JPH0418002A - 水面直接施用油性懸濁製剤 - Google Patents

水面直接施用油性懸濁製剤

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JPH0418002A
JPH0418002A JP11879190A JP11879190A JPH0418002A JP H0418002 A JPH0418002 A JP H0418002A JP 11879190 A JP11879190 A JP 11879190A JP 11879190 A JP11879190 A JP 11879190A JP H0418002 A JPH0418002 A JP H0418002A
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徳永 洋紀
Masaji Kikuta
政次 菊田
Takeo Mogi
茂木 武雄
Yukihiko Inayoshi
幸彦 稲吉
Tomoyuki Terado
寺戸 知行
Kenji Okada
岡田 賢司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、除草剤の水田における水面直接施用油性懸濁
剤に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、水田用除草剤の製剤には粒剤、乳剤、水相側およ
び水性懸濁剤等がある。粒剤は特別の機具を必要とせず
、比較的容易に散布ができるため最も広く普及している
。しかし、粒剤は除草側成分の含有量が少量であると共
に、製剤化にはフレ、ベントナイト、タルク、カオリン
等のキャリアーおよび結合剤、界面活性剤等を混合し、
造粒、乾燥等の工程を経るため製造コストが高くなるほ
か、散布のまきむらによる効果のばらつきを生じやすい
等の欠点がある。
乳剤は有機溶媒に対する溶解度の低い除草剤の場合には
通用できず、また有機溶剤に起因する引火性、臭気、人
畜小動物に対する毒性、作物によっては薬害を生じる場
合がある等の欠点がある。
水和剤は、散布液を調製する際に水和剤自身が微粉末と
して飛散する等の作業環境上の問題点がある。
近年、固体農薬原体を微粉砕化し、水を分散媒として界
面活性剤、水溶性高分子等を混合して懸濁安定化した水
性懸濁剤(フロアブル剤)が使用されるようになってき
ている。この製剤は、分散媒に水を用いているので有機
溶剤に起因する薬害、引火性、臭気、人畜小動物に対す
る毒性の問題点もなく、薬効も乳剤と同程度の効果を期
待できる等の利点を有している。しかし、長期保存中に
分離、ハードケーキング等を生じやすく、また使用でき
る除草剤原体も融点の高い、水溶解度の低い、かつ化学
的に安定な固体のものに限定されるという欠点がある。
さらに、上述した乳剤、水和剤および水性懸濁剤を施用
する際には、多量の水に希釈して散布しなければならず
、多大な労力と時間を必要とし、散布機も必要とすると
いう欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の剤型は上述のような欠点を有しているが、本発明
者らはこれらの問題点を解決するとともに、散布時にお
ける省力化をはかる目的で、多量の水に希釈することな
く、散布機や特別の機具を使用することなく、湛水下の
水田の水面に直接散布することによって、薬剤が水面上
を急速に拡散し、その後水中に均一に分散して有効な除
草効果を発揮する油性懸濁製剤を見出し、本発明を完成
するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は除草剤活性成分として、2′,3′ジクロロ−
4−エトキシメトキシベンズアニリド(除草剤活性成分
Aとする)5〜40重量%を含有し、鉱物油または植物
油を分散媒とし、HLBが3〜10のノニオン性界面活
性剤およびアニオン性界面活性剤を配合してなることを
特徴とする、水田における水面直接施用油性懸濁製剤を
促供するものである。
本発明の水面直接施用油性懸濁製剤は、微粉砕化された
除草剤原体を分散媒に鉱物油または植物油を用い、HL
Bが3〜lOのノニオン性界面活性剤を配合したもので
、水中に滴下することによって水面拡展性および自己乳
化性を発揮するものである。施用する場合は作業者が水
田に入ることなく、水田水面の1点または数カ所に滴下
することにより、薬剤が水面上を従来の製剤をはるかに
越えた広範囲に拡展し、その後水中に均一に分散して充
分な除草効果を発揮する。従来の乳剤、水和剤および水
性懸濁剤では、多量の水で希釈した散布液を作業者が水
田に入って散布するため、散布機による散布液の拡がり
は数ボ〜10が程度なので、広い水田に施用するには多
大の労力と時間を必要とするものであるが、本発明はこ
の点を根本的に解決し散布の省力化を可能にした。また
水性懸濁製剤は除草剤原体の水溶解度が100p100
pp°C)以上のものには、ハードケーキング等の理由
で適用できないが、本発明はこの制限はな(、広範囲の
除草剤原体に通用が可能である。
本発明の油性懸濁製剤はHLBが3〜10のノニオン性
界面活性剤およびアニオン性界面活性剤を配合して、懸
濁安定性、水中での乳化性および水面拡展性の効果を示
すものであるが、HLBが3〜10以外のものでは懸濁
安定性、水中での乳化性および水面拡展性が悪くなり、
除草効果の低下や薬害の発生等の問題を生じる。
本発明に用いることのできるHLBが3〜10のノニオ
