JPS62241277A - 防水コネクタ用ハウジング・アセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本願発明は防水コネクタに用いられるハウジング・アセ
ンブリに関する。

従来技術 近年の電子機器はモジュール化、パッケージ化した部材
をコネクタを介し多芯の線材で接続するようにしたもの
が多い。これは各部材の空間的な配置からくる要請及び
オプショナルな部材、補修用の部材の交換の便宜等を考
慮したものであるが、使用環境が厳しくなってくると種
々の問題が生ずる。

例えば湿気の多い部位あるいは冠水の予想される箇所に
おいて使用する場合には、コネクタに防水手段を施こす
ことが必要となるが、そのような防水手段を施したコネ
クタにおいては、一般にコンタクト（接触子）を装着さ
せる場合作業性が悪く問題になっていた。

発明の概要 本願発明はこうした事情に鑑み開発されたもので、その
要旨は、コンタクトを貫通させる通孔を設けて成るゴム
ブッシュと、該ゴムブッシュを密封して受容しこれを保
持するだめの空洞を画成するハウジングとから成る防水
コネクタ用ハウジング・アセンブリであって、前記空洞
の底部には、前記コンタクトを挿通しこれを保持するた
めの収納孔を設け、かつ該底部の表面には突起複数を延
設し、前記ゴムブッシュの、前記空洞の底部表面に隣接
する側の面には、前記突起と協働する受け穴複数を設け
て成る。

また本願発明の別の態様としては、それぞれコンタクト
を貫通させる複数個の通孔を設けたゴムブッシュと、該
ゴムブッシュを密封して受容しこれを保持するための空
洞を画成するハウジングとから成る防水コネクタ用ハウ
ジング・アセンブリであって、前記ハウジングの空洞の
底部には複数個の孔を前記ゴムブッシュの通孔と位置合
せするように設けてあり、前記孔は前記コンタクトを受
容しこれを保持するように設けられ、前記空洞の底部と
該底部に隣接する前記ゴムブッシュの面には、前記１又
はそれ以上のコンタクトが該ゴムブッシュの通孔を介し
前記ハウジングの孔内に挿入されたときに該ゴムブッシ
ュの通孔と前記空洞の底部の孔との位置合せを保持する
ための協働手段を設ける。

実施例の説明 以下本願に係るコネクタにつき図示笑施例に基づき詳説
する。

図面第１図は本発明を防水コネクタとして実施した場合
の一例を示すものである。

図示のコネクタは、線材１００を終端した略筒状のりセ
プタクルコンタクト１０複数と、該リセプタクルコンタ
クトを内部に収納する複数個のプラグハウジング２０と
、該プラグハウジング複数を受容すると共に前記リセプ
タクルコンタクトと電気的接続をなすピンコンタクト２
００複数を実装したキャップハウジング３０とから成る
。

更に詳しくは、プラグハウシングにはりセプタクルコン
タクト複数を保持するための収納孔２１が穿設されてお
り、他方キャップハウジングにはプラグハウジングを受
答する空洞３１内に、ピンコンタクト複数が前記リセプ
タクルコンタクトと対応する位置に植設されている。

各リセプタクルコンタクトは、プラクハウジング内に嵌
着するゴムブッシュ４００通孔４１を貫通して収納孔２
１内に保持される。

ピンコンタクトはキャップハウジングの各空洞の底を貫
通して外部に突き出しており、その突出した部分が端子
となって例えばプリント基板に接続される。

第２図はプラグハウジングとキャップハウジングとを嵌
合した状態の断面図で、両ハウジングの嵌合によってリ
セプタクルコンタクトがピンコンタクトを受容して電気
的接続をなすことを示す。

第１図に戻って、リセプタクルコンタクトげその先端部
にフェルール（環状部）１４を嵌着して段部１３を形成
し、プラグハウジング内の収納孔２１において、該フェ
ルールが第２図の如く、該収納孔内に設けた上下一対の
ランス（槍状部）２２と係合する。

なお段部１３を形成するには、他にコンタクト本体の先
端部を折り返すこと、該コンタクトの先端の材料厚を厚
くすること等が考えられる。

ランスは、収納孔の周壁の一部を、該孔の軸方向に沿っ
て、その先端を自由端とする槍状に形成して成り、その
先端が前記フェルールの段部と係合して、リセプタクル
コンタクトを収納孔内で保持する。

第１図において、ゴムブッシュ４０は耐熱性のシリコン
ゴムからなり、挿入抵抗を小さくするためオイルを入れ
である。その周側壁にはシールリングの役目をする突条
４２を複数設け、シール効果を向上させる。

