JPH0418178Y2 - - Google Patents

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JPH0418178Y2
JPH0418178Y2 JP1983193823U JP19382383U JPH0418178Y2 JP H0418178 Y2 JPH0418178 Y2 JP H0418178Y2 JP 1983193823 U JP1983193823 U JP 1983193823U JP 19382383 U JP19382383 U JP 19382383U JP H0418178 Y2 JPH0418178 Y2 JP H0418178Y2
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switch
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thin
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、メンブレンズスイツチなどの薄型ス
イツチに係り、特に、防水構造の薄型スイツチに
関する。
〔従来の技術〕
メンブレンズスイツチなどの薄型スイツチは、
互いに対向する一対の基板をスペーサを介して接
合した積層構造をなしている。そして、この基板
の一方を押圧することで、両基板に形成された接
点どうしが当接し、スイツチが0N動作するよう
になつている。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上記接点は基板上に形成されたスイ
ツチパターンを伝つて外部の電源回路などに接続
されている。一方、このスイツチパターンは印刷
などの手段で形成されている。このパターンの厚
さは35μ〜70μ程度である。したがつて、上記両
基板とスペーサとの間には、このスイツチパター
ンの厚さ分だけの間隙が形成されることになり、
この間隙から、水滴などが内部に侵入してしまう
不都合がある。これに対処するに、各接合面間に
パツキングを介装したり、あるいは、スイツチの
全周をモールデイングしたりすることも考えられ
るが、構造が複雑になるばかりでなく、形状が大
型化してしまうことになる。
本考案は、上記従来の問題点に着目してなされ
たものであり、簡単な構造で、しかも、形状が大
型化することがないようにして、各接合面間の間
隙から水滴などの侵入を防止した薄型スイツチを
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による薄型スイツチは、接点とこの接点
に接続される導電パターンとを表面に有する基板
と、この接点に対向する他の接点を有する基板と
がスペーサを介して対向している薄型スイツチに
おいて、上記スペーサの表面にフツ素系材料がコ
ーテイングされているものである。
〔作用〕
上記手段では、スペーサの少なくとも表面がフ
ツ素系材料がコーテイングされているため、この
フツ素系材質の撥水性により、水滴はこのスペー
サ表面に対し付着力が弱くなり、自らの表面張力
により球状になつて、スイツチ内部に容易に侵入
しないようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例による薄型スイツチ
の分解斜視図、第2図は組立てた状態の薄型スイ
ツチの断面図、第3図は第2図のA部拡大図、第
4図はスイツチ基板の平面図である。なお、図に
おいては、二連タイプの薄型スイツチを示す。
図中の符号1はスイツチ基板である。このスイ
ツチ基板1は第4図に示すように、長方形をなし
ており、その長手方向の一端に電源端子2a,2
b、および、アース端子2cが設けられている。
また、スイツチ基板1上には、この電源端子2
a,2b、アース端子2cにそれぞれ接続するス
イツチパターン3a,3b、アースパターン3c
が形成されている。このアースパターン3cはス
イツチ基板1の外縁を囲つている。また、スイツ
チパターン3a,3bは、スイツチ基板1上に二
つのスイツチ部4a,4bを形成している。この
各スイツチ部4a,4bはUの字状をなし、その
開口部には上記アースパターン3cが臨まれてい
る。なお、このスイツチ部4a,4bとアースパ
ターン3cとで接点5a,5b(一点鎖線で囲つ
た部分)が構成されている。上記各パターン3a
〜3cはスイツチ基板1上に印刷などの手段で形
成されており、その厚さは35μ〜70μ程度である。
一方、このスイツチ基板1上のW×Lの位置に
は絶縁スペーサ6が当接される。この絶縁スペー
サ6とスイツチ基板1との間には第3図に示すよ
うにパターン3a〜3cの厚さ(35μ〜70μ)分
だけの間隙がある。また、この絶縁スペーサ6に
は第1図に示すように、上記接点5a,5bを囲
む逃穴6a,6bが穿設されている。また、この
絶縁スペーサ6の上面にはフレキシブル基板8が
当接されている。このフレキシブル基板8は全体
が薄い金属板によつて形成されているものであ
り、その下面が上記接点5a,5bに対向する接
点8a,8bになつている(第2図参照)。また、
フレキシブル基板8の接点8a,8bに背向する
面(図の上面)には突部8c,8dが形成されて
いる。さらに、このフレキシブル基板8上には、
上記接点5a,5bに対向する位置に板ばね9
a,9bが当接されている。この板ばね9a,9
bはキートツプ10a,10bに覆われ、且つ、
このキートツプ10a,10bに形成された突起
10c,10dに当接されている。また、上記ス
イツチ基板1、絶縁スペーサ6、フレキシブル基
板8の四隅には互いに貫通する穴11が穿設され
ている。一方、符号12はスイツチケースであ
る。このスイツチケース12には上記キートツプ
10a,10bを露出する孔12bが穿設されて
いるとともに、底部の四隅にボス12aが穿設さ
れている。このボス12aは上記穴11に挿通さ
れ、スイツチ基板1の底部にかしめ付けられてい
