JPH04183827A - 銅の製錬装置 - Google Patents

銅の製錬装置

Info

Publication number
JPH04183827A
JPH04183827A JP31467190A JP31467190A JPH04183827A JP H04183827 A JPH04183827 A JP H04183827A JP 31467190 A JP31467190 A JP 31467190A JP 31467190 A JP31467190 A JP 31467190A JP H04183827 A JPH04183827 A JP H04183827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
copper
refining
blister
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31467190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3297045B2 (ja
Inventor
Mitsuo Goto
後藤 需夫
Nobuo Kikumoto
菊本 伸夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP31467190A priority Critical patent/JP3297045B2/ja
Priority to MYPI91002125A priority patent/MY110307A/en
Priority to PL91292446A priority patent/PL169695B1/pl
Priority to EP91119730A priority patent/EP0487032B1/en
Priority to RO148788A priority patent/RO109560B1/ro
Priority to BR919105022A priority patent/BR9105022A/pt
Priority to BG95500A priority patent/BG60327B2/xx
Priority to MYPI91002129A priority patent/MY110479A/en
Priority to PT99546A priority patent/PT99546B/pt
Priority to FI915454A priority patent/FI101813B1/fi
Priority to RO148789A priority patent/RO109561B1/ro
Priority to CA002055841A priority patent/CA2055841C/en
Priority to AU88006/91A priority patent/AU647207B2/en
Priority to PT99547A priority patent/PT99547B/pt
Priority to BR919105021A priority patent/BR9105021A/pt
Priority to EP94119082A priority patent/EP0648849B2/en
Priority to PL91292445A priority patent/PL168577B1/pl
Priority to SU915010324A priority patent/RU2039106C1/ru
Priority to DE69124665T priority patent/DE69124665T2/de
Priority to EP91119729A priority patent/EP0487031B1/en
Priority to FI915453A priority patent/FI101812B1/fi
Priority to CA002055842A priority patent/CA2055842C/en
Priority to DE69132590T priority patent/DE69132590T3/de
Priority to BG095501A priority patent/BG60276B1/bg
Priority to AU88008/91A priority patent/AU641572B2/en
Priority to DE69109061T priority patent/DE69109061T2/de
Priority to SU915010366A priority patent/RU2092599C1/ru
