JPH04180519A - Co入りスーパー12Cr鋼材の製造方法 - Google Patents

Co入りスーパー12Cr鋼材の製造方法

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JPH04180519A
JPH04180519A JP30903790A JP30903790A JPH04180519A JP H04180519 A JPH04180519 A JP H04180519A JP 30903790 A JP30903790 A JP 30903790A JP 30903790 A JP30903790 A JP 30903790A JP H04180519 A JPH04180519 A JP H04180519A
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鶴田 泰彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はCo入りスーパー12Cr鋼材の製造方法に関
し、更に詳しくは、粗大な結晶粒の成長を抑制し、もっ
て靭性の低下を防止するCo入りスーパー12Cr鋼材
の製造方法に関する。
(従来の技術) Coを4重量%以上含有しているスーパー12C「鋼は
、組織がマルテンサイトであり、その熱膨張率が小さく
、かつ、熱伝導度が大きいため、熱応力や熱歪みに対す
る抵抗が大きい鋼種であって、例えば、ガスタービンの
圧縮機用翼車の材料として使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この鋼種は、溶製時の組成が同じであっ
た場合でも、以後の鍛造や熱処理の条件によっては、粒
径が5mm程度もある極めて粗大な結晶粒の群生するこ
とがある。とくに、大型の鋼材の場合には、上記した粗
大粒が群生するという傾向が強くなる。
このような粗大粒が成長している鋼材は、その靭性が低
下していて、例えば前記したガスタービン圧縮機用翼車
に使用すると、その稗働中に翼車が破損するという事故
を起こすことかある。
このため、この鋼種に関しては、組成の検討も含めて、
鍛造条件、熱処理条件などの適正化のための研究が進め
られているが、しかし、現在までのところ、前記粗大粒
を群生させないための包括的な条件は開示されていない
本発明は上記問題を解決するものであって、鋼種の組成
には関係なく、粗大粒が群生していないCo入りスーパ
ー12Cr鋼材を安定して製造する方法の提供を目的と
する。
(課題を解決するための手段・作用) 上記した目的を達成するために、本発明者は、インゴッ
トの鍛造条件、鍛造後の熱処理条件1両条件の組合せに
つき詳細に検討を加えた。その結果、鍛造後の焼ならし
条件を後述の条件に設定した場合、粗大粒の群生は、鍛
造回数とは無関係に最終の鍛造時における圧下量とその
ときの鍛造終止温度によって規定されるとの事実を見出
した。
すなわち、本発明のCo入りスーパー12Cr鋼材の製
造方法は、上記知見に基ついてなされたものであって、
Co入りスーパー12Cr鋼の鋼塊を鍛造する際の最終
鍛造時において、圧下量をX(%)、鍛造終止温度をy
 (℃)としたとき、x、  yはそれぞれ、20≦x
≦50,850≦y≦1000であり、かつ、x、  
yの間では、20≦x≦30のとき、850≦y≦10
00.30≦x≦40のとき、5x’−,700≦y≦
1000゜40≦x≦50のとき、lOx+500≦y
≦1000の関係を満足する条件で鍛造を行う工程、お
よび、得られた鍛造品に、900〜980℃の温度域で
焼ならしを行う工程;を必須の工程として具備すること
を特徴とする。
本発明方法においては、まず、所望組成OCO入りスー
パー12Cr鋼が溶製される。鋼種としては、Co含有
量が4重量%以上であるスーパー12Cr鋼であれば何
であってもよく、格別限定を受けるものではない。
本発明方法では、つぎに、溶製された上記00人りスー
パー12Cr鋼の鋼塊に熱間鍛造が施される。
鍛造は、1回に限らず複数回行ってもよいか、本発明に
おいては、最終の鍛造工程における条件を上記したよう
に規定することを特徴とする。
すなわち、第1図に示したように、圧下量X(%)を横
軸、鍛造終止温度V(℃)を縦軸とした場合、図のA−
E点で囲まれる斜線領域の条件下で鍛造される。
鍛造は、鋼塊を加熱炉で所定の温度に加熱したのち鍛造
機にかけて行われるが、このとき、生産性の向上を意図
して圧下量Xを大きくすると、それに応じて鍛造終止温
度yも高くしなければならない。
本発明においては、圧下量Xを20〜50%とし、それ
に対応して鍛造終止温度yを850〜1000℃に管理
する。
この場合、鍛造終止温度yが850℃より低くなるよう
な温度で鍛造すると、所望の圧下量を確保することが困
難になるばかりではなく、後述する熱処理の過程で粗大
粒が発生するようになり、目的を達成することができな
い。
また、鍛造終止温度yをtooooCよりも高くする場
合には、加熱炉における鋼塊の加熱温度を1250℃以
