JPH0417928Y2 - - Google Patents
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- JPH0417928Y2 JPH0417928Y2 JP20304286U JP20304286U JPH0417928Y2 JP H0417928 Y2 JPH0417928 Y2 JP H0417928Y2 JP 20304286 U JP20304286 U JP 20304286U JP 20304286 U JP20304286 U JP 20304286U JP H0417928 Y2 JPH0417928 Y2 JP H0417928Y2
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- liquid crystal
- shutter
- operating area
- stress relaxation
- stress
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- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
[考案の技術分野]
この考案は光の透過および遮断を制御する液晶
シヤツタに関する。 [従来技術とその問題点] 近年、光学素子として液晶素子が開発されてい
る。この種の液晶素子は、一対の透明なガラス基
板の対向面にそれぞれ透明な電極を形成し、その
間に液晶材を封止部材で封止した構成となつてい
る。これらの液晶素子として、前記基板間に封止
される液晶材の温度による体積変化を吸収するた
めの手段を設けた液晶素子が提案されている。 即ち、この液晶素子は、互いに対向する電極が
形成され、この電極間に印加される電気信号に応
じて液晶材が動作する動作エリアと、基板間に封
入された液晶材の体積変化による応力を緩和する
ために、合成樹脂等の伸縮変形可能な部材で形成
された応力緩和手段とからなつている。したがつ
て、このような液晶素子は、動作エリア内の液晶
材が温度変化によつて、体積が変化しても、その
体積変化による応力を応力緩和手段で緩和し、動
作エリア内の液晶材を良好に動作させる。 しかしながら、上記のような液晶素子は、応力
緩和手段が合成樹脂等伸縮変形可能な部材で形成
されているので、破損し易く、その取り扱いに神
経を使うばかりか、装置内に組み込む際には保護
部材等で保護する必要があり、組立て作業性が悪
く、信頼性も悪い等の欠点があつた。 [考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、応力緩和手段を容
易に製作することができ、しかも温度変化等によ
る液晶材の応力変化を良好に緩和することがで
き、極めて信頼性の高い液晶シヤツタを提供する
ことにある。 [考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、対
向する基板間に動作エリアとその両側の応力緩和
エリアとを設け、この応力緩和エリアを動作エリ
アの長さに応じて応力緩和エリアの面積がある一
定の大きさになるように設定したものである。 [実施例] 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を
説明する。 第1図ないし第3図で示す液晶シヤツタは、例
えば光書込み式プリンタにおいて光書込み用とし
て用いる横長のものである。 図中1,2は透明ガラス板からなる信号電極基
板およびコモン電極基板で、信号電極基板1はコ
モン電極基板2に比して幅が広く、長さが短く形
成されている。これら一対の基板1,2は対向配
置されて後述するシール材によつて接着されてい
る。信号電極基板1の内面には、中央部に基板長
さ方向に沿つて多数のセグメント電極3……,3
……が2列に配列形成され、このセゲメント電極
3……,3……列の両側方にセグメント電極3…
…,3……から左右交互に導出する多数のリード
電極4……,4……が配列形成され、さらに基板
両側縁部にリード電極4……,4……に接続する
多数の端子電極5……,5……が基板長さ方向に
配列形成されている。これら各電極3……〜5…
…は透明電極形成された信号電極Sg……を構成
している。セグメント電極3……,3……の後述
するシヤツタ部と対応しない部分およびリード電
極4……,4……の表面には抵抗金属膜6……が
被覆してある。 また、コモン基板2の内面には、信号電極基板
1のセグメント電極3……,3……と対向する2
本の帯状をなすコモン電極7,7が基板長さ方向
に形成してある。このコモン電極7,7は透明電
