JPH04181022A - 湿式摩擦部材 - Google Patents

湿式摩擦部材

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JPH04181022A
JPH04181022A JP30476490A JP30476490A JPH04181022A JP H04181022 A JPH04181022 A JP H04181022A JP 30476490 A JP30476490 A JP 30476490A JP 30476490 A JP30476490 A JP 30476490A JP H04181022 A JPH04181022 A JP H04181022A
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JP
Japan
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friction
wet
lock
clutch
wet friction
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JP30476490A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Chiba
啓貴 千葉
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) この発明は、自動変速機で用いられるロックアツプクラ
ッチ、湿式クラッチや湿式ブレーキなどの構成部材とし
て利用される湿式摩擦部材に関するものである。 (従来の技術) 一般に、車両に搭載される自動変速機は、エンジンの回
転がトルクコンバータを介して入力されるようになって
おり、このトルクコンバータには、例えば、新編自動車
工学便覧(昭和62年6月:社団法人 自動車技術全発
行)第5編、第1−18頁、図1−44に開示されるよ
うに、エンジンと出力軸とを直結するためのロックアツ
プクラッチ(直結クラッチ)が設けられるようになった
ものもある。 このようなロックアツプクラッチは、上記出力軸と一体
に回転されるロックアツプピストンを備え、このロック
アツプクラッチがエンジンと一体に回転されるコンバー
タカバーの内面、すなわち摩擦相手面に圧接されること
により、コンバータカバーのエンジン回転がロックアツ
プピストンを介して直接出力軸に伝達されるような構造
になっている。 そしてまた、上記コンバータカバー内はトルク伝達媒体
として自動変速機の作動油で充満されており、上記ロッ
クアツプクラッチは該作動油内に浸漬された状態で用い
られるため、湿式クラッチとして構成される。 そしてさらに、このようなトルクコンバータのロックア
ツプクラッチにおいては、湿式摩擦材として、ペーパー
にレジンを含浸させたいわゆるペーパーベースの湿式摩
擦材が用いられ、この湿式摩擦材がコンバータカバー内
面の摩擦相手面に圧接されるようになっている。 また、一般に、自動変速機で用いられている湿式クラッ
チや湿式ブレーキの一方の摩擦部材に設けられている湿
式摩擦材には、充填材を充填したペーパーにレジンを含
浸させたいわゆるペーパー系摩擦材と呼ばれるものが用
いられ、他方の摩擦相手部材に鋼等が用いられている。 この場合、他方の摩擦相手部材は、ピストン等から押圧
力を受けて一方の摩擦部材に設けられた湿式摩擦材と圧
接することにより相互にトルクを伝達する機能と、圧接
の際に発生した熱を圧接中において一時的に吸収し、冷
却油などに放散して摩擦面の温度をある水準以下に保つ
という機能を有する。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のロックアツプクラッチ
、湿式クラッチや湿式ブレーキにあっては、湿式摩擦材
の耐荷重性や摩擦係数の範囲内でで設計を行っていたが
、今後、エンジンの高出力化・高回転化や、燃費向上の
ための自動変速機の小形化等に伴い、湿式摩擦材の単位
摩擦面積当りの摩擦力が増大する傾向にある。このため