上にすることか必要になるが、そのような容量をもつ工
業用加熱炉の運転は徒にコストアップを招くのみである
ため、終止温度yの上限は実用性を考えて1000℃に
規定する。
また、圧下量Xが20%より小さい鍛造の場合には、鋼
の鋳造組織を微細に破壊することができず、結局、靭性
の優れた鋼材を製造することができない。更に、圧下量
Xを50%より大きくする場合には、鍛造終止温度yを
1000℃より高くすることが必要になるが、しかしそ
れは前記した加熱炉容量との関係で不経済である。した
がって、圧下量は20〜50%の範囲に規定する。
本発明の鍛造においては、生産性との関係で圧下量Xが
まず所望の値に選定され、その圧下量Xに基づき第1図
から鍛造終止温度yが選定され、そしてその鍛造終止温
度yを確保するに必要な鋼塊の加熱温度が設定される。
すなわち、圧下量Xを20〜30%に選定すると、鍛造
終止温度yは850〜1000°Cに設定される。そし
て、これに応じて、加熱炉では鋼塊が所定の温度にまで
加熱される。通常、この鋼塊加熱温度は1100〜11
50℃である。
また、圧下量Xを30〜40%の範囲内のある値に選定
した場合は、鍛造終止温度yは5X+700≦y≦10
00の関係を満足する値に設定され、そして、この温度
になるように鋼塊の加熱温度が設定される。
更に、圧下量Xを40〜50%の範囲内のある値に選定
した場合、鍛造終止温度yは10x+500≦y≦10
00の関係を満足するように設定される。
圧下量Xと鍛造終止温度yとの間で上記した関係が満足
しないような条件下において鍛造を行うと、後述する熱
処理の条件如何にかかわらず、粗大粒が発生する。
このような条件で鍛造された鍛造品には、つぎに、鍛造
によって蓄積された歪みを除去して鋼を標準状態に復元
するために、焼ならしが行われる。
焼ならしの温度は、その前段における鍛造の条件によっ
ても異なるが、通常、900〜980°Cに設定される
。900℃よりも低い温度の場合は歪み除去が不充分で
あり、また980℃よりも高くすると、焼入れ処理に近
い状態になって冷却歪みが増大するからである。この焼
ならしの時間は、格別限定されないが、2〜3時間程で
あればよい。
本発明方法においては、以上の工程を必須とするが、更
に必要に応じて、上記工程に続けて焼なまし、焼入れ、
焼戻しの各熱処理を順次行ってもよい。
そのとき、焼なましの条件としては、温度約750℃で
1〜4時間程度、焼入れは1050〜1180℃で2〜
3時間程度、焼戻しは600〜700℃で6時間程度で
あればよい。
(発明の実施例) 実施例1〜3 組成が、C: 0.09重量%、Si:0.50重量%
、Mn:0.85重量%、P:0.02重量%、S: 
0.015重量%、Ni:0.50重量%、Cr:■O
15重量%、Mo:0.75重量%、V:0.25重量
%、Co:6.00重量%、Nb:0.40重量%、B
:0.016重量%、N:0.03重量%、Fe:残部
である00人りスーパー12Cr鋼を溶製した。
ついで、上記溶鋼から直径725mm、厚み190mm
の鋼塊を製造し、これを加熱炉で第1表に示した温度に
加熱したのち、同じく第1表に示した鍛造条件、熱処理
条件で処理した。
各鋼材の組織における粗大粒の有無を顕微鏡で観察し、
その結果を第1表に示した。
(以下余白) (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明方法によれば、圧
下量と鍛造終止温度を前記した関係を満たすように管理
し、また、焼ならし条件を前記したように管理すること
により、靭性の低下を招く粗大粒の群生がないCo入り
スーパー12Cr鋼材を非常に安定して製造することが
できるので、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法で採用する圧下量と鍛造終止温度と
の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Co入りスーパー12Cr鋼の鋼塊を鍛造する際の最終
    鍛造時において、圧下量をx(%)、鍛造終止温度をy
    (℃)としたとき、x、yはそれぞれ、20≦x≦50
    、850≦y≦1000であり、かつ、x、yの間では
    、20≦x≦30のとき、850≦y≦1000、30
    ≦x≦40のとき、5x+700≦y≦1000、40
    ≦x≦50のとき、10x+500≦y≦1000の関
    係を満足する条件で鍛造を行う工程;および、得られた
    鍛造品に、900〜980℃の温度域で焼ならしを行う
    工程;を必須の工程として具備することを特徴とするC
    o入りスーパー12Cr鋼材の製造方法。
JP2309037A 1990-11-15 1990-11-15 Co入りスーパー12Cr鋼材の製造方法 Expired - Lifetime JP3019403B2 (ja)

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