JPH04182657A - アモルファスシリコン感光体を用いた電子写真装置 - Google Patents

アモルファスシリコン感光体を用いた電子写真装置

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JPH04182657A
JPH04182657A JP31145290A JP31145290A JPH04182657A JP H04182657 A JPH04182657 A JP H04182657A JP 31145290 A JP31145290 A JP 31145290A JP 31145290 A JP31145290 A JP 31145290A JP H04182657 A JPH04182657 A JP H04182657A
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amorphous silicon
toner
pressure
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Koji Yamazaki
晃司 山崎
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Hitoshi Murayama
仁 村山
Toshihito Yoshino
豪人 吉野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、超小型レーサービームプリンターなとの画像
光を照射された感光体上の明部にトナー像を形成する画
像形成装置に関するもので、特に、感光体の割れを防止
し干渉の無い画像を得ることを意図した帯電工程を有し
ない画像形成装置に関するものである。
〔従来技術の説明〕
アモルファスシリコン感光体は表面硬度が高く、可視光
領域(400〜700 nm)のみならず:GaAs、
GaAAAs等の半導体レーザー(760〜900 n
m)なとの長波長光にも高い感度を示し、高温・低温・
高温・低湿等、環境安定性も良好で、しかも繰り返し使
用による劣化も殆ど認められないなど、特に高速複写機
やLBP(レーザービームプリンター)などの従来プロ
セスにおける電子写真用感光体として賞用されている。
特に近年、卓上コンピューターのプリンターとしての小
型LBPの需要は著しく伸びている。
こうしたアモルファスシリコン感光体を用いたLBP、
及びその画像形成プロセスは、概略以下の通りのもので
ある。
第3図は、従来のLBPの画像形成プロセスを示す概略
図であって、矢印方向に回転し、感光体ヒーターにより
42〜45°Cに加温された回転円筒状のアモルファス
シリコン感光体301の眉辺には、良く知られているよ
うに、該感光体に近接して感光体表面感光層を一様に帯
電させる主帯電器302、静電潜像を形成するための画
像清銀付与部位303、これを顕像化するための現像器
304、該顕像を転写材に転移させるための転写帯電器
305、転写材を感光体から分離する分離帯電器306
、クリーニング装置307、主除電光源308か配設し
である。
以下、−例をもって画像形成プロセスを説明すると、感
光体301は、+6〜8KVの高電圧を印加した主帯電
器302によって一様に帯電され、これに画像情報に応
じて変調された、3,0μJ/d程度の760〜900
nmのレーザー光源320より発した光をポリゴンミラ
ー系321、折り返しミラー322を介して感光体表面
に導き露光され、静電潜像か形成される。この潜像に現
像器304からポジ絶縁性磁性トナーか供給されてトナ
ー像となる。一方、転写紙通路、レジストローラーより
なる転写紙供給系310を通って感光体方向に供給され
る転写材Pは、+7〜8KVの高電圧を印加した転写帯
電器305と感光体301の間隙において、背面から、
トナーとは逆極性の一電荷を与えられ、これによって感
光体表面のポジトナー像は、転写材Pに転移する。12
〜14Kvp−p、300〜600七の高圧AC電圧を
印加した分離帯電器306により転写材Pは、転写紙搬
