JPH04179540A - 制振性の優れた拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法 - Google Patents

制振性の優れた拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法

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JPH04179540A
JPH04179540A JP2305959A JP30595990A JPH04179540A JP H04179540 A JPH04179540 A JP H04179540A JP 2305959 A JP2305959 A JP 2305959A JP 30595990 A JP30595990 A JP 30595990A JP H04179540 A JPH04179540 A JP H04179540A
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JP
Japan
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thick steel
steel plates
adhesive film
steel plate
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2305959A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Watabe
義之 渡部
Kiyoshi Nishioka
潔 西岡
Hiroshi Tamehiro
為広 博
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に、制振性に優れた拘束型樹脂積層厚鋼板
の製造方法に関するもので、鉄鋼業においては厚板など
に適用可能である。この方法で製造された鋼板は、制振
性を要求される構造部材として十分な性能を有すると同
時に安価であるという特徴をもち、造船、架橋、産業機
械分野などに広く用いることができる。
従来の技術 自動車、船舶あるいは鋼構造物などから発生する振動や
騒音を低減することは、その商品価値を高める上で非常
に重要な課題である。従来、対象物の剛性を高めたり、
質量を付加することにより、共振周波数を問題の周波数
範囲外へ移動させることで振動や騒音を低減していた。
しかし、この方法ではややもすれば対象物を重くするか
太き(することになる。今日では、軽量化あるいは小型
化といったことが設計時の重要なポイントとなっている
ため、振動や騒音が発生する部位に制振性能の大きい材
料を使用したり、粘弾性物質のダンピングシートを接着
するなどの手法がとられている。
制振性能の大きな材料には、例えば特開昭60−823
49号、特開昭63−278988号公報などにみられ
るように熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などの粘弾性物質
を鋼板の片面もしくは両面に接着したり、鋼板と鋼板の
間に挟み込んだ積層鋼板がある。しかし、このようなタ
イプの積層鋼板は主として薄鋼板に限られ、それ単独で
は構造物などとして使用するには強度上問題がある。そ
のため、一般には通常の厚鋼板で構造物として建造した
後、制振性を要求される部位にダンピングシートを接着
する手法がとられている。しかし、この方法では構造物
によっては施工能率やコストの点で問題があった。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来技術に述べた問題を解決し、制振性に優
れた拘束型複合積層厚鋼板の製造方法を提供するもので
ある。本発明による複合厚鋼板は、構造物として十分な
性能をもつと同時に優れた制振性を有する。
課題を解決するだめの手段 本発明の要旨は、 (1)発泡した樹脂を厚鋼板間に積層した拘束型の制振
鋼板の製造方法において、熱間圧延後の冷却過程にある
厚鋼板2枚をその表面温度が接着用フィルムの融点以上
で、ショットまたはサンドブラスト処理および必要に応
じて清浄化処理を行い、その厚鋼板間にシート状に成形
した発泡樹脂と接着用フィルムとを積層し、その後室温
まで放冷して熱融着することを特徴とする制振性の優れ
た拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法。
(2)発泡した樹脂を厚鋼板間に積層した拘束型の制振
鋼板の製造方法において、熱間圧延後の冷却過程にある
厚鋼板2枚をその表面温度が接着用フィルムの融点以上
で、ショットまたはサンドブラスト処理および必要に応
じて清浄化処理を行い、その厚鋼板間にシート状に成形
した発泡樹脂と接着用フィルムとを積層した後ロールま
たはプレスで軽圧下することを特徴とする制振性の優れ
た拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法、である。
作用 制振材料は、粘弾性体と拘束層の組合せでその機能を効
果的に発揮する。拘束層は高剛性を実現すると共に、粘
弾性体の制振性を高めるのにも役立つ。鋼板にダンピン
グシートを接着する非拘束型は粘弾性体の引張方向の曲
げ変形で、また鋼板と鋼板の間に挟み込む拘束型は粘弾
性体のせん断変形で振動エネルギーを吸収し熱として消
費する。
本発明は後者の拘束型に属する。
発泡樹脂は、樹脂中に多数の気泡を含むものであり、通
常の樹脂に比較して気泡内の空気分子によるエネルギー
吸収により、制振性のみならず吸音性、断熱性にも優れ
る。
発泡の程度は、樹脂に混入する発泡剤の量を変えること
によりに任意に変化させることができる。