Priority to US07/797,116 priority patent/US5205859A/en
Priority to CN 91111870 priority patent/CN1026997C/zh
Priority to US07/795,335 priority patent/US5217527A/en
Priority to KR1019910020729A priority patent/KR0150008B1/ko
Priority to CN 91111925 priority patent/CN1025793C/zh
Priority to KR1019910020730A priority patent/KR0150009B1/ko
Priority to TW080110109A priority patent/TW203103B/zh
Publication of JPH04183827A publication Critical patent/JPH04183827A/ja
Priority to US08/031,191 priority patent/US5320799A/en
Priority to US08/040,999 priority patent/US5380353A/en
Priority to US08/040,986 priority patent/US5374298A/en
Priority to US08/056,780 priority patent/US5320662A/en
Priority to US08/143,118 priority patent/US5398915A/en
Priority to FI974334A priority patent/FI104382B/fi
Publication of JP3297045B2 publication Critical patent/JP3297045B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、硫化銅精鉱を精錬するための銅の製錬装置に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の銅の製錬装置としては、第12図または
第13図に示すような複数炉方式による製錬装置が知ら
れている。
これは、酸素富化空気とともに供給された銅精鉱を熔解
、酸化し、硫化銅および硫化鉄の混合物を主成分とする
カワMと、銅精鉱中の脈石や溶剤、および酸化鉄等から
なるカラミSとを生成する熔錬炉lと、この熔錬炉lで
生成されたカワMとカラミSとを分離する分離炉2と、
カワMをさらに酸化して粗銅Cを生成する製銅炉3と、
この製銅炉3で生成された粗銅Cを精製して、より銅品
位の高い銅を生成する精製炉4,4 より構成されてい
る。熔錬炉1および製銅炉3には、二重管構造を有する
ランス5・・・がこれらの炉の天井を挿通して昇降自在
に設けられており、このランス5・・を介して銅精鉱、
酸素富化空気、溶剤等が各炉内に供給される。分離炉2
は、電極6を備えた電気炉である。
そして、これら熔錬炉11分離炉2、および製銅炉3は
、この順に高低差が付けられているとともに、溶湯の流
路である樋7A、7B  によって連絡されていて、溶
湯はこの樋7A、7B を重力によって流下するように
なっている。
製銅炉3において連続的に生成された粗銅Cは、−旦保
温炉8に保持された後、レードル9に移され、クレーン
10によって移送されて精製炉4の上面に開口する装入
口より精製炉4に注入される。
すなわち、製銅炉3までは連続的な過程であり、一方、
精製炉4は銅の最終的成分(銅品位)調整を行うもので
あるから、回分(バッチ)処理である必要があり、その
間のタイミングの緩衝作用をするために保温炉8が配さ
れている。
第13図中の符号りは、保温炉8から精製炉4へ溶湯を
供給するためにレードル9が移動する軌跡の一例を示す
ものである。この精製炉4において粗銅Cは、さらに不
純物が酸化、除去されてから、酸化の際に生じた酸化銅
が還元され、より銅品位の高い銅に精製された後、陽極
板(アノード)に鋳造されて電解処理される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような構成の銅の製錬装置では、前
述のように製銅炉までの工程は連続的であるにもかかわ
らず、精製工程がバッチ処理であるから、生成された粗
銅を保温炉によって一旦保持しなければならず、そのた
め、保温炉はもとより、保温炉から精製炉に粗銅を移送
するためのし一ドルやクレーン等の設備、またこの間に
おいて溶湯を保温するためのエネルギーの供給が必要と
なっている。この結果、これらの設備の分、製錬設備の