送系311を通って定着器312に至ってトナー像は定
着されて装置外に排出される。尚、転写部位において転
写に寄与せず感光体表面に残る残留トナーはクリーナー
307に至り、クリーニングされる。
上記クリーニングにより更新された感光体表面はさらに
除電光源308から除電光を与えられて再び同様のサイ
クルに供せられる。
上述のような画像形成プロセスにおいて用いられるアモ
ルファスシリコン感光体は、多くのダングリングボンド
(未結合手)を有しており、これか局在準位となってキ
ャリアーの一部を捕捉してその走行性を低下させ、ある
いは光生成キャリアーの再結合確率を低下させる。した
かって、露光によって生成されたキャリアーの一部は、
次工程の帯電時に感光体に電界かかかると同時に局在準
位から開放され、露光部と非露光部て、感光体表面電位
に差か生じて、これか最終的に「ゴースト」と称される
画像むらとなって表われる現象があった。
これらの、光メモリーは主除電工程において均一露光を
行なうことにより、感光体内部に潜在するキャリアーを
過多にし全面で均一になるようにして、消去することが
一般である。この光量を増やしたり、アモルファスシリ
コン感光体の分光感度ピークにちかずける(おおむね6
80nm〜700nm)事により、より効果的にゴース
トを消去することか可能である。
しかし、前述のようにアモルファスシリコン感光体は、
光メモリーを受けやすくあまり主除電光を強くしすぎる
と、感光体内部に潜在する過多となったキャリアーか、
再結合するまえに、主帯電工程に突入し、帯電能率を著
しく低下させるといった弊害かあった。即ち帯電工程に
おいて初期はキャリアーの再結合過程であり、次いで表
面電位の上昇過程といったステップを踏むため、帯電工
程直前の感光体内のキャリアー量か、その後の表面電位
の高低、即ち帯電能に大きく影響する事が知られており
、この対策として主除電光は、主帯電から一定時間前に
照射され、光メモリーを消去したのちに、該キャリアー
がおおむね再結合したのちに帯電工程へ進む様構成せざ
るをえなかった。
また、前記第3図に示したような単一波長光を用いるプ
リンターにおいては、感光層の膜厚のわずかな不均一さ
に対して、光の干渉現象により、感光層に入射する光量
に差を生じ、これか画像濃度ムラとなって画質を低下さ
せる問題点かあった。
これに対して、基体表面を荒らす(特開昭60−203
963号公報、特開昭62−69272号公報等)、基
体表面に光吸収層を設は反射を防止する(特開昭59−
83169号公報等)、感光層の屈折率を連続的に変化
させる(特開昭62−258468号公報等)等の対策
かとられてきている。感光体に直接転写紙を接触させ、
背面から加圧ローラーで圧力定着を行なう際には、感光
体の表面は平滑であることが望ましく、上記基体表面を
荒らす方法は不向きである。
上述の特性から、アモルファスシリコン感光体を用いた
電子写真装置は帯電器か大きく装置自体も大型化し、ま
た耐久性が良いこと、高価格であることなど総合的メリ
ットから高速機、大型LBPが殆とであり、小型機への
展開は進んでいないのが現状である。
一方、ワープロやパーソナルコンピューターの普及など
を背景に超小型ノンインバクロプリンター、例えばLB
PやLEDプリンターの需要は高まっており超小型化・
低コスト化・安全性などを考慮すると、従来プロセス工
程の削減(低減)、特に高電圧発生部とヒータ一部の削
減か強く求められていたが従来の方式では主帯電を削減
することは困難たった。
これを解決する方式のひとつとして透明電極ノート乃至
シリンダーの内面から画像露光すると同時に、導電性ト
ナーを用いた接触現像により可視像化しこれを転写材に
転移させる方式等がすてに多数提案されている(特開昭
58−98746号公報、特開昭58−98747号公
報、特開昭59−40666号公報、特開昭59−11
2373号公報、特開昭60−86557号公報等)。
こうした方式では、従来の絶縁性トナーの電界依存型に
対して電荷依存型の導電性トナーによる現像方式を用い
ることにより内面露光された部分とその他の部分の僅か
な抵抗差から良好なトナー像を得ている。
