JPH0418228Y2 - - Google Patents

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JPH0418228Y2
JPH0418228Y2 JP1987059859U JP5985987U JPH0418228Y2 JP H0418228 Y2 JPH0418228 Y2 JP H0418228Y2 JP 1987059859 U JP1987059859 U JP 1987059859U JP 5985987 U JP5985987 U JP 5985987U JP H0418228 Y2 JPH0418228 Y2 JP H0418228Y2
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connector
electronic
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electronic element
terminal
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、互に嵌合される一対の第1および第
2のコネクタからなる、電子素子を内蔵したコネ
クタに関する。
〔従来の技術〕
電子素子内蔵コネクタとして第8図および第9
図に示すようなものがある(特開昭60−1775号公
報)。これは、電子素子Dのリード線D1と被覆が
除去された電子Gをゴム栓cに通した後、端子金
具Bの電線接続部B1にかしめ、第1ハウジング
Aに挿入する。次いで、ハウジング後部の素子収
容室Hにエポキシ樹脂Fなどを注入してモールド
と、電子素子Dの固定と保護を行うことにより雄
形の第1コネクタMが製造される。この第1コネ
クタMと嵌合相手の雌形の第2コネクタが対とな
つて、電子素子内蔵コネクタが構成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の素子内蔵コネクタは上記の如き内部構造
を有するため、これを製造する場合、端子金具に
電線と電子素子のリード線をかしめる際に、リー
ド線および電線のゴム栓への挿入作業やかしめ部
の接触性向上のためのハンダ付け作業を要し、さ
らに電子素子の固定保護のため樹脂の注入および
硬化工程(例えばエポキシ樹脂では、70℃で2時
間)を要するなど、煩雑な工程が多く、生産性が
悪い。
また、電子素子はハウジングと一体にモールド
されているから、破壊時に素子単体だけを取出し
て交換することができず、回路構成に際しても端
子金具に対して並列接続(第9図)しかとれな
い。
さらに、第9図のように、電子素子Dはその封
止本体部とリード部により固有の長さLをもつた
めに、小ピツチPコネクタへそのまま適用するの
が難しく、大型化せざるをえない。
本考案は上記した点に着目し、これらの欠点を
なくすることができる構造をもち電子素子内蔵コ
ネクタを提供するものである。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 前記の目的を達成するため、本考案は、互いに
嵌合される一対の第1および第2のコネクタと、
両コネクタの一方のコネクタハウジングにおける
端子収容室のコネクタ嵌合側に設けられた素子収
容室と、該素子収容室に着脱可能に収容される電
子素子とからなり、 該電子素子は素子チツプを封入した封止部の前
後両面にコネクタ嵌合方向と平行な接触子を有す
ると共に、該封止部は前記素子収容室へ収納した
状態で片面がコネクタ嵌合面と略面一となるよう
に形成されており、 両コネクタの嵌合時に、該電子素子の一方の接
触子が第1コネクタ内の端子金具と、他方の接触
子が第2コネクタ内の端子金具と、それぞれ接続
される構造をもつことを特徴とする。
〔実施例〕
第1図において、Fは雌形の第1コネクタ、M
は雄形の第2コネクタを示し、第1コネクタFは
雌形のコネクタハウジング1、電線6を接続した
端子金具5および素子チツプ7bを封入した封止
部7dの前後両面に接触子7aを有する電子素子
7から構成される。
雌形のコネクタハウジング1は、端子収容室2
の前方に素子収容室3および第2コネクタMを受
入れる拡大径の套体部4を有する。端子金具5は
前部に上記接触子7aに対する弾性接触部5a、
後部に電線接続部5bを有しており、端子収容室
2において係止ランスや係止アーム(図示せず)
などの既知の手段で係止されている。電子素子7
は素子収容室3において該室内に設けた突起3a
と前記封止部7dの側面に設けた窪み7d1とのロ
ツク手段により着脱自在に係止されている。8は
ゴム栓、9は第1および第2コネクタの嵌合面を
防水シールする弾性シールリングである。
第2のコネクタMは、雄形のコネクタハウジン
グ10に端子金具5と同形の端子金具を収容して
構成されるので、詳細な説明は省略する。
電子素子7は、第2図および第3図に示すよう
に、平行な一対のタブ状接触子7a,7aの一方
に素子チツプ7bをはんだ接合し、接続導板7c
により回路を構成し、この部分を公知のトランス
フアー成形等によつてモールド(例えばエポキシ
樹脂)して封止し、封止部7dとした後、連鎖部
7eを切断することにより形成される。7c1は接
続導板7cの一端に打出し形成した窪みである。
また、封止部7dの寸法は、第1図に示されるよ
うに、素子収容室3に収納した状態で、その片面
7d2が符号4aで示されるコネクタ嵌合面と略面
一となるように形成されている。
かくして、第1及び第2のコネクタF,Mの嵌
合により、電子素子7の一方の接触子7aは雌形
のコネクタハウジング1内の端子金具5と、他方
の接触子7aは雄形のコネクタハウジング10内