、湿式摩擦材の摩擦係数、もしくは、圧接時の摩擦面の
面圧を増大させなければならないという問題が出てきて
おり、このような問題を解決することが課題となってい
た。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題にかんかみてなされ
たもので、トルクコンバータのロックアツプ時のクラッ
チ容量や湿式クラッチ、湿式ブレーキのトルク容量を増
大させることが可能である湿式摩擦部材を提供すること
を目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) この発明は、湿式摩擦材を設けた一方の摩擦部材と、他
方の摩擦相手部材をそなえ、前記一方の摩擦部材に設け
た湿式摩擦材と前記他方の摩擦相手部材とが圧接する湿
式摩擦部材において、前記他方の摩擦相手部材にニッケ
ルリンめっきを施した構成としたことを特徴としており
、必要に応じて採用される実施態様において、前記湿式
摩擦材が圧接する他方の摩擦相手部材の表面粗さを中心
線平均粗さ(Ra)で0.3μm以下とした上にニッケ
ルリンめっきを施した構成とし、同じ〈実施態様におい
て、前記湿式摩擦材が圧接する他方の摩擦相手部材に円
周状ないしはほぼ円周状となる研削を施した上にニッケ
ルリンめつきを施した構成としたことを特徴としており
、このような湿式摩擦部材の発明に係わる構成を前述し
た従来の課題を課題を解決するための手段としている。 この種のロックアツプクラッチ、湿式クラッチや湿式ブ
レーキで用いられる一方の摩擦部材に設けた湿式摩擦材
と他方の摩擦相手部材との摩擦特性を試験するに際して
は、例えば、第6図に示す摩擦試験機構が用いられる。 この摩擦試験機構は、環状の湿式摩擦材51を接着によ
り設けた一方の摩擦部材試験片52を回転軸53に取り
付けて回転させ、荷重負荷軸54に取り付けた円板状を
なす他方の摩擦相手部材金属試験片55に押し付け、オ
イルバス(図外)に入れた油にこれら試験片52.55
を浸した状態で配置し、これら試験片52.56の間で
発生する摩擦トルクを荷重負荷軸54に取り付けたトル
ク検出器(図外)により測定する構成となっている。 第7図、第8図および第9図は、潤滑油とじてニラサン
マチックフルードD (ATF、油温80℃)を用いた
場合のペーパー系湿式摩擦材とニッケルリンめっき処理
を施した摩擦相手部材との間の摩擦係数を示す。 これらのうち、第7図は、摩擦相手部材にほぼ円周状(
渦巻状)すなわち習動力向と平行な方向に研削した上に
ニッケルリンめっき処理を施した場合の湿式摩擦材と摩
擦相手部材との間の摩擦係数を測定した結果を示すもの
である。 この第7図に示すように、ニッケルリンめっき処理を施
した摩擦相手部材は、中心線平均粗さ(Ra)で0.3
μmのものが特に高い摩擦係数を示した。また、ニッケ
ルリンめっき処理を施した摩擦相手部材は下地の表面粗
さの値によらず、摩擦相手部材として従来用いられてい
た炭素鋼に比較してかなり高い摩擦係数を示した。 また、第8図は、摩擦相手部材に放射状すなわち摺動方
向と垂直な方向に研削を施した上にニッケルリンめっき
を施した場合の湿式摩擦材と摩擦相手部材との間の摩擦
係数を測定した結果を示すものである。 この第8図に示すように、下地の表面粗さか中心線平均
粗さ(Ra)で0.1μmおよび0.3μmの粗さとし
た上にニッケルリンめつき処理を施したものは、摩擦相
手部材として従来用いられていた炭素鋼と比較して高い
摩擦係数を示した。 これに較べ、下地の表面粗さを0. 8μmとしたもの
は炭素鋼と同程度の摩擦係数を示した。 さらに、第9図は、摩擦相手部材に一方向すなわち摺動
方向に無関係となるように研削を施した上にニッケルリ
ンめつきを施した場合の湿式摩擦材と摩擦相手部材との
間の摩擦係数を測定した結果を示している。 この第9図に示すように、下地の表面粗さが中心線平均
粗さ(Ra)で0.1μmおよび0.3μmの粗さとし
た上にニッケルリンめつき処理を施したものは、摩擦相
手部材として従来用いられていた炭素鋼と比較して高い