従来感光体上にトナー像を形成する方法としては前述第
3図に示したような装置構成にて、予め感光体を一様に
帯電し次いて、像光を照射することにより静電潜像を形
成したあと、現像器により静電潜像のパターンに応じて
トナー粒子を付着せしめて可視像を得る方法か一般的で
ある。また、特開昭49−4532号公報には、トナー
として導電性及び磁性を有する粒子を用い現像する事か
開示されている。この方法を適用して、感光体上の像光
の明部にトナー像を形成する場合には、現像器のトナー
担持体と感光体の像光の暗部の電位とほぼ等しい値の直
流バイアス電圧を現像器に印加して、暗部に対する部分
ては現像器と感光体の間に電位差を生じさせず、明部に
対応する部分のみに感光体と現像器のトナー担体との間
に電位差を生じさせて、明部に対応する′部分にトナー
を付着させる。
したかって、この方式では感光体をコロナ帯電器等によ
り一様に帯電する工程、画像露光を照射する工程、現像
器によりトナーを付着せしめる工程、を順次行なう必要
があり、これを実現する装置は第3図に示したような大
型のものにならざるをえない。殊に、感光体を一様に帯
電する帯電手段は数KV比出力有する高圧電源を必要と
し、感電の危険もある。
それに対し、特開昭48−43821号公報には、感光
体上に形成された導電性パターンを導電性及び磁性を有
する現像剤を用いて現像し画像形成することか開示され
ている。これは、感光体に光像を照射する事によって形
成された導電性パターンの背面の導電性基板と現像器の
トナー担持体との間に直流電圧を印加しつつ現像するも
のである。そして、導電基体と光導電体の間には絶縁性
の層が設けである。上記導電性パターンの形成は現像に
先立って行なっても良いし、また同時に遂行されても良
いものである。
しかし、特公昭48−43821号公報に開示されてい
る例では約4001! ux−secもの露 光量を用
いており、実現は困難であった。これにだいし、特開昭
58−98747号公報に開示されているように、改良
された透明導電性基体側から露光する方式では、約41
1! ux−secの露光量で良好な画像を得ている。
しかし、この程度の露光量て、導電性パターンを感光層
側から光を照射して現像に先立って形成する事は困難で
あった。
尚、アモルファスシリコン感光体はその製作過程におい
て高真空中、基体温度を250〜300°Cとしてシラ
ンガス等の原料ガスをプラズマ等のエネルギーにより分
解、堆積させて行く。このような高真空、高温に耐える
基体は高価であり、また光学的精度も出しにくいことか
ら透明導電性基体側から露光する方式に使用するアモル
ファスシリコン感光体の量産化への適用は困難であった
また、トナー像か導電性トナーである場合従来良く用い
られているコロナ転写方式では転写材の背後の電荷が導
電性トナーに注入され、導電性トナーの保持する電荷の
極性か転写材の背後にある電荷の極性と同しになり転写
不良を生じる原因となるため、良好な転写像を得ること
はむつかしかった。そのため、圧力転写、圧力転写定着
といった方法があり、アモルファスシリコン感光体を用
いたものが特開昭58−184153号公報等に開示さ
れている。
また、アモルファスシリコン感光体は硬度か非常に高い
ものの反面非常に脆いため、ヒーターレス化の有効手段
とされている圧力定着のローラーの表面材料として用い
た場合、クリップなとの侵入に対して基体の変形に対z
して欠は落ちるなとかならずしも好適とはいえなかった
ため基体材質も含めたより一層の強度向上か求められて
いた。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の諸問題を一挙に解決し、かつ干渉によ
る画質低下と感光層欠けのない、アモルファスシリコン
感光体の光疲労特性を積極的に利用した超小型の画像形
成装置を得ることを目的とする。
〔発明の構成・効果〕
上記目的は、円筒状乃至円柱状の非磁性金属基体上に、
ゲルマニウムおよび酸素を含む水素化アモルファスシリ
コン系干渉防止層と、屈折率を連続的に変化させた炭素
を含む水素化アモルファスシリコン系光導電層を順次積