図示において、該ゴムブッシュを受け入れるプラグハウ
ジングの空洞２３の底に突起２４複数を設けである。こ
の突起は、後述する如く該コンタクトが容易に該通孔に
挿通できるようになす作用がある。

なおゴムブッシュの側に該突起に対応してこれと嵌合す
るための受け穴を設けてもよい。

第６図はかかる受け穴４２を設けたゴムブッシュを示す
。

上記突起はコンタクト収納孔の周囲に規則的に配置する
のが望ましいが、本発明は特に限定しない。また突起の
高さも必ずしも均一にする必要はない。更にゴムブッシ
ュの前記受け穴についてもその個数、深さなどについて
特に限定はしない。また前記突起と嵌合しないすて穴を
設けてもよい。

次に第１図において、２５はプラグハウジングの頂部に
設けたロッキングスプリングを示す。このスプリングは
メタル製であって、第２図に示す様に、断面が略Ｓ字状
となっており、一方の屈曲部２５ｂをハウジングの追部
に設けた嵌合溝２６に嵌める。他方の屈曲部２５ａは、
把持部であって、該屈曲部を押し下げながらプラグハウ
ジングをキャップハウジングの空洞部に挿入すると、該
スプリングの腹部に設けた係止口２７と該空洞部の上部
内壁に設けた係止突起３２とが係止（ラッチ）する。

ロッキングスプリングの両側は突条２８によってカード
されており、プラグハウジングをキャップハウジングに
嵌め込むときに線材が該スプリングの下に入り込む等の
不都合が除かれる。

更に、該突条の存在によって、プラグハウジングの挿入
方向が決まるから、該プラグハウジングの向きを誤るこ
となくキャップハウジングに挿入することができる。

なおこの突条の高さは、前記把持部の側を高くシ、スプ
リングの状勢距離をできるたけ大きくとっても、線材が
からまないように工夫しである。

第１図において、５０はシールリングであり、前記ゴム
ブッシュと同様に耐熱性シリコンゴムにオイルを含浸さ
せである。

第３図はキャップハウジングの詳細を示すもので、ビン
コンタクトが複数個、３列にかつ千鳥状に互い違いに配
設される。各ピンコンタクトは第２図に示すように、貫
通コンデンサ３３を介し外部に突き出している。この貫
通コンデンサの一方の極ハ、キャップハウジングの背面
を榎うアースプレート３４にはんだ付けされる。このコ
ンデンサは外来ノイズを防ぐフィルタとして作用する。

なお３５はピンコンタクトのリードを整列するための機
構であって、公知のものと同様である。

図面第４Ａ及び４Ｂ図は本願発明に係るリセプタクルコ
ンタクトの一実施例を示す。

１０ａは導電性の略筒状の本体を示す。本体を筒状にし
たのけコンタクトの挿入時に方向性を無くして作業を容
易にすると共に、ハウジングに収納できるコンタクトの
数を密にするためである。

１１は線材の末端の導体を電気的に接続するための手段
であり、図示実施例では、線材を圧着により固定する。

なおコンタクトの本体１０ａ及び線材等との接続手段１
１は図示の如くテーパ部分を設けであるが、これはコン
タクトを収納孔から抜くときに抜き易いように青磁した
ものである。

１２は、例えばコネクタ若しくはプリント回路板に設け
たビン、端子等を接続する手段であり、図示実施例では
本体の軸方向に沿って割り溝を穿設して形成した先端の
自由な少なくとも一対のリーフスプリングから成る。

この一対のリーフスプリングは図示の如く先端を互いに
ずらせる。これは前記ピンがリセプタクルコンタクトに
２ステツプで接触するから挿入が容易となす、マた該ピ
ンが該スプリングに対しずれている場合でも、該スプリ
ングが該ビンを無理なく受け入れることができ、該スプ
リングにオーバストレスがかかつて該スプリングを復帰
不能に変形してしまう不都合を取り除くことができる。

１４は本体の先端にかぶせたフェルールである。該フェ
ルール先端のコーナ（角）は、図示の如く、若干丸みを
つける。これによりゴムブッシュ４０を傷つけることな
く、コンタクトをゴムブッシュの通孔４１に挿通するこ
とができる。

このフェルールは本体に取り付けた後に、例えば該フェ
ルールの周壁面の適所にノツチ１４ａを設けて固定する
。

公知のフェルールは、コンタクト本体の先端を補強する
ために用いられるが、本発明は、前述したように、該フ
ェルールと本体とで形成する段部１３を、ハウジングの
収納孔に設けたランスとの係止手段として用いる。