建設費用やランニングコストの低廉化、および製錬設備
のコンパクト化が制限されてしまうことになる。
さらに、レードルから溶湯を授受する際には、溶湯が高
い位置から落下させられるために、その機械的衝撃、急
激な空気膨張などのために多大な空気の流動とそれに伴
うSOlおよび金属フユームを含むガスの発生が起き、
これが環境の悪化の原因となるとともに、このようなガ
スを吸収するために広い範囲を覆う集煙および集塵設備
が必要となっていた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので
、銅精鉱を熔解、酸化してカワとカラミとを生成する熔
錬炉と、前記カワをカラミから分離する分離炉と、分離
された前記カワをさらに酸化して粗銅を生成する製銅炉
とを、溶湯流路により直列的に接続し、前記粗銅をより
銅品位の高い銅に精製する複数の精製炉を゛前記製銅炉
に対して溶湯流路を介して接続するとともに、この溶湯
流路に前記製銅炉を精製炉の一つに択一的に連通せしめ
る切換装置を設(Jたものである。
[作用] 本発明では、銅精鉱を製錬して連続的に生成された粗銅
が、保温炉などの中間保持炉を介在させることなく、溶
湯流路を介して直接に精製炉に送られる。精製炉は、−
基の製銅炉に対して複数、通常2基が設備され、一定時
間製銅炉からの粗銅を受は入れた後、酸化処理、次いで
還元処理を行い、精製された銅を鋳造装置への払い出し
を行う。
この間の製銅炉からの粗銅の受は入れは他方の精[”が
受は持つ。このため、本発明では、保温炉は必要でなく
、また、製銅炉と精製炉との間においては、溶湯は樋な
どの流路を介して移送されるので、レードルやクレーン
も不要である。
製銅炉からの溶湯の移送先の切換は、溶湯流路に設けら
れた切換装置によって行なわれ、これは、例えば分岐樋
の一方を耐火物で選択的に閉塞させることにより行うか
、溶湯を受ける樋を回転させて移送先を変えるようにす
る。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示す銅の製錬装置の平面
図であり、第12図および第13図と同じ部分には同一
の符号を配しである。
本実施例の銅の製錬装置は、前記従来例と同様、供給さ
れた銅精鉱からカワMとカラミSとを生成する熔錬炉l
と、このカワMとカラミSとを分離する分離炉2と、こ
の分離炉2でカラ=Sから分離されたカワMをさらに酸
化して粗銅Cを生成する製銅炉3と、この粗銅Cを精製
してより銅品位の高い銅に精製する精製炉4より構成さ
れている。
そして、これら熔錬炉1、分離炉2、および製銅炉3は
ごの順に高低差が設けられているとともに、これらの炉
の間には溶湯の流路を形成する樋7Δ。
7Bが設けられており、溶湯はこれらの樋7A。
7Bを重力に従って流下する。また、熔錬炉lおよび製
銅炉3には、これらの天井部に垂下して二重管構造を有
するランス5・が設けられており、このランス5・・・
を介して銅精鉱、酸素富化空気、溶剤等が各炉内に供給
される。さらに、分離炉2には電極6が設けられている
製銅炉3と精製炉4とは溶湯流路である樋11により接
続されており、製銅炉3で精製された粗銅Cは、この樋
11を通って精製炉4に流下する。
精製炉4は2基設けられており、これらは互いに並列に
配置されている。樋11は、中途部に設けられた分岐点
を経て2流路に分岐するもので、主樋11Aとこれから
分岐してそれぞれが精製炉4゜4に接続された二つの分
岐樋118.IIB  とから成っている。この分岐樋
113.IIB  の主樋11Aとの接続箇所近傍は底
部がやや浅くなっており、この部分にキャスタブル、ま
たは塊状の耐火物を落とし込むことによって、一方の分
岐樋IIBへの溶湯の流れを遮断し、他方の分岐樋11
Bへと溶湯を流下せしめる溶湯流路の切換装置12をな
している。なお、これらの樋は、他の炉をつなぐ樋7A
、7B  も含めて、上部に蓋等が設置されているとと
もに、必要箇所にバーナーなどの保温装置や、雰囲気調
整のための設備か備えられており、これらによって樋内
を流下する溶湯は、比較的高い密閉状態に維持されるよ
うになっている。
精製炉4は、第2図ないし第4図に示すように、両端部
の鏡板21aと胴部21bとからなる閉塞された円筒状
の炉体21を有するものであり、その胴部21bに設け
られたガイドリング22.22に接する複数の支持輪2
3・・・により、軸線を水平にして軸線まわりに回動自
在に支持され、炉体21の一端側に設置された傾動歯車
24と、この傾動歯車24に接続される駆動装置25に
よって傾動=8− されるようになっている。また、この炉体21の一方の
鏡板21aには炉体21内に向って炉内の溶湯温度を保
