮コイ
ルばねからなるばね手段12が介装してある。髪
挟み型板5と背壁6aにばね手段12の装着位置
を規定するボス13,14が対向状に突設してあ
り、このボス13,14は型板5の沈み込み量の
最大値を規定するストツパを兼ねている。
前記背壁6aのほぼ中央に蒸気発生用の水を貯
溜する給水部材16が装着される。第1図および
第2図に示すように、給水部材16は横長状のタ
ンク体17と、タンク体17の上面に開口された
導水溝18に密嵌される含水材19と、タンク体
17の上面一側に突設された給水口20を開閉す
るねじキヤツプ21とで取り外し自在なカートリ
ツジとして構成してある。含水材19はフエル
ト、グラスウールマツト、ロツクウールマツト等
の耐熱性を備えた繊維塊で形成し、導水溝18に
密嵌装着された状態で、その上端の接当面22が
タンク体17の上方に突出して加熱手段10と対
向しており、その下端がタンク体17の内底壁に
接当している。給水部材16は背壁6aに設けら
れた凹部24に着脱自在に装着される。
挟持体1,2を挟み操作して両髪挟み型板4、
5で髪を挟み固定したとき、第1図および第4図
に示すように一方の髪挟み型板5がホルダ6内に
沈み込み、その背面に装着した加熱手段10が含
水材19の接当面22に接当し、含水材19に含
有の水が急激に蒸発して蒸気が発生する。
この水蒸気を髪挟み型板5の髪挟み面9に吹き
出すために、髪挟み型板5の背面から髪挟み面9
に向かつて多数のノズル孔32を開口している。
各ノズル孔32は蒸気発生室8に臨む入口断面積
を最大にし、出口側(髪挟み面側)に向かつて断
面積を漸次減少して出口が最小面積になるよう
に、つまり先細状に形成してなる。
なお、第1図に示すように髪挟み型板5には加
熱手段10と接触する面に水蒸気をノズル孔32
の入口に導く溝33を数個所に凹設してある。
水蒸気を供給せずに、乾燥状態のままでヘアー
アイロンを使用することがある。こうした使用態
様に対応するために、髪挟み型板5の沈み込みは
ロツク手段34の切り換え操作で阻止できる。そ
のロツク手段34としては、第2図に示すごとく
グリツプ7に左右移動可能に支持した操作ボタン
35を髪挟み型板5側に向かつて押して移動操作
すると、仮想線で示すように該ボタン35と一体
のロツク片36が髪挟み型板5の背面下側に位置
して、髪挟み型板5が下向きに沈み込むのを阻止
する。操作ボタン35はロツク状態とロツク解除
状態の二位置において、節度手段で切換姿勢を保
持できるようにしておく。
上記構成において、水を充填した給水部材16
を挟持体2に装着し、加熱手段10,10に通電
して髪挟み型板4,5を加熱した状態で使用す
る。両髪挟み型板4,5間にくせ付けしようとす
る頭髪を位置させ、グリツプ7,7を一方の手で
挟み操作し、さらにホルダ6,6を他方の手で挟
み操作することにより、髪挟み面9,9に沿つて
髪が挟持される。この挟み付け動作により一方の
髪挟み型板5がホルダ6内に沈み込み、その背面
側に設けた加熱手段10が含水材19に接触して
急激に水蒸気を蒸気発生室8内に発生させる。発
生した水蒸気はノズル孔32から髪挟み面9に吹
き出し、挟持されている頭髪の間にしみ込んで頭
髪を軟化させくせ付けの促進化を図ることができ
る。このさい、ノズル孔32は面積を大きくする
入口において蒸気を取り入れ易く、取り入れた蒸
気は絞り断面変化に応じて加速され、ノズル孔出
口における流速を増大する。
加熱手段10が含水材19に接当してしばらく
すると、接当面22が半乾燥状態になつて蒸気の
発生が停止する。この後も引き続き挟持姿勢を維
持することにより、頭髪が髪挟み型板4,5で加
熱されて乾燥され、このときの加熱作用と加圧作
用とによつて髪挟み面9,9の形状と同じ形にく
せ付けが行われる。その挟持力を解放して挟持体
1,2を開き姿勢に復帰させると、加熱手段10
が含水材19から離れ、次の挟み付け動作を行う
までの間に毛細管現象によつて水が接当面22に
達する。従つて、挟み付け動作をくり返しても、
タンク体17内に水が残つている限りは、一定量
の水蒸気を発生させて髪挟み面9に吹き出し供給
することができる。
〔別実施例〕 上記実施例において、ばね手段12のばね圧を
大きめに設定しておき、通常の挟持動作では髪挟
み型板5が沈まないか、沈み込みストロークが小
さくて加熱手段10が含水材19と接当しないも
のとしておけば、必要時にだけ挟持力を強くする
ことにより蒸気供給を行うことができる。
上記実施例では、蒸気発生を一方の髪挟み型板
5側からのみ行うものとしたが、両方の髪挟み型
板4,5の双方から蒸気が発生できるようにして
もよい。
髪挟み型板4,5の断面形状は波形である必要
はなく、くせ付け種類に応じて任意の断面形状に
でき、例えば、第5図に示すようにストレート形
状にくせ付けを行うものであつてもよい。
第6図に示すように、髪挟み型板4,5にノズ
ル孔32が蒸気発生位置から遠く離れる程その孔
径を大にする。これによれば、髪挟み面9全体か
ら蒸気をできるだけ均等に吹き出すことができて
有利である。
上記実施例では、蒸気を発生させるにさいし挟
持体1,2の挟み付け動作を利用して加熱手段1
0を給水部材16の含水材19に接当させること
により蒸気を発生できるようにしたが、これに代
えて、例えば、給水部材16を含水材19と共に
ホルダ6に対し押し込み操作自在とし、この押し
込み操作により加熱手段10に対し接触させて蒸
気を発生させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る蒸気ヘアー
アイロンの一実施例を示しており、第1図は第4
図におけるA−A線断面図、第2図は開き姿勢に
した縦断正面図、第3図は髪挟み型板の平面図、
第4図は挟持状態の縦断正面図である。第5図は
本考案に係る蒸気ヘアーアイロンの別実施例を示
す髪挟み型板の断面図である。第6図は本考案に
係る蒸気ヘアーアイロンの更に別実施例を示す髪
挟み型板の断面図である。 4,5……髪挟み型板、8……蒸気発生室、1
0……加熱手段、16……給水部材、19……含
水材、32……ノズル孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対の開閉自在な髪挟み型板4,5の少なくと
    も一方に多数の蒸気吹出用のノズル孔32が設け
    られ、該ノズル孔32が出口側に向かつて断面積
    を減少する先細状に形成されてなることを特徴と
    する蒸気ヘアーアイロン。
JP1448387U 1987-02-02 1987-02-02 Expired JPH041844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1448387U JPH041844Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JP1448387U JPH041844Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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Publication Number Publication Date
JPS63123205U JPS63123205U (ja) 1988-08-10
JPH041844Y2 true JPH041844Y2 (ja) 1992-01-22

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ID=30804511

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WO1998043510A1 (en) * 1997-03-31 1998-10-08 Matsushita Electric Works, Ltd. Hair styling iron

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