の端子金具(図示せず)とそれぞれ接続され、2
極の電子素子内蔵コネクタまが構成される。
〔作用〕
本考案の電子素子内蔵コネクタは、別途成形さ
れた電子素子7を雌、雄コネクタ、即ち電線と電
線を接続する第1コネクタFと第2コネクタMと
のいわば中継端子として使用することができ、使
用に際してはこの電子素子7を雌形のコネクタハ
ウジング1の素子収容室3に挿入して係止すれば
よく、従前における素子リード線の端子金具への
加締やハンダ付工程および樹脂注入、硬化などの
作業が不要となる。
従つて、従前のコネクタの組付作業、即ち、端
子金具と接続電線の加締および端子金具の端子収
容室への挿入係止作業のほかに、電子素子7の素
子収容室3への挿入係止作業を付加すれば足り、
作業工数の減少により生産性が大幅に向上する。
また、電子素子7が素子収容室3に完全に収納
されていない場合には、第1コネクタFと第2コ
ネクタMとの完全な嵌合を妨げるが、これは第2
コネクタMを套体部4へ強く押し込み、電子素子
7が素子収容室3に完全に収納されたときに解消
する。即ち、電子素子7の存在は、第1、第2の
コネクタF,Mの不完全嵌合を未然に防止する。
更に、電子素子7の回路構成の面では、従来は
第4図のような並列接続しかできなかつたが、第
5図のような直列接続を組み合わせた複雑な回路
構成も可能になる(第4,5図参照)。そして、
電子素子7は素子チツプ7bの採用により小型か
つ自由な成形が可能である。電子素子7はダイオ
ードチツプ7bを用いた例を示しているが、これ
に限らず抵抗、コンデンサ、コイルその他の電子
素子を使用することができる。
また、第1図は2極の電子素子内蔵コネクタを
例示したものであるが、第6図および第7図に示
すように、単極F′から多極F″のものまで同様に
して形成することができる。なお、第7図におい
て、素子収容室3にコネクタ嵌合方向と平行な仕
切壁(図示せず)を設けることにより、複数個の
同一または異なる種類の電子素子を収容できるこ
とは言うまでもない。
考案の効果 以上説明したように、本考案の電子素子内蔵コ
ネクタは、互いに嵌合される一対の第1および第
2のコネクタと、両コネクタの一方のコネクタハ
ウジングにおける端子収容室のコネクタ嵌合側に
設けられた素子収容室と、該素子収容室に着脱可
能に収容される電子素子とからなり、該電子素子
は素子ツチプを封入した封止部の前後両面にコネ
クタ嵌合方向と平行な接触子を有すると共に、該
封止部は前記素子収容室へ収納した状態で片面が
コネクタ嵌合面と略面一となるように形成されて
おり、両コネクタの嵌合時に、該電子素子の一方
の接触子が第1コネクタ内の端子金具と他方の接
触子が第2コネクタ内の端子金具と、それぞれ接
続される構造を採用したので、組付性がよく、生
産性が大幅に向上すると共に、素子破壊時などに
素子単体として交換も可能となり、メンテナンス
コストも低減できる。また、電子素子はその回路
構成によつて同一極数でも多シリーズへの回路対
応が容易であり、タイオードや抵抗、コンデンサ
などを組み合わせた複合機能をもたせることがで
き、素子としてチツプが使用できるから小型化に
も役立つ。更に、一対の第1、第二コネクタ間に
着脱自在の電子素子が介在することにより、両コ
ネクタの不完全嵌合を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子素子内蔵コネクタの代表
例を示す分離した状態の要部断面図、第2図は第
1図の電子素子内蔵コネクタを構成する電子素子
の拡大分解斜視図、第3図は第2図の電子素子を
組み立ててY方向からみた矢視図、第4図は同上
の電子素子の回路図、第5図は電子素子の他の態
様を示す回路図、第6図および第7図は本考案の
他の実施例を示す分離した状態の要部断面図、第
8図は従来例を示す分離した状態の要部断面図、
第9図は第8図の第1コネクタMの分解斜視図で
ある。 F,F′,F″……第1コネクタ、M,M′,M″…
…第2コネクタ、1……雌形のコネクタハウジン
グ、2……端子収容室、3……素子収容室、5…
…端子金具、7……電子素子、7a……接触子、
7b……素子チツプ、7d……封止部、10……
雄形のコネクタハウジング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに嵌合される一対の第1および第2のコネ
    クタと、両コネクタの一方のコネクタハウジング
    における端子収容室のコネクタ嵌合側に設けられ
    た素子収容室と、該素子収容室に着脱可能に収容
    される電子素子とからなり、 該電子素子は素子チツプを封入した封止部の前
    後両面にコネクタ嵌合方向と平行な接触子を有す
    ると共に、該封止部は前記素子収容室へ収納した
    状態で片面がコネクタ嵌合面と略面一となるよう
    に形成されており、 両コネクタの嵌合時に、該電子素子の一方の接
    触子が第1コネクタ内の端子金具と、他方の接触
    子が第2コネクタ内の端子金具と、それぞれ接続
    される構造をもつことを特徴とする電子素子内蔵
    コネクタ。
JP1987059859U 1987-04-22 1987-04-22 Expired JPH0418228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987059859U JPH0418228Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JPS63167685U JPS63167685U (ja) 1988-11-01
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