ン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤としては、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン植物油、
ポリオキシエチレン硬化植物油、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロックボリマー
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリ
オキシェチレンアルキルフェニルエーテルボリマー、ポ
リオキシアルキレンベンジル化フェニル(またはフェニ
ルフェニル)エーテル、ポリオキシアルキレンスチリル
化フェニル(またはフェニルフェニル)エーテル、アル
キルベンゼンスルホネート、ジアルキルスルホサクシネ
ート、アルキルナフタレンスルホネート、ナフタレンス
ルホネートホルマリン縮合物、アルキルサルフェート(
またはホスフェート)、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルサルフェート(またハホスフェート)、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェート(ま
たはホスフェート)、ポリオキシアルキレンベンジル化
フェニル(マf、−ハフェニルフェニル)エーテルサル
フエ−ト(またはホスフェート)、ポリオキシアルキレ
ンスチリル化フェニル(またはフェニルフェニル)エー
テルサルフェート(またはホスフェート)ポリオキシエ
チレン・ポリオキシプロピレンブロンクポリマーサルフ
ェート(またはホスフェート)等があげられるが、これ
らに限定されるものではない。
本発明において用いることのできる油性分散媒としては
、化学的に不活性で極性基をあまり含まず、臭気の極め
て弱い、引火点の高い鉱物油および植物油があり、鉱物
油としては農薬用マシン油、パラフィン油、ナフテン油
、ミネラルスピリット等、植物油としては大豆油、綿実
油、パーム油、サフラワー油等があげられるが、これら
に限定されるものではない。
以上の他に、必要に応じて各種添加剤、例えば分解防止
剤、酸化防止剤、増粘補助側、懸濁安定化補助剤等を添
加、使用することは何らさしつがえない。
本発明の油性懸濁製剤は、ビンミル、ジェット・オ・マ
イザー等の乾式粉砕機であらかじめ除草剤活性成分を2
0〜50ミクロン程度に粉砕したものに、油性分散媒と
界面活性剤を混合し、ボールミル、サンドミル、ダイノ
ミル等の湿式粉砕機で微粉砕化処理を行うことにより得
ることができる。こうして得られた油性懸濁製剤の平均
粒径は1〜3ミクロン程度である。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に示す。
(実施例1) あらかじめジェット・オ・マイザー〔セイシン企業■製
〕で乾式粉砕した除草剤活性成分A16重量%、大豆油
74重量%、ツルポール3969〔東邦化学工業■製登
録商標(以下ツルポールとは東邦化学■製登録商標であ
る)・ノニオン性界面活性剤・アニオン性界面活性剤併
用HL B 5.9 )10重量%を、合計重量が10
0gになるように、サンドグラインダー〔五十嵐機械製
造■製〕の400 allベッセルに仕込み、直径1.
5〜2.0 mmのガラスピーズ100dを加え、ディ
スクを周速5.8m/sで30分間回転して、平均粒径
1.5ミクロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を
得た(これを製剤Ntllとする)。
(実施例2) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A1616重量農薬マシン油74重量%、ツ
ルポール2401D−3(ノニオン性界面活性剤・アニ
オン性界面活性剤併用HLB8.9)10重量%を混合
し、実施例1と同一の微粉砕化条件によって、平均粒径
1.5ミクロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を
得た(これを製剤漱2とする)。
(実施例3) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A16重量%、綿実油74重量%、ツルポー
ル3876 (ノニオン性界面活性剤・アニオン性界面
活性剤併用HLB5.5)10重量%を混合し、実施例
1と同一の微粉砕化条件によって、平均粒径1.5ミク
ロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を得た(これ
を製剤No、 3とする)。
(実施例4) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A16重量%、スピンドル油74重量%、ツ
ルポール3733 (ノニオン性界面活性剤・アニオン
性界面活性剤併用HL B 6.3 )10重量%を混
合し、実施例1と同一の微粉砕化条件によって、平均粒
径1.5ミクロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤
を得た(これを製剤N。
4とする)。
(実施例5) あらかしめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A32重量%、農薬マシン油56重量%、ツ
ルポール2401D−3の12重量%を混合し、実施例
1と同一の微粉砕化条件によって、平均粒径1.5ミク
ロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を得た(これ