持するバーナー26が設置されており、胴部21bには
炉内に空気または酸素富化空気や還元剤を供給するため
の羽lコ27.27  と精製された銅をアノードに鋳
込む際の出湯口28がそれぞれ対向する側に設置されて
いる。さらに、この精製炉4の胴部の上側はぼ中央には
、アノード屑などの塊状物を炉内に装入するための装入
口29が設けられている。また、胴部21bのバーナー
26とは反対側の端部」二側には、第4図に示すように
、炉の通常位置における頂点から出湯口28側に向けて
周方向に沿って長円状に延びて開口する煙道口30が形
成されている。
この煙道口30を覆うように排気ダクトの末端のカバー
31が開口して設けられている。これは、第5図に示す
ように、炉体21の傾動の範囲において煙道口30を覆
うような角度で開口している。
そして、粗銅Cの流下する溶湯流路である樋lIBがカ
バー31の側面より挿入され、その端部11Cを上記煙
道口の上方に臨ませて位置させている。
本実施例の構成の銅の製錬装置によって、銅精鉱を精錬
してより銅品位の高い銅を得るには、まず、熔錬炉l内
に、ランス5・・を通して銅精畔等の粉粒体を、酸素富
化された空気とともに吹き込む。炉内に吹き込まれた銅
精鉱は、一部が酸化されてその酸化の際の発熱により熔
解し、硫化銅、および硫化鉄を主成分とする比重の大き
いカワMと、銅精鉱中の脈石や溶剤、および酸化鉄等か
らなる比重の小さいカラミSとの混合物となる。これら
カワMとカラミSは混合状態のまま、ともに熔錬炉lの
流出口lAよりオーバーフロー口、溶湯流路である樋7
Aを通って分離炉2へと流下する。
分離炉2に装入されたカワMとカラミSは、電極加熱に
より保温されて保持され、比重差によってカワMの層と
、カラミSの層に分離する。ここで沈降分離されたカワ
Mは、分離炉2の流出口に設けられたサイフオン2Aよ
り溢流し、樋7Bを通って製銅炉3に流下する。一方、
カラミSは別の流出孔2Bから抜き出され、水砕された
後、水砕カラミとして系外に出される。
製銅炉3に装入された力、ワMは、ランス5から供給さ
れる酸素富化空気により、さらに酸化されてカラミSが
分離される。こうしてカワMは銅品位的985%の粗銅
Cへと生成され、流出口3Aから樋11Aに流下する。
なお、この製銅炉3で分離されたカラミSは比較的銅含
有量が高いので、流出口3Bから抜き出され、水砕後、
乾燥してから熔錬炉目′こ戻され、再び製錬工程に供さ
れる。
このようにして、樋11Aに流下した粗銅Cは、分岐樋
11の切換装置12によって樋11B、IIBのいずれ
か一方に流下して煙道口30より精製炉4に受は入れら
れる。通常の受は入れは第6図に示す状態で行なわれる
こうして、粗銅Cの受は入れが終了した後、駆動装置2
5によって炉体2■を傾動し、第7図に示すように羽口
27,27  が溶湯面より下に来るような傾転状態に
する。この状態で、炉体21内に羽口27,27  か
ら、まず空気あるいは酸素富化空気等を供給して粗銅C
を所定の時間酸化させ、鋼中の硫黄濃度を目標値に近付
ける。さらに炭化水素と空気との混合体を主成分とする
還元剤を供給して還元処理を行い、鋼中の酸素濃度を所
定の値に近付ける。なお、この際発生ずる排ガスは煙道
口30、カバー31を介して排気ダクトに回収され、処
理される。また、カラミSは装入口29より排出される
こうして精製炉4内の銅Cは精製されて、より銅品位の
高い銅になると、再び駆動装置25を作動して炉体21
をさらに傾動し、第8図に示すような傾転状態にして、
出湯口28より溶鋼を注出して中間取鍋を介してアノー
ド鋳型に注ぎ込み、陽極板(アノード)に鋳造して電解
処理工程へと移送する。
このように、本実施例の装置では、製銅炉と精製炉との
間の粗銅の移送を溶湯流路を介して直接的に行うので、
保温炉が不要となり、それに伴い、保温炉で行なわれて
いたバーナーによる加熱なども不要となる。さらに、レ
ードルやクレーンなどの移送手段も不要となり、製錬設
備全体の規模を縮小したり省略したりすることができる
。そして、保温炉、レードル、クレーン等、これらの設
備が不要となることにより、これらの設備を設置、稼動
するための経費を節減することができる。また、これら
の設備が省略された分、製錬設備の設置面積の縮小を図
ることが可能となる。
さらに、製銅炉から精製炉への粗銅を移送する手段とし
て流路を用いる場合では、移送中の粗銅を密閉状態、ま
たは密閉状態に近い状態に維持することが比較的容易で
あるので、溶湯の移送に伴うSO2および金属フユーム
を含むガスの発生が少なく、これらのガスが設備外へ漏
出して周囲の環境に影響を及ぼすことを未然に防止する
ことが可能であるとともに、粗銅の温度変化が最小限に
抑えられる。