極である。コモン電極7,7はシヤツタ部を除い
て低抵抗金属8,8が形成してある。なお、9,
9は信号電極基板1とコモン基板2の内面に被覆
形成した配向膜である。 図中10は外側シール材、11,11は内側シ
ール材で、これらシール材10,11,11は前
記両基板1,2の間に介在されて両基板1,2を
接着している。外側シール材10は、信号電極基
板1とコモン電極基板2の対向する部分の周縁に
沿つて形成されている。なお、信号電極基板1の
端子電極5……,5……は外側シール材10の外
部に位置する。内側シール材11,11は、信号
電極基板1のセグメント電極3……,3……列の
両側に位置してその配列方向に沿つて形成された
線形をなすものであり、動作エリアE1を形成し
ている。しかも、この内側シール材11,11の
一方の端部11a,11aは外側シール材10の
両側部と一体に連続しており、他方の端部11
b,11bは外側シール材10の両側部の内側に
沿つて平行に形成され、外側シール材10の端部
10aに一体に連続している。これにより、2つ
の応力緩和エリアE2,E2が形成されている。 そして、内側シール材11,11に囲まれる動
作エリアE1と、内側シール材11,11の両端
部11a,11aおよび11b,11bと外側シ
ール材10およびその両端部10aとで囲まれる
応力緩和エリアE2,E2とは相互に連通してい
て、これら両部分には夫々液晶LCが充填されて
いる。ここで、前記信号電極基板1のセグメント
電極3……,3……における金属膜6を形成して
いない部分と前記コモン基板2のコモン電極7,
7における金属膜8,8を形成していない部分の
対向するもの同士と、この両部分の間に存在する
液晶LCとによりシヤツタ部Sが形成される。内
側シール材11,11で囲まれた動作エリアE1
はシヤツタ配列部として、多数のシヤツタ部S…
…,S……が配列形成される。内側シール材1
1,11の端部11a,11aおよび11b,1
1bと外側シール材10の両端部10aとで囲ま
れた応力緩和エリアE2,E2は、動作エリアE
1の両端部側に位置して一対の液晶溜め部として
形成される。この液晶溜め部である応力緩和エリ
アE2,E2は、液晶LCの内外の熱による体積
変化を吸収するものである。 このような動作エリアE1とその両側の応力緩
和エリアE2,E2を設けるにあたつては、動作
エリアE1の長さに対して応力緩和エリアE2,
E2の面積をある一定以上の大きさ、即ち、次の
ような大きさおよび形状に設定する。2つの応力
緩和エリアの縦の大きさをa,a′と、横の大きさ
をbとする。 シヤツタ動作エリアの大きさW1を W1=w×l(但し、wはシヤツタ動作エリア
の幅で 1.5≦w≦2.0 lは長さ、) とし前記2つの応力緩和エリアの合計の大きさW
を W=a×b+a′×b とするとき、前記縦の大きさa,a′と横の大きさ
bは、 W=110×(l/300)2 を満足し、且つ0.5<a/b<2の条件を満足す
る値にする。 なお、図中12は外側シール材10の端部10
aに形成された空気抜きおよび液晶充填用の液晶
充填孔で、封止材13により封止されている。ま
た、内側シール材11,11と外側シール材10
の両端部は、前記シヤツタ配列部E1の両側に位
置してセグメント電極1のリード電極4……,4
……を囲む部分に液晶LCを充填しない一対の空
間部E3,E3を形成している。この空間部E
3,E3は前記したように対向する電極間に存在
する不要な液晶が無効な高周波数電流を増大さ
せ、この高周波電流による発熱を防止するもので
ある。また、この空間部E3,E3の一方の端部
側(シヤツタ配列部E1の端部側)には、空間部
E3,E3と外部とを連通した空気抜き孔14,
14が設けてある。 このような液晶シヤツタにおいて、内側シール
材11と外側シール材10とによつて構成される
動作エリアE1と応力緩和エリアE2,E2とを
上述したような関係に設定して、2種類の低温放
置信頼性試験を行なつた結果を以下に示す。 まず、動作エリアE1を1.7mm×300mm(w×
l)に設定し、応力緩和エリアE2,E2の大き
さを下記の表1のように変えて5個の試料を製作
し、−30℃/96hrの低温放置試験を行なうと、下
記の表1で示す結果が得られた。
シヤツタに関する。 [従来技術とその問題点] 近年、光学素子として液晶素子が開発されてい
る。この種の液晶素子は、一対の透明なガラス基
板の対向面にそれぞれ透明な電極を形成し、その
間に液晶材を封止部材で封止した構成となつてい
る。これらの液晶素子として、前記基板間に封止
される液晶材の温度による体積変化を吸収するた
めの手段を設けた液晶素子が提案されている。 即ち、この液晶素子は、互いに対向する電極が