る。したがつて、スイツチ基板1、絶縁スペーサ
6、フレキシブル基板8はこのスイツチケース1
2によつて、互いに圧接されている。
上記絶縁スペーサ6は表面(端面も含む)に撥
水性材質であるフツ素系溶剤13(例えば、旭硝
子製サーフロン(登録商標)SR−100)がコーテ
イングされている。このフツ素系溶剤13のコー
テイングは、スプレー、印刷、あるいは、液中浸
漬などの手段でなされている。
次に、上記構成による第一実施例の作用につい
て説明する。
この薄型スイツチはキートツプ10a,10b
を押圧することでスイツチが0N動作される。す
なわち、キートツプ10a,10bに圧力が印加
されると、このキートツプ10a,10bが変形
し、突起10c,10dが板ばね9a,9bを押
圧する。すると、この板ばね9a,9bは自己の
復元力に抗して変形し、フレキシブル基板8の突
部8c,8dを押圧する。したがつて、このフレ
キシブル基板8は撓みを受け、突部8c,8dに
背向する面に形成された接点8a,8bが、絶縁
スペーサ6の逃穴6a,6bを通過してスイツチ
基板1の接点5a,5に当接する。すると、接点
5a,5bを構成するスイツチ部4a,4bとア
ースパターン3cが短絡されて通電状態になり、
スイツチが0N動作される。
絶縁スペーサ6の表面にはフツソ系溶剤13が
コーテイングされているので、この絶縁スペーサ
6の周辺に付着する水滴wは、撥水性物質との付
着力が弱いことから、自らの表面張力により自己
収縮して球状となる(第3図の状態)。したがつ
て、スイツチ基板1と絶縁スペーサ6との間隙、
あるいは、絶縁スペーサ6と基板8との間隙から
水滴wがスイツチ内に侵入することはなく、防水
性が保たれる。
また、第5図第二実施例による別のタイプの薄
型スイツチの斜視図であり、第6図はその薄型ス
イツチの端辺方向の断面図である。この薄型スイ
ツチは、フレキシブル基板20a,20bが絶縁
スペーサ6を介して対設されており、この絶縁ス
ペーサ6の表面(端面を含む)に撥水性材質のフ
ツ素系溶剤13がコーテイングされている。した
がつて、第6図に示すように、上記フレキシブル
基板20a,20bに互いに対向して固定された
接点22a,22bに接続するフレキシブル基板
20a,20b上のスイツチパターン3a,3b
の厚さ(35μ〜70μ)分だけ、絶縁スペーサ6と
基板20a,20bとの間に間隙があつても、前
記第一実施例と同様水滴wが、この間隙からスイ
ツチ内へ侵入することはない。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) スイツチパターンとこのスイツチパターンに
接続する接点とを表面に有する基板と、この接
点に対向する他の接点を有する基板とが、表面
がフツ素系材質でできているスペーサを介して
対向しているので、各接合面間にスイツチパタ
ーンの厚さ分だけの間隙が形成されていても、
水滴はフツ素系材質との付着力が弱いことか
ら、自らの表面張力により球状になり、内部に
侵入することがない。したがつて、防水性が保
証される。
(2) スペーサの表面にフツ素系材料をコーテイン
グし、これによりスペーサの表面に發水機能を
持たしたので、スペーサの材質がどのようなも
のであつても、スペーサと基板との間隙の防水
性を保証できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による薄型スイツ
チの分解斜視図、第2図は組立てた状態の薄型ス
イツチの断面図、第3図は第2図のA部拡大図、
第4図はスイツチ基板の平面図、第5図は本考案
の第2実施例による別のタイプの薄型スイツチの
斜視図であり、第6図はその薄型スイツチの端辺
方向の断面図である。 1,8,20a,20b……基板、3a,3b
……スイツチパターン、5a,5b,8a,8
b,22a,22b……接点、6……スペーサ、
13……撥水性材質。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接点とこの接点に接続される導電パターンとを
    表面に有する基板と、この接点に対向する他の接
    点を有する基板とがスペーサを介して対向してい
    る薄型スイツチにおいて、上記スペーサの表面に
    フツ素系材料がコーテイングされていることを特
    徴とする薄型スイツチ。
JP19382383U 1983-12-16 1983-12-16 薄型スイツチ Granted JPS60101347U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19382383U JPS60101347U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 薄型スイツチ

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JP19382383U JPS60101347U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 薄型スイツチ

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JPS60101347U JPS60101347U (ja) 1985-07-10
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JP5883917B1 (ja) * 2014-12-25 2016-03-15 株式会社フジクラ 着座センサ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138725A (en) * 1981-02-23 1982-08-27 Nihon Gaataa Kk Panel switch

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