また、この装置では、溶湯流路である樋11Bの排出口
+10は、精製炉4の煙道口30に臨んで配設されてお
り、この煙道口30が、炉体2I内からの排煙ガスの排
出口と、粗銅Cの注入口とを兼ねている。そして、この
煙道口30は、精製炉4の傾転に伴う移動範囲すべてを
カバー31により覆われており、さらにこのカバー31
には煙道が接続されている。すなわち、必要な煙道口に
注入口を設けているので構造が簡単であり、また、樋1
1Bの排出口+1Cは、バーナー26の燃焼により発生
した高温の排煙ガスにより加熱されて保温されるので、
新たな保温装置を設ける必要がない。
さらに、煙道口30は胴部21bの周方向に延びて形成
されているので、溶湯の注入は精製炉4が傾動している
状態においても可能であり、これは、樋11Bを例えば
鏡板21aから装入した場合に比較して炉体21の開口
面積を小さくでき、炉体2Iの傾動に対して樋11Bと
炉体21の干渉が無いなどの多くの利点を備えている。
なお、本実施例では精製炉4は2基設けられており、製
銅炉3で生成された粗銅Cは、溶渦流路である分岐樋1
1に設けられた切換装置12によって、これら2基の精
製炉4.4 の一方に択一的に流下せしめられる。この
ため、一方の精製炉4に粗銅Cが受は入れられている間
、他方の精製炉4では受は入れられた粗銅Cを酸化、還
元して精製し、アノードとして鋳造する作業を並行して
行うことができる。また、本実施例では、これらの精製
炉4,4 は互いに並列に設置されており、このような
配置にすることにより、例えば予備の精製炉を設ける場
合にも、これらに並列に設置して樋をさらに分岐すれば
よく、設置が比較的容易で、設置面積の増加を最小限に
抑えることができるという利点を有する。
また、本実施例では、精製炉4を2基設けてこれらの精
製炉4.4 で交互に粗銅Cの受(′I入れを行ったが
、このような精製炉4が3基以」二設置されていても構
わない。この際には、溶湯流路を精製炉の数に応じた流
路に分岐する切換装置を設けるか、あるいはこの実施例
のように溶湯流路を2流路に分岐する切換装置を複数設
けて、溶湯流路を各精製炉に分岐させればよい。
以下、2基の精製炉4.4によって粗銅を受は入れ、酸
化、還元、鋳造する場合の操業タイムテーブルの類型に
ついて、第9図ないし第11図を参照して説明する。
これらの類型の選択は、連続製錬工程の処理能力、すな
わち製銅炉の処理能力と、精製炉の収容能力及び精製炉
の処理能力のバランスにより決められる。
第9図に示す例は、精製炉の処理能力が製銅炉の処理能
力を上回る場合のものである。
一方の精製炉(1)で粗銅Cの受は入れが行なわれてい
る間、他方の精製炉(2)では前工程で受は入れられた
粗銅Cの酸化、還元、鋳造及びこれらに伴う付帯作業が
行なわれる。この例では、粗銅Cの酸化に2時間、還元
に2時間、および鋳造に4時間を要し、また、粗銅Cの
酸化と還元の間には30分の羽口掃除が、還元と鋳造の
間には1時間の鋳造準備が、そして鋳造から次工程の受
は入れとの間には30分の鋳造片付けが、それぞれ付帯
作業として行なわれる。すなわち、受は入れられた粗銅
を精製し、アノードとして鋳造して、次の粗銅を受は入
れる準備が整うまでには10時間を要することになる。
一方、受は入れの時間は12時間であるから、精製炉で
の処理時間が受は入れの時間より短く、精製炉では鋳造
終了後、次の受は入れまでに充分な待ち時間が存在する
第1O図の例は、両者の処理能力がほぼ等しい場合、す
なわち、製銅炉以前の能力が第9図に比べて大きい場合
のもので、酸化、還元、鋳造作業、およびその他の付帯
作業(羽目掃除、鋳造準備、鋳造片付け)に要する時間
の合計は、第9図のタイムテーブルの例と同様に10時
間、また、精製炉への受は入れの時間も10時間であり
、精製炉における待時間は無い。
第11図の例は、精製炉の能力が製銅炉の能力より小さ
い場合に採用されるもので、精製能力を上げるために、
受は入れ工程の終盤で、粗銅Cの受は入れと並行して、
炉内に受は入れられた粗銅Cの酸化が行なわれる。すな
わち、この例では、精製炉への受は入れは85時間で行
なわれるのに対し、酸化から鋳造片付けまでの作業は9
.5〜lO時間を要するので、受は入れ工程と酸化工程
を重複させることによりその時間を節約している。
この受は入れ酸化は、駆動装置25によって炉体2Iを
第6図の位置から第7図の位置に変えてから行なわれ、
精製炉(1)での粗銅Cの受は入れが終了した後も続け
られる。
このようにすれば、受は入れと酸化とが並行して行なわ
れ、そのオーバーラツプした時間だけ、粗銅の精製時間
が短縮されるから、精製炉自体の処理能力の向上が図ら
れ、前工程の製錬能力が向上した場合に、これに対応し
て設備全体の生産速度を高めることが可能となる。
