JPH04183671A - 冷房制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、冷房の温度制御を行う冷房制御装置、特に
冷房制御の応答性の改良に関する。

［従来の技術］ 第４図は、従来の列車用冷房制御装置のブロック図であ
る。

図において、温度設定器（２）に希望する車内温度を設
定すると、演算器（４）は、車内に設定された温度セン
サ（１）の計測値と設定温度との差を算出して所要出力
周波数を演算し、その結果を、ＰＷＭ方式等の出力信号
発生器（５）に与えて、それに応じて冷却機（６）を運
転するようになっている。

すなわち、冷房を始動すると、演算器（４）が始動して
、第５図に示す制御動作を開始する。まず、ステップ１
　（ＳＴＩ）で温度設定器（２）の設定温度が読み込ま
れ、ステップ２　（Ｓｒ２）において車内温度センサ（
１）の計測値が読み込まれる。

次いで、ステップ３　（Ｓｒ１）で設定温度と車内温度
センサの計測値との差が求められ、ステップ４　（Ｓｒ
４）で、ステップ３　（Ｓｒ１）で求めた値に応じかつ
第６図に示される温度差と出力周波数の関係表に基づい
て、出力周波数か決定される。

その後、決定された出力周波数が、出力信号発生器（５
）に指示され、冷却機（６）が所望の温度で運転される
。

例えば、車内の現在温度ＴＳＣ（温度センサ計測値）が
温度設定器（２）の設定温度（ＳＥＴＴＥｌ）＋２．　
０℃以上の場合には、冷却機（６）の送風機（ＥＦ−図
示せず）の電圧を一定とし周波数を６０Ｈｚ、冷却ユニ
ット１　（ＣＰＩ）と冷却ユニット２　（ＣＦ２）の電
圧を一定、周波数を６０Ｈｚとして運転する。

その後、車内現在温度ＴＳＣが、（設定温度＋１．０）
未満、（設定温度子０．５）以上である場合は、送風機
（Ｅ　Ｆ）の周波数を４５Ｈｚ、両冷却ユニット（ＣＰ
Ｉ、ＣＦ２）の周波数を４５Ｈｚとして運転する。

同様に、車内の現在温度ＴＳＣが、（設定温度５ＥＴＴ
ＥＩ−２，０℃）未満の場合は送風機（Ｅ　Ｆ）を３２
Ｈｚ、冷却ユニット（ＣＰＩ。

ＣＦ２）を停止して運転する。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の冷却制御装置は、以上のような構成だっため、現
在温度と設定温度の差のみによって制御が行われていた
。このため、乗客の乗降の際の扉の開閉等のように温度
変化の激しい場合に、設定温度に対する現在温度の追従
が遅く、逆にオーバーシュートしてしまう等の不都合が
あった。

この発明は、かかる課題を解決するためになされたもの
で、設定温度に対する現在温度の制御性を良くした冷房
制御装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る冷房制御装置は、温度センサの計測値を
記憶する温度ストア用メモリを備え、演算器が前回の計
測記憶温度と現在計測温度との差を求め、この差に応じ
て冷却機を運転させることを特徴とする。

［作用コ この発明による冷房制御装置は、扉の開閉等により温度
上昇しても、その前後の温度差か大きい程冷房出力を増
大させ、送風機出力も増大させるので応答性の良い冷房
制御が達成され、また温度差が小さい場合は出力を速や
かに減少し又は停止させるのでオーバーシュートは極め
て少なくなる。

［実施例コ 次に、第１図から第３図に示すこの発明の一実施例によ
って、この発明を更に詳細に説明する。

第１図において、この実施例による冷房制御装置は、車
内の温度変化の激しい部位等に配設される温度センサ（
１）、温度設定器（２）、前記温度センサ（１）の計測
値を記憶しておくための温度ストア用メモリ（３）、こ
れら温度センサ（１）の計測値と温度設定器（２）の設
定温度と温度ストア用メモリ（３）の記憶値とから所望
出力を計算する演算器（４）、並びにこの演算器（４）
の指示により出力信号を発生する出力信号発生器（５）
とを備え、冷却機（６）を任意に運転制御する。

装置を始動すると演算器（４）が始動し、第２図に示す
ように、演算器（４）はステップ１　（ＳＴＩ）で温度
設定器（２）の設定温度を読み、ステップ２　（Ｓｒ２
）で温度センサ（１）の計測値を読む。