層してなる回転円筒状乃至円柱状アモルファスシリコン
系感光体と、該感光体に660nm以上900nm以下
の単一波長光により画像露光する露光装置と、画像露光
された部分の明部に再結合していない光キャリアーか残
留している間に導電性磁性トナーにより画像を可視像化
する現像装置と、該感光体に加圧接触して該感光体との
間に供給される転写材上に上記のトナーによって可視化
された画像を圧力定着する加圧定着ローラとを備えたこ
とを特徴とする電子写真装置により達成される。
上記構成の本発明の装置によって、レーザーやLEDを
光源とする単一波長光による画像形成における干渉によ
る画質低下を防止し、かつ圧力定着時の感光層割れを防
止することか可能となる。
また、本発明の装置においては、導電性パターンを感光
層側から光を照射して現像に先立って形成する方式にも
関わらず、必要とされる露光量も!−10μJ/aIr
(約700nmの波長で、1〜101! ux−sec
に相当)と第3図に示したような従来の電子写真装置の
露光量とほぼ同等にすることか可能となる。
第1図に、本発明に用いる代表的なアモルファスシリコ
ン感光体の模式的断面図を示す。
第1図において、101は導電性基体、102は導電性
基体101と光導電層103の間に設けられた光導電層
の加圧時の緩衝作用を生起するとともに干渉を防止する
干渉防止層、103は光導電層である。尚、以降干渉防
止層102、光導電層103を総称して感光層104と
称する。
感光体形成装置は、特開昭63−2067号公報等に記
載の高周波プラズマ法、特開昭60−186849号公
報等に記載のマイクロ・ウェーブプラズマ法等の公知の
方法て行なわれる。特に円柱状の空洞を有しない基体上
への成膜には後者のマイクロウェーブプラズマ法か成膜
時間が短く、基体か外面から加熱できるなと好ましい。
第2図(a)は、本発明を適用したレーサープリンター
の概略側面図を示す。図中、201は加圧金属基体20
2上に設けられたアモルファスシリコン感光層、203
は加圧ローラー、204は画像露光、205は反射鏡、
206はポリゴン、207は現像器、208.209は
加圧バネ、210は定着ガイド、211.212は分離
爪、213は転写紙搬送系である。
矢印方向に回転する表面にアモルファスシリコン感光層
201を成膜した加圧金属基体202上に、ポリゴン2
06によって走査された画像情報に従ったレーザー光2
04か反射鏡205を経て露光され直ちに体積抵抗率1
0(上3〜10) ・Ω・口、好ましくは10(上6〜
8) ・Ω・口の公知の導電性トナーの入った現像器2
07によってトナー像を形成する。
次いて、給紙搬送系213を経て供給された転写紙かガ
イド210に規制されて矢印方向に回転する加圧ローラ
ー203との間で加圧バネ208.209により加圧さ
れ定着された後分離爪211.212により分離排出さ
れる。画像露光から現像までの時間は短いほど好ましく
、時間は0.01〜0、1秒程度であり、プリンターの
プロセススピード・感光体直径によって適宜決定される
第2図(b)は、本発明を適用したLEDプリンターの
概略側面図を示す。図中、201は加圧金属、基体20
2上に設けられたアモルファスシリコン感光層、203
は加圧ローラー、204は画像露光、205はLEDア
レイ、207は現像器、208.209は加圧バネ、2
10は定着ガイド、2+1.212は分離爪、213は
搬送系である。
矢印方向に回転する表面にアモルファスシリコン感光層
201を成膜した加圧金属基体202上に、LEDアレ
イ205によって露光された画像情報に従った単色光2
04が露光され直ちに体積抵抗率10(上3〜10) 
・Ω・口、好ましくは、】0 (上6〜8) ・Ω・口
の公知の導電性トナーの入った現像器207によってト
ナー像を形成する。
次いて、給紙搬送系213を経て供給された転写紙かガ
イド210に規制されて矢印方向に回転する加圧ローラ
ー203との間で加圧バネ208.209により加圧さ
れ定着された後分離爪211.212により分離排出さ
れる。画像露光から現像まての時間は短いほど好ましく
、時間は0.01〜0、1秒程度であり、プリンターの