なお、これらの第9図ないし第11図に示したタイムテ
ーブルは精製炉の操業サイクルの一例であり、精製炉の
数や容量、精製能力、および各工程の処理時間等の変化
に応じて適宜のものが選択されるべきである。
また、第11図の場合における粗銅の受は入れと酸化処
理とのオーバーラツプする時間についても、粗銅の生成
速度や精製炉の酸化処理能力等を検討した上で、適当に
設定されるべきである。
[発明の効果コ 本発明の銅の製錬装置によれば、銅精鉱を熔解、酸化し
てカワとカラミとを生成する熔錬炉と、前記カワをカラ
ミから分離する分離炉と、分離された前記カワをさらに
酸化して粗銅を生成する製銅炉とを、溶湯流路により直
列的に接続し、前記粗銅をより銅品位の高い銅に精製す
る複数の精製炉を前記製銅炉に対して溶湯流路を介して
接続するとともに、この溶湯流路に前記製銅炉を精製炉
の一つに択一的に連通せしめる切換装置を設けたもので
あるので、銅精鉱を製錬して連続的に生成された粗銅が
、保温炉などの中間保持炉を介在させることなく、溶湯
流路を介して直接に精製炉に送られるので、保温炉は必
要でなく、また、レードルやクレーンも不要となり、こ
れらの設備を設置するためのスペースやコスト、稼動す
るためのエネルギーコストなどを大幅に削減することが
でき、これより、鉱石から鋳造までの銅製錬の完全自動
化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す平面図であり、第2
図ないし第5図はこのような製錬装置に用いられる精製
炉の一例を示すものである。 また、第6図ないし第8図は、このような精製炉におけ
る粗銅の受は入れ、酸化、還元、およびアノードの鋳造
での傾転状態を示す炉体の断面図であり、第9図ないし
第11図はそれぞれ、このような精製炉における操業サ
イクルの一例を表すタイムテーブルである。 なお、第12図および第13図は、それぞれ従来の銅の
製錬装置の一例を示す側面図および平面図である。 1・・・熔錬炉、 2・・・分離炉、 3・・・製銅炉、 I A、2 A、3 A・・・溶湯流出口、2B、3B
  ・カラミ流出口、 4・・精製炉 5・・ランス、6・・・電極、7 A、7 B・・・樋
、8・・保温炉、9・・・レードル、10・・・クレー
ン、11・・・分岐樋、 +1A・・・主樋、IIB・・・分岐樋、11C・・・
υl’ I−1,t ITI、12 切換装置、 21・・炉体、22・・・ガイドリング、23・・・支
持輪、24・・・傾転歯車、25・・駆動装置、26・
・・バーナー、27 ・羽目、28・・出湯口、29・
・装入口、30・煙道口、31・・カバー、 M・カワ、S・・・カラミ、C・・・粗銅、I7・・・
し−ドルの移動軌跡。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 銅精鉱を熔解、酸化してカワとカラミとを生成する熔錬
    炉と、前記カワをカラミから分離する分離炉と、分離さ
    れた前記カワをさらに酸化して粗銅を生成する製銅炉と
    が、溶湯流路により直列的に接続され、 前記粗銅をより銅品位の高い銅に精製する複数の精製炉
    が前記製銅炉に対して溶湯流路を介して接続されている
    とともに、この溶湯流路には前記製銅炉を精製炉の一つ
    に択一的に連通せしめる切換装置が設けられていること
    を特徴とする銅の製錬装置。
JP31467190A 1990-11-20 1990-11-20 銅の製錬装置 Expired - Lifetime JP3297045B2 (ja)

Priority Applications (40)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31467190A JP3297045B2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 銅の製錬装置
MYPI91002125A MY110307A (en) 1990-11-20 1991-11-18 Apparatus for continuous copper smelting
BG095501A BG60276B1 (bg) 1990-11-20 1991-11-19 Метод за непрекъснато топене на мед
RO148788A RO109560B1 (ro) 1990-11-20 1991-11-19 Procedeu pirometalurgic continuu de separare a cuprului din concentrate sulfuroase