摩擦係数を示した。 これに較べ、下地の表面粗さを0.8μmとしたものは
炭素鋼と同程度の摩擦係数を示した。 第10図、第11図および第12図は、潤滑油として前
記供試部であるATFから摩擦調整剤を除いたものを用
いたときのペーパー系湿式摩擦材とニッケルリンめっき
処理を施した摩擦相手部材との間の摩擦係数を示す。 これらのうち、第10図は、摩擦相手部材にほぼ円周状
(渦巻状)すなわち摺動方向と平行な方向に研削した上
にニッケルリンめっき処理を施した場合の湿式摩擦材と
摩擦相手部材との間の摩擦係数を測定した結果を示すも
のである。 また、第11図は、摩擦相手部材に放射状すなわち摺動
方向と垂直な方向に研削を施した上にニッケルリンめっ
きを施した場合の湿式摩擦材と摩擦相手部材との間の摩
擦係数を測定した結果を示すものである。 さらに、第12図は、摩擦相手部材に一方向すなわち摺
動方向に無関係となるように研削を施した上にニッケル
リンめっきを施した場合の湿式摩擦材と摩擦相手部材と
の間の摩擦係数を測定した結果を示すものである。 従来、摩擦相手部材として用いられていた炭素鋼では、
このような潤滑油を用いた場合、速度が大きくなると摩
擦係数が減少する特性、すなわちμ−■負勾配を示すの
が通常であった。 そして、これら第10図、第11図および第12図に示
すように、摩擦相手部材として従来用いられていた炭素
鋼では、摺動速度が大きいほど摩擦係数が低下するμ−
■負勾配を示した。これに対して、ニッケルリンめっき
処理を施したものは、摺動速度が小さいときの摩擦係数
は従来用いられていた炭素鋼とあまり変わらない摩擦係
数を示したが、摺動速度が大きいときの摩擦係数が炭素
鋼に比べると大きくなり、μ−V負勾配が減少してこと
が認められた。 従って、摩擦相手部材にニッケルリンめっき処理を施す
ことにより、ロックアツプクラッチ、湿式クラッチや湿
式ブレーキの摩擦特性を改善することができることが確
かめられた。 また、摩擦相手部材にニッケルリンめっき処理を施した
場合の下地の表面粗さおよび研削方向としては、中心線
平均粗さ(Ra)で0.3μm以下であれば研削方向に
よらず望ましいものであるし、また、中心線平均粗さ(
Ra)で0. 3μm以上であればほぼ円周状(渦巻状
)すなわち摺動方向にほぼ平行な方向に研削を施すこと
が望ましいことがわかった。 (発明の作用) 本発明のロックアツプクラッチ、湿式クラッチや湿式ブ
レーキ等に用いられる湿式摩擦部材にあっては、圧接時
において一方の摩擦部材に設けた湿式摩擦材が他方の摩
擦相手部材に接触するが、この摩擦相手部材はニッケル
リンめっき処理が施しであるので、圧接時に両者の間で
高い摩擦係数を示すものとなる。 (実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は、この発明の第1実施例を示す湿式クラッチの
断面図である。 第1図に示す湿式クラッチ1は、環状の湿式摩擦材2を
接着により設けた一方の摩擦部材である摩擦板3と他方
の摩擦相手部材である摩擦相手板4とを交互に並べるこ
とによって湿式クラッチとして構成したものである。 この実施例では、第2図にも示すように、摩擦相手板4
にニッケルリンめっき処理を施すことによりニッケルリ
ンめっき層16を設けている。 このため、圧接係合時には摩擦相手板4と湿式摩擦材2
との接触面で高い摩擦係数を示すものとなる。 従って、同じ係合面圧で大容量のトルクを伝達すること
が可能であり、湿式クラッチや湿式ブレーキのサイズが
同じであれば、係合時間を短縮することができるように
なる。 また、単位面積当りの摩擦伝達力が大きくなるので、摩
擦面の面積を縮小したり、摩擦板3および摩擦相手板4
の枚数を減らすことができるので、湿式クラッチや湿式
ブレーキの小型・軽量化が可能となる。 第3図および第4図は、この発明の第2実施例を示す図
である。 図に示すトルクコンバータのロックアツプクラッチ11
はトルクコンバータ12の内部に一体に組み込まれて構
成される。 このトルクコンバータ12は、外殻を構成するフンバー
タカバー13と、このコンバータカバー13に固定され