形成され、この電極間に印加される電気信号に応
じて液晶材が動作する動作エリアと、基板間に封
入された液晶材の体積変化による応力を緩和する
ために、合成樹脂等の伸縮変形可能な部材で形成
された応力緩和手段とからなつている。したがつ
て、このような液晶素子は、動作エリア内の液晶
材が温度変化によつて、体積が変化しても、その
体積変化による応力を応力緩和手段で緩和し、動
作エリア内の液晶材を良好に動作させる。 しかしながら、上記のような液晶素子は、応力
緩和手段が合成樹脂等伸縮変形可能な部材で形成
されているので、破損し易く、その取り扱いに神
経を使うばかりか、装置内に組み込む際には保護
部材等で保護する必要があり、組立て作業性が悪
く、信頼性も悪い等の欠点があつた。 [考案の目的] この考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、応力緩和手段を容
易に製作することができ、しかも温度変化等によ
る液晶材の応力変化を良好に緩和することがで
き、極めて信頼性の高い液晶シヤツタを提供する
ことにある。 [考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、対
向する基板間に動作エリアとその両側の応力緩和
エリアとを設け、この応力緩和エリアを動作エリ
アの長さに応じて応力緩和エリアの面積がある一
定の大きさになるように設定したものである。 [実施例] 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を
説明する。 第1図ないし第3図で示す液晶シヤツタは、例
えば光書込み式プリンタにおいて光書込み用とし
て用いる横長のものである。 図中1,2は透明ガラス板からなる信号電極基
板およびコモン電極基板で、信号電極基板1はコ
モン電極基板2に比して幅が広く、長さが短く形
成されている。これら一対の基板1,2は対向配
置されて後述するシール材によつて接着されてい
る。信号電極基板1の内面には、中央部に基板長
さ方向に沿つて多数のセグメント電極3……,3
……が2列に配列形成され、このセゲメント電極
3……,3……列の両側方にセグメント電極3…
…,3……から左右交互に導出する多数のリード
電極4……,4……が配列形成され、さらに基板
両側縁部にリード電極4……,4……に接続する
多数の端子電極5……,5……が基板長さ方向に
配列形成されている。これら各電極3……〜5…
…は透明電極形成された信号電極Sg……を構成
している。セグメント電極3……,3……の後述
するシヤツタ部と対応しない部分およびリード電
極4……,4……の表面には抵抗金属膜6……が
被覆してある。 また、コモン基板2の内面には、信号電極基板
1のセグメント電極3……,3……と対向する2
本の帯状をなすコモン電極7,7が基板長さ方向
に形成してある。このコモン電極7,7は透明電
極である。コモン電極7,7はシヤツタ部を除い
て低抵抗金属8,8が形成してある。なお、9,
9は信号電極基板1とコモン基板2の内面に被覆
形成した配向膜である。 図中10は外側シール材、11,11は内側シ
ール材で、これらシール材10,11,11は前
記両基板1,2の間に介在されて両基板1,2を
接着している。外側シール材10は、信号電極基
板1とコモン電極基板2の対向する部分の周縁に
沿つて形成されている。なお、信号電極基板1の
端子電極5……,5……は外側シール材10の外
部に位置する。内側シール材11,11は、信号
電極基板1のセグメント電極3……,3……列の
両側に位置してその配列方向に沿つて形成された
線形をなすものであり、動作エリアE1を形成し
ている。しかも、この内側シール材11,11の
一方の端部11a,11aは外側シール材10の
両側部と一体に連続しており、他方の端部11
b,11bは外側シール材10の両側部の内側に
沿つて平行に形成され、外側シール材10の端部
10aに一体に連続している。これにより、2つ
の応力緩和エリアE2,E2が形成されている。 そして、内側シール材11,11に囲まれる動
作エリアE1と、内側シール材11,11の両端
部11a,11aおよび11b,11bと外側シ
ール材10およびその両端部10aとで囲まれる
応力緩和エリアE2,E2とは相互に連通してい
て、これら両部分には夫々液晶LCが充填されて
いる。ここで、前記信号電極基板1のセグメント
電極3……,3……における金属膜6を形成して
いない部分と前記コモン基板2のコモン電極7,
7における金属膜8,8を形成していない部分の
対向するもの同士と、この両部分の間に存在する
液晶LCとによりシヤツタ部Sが形成される。内
側シール材11,11で囲まれた動作エリアE1