EP91119730A EP0487032B1 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Apparatus for continuous copper smelting
BG95500A BG60327B2 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Continuous copper melting plant
MYPI91002129A MY110479A (en) 1990-11-20 1991-11-19 Process for continuous copper smelting
PT99546A PT99546B (pt) 1990-11-20 1991-11-19 Aparelho para extraccao de cobre por fusao continua
FI915454A FI101813B1 (fi) 1990-11-20 1991-11-19 Menetelmä kuparin sulattamiseksi
RO148789A RO109561B1 (ro) 1990-11-20 1991-11-19 Instalatie pentru extragerea pirometalurgica continua, a cuprului din concentrate sulfuroase
CA002055841A CA2055841C (en) 1990-11-20 1991-11-19 Apparatus for continuous copper smelting
AU88006/91A AU647207B2 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Process for continuous copper smelting
PT99547A PT99547B (pt) 1990-11-20 1991-11-19 Processo de extraccao de cobre por fusao continua
BR919105021A BR9105021A (pt) 1990-11-20 1991-11-19 Aparelho para fusao continua de cobre
EP94119082A EP0648849B2 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Copper refining furnace
PL91292445A PL168577B1 (pl) 1990-11-20 1991-11-19 Urzadzenie do ciaglego wytopu miedzi PL PL PL
AU88008/91A AU641572B2 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Apparatus for continuous copper smelting
DE69124665T DE69124665T2 (de) 1990-11-20 1991-11-19 Verfahren zum kontinuierlichen Schmelzen von Kupfer
EP91119729A EP0487031B1 (en) 1990-11-20 1991-11-19 Process for continuous copper smelting
FI915453A FI101812B1 (fi) 1990-11-20 1991-11-19 Kuparin sulatukseen tarkoitettu jatkuvatoiminen laitteisto
PL91292446A PL169695B1 (pl) 1990-11-20 1991-11-19 Sposób ciaglego wytopu miedzi PL PL PL
CA002055842A CA2055842C (en) 1990-11-20 1991-11-19 Process for continuous copper smelting
BR919105022A BR9105022A (pt) 1990-11-20 1991-11-19 Processo para fusao continua de cobre
SU915010324A RU2039106C1 (ru) 1990-11-20 1991-11-19 Способ непрерывной плавки меди
DE69109061T DE69109061T2 (de) 1990-11-20 1991-11-19 Anlage zum kontinuierlichen Schmelzen von Kupfer.