るポンプインペラー14と、コノポンプインベーラ14
に対向して配置されるタービンランナー15と、前記ポ
ンプインペラー14とタービンランナー15との間に配
置されるステータ16とによって構成される。 上記タービンランナー15は、トルクコンバータ12の
出力軸である自動変速機のインプットシャフト17に、
タービンハブ18を介してスプライン嵌合され、前記タ
ービンランナー15とインプットシャフト17とは一体
で回転されるようになっている。 上記ステータ16はワンウェイクラッチ21を介して上
記インプットシャフト17に嵌着され、ポンプインペラ
ー14とタービンランナー15との間に正転方向の回転
差がある場合に、ポンプインペラー14からタービンラ
ンナー15に回転力を伝達する作動油の流れをさらに加
速させ、タービンランナー15に伝達されるトルクを増
加させる機能を有する。 ロックアツプクラッチ11は、タービンハブ18にビス
12を介して固定されるロックアツプピストン13を備
えており、ピストン室24に供給される圧力によってロ
ックアツプクラッチ11の締結、スリップ、および解放
が制御されるようになっている。 すなわち、上記ピストン室24には、インプットシャフ
ト17の中心部を貫通する油路25を介して、図外のコ
ントロールバルブからロックアツプ制御油圧P2が供給
されるようになっており、このロックアツプ制御油圧が
ドレーンされた場合には、コンバータカバー13内で且
つピストン室24の外方の作業油圧P、により、ロック
アツプピストン23の外周縁部は前記コンバータカバー
13に圧接されて締結されることによりロックアツブ状
態となる。 また、前記作動油圧P、より高いロックアツプ制御油圧
P2が供給された場合には、ロックアツプピストン23
がコンバータカバー13から離れて解放されることによ
りアンロックアツプ状態となる。 さらに、ロックアツプピストン23にはダンパーピスト
ン26が設けられており、ロックアツプピストン23に
伝達されたトルクは、ダンパーピストン26の緩衝機能
を介して、インプットシャフト17に伝達されるように
なっている。 ここで、本実施例にあっては、第4図にも示すように、
一方の摩擦部材であるロックアツプピストン23の外周
縁部に環状の湿式摩擦材32を接着により固定しており
、ロックアツプ時に前記湿式摩擦材32が圧接する他方
の摩擦相手部材であるコンバータカバー13の摩擦相手
面33の表面粗さが中心線平均粗さ(Ra)で0.3μ
m以下となるように表面仕上げを施し、その上にニッケ
ルリンめっき処理を施すことによりニッケルリンめっき
層35を設けるようにしている。 以上の構成により、
本実施例のトルクコンバータのロックアツプクラッチ1
1にあっては、ロックアツプ状態またはスリップロック
アツプ状態では、作動油圧P1とロックアツプ制御油圧
P2との差圧によりロックアツプピストン23が図中左
方向に移動して湿式摩擦材32とコンバータカバー13
の摩擦相手面33にニッケルリンめっき層35)とが接
触し、この時の摩擦力により、コンバータカバー13に
入力されたエンジン回転は、ロックアツプピストン23
を介してインプットシャフト17に直接伝達され、動力
伝達の向上がはかられる。 本実施例では、上記コンバータカバー13の摩擦相手面
33を中心線平均粗さ(Ra)で0.3μm以下とした
上でニッケルリンめっき処理を施してニッケルリンめっ
き層35を設けるようにしであるため、ロックアツプ時
には摩擦相手面33と湿式摩擦材32との接触面で高い
摩擦係数を示すことができる。 第5図は本発明の第3実施例を示す図である。 この実施例では、湿式摩擦材32を一方の摩擦部材であ
るコンバータカバー13に取り付け、ロックアツプ時に
前記湿式摩擦材32が圧接する他方の摩擦相手部材であ
るロックアツプピストン23に設けた摩擦相手面33に
摺動方向とほぼ平行な方向、つまり、はぼ円周状の研削
を施した上にニッケルリンめっき処理を施してニッケル
リンめっき層35を設けるようにした場合を示すもので
、このようにしたときにも上記第2実施例と同様の性能