プロセススピード・感光体直径によって適宜決定される
第4図に本発明の装置を用いた画像形成プロセスの説明
図を示す。
まず■のステップにおいて、画像形成光204か感光体
の感光層に照射される。この際光導電層では光か照射さ
れ、入射した部分に光キャリアーを生成する。入射する
光の波長によって、侵入深さが変化し、本画像形成プロ
セスの場合、波長か比較的長いものが好ましい。
次いて、■のステップにおいて、前工程で光の照射され
た部分に、導電性磁性トナーを介して、±100’V〜
+400vの接触帯電が行なわれるが、前工程で発生し
、再結合しきらないで残存する光キャリアーによって、
低抵抗化している該部分には、接触帯電によって形成さ
れる表面電位が非常に低い状態となる。一方、光の照射
されていない部分は、導電性磁性トナーを介した+10
0V〜+400vの接触帯電が行なわれるとほぼ印加さ
れた電圧と同等の表面電位となる。この電位差によって
、導電性磁性トナーが反転現像され、■のステップに示
されているように光の照射された部分にトナー像を得る
ことかてきる。
以下、実験例をもって、本発明の効果をさらに説明する
実験例1 画像露光用の光源としては、半導体レーサーやLEDの
光源が使用されるか、本発明か■感光層の光疲労を積極
的に利用する■無電界状態で発生した光キャリアーの拡
散を防止するため全層にわたって光キャリアーを発生さ
せることが望ましい事から、アモルファスシリコン感光
体において光の侵入量(光量が1%に減衰するまでの距
離)か光導電層深部に到達するような波長を用いること
が望ましい。
第2表に示したオプティカルバンドギャップ1、74 
eVのA−3iC:H光導電層に対する入射光波長と侵
入量(光量が1%に減衰するまでの距離)の関係を第1
表に示す。
第1表の結果から画像形成露光に用いる光の波長は、6
60nm以上の波長において光導1層の比較的深部まで
光か到達し、前記第4図に示したような本発明の装置に
よる画像形成プロセスにて、より高いコントラストをう
ろことか可能であり望マシい。900nm以上ではアモ
ルファスシリコン感光体に光感度かないため好ましくな
い。
実験例2 次いて、第3表に示したのA−3i:C:H光導電層に
第2図ta+及び第4図に示した本発明の装置による画
像形成プロセスにおいて、暗部電位を200vとし、8
00nmの光を照射して後、光照射を断ったあと0.0
3秒後の明部電位を測定したところ、電位は50Vであ
り、第2図(alに示すような装置で画像形成を行なっ
たところ良好な画像を得た。
同様の実験を、光照射を断ったあと0.01秒、0.2
秒、3秒について行なった結果、電位は、30V、10
0V、180■てあり、現像コントラストか100v以
上有ることか好ましいことから、0.O1〜0,1秒か
好適であった。
実験例3 加圧ローラーか接する圧力は5 kg / on〜20
kg/C[D好ましくは8 kg/ am−15kg/
 anである。基体材質と干渉防止層の材質を変化させ
て、強度と画質の評価を行なった。
第2図(atの装置に第3表の感光層を基体のみそれぞ
れ5000系アルミニウム、7000系アルミニウム、
SUS、チタンの金属基体とし、干渉防止層を設けたも
のと、設けなかったものの計8本のアモルファスシリコ
ン感光体を作成し、加圧強度及び干渉縞の評価を行ない
、結果を第4表に示す。
評価手段としては、第2図(a)の装置にてA4転写紙
を100枚通紙した後のアモルファスシリコン感光体の
剥れ、割れ等の表面状態を目視により観察し評価した。
また、A4全面に3値ハ一フトーン画像を出力し、干渉
縞の生起状況を評価した。
評価の結果、強度については、高純度アルミの5000
系アルミは柔らかく、感光層か容易に剥れてしまった、
SUS、チタンは感光層の剥れ、割れかほとんどなく良
好であった。かつ、反射防止層である5jGe:8層を
設けたものはさらに剥れ、割れかなく良好であった。こ
れは、5jGeH層か基体金属、及びSiC:8層に比
べ柔らかく、かつ接着性に優れていることから、圧力歪
を緩和し脆いアモルファスンリコン光導電層の剥れ、割