を製剤Nα5とする)。
(比較例1) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A16重量%、大豆油74重量%、ツルポー
ル2934 (ノニオン性界面活性剤・アニオン性界面
活性剤併用)fLB13.2)10重量%を混合し、実
施例1と同一の微粉砕化条件によって、平均粒径1.5
ミクロンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を得た(
これを製剤阻止1とする)。
(比較例2) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A16重量%、大豆油74重量%、ツルポー
ル7513(ノニオン性界面活性剤・アニオン性界面活
性剤併用HLB2.5)10重量%を混合し、実施例1
と同一の微粉砕化条件によって、平均粒径1.5ミクロ
ンに微粉砕化された均一な油性懸濁製剤を得た(これを
製剤隘比−2とする)。
(比較例3) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分A16重量%、グリコール5.0重量%、ザ
ンサンガム0.1重量%、水73.7重量%、ツルポー
ル3741の5.2重量%を混合し、実施例1と同一の
微粉砕化条件によって、平均粒径1.5ミクロンに微粉
砕化された均一な水性懸濁製剤を得た(これを製剤阻止
−3とする)。
(比較例4) あらかじめジェット・オ・マイザーで乾式粉砕した除草
剤活性成分5.3重量%、クレー57.7重量%、ベン
トナイト30.0部、ツルポール9047 K 2.0
重量%、ツルポールT−26の1.0重量%、ツルポー
ル5181の4.0重量%、水10重量%を混練後、押
し出し式造粒機を用いて造粒し、乾燥後粒径0.6鴎の
粒剤を得た(これを製剤阻止−4とする)。
(比較例5) 除草剤活性成分A16重量%、イソホロン20重量%、
ジメチルホルムアミド20重量%、キシレン19重量%
、ツルポール7537の18重量%、ツルポール377
8の7重量%を混合し、乳剤を得た(これを製剤阻止−
5とする)。
(試験例1)水面拡展性試験 代かき直後にノビエの種子を播種した水田にlmX12
mの単位区を設け、液状裂開は末端の1カ所に、通常使
用の有効成分相当量を滴下処理し、粒剤は区内全面に均
一散布した。
処理3週間後に長軸方向に1mずつ目印をつけ、区内の
除草効果を無処理区と比較しながら観察調査した。結果
を第1表に示す。
観察調査の基準は次の逼りである。
・ ′      −1−五一 〇:無処理区同様    0: 無し I: 20%防除    1:20%害2: 40 〃
     2:40 〃3: 60 〃     3:
60 〃4: 80 〃     4:80 〃5: 
完全防除     5:完全枯死(以下の試験例もこの
基準に準する) (試験例2)!草発生期処理 代かき時にノビエの種子を投げ入れた水田に常法による
稚苗を移植し、ここに10mX10mの単位区を設け、
移植1週間後の雑草の発生期に、液状製剤は中心部1点
に原液を潅注処理し、粒剤は区内に均一に散布した。処
理1力月後に区内を中心に近い部分、中間部、遠い隅部
に分け、各々4カ所ずつ1Mの目印をつけ試験例1と同
様に観察調査を行った。
結果を第2表に示す。
(試験例3)雑草生育期処理 試験例2と同様にして準備した水田に5mX20mの単
位区を設け、雑草の生育期(ノビエ3華期)に液状製剤
は5mm軸中部2カ所よりそれぞれ半量ずつ潅注処理し
た。
粒剤は区内に入り全面に均一散布した。
処理1力月後に区内5カ所に1ボの目印をつけ、試験例
1と同様に観察調査をした。
結果を第3表に示す(右端に除草効果の平均値を示す)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 除草剤活性成分として、2′,3′−ジクロロ−4−エ
    トキシメトキシベンズアニリド5〜40重量%を含有し
    、鉱物油または植物油を分散媒とし、HLBが3〜10
    のノニオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤を
    配合してなることを特徴とする、水田における水面直接
    施用油性懸濁製剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996003872A1 (fr) * 1994-08-02 1996-02-15 Rikagaku Kenkyusho Preparation chimique a usage agricole et son procede de production
JPH0987077A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Sumitomo Chem Co Ltd 農薬含有粒状肥料組成物およびその製造方法
WO1997046092A1 (fr) * 1996-06-07 1997-12-11 Nippon Soda Co., Ltd. Composition chimique a usage agricole a resistance amelioree aux gouttes de pluie
JP2010275326A (ja) * 1997-04-30 2010-12-09 Dow Agrosciences Llc 安定な農薬分散液

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