を発揮することができる。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のトルクコンバータの
ロックアツプクラッチ、湿式クラッチ。 湿式ブレーキ等に用いられる湿式摩擦部材にあっては、
湿式摩擦材を設けた一方の摩擦部材と、他方の摩擦相手
部材をそなえ、前記一方の摩擦部材に設けた湿式摩擦材
と前記他方の摩擦相手部材とが圧接する湿式摩擦部材に
おいて、前記他方の摩擦相手部材にニッケルリンめっき
を施した構成としたので、圧接時に両者の間の接触面で
高い摩擦係数を示すことが可能になり、例えば、エンジ
ンの高出力化・高回転化や、燃費向上のための自動変速
機の小型化等に伴う湿式摩擦材の単位摩擦面積当りの摩
擦力増大に対応することが可能になるという著しく優れ
た効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す湿式クラッチの断面
説明図、第2図(a)(b)は第1図の湿式クラッチの
摩擦相手板の各々断面説明図および正面説明図、第3図
は本発明の第2実施例を示すロックアツプクラッチの断
面説明図、第4図は第3図のロックアツプクラッチの圧
接部分を示す拡大断面説明図、第5図は本発明の第3実
施例を示すロックアツプクラッチの圧接部分の拡大断面
説明図、第6図は湿式摩擦材と摩擦相手面との摩擦係数
を測定する摩擦試験機構を示す説明図、第7図、第8図
および第9図は供試油としてニラサンマチックフルード
Dを用いた場合におけるニッケルリンめっき処理を施し
た相手面とペーパー系湿式摩擦材とにおいて相対すべり
速度と摩擦係数との関係を例示するグラフ、第10図、
第11図および第12図は供試油としてニラサンマチッ
クフルードDから摩擦調整剤を抜いたものを用いた場合
におけるニッケルリンめっき処理を施した相手面とペー
パー系湿式摩擦材とにおいて相対すべり速度と摩擦係数
との関係を例示するグラフである。 3・・・摩擦板(一方の摩擦部材)、4・・・摩擦相手
板(他方の摩擦相手部材)、5・・・ニッケルめっき層
、13・・・コンバータカバー(一方の摩擦部材または
他方の摩擦相手部材)、23・・・ロックアツプピスト
ン(他方の摩擦相手部材または一方の摩擦部材)、35
・・・ニッケルめっき層。 特許出願人  日産自動車株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)湿式摩擦材を設けた一方の摩擦部材と、他方の摩
    擦相手部材をそなえ、前記一方の摩擦部材に設けた湿式
    摩擦材と前記他方の摩擦相手部材とが圧接する湿式摩擦
    部材において、前記他方の摩擦相手部材にニッケルリン
    めっきを施したことを特徴とする湿式摩擦部材。
  2. (2)湿式摩擦材が圧接する他方の摩擦相手部材の表面
    粗さを中心線平均粗さ(Ra)で0.3μm以下とした
    上にニッケルリンめっきを施したことを特徴とする請求
    項第1項に記載の湿式摩擦部材。
  3. (3)湿式摩擦材が圧接する他方の摩擦相手部材に円周
    状ないしはほぼ円周状となる研削を施した上にニッケル
    リンめっきを施したことを特徴とする請求項第1項に記
    載の湿式摩擦部材。
JP30476490A 1990-11-09 1990-11-09 湿式摩擦部材 Pending JPH04181022A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008038990A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Jtekt Corp リング状バネ部品、トルクリミッタ、ステアリング装置
US7537835B2 (en) 2001-09-27 2009-05-26 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho High friction sliding member

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