れを防止するものと考えられる。
干渉縞については、反射防止層の5iGe二H層を設け
たものか良好であり、わずかに認められる程度であった
次いで、第2図(a)の装置に第6表の光導電層の炭素
含有量を表面と干渉防止層近傍に連続的に増加させた感
光層を基体のみそれぞれ5000系アルミニウム、70
00系アルミニウム、SUS、チタンの金属基体とし、
計4本のアモルファスシリコン感光体を作成し、前述の
評価で用いた、第3表の感光層を基体のみそれぞれ50
00系アルミニウム、7000系アルミニウム、SUS
、チタンの金属基体とし、干渉防止層を設けた計4本の
アモルファスシリコン感光体について加圧強度及び干渉
縞の評価を行なった結果を第5表に示す。
評価手段としては、第2図ta)の装置にてA4転写紙
を100枚通紙した後のアモルファスシリコン感光体の
剥れ、割れ等の表面状態を目視により観察し評価した。
また、A4全面に3値ハ一フトーン画像を出力し、干渉
縞の生起状況を評価した。
評価の結果、強度については特段の差は認められなかつ
たか、干渉縞については、炭素量を傾斜配分したものか
きわめて良好であった。
実験例4 感光層の膜厚以外は実験例3と同様にして、画質につい
て光導電層の膜厚依存性を評価した。
評価方法としては、線巾0.5印、長さ10mm黒線を
間隔0.5mmで5本出力し、画像コントラストについ
ては黒線の反射濃度か0.7未満を×、0.7以上を△
、0.9以上を○、1.1以上を◎と評価し、解像度に
ついては黒線と黒線の間の白線か、黒線と同等を◎、わ
ずかに一方の線巾か広いものを○、黒線と白線の区別か
つくものを△、区別かつかないものを×と評価した。
評価の結果、画像コントラストは、6μm以上か好まし
く、解像度は20μ以下か好ましかった。
さらに好ましくは画像コントラストは、8μm以上か好
ましく、解像度は16μ以下か好ましかった。
また、圧力定着の条件について評価したところ、アモル
ファスシリコン感光体で圧力定着を行なった際、金属基
体の強度か高いほうか好ましくSUSやチタン等か好適
であった。定着性は、プロセススピード依存性は小さく
 600 mm/ SeCまで良好な定着性か得られた
〔実施例〕
本発明をさらに以下の実施例によりさらに具体的に説明
するか、本発明はこれらより何ら制限されるものではな
い。
実施例1 第2図(a)と同様の構成を有する装置において、03
0mmのSO3基体上に第3表に示すアモルファスシリ
コン感光層を成膜し、プロセススピード180 mm/
seeて回転させ、788nmの半導体レーサー(4μ
J/a11)で画像露光を与え次いて現像バイアス30
0■を印加した導電性磁性トナー(ミネソタ、マイニン
グ、アンド、マニファクチャリング社TYPE355V
QCIMACING  POWDER)により接触現像
を行なったところ干渉のほとんとない良好な画像コント
ラストを得た。
次いで線圧8kg/cmにて圧力定着を行なったところ
感光層割れもなく良好な定着性を示した。
比較例1 実施例】と同様の条件において030mmのアモルファ
スシリコン感光体の反射防止層を除いただけの感光体を
プロセススピード180mm/secて回転させ、78
8nmの半導体レーサー(4μJ /Ci)て画像露光
を与え次いて現像バイアス300vを印加した導電性磁
性トナー(ミネソタ、マイニング、アンド、マニファク
チャリンク社TYPE355VQCIMAGINGP 
OWD E R)により接触現像を行なったところ干渉
により不均一な画像コントラストを得た。
次いて線圧8 kg / anにて圧力定着を行なった
ところ端部に感光層割れを生じ良好な定着性を得られな
かった。
比較例2 実施例1と同様の条件において030mmのアモルファ
スシリコン感光体の基体材質を5000系アルミとした
だけの感光体をプロセススピード180 mm/sec
で回転させ、788nmの半導体レーサー(4μJ /
al)て画像露光を与え次いて現像バイアス300vを
印加した導電性磁性トナー(ミネソタ、マイニング、ア
ンド、マニファクチャリンク社TYPE355VQCI
MAGING  POWDER)により接触現像を行な