SU915010366A RU2092599C1 (ru) 1990-11-20 1991-11-19 Устройство для непрерывной выплавки меди
DE69132590T DE69132590T3 (de) 1990-11-20 1991-11-19 Raffinationsofen für Kupfer
KR1019910020730A KR0150009B1 (ko) 1990-11-20 1991-11-20 연속동제련방법
US07/797,116 US5205859A (en) 1990-11-20 1991-11-20 Apparatus for continuous copper smelting
CN 91111870 CN1026997C (zh) 1990-11-20 1991-11-20 连续冶炼铜的方法
US07/795,335 US5217527A (en) 1990-11-20 1991-11-20 Process for continuous copper smelting
KR1019910020729A KR0150008B1 (ko) 1990-11-20 1991-11-20 연속동제련장치
CN 91111925 CN1025793C (zh) 1990-11-20 1991-11-20 连续熔炼铜的设备
TW080110109A TW203103B (ja) 1990-11-20 1991-12-24
US08/031,191 US5320799A (en) 1990-11-20 1993-03-12 Apparatus for continuous copper smelting
US08/040,986 US5374298A (en) 1990-11-20 1993-03-31 Copper smelting process
US08/040,999 US5380353A (en) 1990-11-20 1993-03-31 Copper smelting apparatus
US08/056,780 US5320662A (en) 1990-11-20 1993-05-04 Process for continuous copper smelting
US08/143,118 US5398915A (en) 1990-11-20 1993-10-29 Apparatus for continuous copper smelting
FI974334A FI104382B (fi) 1990-11-20 1997-11-26 Laitteisto raakakuparin puhdistamiseksi

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31467190A JP3297045B2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 銅の製錬装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04183827A true JPH04183827A (ja) 1992-06-30
JP3297045B2 JP3297045B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=18056148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31467190A Expired - Lifetime JP3297045B2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 銅の製錬装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297045B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502247A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 シュトピンク・アクティーエンゲゼルシャフト 銅陽極炉及びその操作方法
CN108453247A (zh) * 2018-02-05 2018-08-28 霍山县东胜铸造材料有限公司 一种铸造用节能保温炉

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502247A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 シュトピンク・アクティーエンゲゼルシャフト 銅陽極炉及びその操作方法
CN108453247A (zh) * 2018-02-05 2018-08-28 霍山县东胜铸造材料有限公司 一种铸造用节能保温炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP3297045B2 (ja) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2039106C1 (ru) Способ непрерывной плавки меди
KR20000068375A (ko) 용융금속을 생산하는 설비 및 방법
US5205859A (en) Apparatus for continuous copper smelting
EP1181492B1 (en) Electric arc furnace and method for continuous charging
CN1026997C (zh) 连续冶炼铜的方法
US4032121A (en) Process for the production of iron from iron ores and apparatus for carrying out said process
RU2144092C1 (ru) Медеплавильное устройство
US5882578A (en) Tilting metallurgical unit comprising several vessels
RU2213919C2 (ru) Дуговая печь постоянного тока для получения стали и способ получения стали
JPH04183827A (ja) 銅の製錬装置
US5380353A (en) Copper smelting apparatus
CN1025793C (zh) 连续熔炼铜的设备
JPH04187729A (ja) 銅の精製炉
US5374298A (en) Copper smelting process
JP3013437B2 (ja) 銅の精製方法
JP3257674B2 (ja) 銅の製錬装置
US789133A (en) Apparatus for distributing molten slag in blast-furnaces.
FI104382B (fi) Laitteisto raakakuparin puhdistamiseksi
RU2241931C2 (ru) Автогенный обжигово-плавильный агрегат
EP0349167A2 (en) Method of desulfurizing molten metal in a plasma fired cupola
JPS62294141A (ja) 水平型転炉

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9