はシヤツタ配列部として、多数のシヤツタ部S…
…,S……が配列形成される。内側シール材1
1,11の端部11a,11aおよび11b,1
1bと外側シール材10の両端部10aとで囲ま
れた応力緩和エリアE2,E2は、動作エリアE
1の両端部側に位置して一対の液晶溜め部として
形成される。この液晶溜め部である応力緩和エリ
アE2,E2は、液晶LCの内外の熱による体積
変化を吸収するものである。 このような動作エリアE1とその両側の応力緩
和エリアE2,E2を設けるにあたつては、動作
エリアE1の長さに対して応力緩和エリアE2,
E2の面積をある一定以上の大きさ、即ち、次の
ような大きさおよび形状に設定する。2つの応力
緩和エリアの縦の大きさをa,a′と、横の大きさ
をbとする。 シヤツタ動作エリアの大きさW1を W1=w×l(但し、wはシヤツタ動作エリア
の幅で 1.5≦w≦2.0 lは長さ、) とし前記2つの応力緩和エリアの合計の大きさW
を W=a×b+a′×b とするとき、前記縦の大きさa,a′と横の大きさ
bは、 W=110×(l/300)2 を満足し、且つ0.5<a/b<2の条件を満足す
る値にする。 なお、図中12は外側シール材10の端部10
aに形成された空気抜きおよび液晶充填用の液晶
充填孔で、封止材13により封止されている。ま
た、内側シール材11,11と外側シール材10
の両端部は、前記シヤツタ配列部E1の両側に位
置してセグメント電極1のリード電極4……,4
……を囲む部分に液晶LCを充填しない一対の空
間部E3,E3を形成している。この空間部E
3,E3は前記したように対向する電極間に存在
する不要な液晶が無効な高周波数電流を増大さ
せ、この高周波電流による発熱を防止するもので
ある。また、この空間部E3,E3の一方の端部
側(シヤツタ配列部E1の端部側)には、空間部
E3,E3と外部とを連通した空気抜き孔14,
14が設けてある。 このような液晶シヤツタにおいて、内側シール
材11と外側シール材10とによつて構成される
動作エリアE1と応力緩和エリアE2,E2とを
上述したような関係に設定して、2種類の低温放
置信頼性試験を行なつた結果を以下に示す。 まず、動作エリアE1を1.7mm×300mm(w×
l)に設定し、応力緩和エリアE2,E2の大き
さを下記の表1のように変えて5個の試料を製作
し、−30℃/96hrの低温放置試験を行なうと、下
記の表1で示す結果が得られた。
【表】
但し、ガラス板からなる電極基板1,2の厚さ
は0.7mmで、電極基板1,2間のギヤツプ5.0μmで
ある。 上記のような表1によれば、応力緩和エリアE
2,E2の合計面積がW=115mm2以上であると、
応力緩和エリアE2,E2の部分の基板の弾性に
より、液晶の体積変化が吸収され、5個の試料の
うち気泡発生数が「0」となり、体積変化の応力
が十分に緩和されていることが分る。 また、動作エリアE1を1.7mm×200mm(w×
l)の大きさに設定し、他を上述と同様に設定し
た5個の試料を作成し、低温放置試験を行なう
と、下記の表2で示す結果が得られた。
は0.7mmで、電極基板1,2間のギヤツプ5.0μmで
ある。 上記のような表1によれば、応力緩和エリアE
2,E2の合計面積がW=115mm2以上であると、
応力緩和エリアE2,E2の部分の基板の弾性に
より、液晶の体積変化が吸収され、5個の試料の
うち気泡発生数が「0」となり、体積変化の応力
が十分に緩和されていることが分る。 また、動作エリアE1を1.7mm×200mm(w×
l)の大きさに設定し、他を上述と同様に設定し
た5個の試料を作成し、低温放置試験を行なう
と、下記の表2で示す結果が得られた。
【表】
但し、ガラス板からなる電極基板1,2の厚さ
は0.7mmで、電極基板1,2間のギヤツプ5.0μmで
ある。 上記のような表2によれば、応力緩和エリアE
2,E2の合計面積W=51mm2以上であると、前述
した試験と同様に基板の弾性により液晶の体積変
化が吸収され、5個の試料のうち気泡発生数が
「0」で、体積変化の応力が十分に緩和されてい
ることが分る。 この様な実験結果により、体積変化の応力を十
分緩和するための応力緩和エリアE2,E2の合
計面積Wとシヤツタ動作エリアの長さlとは、W
=110×(l/300)2なる関係であれば良いという
実験式が導びき出された。 したがつて、このような液晶シヤツタは、内側
シール材11と外側シール材10とによつて構成
される動作エリアE1と応力緩和エリアE2,E
2との関係を動作エリアE1の長さl、幅w(1.5
≦w≦2.0)に対して応力緩和エリアE2,E2
の合計面積を、ある一定以上の大きさ、即ち、l
が300mmの場合には合計面積W=110mm2で、lが