ベースとなる被発泡樹脂としては、ポリエチレン系・ポ
リプロピレン系・ポリスチレン系・塩化ビニル系・塩化
ビニリデン系・酢酸ビニル系・セルロース系樹脂など多
くの熱可塑性樹脂があるが、本発明においては使用目的
・用途に応じて市販の発泡樹脂を任意に選択できる。こ
れらの発泡樹脂をシート状に成形して積層接着すること
により、従来の構造物建造後のダンピングシート接着な
どに比べ施工能率が大幅に改善できる。
鋼板と発泡樹脂との接着には、市販の多くの接着フィル
ムが使用できるが、積層する樹脂に応じた最適なものを
選択すべきである。主として、積層する発泡樹脂のベー
ス樹脂を変性させたものが最も相性がよく、接着フィル
ムとしては好ましい。
接着の原理は、接着フィルムの熱融着によるものである
ため、接着界面の温度を接着フィルムの融点以上にする
必要がある。このとき加熱炉に挿入することも可能であ
るが、本発明では厚鋼板の熱間圧延後の冷却過程におけ
る余熱を利用し、接着フィルムの融点以上で積層・接着
する。その結果、省エネルギー・コスト低減を果たすこ
とができる。
なお、積層時の温度の上限については特に限定しないが
、あまり高温になると樹脂が融けだしたり、樹脂中の気
泡がつぶれたりするほか、樹脂そのものが分解する可能
性があるため自ずと制限され、実際上、接着用フィルム
の融点+20〜150℃の温度で積層することが望まし
い。
積層する鋼板は、ショットあるいはサンドブラスト処理
とともに必要に応じて清浄化処理を施すこととした。こ
れは、剥離しやすいスケールを除去し、鋼板表面の粗度
を確保して接着フィルムによる鋼板と樹脂との接着力を
最大限に引き出すためである。清浄化処理もショットあ
るいはサンドブラスト処理後に残る鋼板表面のスケール
粉や油脂分など接着を阻害する要因の除去が目的である
鋼板と樹脂との接着力は制振性に大きな影響を及ぼし、
接着力が大きいほど制振性に優れる。
なお接着力は、鋼板自重によるプレス効果もあり、熱融
着だけで十分な強度を持つが、樹脂積層後の冷却過程で
ロールまたはプレスなどで軽圧下を行っても何ら差し支
えない。
実施例 本発明法による樹脂積層鋼板の製造条件、樹脂の種類、
接着強度および制振性の指標である損失係数を測定した
結果などを表1に示す。
比較例N091の鋼板単独と比較して、本発明例では鋼
板厚、樹脂厚によらずいずれも損失係数が大幅に向上し
ている。樹脂積層時の温度が高い比較例NO12では、
積層した発泡樹脂が融けて鋼板端部から流れ呂し、鋼板
全面にわたり均一な積層鋼板が得られていない。
なお、鋼板はいずれも熱間圧延後ショツトブラスト処理
およびスケール粉をブロアで吹き飛ばすなど清浄化処理
を施している。また、本発明における鋼板と樹脂とのせ
ん断接着強度は20〜70kgf/cm”の値であった
(以下余白) 発明の効果 本発明法によれば、上記実施例でも明らかなように、種
々の厚さの鋼板に適用でき、制振性を要求される構造部
材として大量かつ安価に提供するすることが可能となっ
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発泡した樹脂を厚鋼板間に積層した拘束型の制振
    鋼板の製造方法において、熱間圧延後の冷却過程にある
    厚鋼板2枚をその表面温度が接着用フィルムの融点以上
    で、ショットまたはサンドブラスト処理および必要に応
    じて清浄化処理を行い、その厚鋼板間にシート状に成形
    した発泡樹脂と接着用フィルムとを積層し、その後室温
    まで放冷して熱融着することを特徴とする制振性の優れ
    た拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法。
  2. (2)発泡した樹脂を厚鋼板間に積層した拘束型の制振
    鋼板の製造方法において、熱間圧延後の冷却過程にある
    厚鋼板2枚をその表面温度が接着用フィルムの融点以上
    で、ショットまたはサンドブラスト処理および必要に応
    じて清浄化処理を行い、その厚鋼板間にシート状に成形
    した発泡樹脂と接着用フィルムとを積層した後ロールま
    たはプレスで軽圧下することを特徴とする制振性の優れ
    た拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法。
JP2305959A 1990-11-14 1990-11-14 制振性の優れた拘束型樹脂積層厚鋼板の製造方法 Pending JPH04179540A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262434A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nippon Steel Corp 発泡ポリエステル樹脂シート積層鋼板及びその製造方法
JP2011005724A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Steel Corp 樹脂シート積層鋼板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262434A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nippon Steel Corp 発泡ポリエステル樹脂シート積層鋼板及びその製造方法
JP2011005724A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Steel Corp 樹脂シート積層鋼板

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