ったところ干渉のほとんどない良好な画像コントラスト
を得た。
次いで線圧8 kg / anにて圧力定着を行なった
ところ全面に渡り感光層割れを生じ良好な定着性を得ら
れなかった。
実施例2 第2図(alと同様の構成を有する装置において、03
0mmのSO3基体上に第3表に示すアモルファスシリ
コン感光層を成膜し、プロセススピード180 mm/
secで回転させ、800nmのLEDアレイ(4μJ
 /cd)て画像露光を与え次いて現像バイアス300
vを印加した導電性磁性トナーにより接触現像を行った
ところ干渉のほとんどない良好な画像コントラストを得
た。
次いて線圧8kg/cmにて圧力定着を行なったところ
感光層割れもなく良好な定着性を示した。
実施例3 第2図(a)と同様の構成を有する装置において、03
0mmのSUS基体上に第6表に示す用に光導電層の炭
素量を連続的に変化させたアモルファスシリコン感光層
を成膜し、プロセススピード180 mm/secで回
転させ、788nmの半導体レーザー(4μJ /al
)で画像露光を与え次いで現像バイアス300vを印加
した導電性磁性トナーにより接触現像を行ったところ干
渉の全くない良好な画像コントラストを得た。
次いで線圧8 kg / anにて圧力定着を行なった
ところ感光層割れもなく良好な定着性を示した。
比較例4 実施例3と同様の条件においての30闘のアモルファス
シリコン感光体の反射防止層を除いただけの感光体をプ
ロセススピード180mn/seeて回転させ、788
nmの半導体レーザー(4μJ/alf)で画像露光を
与え次いで現像バイアス300Vを印加した導電性磁性
トナーにより接触現像を行ったところ若干の干渉が認め
られる実用上問題のない画像コントラストを得た。
次いで線圧8kg/anにて圧力定着を行なったところ
端部に感光層割れを生じ良好な定着性を得られなかった
以下余白 第  1  表 第  2  表 第  3  表 第4表 ◎ 実用に最適である ○ 実用的に良好である △ 実用的に十分である × 実用には適さない 第  5  表 ◎ 実用に最適である ○ 実用的に良好である △ 実用的に十分である × 実用には適さない 第  6  表 第  7  表 ◎ 実用に最適である ○ 実用的に良好である △ 実用的に十分である × 実用には適さない 〔発明の効果の概要〕 本発明は、円筒状乃至円柱状の非磁性金属基体上に、ゲ
ルマニウムおよび酸素を含む水素化アモルファスンリコ
ン系干渉防止層と、屈折率を連続的に変化させた炭素を
含む水素化アモルファスシリコン系光導電層を順次積層
してなる回転円筒状乃至円柱状アモルファスシリコン系
感光体と、該感光体に660nm以上900nm以下の
単一波長光により画像露光する露光装置と、画像露光さ
れた部分の明部に再結合していない光キャリアーが残留
している間に導電性磁性トナーにより画像を可視像化す
る現像装置と、該感光体に加圧接触して該感光体との間
に供給する転写材上に上記のトナーによって可視化され
た画像を圧力定着する加圧定着ローラとを備えた電子写
真装置であって、該装置を用いることにより、従来アモ
ルファスシリコン感光体の欠点とされていた光疲労の大
きさ、即ち光メモリーの残像時間の長いことを利用し、
従来背面から照射するといった複雑な機構を育してはじ
めて可能であった画像形成プロセスを従来のプリンター
と同様の基本構成により、従来にはなかった非常に小型
で安定した廉価なプリンターを供給することか可能とな
った。
さらに、アモルファスシリコン感光体の硬度の高い事を
活用してコロナ転写に不向きな導電性トナーを同時に圧
力転写定着させることによって、さらなる小型化か可能
となった。
さらに、干渉防止層を形成することにより干渉のない良
好な画像を得るばかりでなく、その緩衝作用から圧力ロ
ーラーとの加圧状態における感光層割れか激減し、安定
的に良好な画像を得ることか可能となった。
以上を総合して、アモルファスシリコン感光体の様々な
特性を十二分に活用した、超小型の電子写真装置により