なお第５図に示すように、該段部に沿った本体の周壁面
に溝１４ｂを設ければ、フエル−ルがランスにより深く
くい込んで、両者の係合が確実となって、コンタクト本
体を保持する力が強化される。

作用効果 以上本願発明に係る防水コネクタ用のハウジング・アセ
ンブリの構成につき説明したが、その構成から次のよう
な特有の効果を奏する。

即ち、本願発明のハウジング・アセンブリにおいては、
ゴムブッシュを受け入れるハウジングの空洞の底に設け
た突起が、線材の端末に設けたコンタクトをゴムブッシ
ュの通孔に挿入するときとの通孔が変形しないように　
′作用して、接続すべき線材の大きさあるいは通孔の配
設位置によらず、コンタクトが容易に通孔に挿通し、作
業性の向上刃゛よ著しい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願発明を施した一実施例を示す分解図、第２
図は第１図の実施例に係るコネクタの嵌合状態を示す断
面図、第３図は第１図の実施例におけるキャップハウジ
ングの分解図、第４Ａ図はりセプタクルコンタクトの一
部を切り欠いた断面図、第４Ｂ図は第４Ａ図のＡ−Ａ線
断面図、第５Ａ図はりセプタクルコンタクトの別の実施
例を示す分解図、第５Ｂ図は同実施例の要部の断面図、
第６図はゴムブッシュの裏面を示す斜視図である。 〔主要部分の符号の説明〕 １０・・・コンタクト、２０・・・ハウジング。 ２１・・・収納孔、２３・・・空洞、２４・・突起。 ４２・・・受け穴 第４Ｂ図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コンタクト（１０）を貫通させる通孔 （４１）を設けて成るゴムブッシュ（４０）と、 該ゴムブッシュを密封して受容しこれを保 持するための空洞（２３）を画成するハウジング（２０
   ）とから成る防水コネクタ用ハウジング・アセンブリで
   あつて、 前記空洞の底部には、前記コンタクトを挿 通しこれを保持するための収納孔（２１）を設け、かつ
   該底部の表面には突起（２４）複数を延設し、 前記ゴムブッシュの、前記空洞の底部表面 に隣接する側の面には、前記突起と協働する受け穴（４
   ２）複数を設けて成る、 ハウジング・アセンブリ。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のハウジング・アセン
   ブリにおいて、 前記突起が、空洞の底部に設けた収納孔の 開口に隣接して設けたことを特徴とする、 ハウジング・アセンブリ。 ３、特許請求の範囲第２項に記載のハウジング・アセン
   ブリにおいて、 前記突起が、空洞の底部に設けた収納孔の 開口周縁に該開口を挾んで対向させるように設けたこと
   を特徴とする、 ハウジング・アセンブリ。 ４、特許請求の範囲第１項に記載のハウジング・アセン
   ブリにおいて、 前記突起の形状が不均一であることを特徴 とする、 ハウジング・アセンブリ。 ５、特許請求の範囲第１項に記載のハウジング・アセン
   ブリにおいて、 前記ゴムブッシュに設けた受け穴が、前記 突起と係合しないすて穴であることを特徴とする、 ハウジング・アセンブリ。 ６、特許請求の範囲第１項に記載のハウジング・アセン
   ブリにおいて、 前記ゴムブッシュに設けた受け穴の形状が 不均一であることを特徴とする、 ハウジング・アセンブリ。 ７、それぞれコンタクト（１０）を貫通させる複数個の
   通孔（４１）を設けたゴムブッシュ（４０）と、 該ゴムブッシュを密封して受容しこれを保 持するための空洞（２３）を画成するハウジング（２０
   ）とから成る防水コネクタ用ハウジング・アセンブリで
   あつて、 前記ハウジングの空洞の底部には複数個の 孔（２１）を前記ゴムブッシュの通孔（４１）と位置合
   せするように設けてあり、 前記孔（２１）は前記コンタクトを受容し これを保持するように設けられ、 前記空洞の底部と該底部に隣接する前記ゴ ムブッシュの面には、前記１又はそれ以上のコンタクト
   が該ゴムブッシュの通孔を介し前記ハウジングの孔内に
   挿入されたときに該ゴムブッシュの通孔と前記空洞の底
   部の孔との位置合せを保持するための協働手段が設けら
   れていることを特徴とする、 防水コネクタ用ハウジング・アセンブリ。 ８、特許請求の範囲第７項に記載の防水コネクタ用ハウ
   ジング・アセンブリにおいて、 前記協働手段は、前記空洞の底部に設けた 複数個の突起（２４）と、前記ゴムブッシュの表面の内
   側まで延びた複数個の受け穴（４２）から成ることを特
   徴とする、 防水コネクタ用ハウジング・アセンブリ。