次いで、ステップ３　（Ｓｒ１）で温度設定器（２）の
設定温度と現在温度である温度センサ（１）の計測値と
の差を求め、ステップ４　（Ｓｒ１）で、温度ストア用
メモリ（３）の記憶した温度値と現在温度との差（ｄＴ
）を求める。これらステップ３　（Ｓｒ１）とステップ
４　（Ｓｒ１）とで得た値により、ステップ５　（Ｓｒ
５）においては、例えば第３図に示す出力周波数決定表
に基づいて出力周波数を決定し、この値をステップ６（
Ｓｒ６）において出力信号発生器（５）に指示する。出
力信号発生器（５）は、指示された周波数で冷却機（６
）をＰＷＭ制御する。

ここで、現在温度（ＴＳＣ）が（設定温度５ＥＴＴＥＩ
＋２．０）以上である場合は、変化温度（ｄＴ）が０．
０以下である場合、０゜０以上１．０以下の場合、及び
１．０以上のいずれのは場合にも、送風機（Ｅ　Ｆ）も
冷却ユニット１（ＣＰＩ）も冷却ユニット２　（ＣＦ２
）も６０Ｈｚでフル運転するのであるが、例えば、現在
温度（ＴＳＣ）が（設定温度＋１．０）未満、（設定温
度子〇、５）以上である場合に、変化温度（ｄＴ）が０
．０以下のときには、送風機（Ｅ　Ｆ）も両冷却ユニッ
ト（ＣＰＩ、ＣＦ２）も４５Ｈｚで運転するように指示
し、変化温度（ｄＴ）が０．０以上１．０以下のときは
、送風機（Ｅ　Ｆ）は６０Ｈｚ、両冷却ユニット（ＣＰ
Ｉ、ＣＦ２）は５５Ｈｚの運転を指示するが、変化温度
（ｄＴ）が１．　０以上の際には、送風機（ＥＦ）も両
冷却ユニット（ＣＰＩ、ＣＦ２）も６０Ｈｚで運転する
ように指示し、急速冷房して、短時間に設定温度に近づ
ける。

又、現在温度（ＴＳＣ）が、（設定温度−３゜０）未満
（設定温度−４，０）以上の場合には、変化温度（ｄＴ
）が０．０以下及び０．０以上１．０以下の場合には、
両冷却ユニット（ＣＰＩ。

ＣＦ２）は停止せしめるが、変化温度（ｄＴ）が１．０
以上の場合には冷却ユニット１　（ＣＰＩ）、冷却ユニ
ット２　（ＣＦ２）を３２Ｈｚで運転させて速やかに基
の温度に戻るように制御する。

上記の実施例では、出力変換をＰＷＭ方式で行う場合を
示したが、０Ｎ１０ＦＦ方式、その他の制御方式を用い
ても同様な効果が得られる。

［発明の効果］ この発明は以上説明した通り、温度ストア用メモリを有
する構造により、現在温度と前回温度との変化温度を求
めて制御要素としたので、応答性の良い冷房制御が得ら
れる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による冷房制御装置のブロ
ック構成図、第２図はこの実施例による演算器のアルゴ
リズムを示すフローチャート図、第３図はこの実施例に
よる出力周波数決定表図、第４図は従来の冷房制御装置
のブロック構成図、第５図は従来装置の演算器アルゴリ
ズムを示すフローチャート図、第６図は従来の出力周波
数決定表図である。 図中、（１）は温度センサ、（２）は温度設定器、（３
）は温度ストア用メモリ、（４）は演算器、（５）は出
力信号発生器、（６）は冷却機、（Ｅ　Ｆ）は送風機、
（ＣＰＩ）は冷却ユニット１、（ＣＰ　２）は冷却ユニ
ット２、（ｄＴ）は変化温度、（ＴＳＣ）は現在温度、
（ＳＥＴＴＥＩ）は設定温度である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 列車内の温度の制御目標値を設定する温度設定器と、列
   車内の温度を計測する温度センサと、この温度センサの
   計測値を記憶する温度ストア用メモリと、前記温度設定
   器の設定温度と温度センサ計測値との差並びに温度スト
   ア用メモリに記憶されている前回の温度センサ計測値と
   現在の温度センサ計測値との差を求め、これらの値に応
   じた信号を出力する演算器と、演算器から出力される信
   号に従って冷却機に出力信号を与え、列車内の温度を制
   御する出力信号発生器と、を備える冷房制御装置。