きわめて低いコストで良好な画像を得ることが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真装置に用いる感光体の層構成
を示す図である。 第2図(a)は本発明の電子写真装置の模式的な断面図
である。 第2図(b)は本発明の電子写真装置の別な一例の模式
的な断面図である。 第3図は従来の電子写真装置の模式的な断面図である。 第4図は、本発明の電子写真装置による画像形成プロセ
スの概略説明図である。 第1図において、101は基体、102は反射防止層、
103は光導電層、+04は感光層である。 第2図(a)において、201はアモルファスシリコン
感光層、202は金属基体、203は加圧ローラー、2
04は画像露光、205は反射鏡、206はポリゴン、
207は現像器、208.209は加圧バネ、210は
定着ガイド、211.212は分離爪、213は転写紙
搬送系である。 第2図(blにおいて、201はアモルファスシリコン
感光層、202は金属基体、203は加圧ローラー、2
04は画像露光、205はLEDアレイ、207は現像
器、208.209は加圧バネ、210は定着ガイド、
 21L212は分離爪、213は転写紙搬送系である
。 第3図において、301はアモルファスシリコン感光体
、302は主帯電器、303は画像情報付与部位、30
4は現像器、305は転写帯電器、306は分離帯電器
、307はクリーニング装置、308は主除電光源、3
10は転写紙給送系、311は搬送系、312は定着器
、320は半導体レーザー、32]はポリゴンミラー、
322は−り返しミラー、Pは転写紙である。 特許出願人  キャノン株式会社 第1図 第2図(a) 第2図(b) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状乃至円柱状の非磁性金属基体上に、ゲルマ
    ニウムおよび酸素を含む水素化アモルファスシリコン系
    干渉防止層と、屈折率を連続的に変化させた炭素を含む
    水素化アモルファスシリコン系光導電層を順次積層して
    なる回転円筒状乃至円柱状アモルファスシリコン系感光
    体と、該感光体に660nm以上900nm以下の単一
    波長光により画像露光する露光装置と、画像露光された
    部分の明部に再結合していない光キャリアーが残留して
    いる間に導電性磁性トナーにより画像を可視像化する現
    像装置と、該感光体に加圧接触して該感光体との間に供
    給される転写材上に上記のトナーによって可視化された
    画像を圧力定着する加圧定着ローラとを備えたことを特
    徴とする電子写真装置。
JP31145290A 1990-11-19 1990-11-19 アモルファスシリコン感光体を用いた電子写真装置 Pending JPH04182657A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5352555A (en) * 1992-06-12 1994-10-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrophotographic photoreceptor and electrophotographic process therefor
US8052590B2 (en) * 2005-07-07 2011-11-08 Xerox Corporation Amorphous metal components for a reproduction machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5352555A (en) * 1992-06-12 1994-10-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrophotographic photoreceptor and electrophotographic process therefor
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