200mmの場合にはW=49mm2で、且つ0.5<a/bお
よびa′/b>2の条件を満足するように、a,
a′及びbの値を設定すれば、上述した各試験結果
から明らかなように、温度変化による液晶LCの
体積変化を2つの応力緩和エリアE2,E2で良
好に緩和することができ、温度変化に対して信頼
性の高いものを得ることができる。 なお、空間部E3,E3の空気抜き孔14,1
4を空間部E3,E3の一方の端部に揃えて設け
る構成であると、空気抜き孔14,14と液晶注
入孔12を封止作業をコモン電極基板2の内側面
でまとめて行なえる利点があるが、この構成に限
定されずに、空気抜き孔14,14を端子電極5
……,5……と面しない他の位置に設けることも
できる。 また、上述した実施例では、前記空間部E3,
E3に空気を封入した例を示したが、この空間部
E3,E3に封入する物質としては、前記実施例
に限ることなく、例えば不活性ガス、透電率が小
さい絶縁性物質等を用いることができる。即ち、
液晶に比べて透電率が小さい物質であれば良い。 [考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案の液晶シ
ヤツタによれば、シヤツタ動作エリアの長さに対
して両側の応力緩和エリアを、基板間に液晶を封
止するための封止剤で形成し、この合計面積を、
ある一定以上の大きさに設定したので、応力緩和
エリアの形状を簡単に設定できるとともに、容易
に製作することができ、しかも温度変化等による
液晶材の応力変化を良好に緩和することができ、
極めて信頼性の高いものを得ることができるとい
う利点がある。
は0.7mmで、電極基板1,2間のギヤツプ5.0μmで
ある。 上記のような表2によれば、応力緩和エリアE
2,E2の合計面積W=51mm2以上であると、前述
した試験と同様に基板の弾性により液晶の体積変
化が吸収され、5個の試料のうち気泡発生数が
「0」で、体積変化の応力が十分に緩和されてい
ることが分る。 この様な実験結果により、体積変化の応力を十
分緩和するための応力緩和エリアE2,E2の合
計面積Wとシヤツタ動作エリアの長さlとは、W
=110×(l/300)2なる関係であれば良いという
実験式が導びき出された。 したがつて、このような液晶シヤツタは、内側
シール材11と外側シール材10とによつて構成
される動作エリアE1と応力緩和エリアE2,E
2との関係を動作エリアE1の長さl、幅w(1.5
≦w≦2.0)に対して応力緩和エリアE2,E2
の合計面積を、ある一定以上の大きさ、即ち、l
が300mmの場合には合計面積W=110mm2で、lが
200mmの場合にはW=49mm2で、且つ0.5<a/bお
よびa′/b>2の条件を満足するように、a,
a′及びbの値を設定すれば、上述した各試験結果
から明らかなように、温度変化による液晶LCの
体積変化を2つの応力緩和エリアE2,E2で良
好に緩和することができ、温度変化に対して信頼
性の高いものを得ることができる。 なお、空間部E3,E3の空気抜き孔14,1
4を空間部E3,E3の一方の端部に揃えて設け
る構成であると、空気抜き孔14,14と液晶注
入孔12を封止作業をコモン電極基板2の内側面
でまとめて行なえる利点があるが、この構成に限
定されずに、空気抜き孔14,14を端子電極5
……,5……と面しない他の位置に設けることも
できる。 また、上述した実施例では、前記空間部E3,
E3に空気を封入した例を示したが、この空間部
E3,E3に封入する物質としては、前記実施例
に限ることなく、例えば不活性ガス、透電率が小
さい絶縁性物質等を用いることができる。即ち、
液晶に比べて透電率が小さい物質であれば良い。 [考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案の液晶シ
ヤツタによれば、シヤツタ動作エリアの長さに対
して両側の応力緩和エリアを、基板間に液晶を封
止するための封止剤で形成し、この合計面積を、
ある一定以上の大きさに設定したので、応力緩和
エリアの形状を簡単に設定できるとともに、容易
に製作することができ、しかも温度変化等による
液晶材の応力変化を良好に緩和することができ、
極めて信頼性の高いものを得ることができるとい
う利点がある。
図はこの考案の実施例を示し、第1図は信号電
極基板の内面を示す平面図、第2図はコモン電極
の内面を示す平面図、第3図は第1図の−線
に沿う断面図である。 1……信号電極基板、2……コモン電極基板、
3……セグメント電極、7……コモン電極、1
0,11……シール材、E1……動作エリア、E
2……応力緩和エリア。
極基板の内面を示す平面図、第2図はコモン電極
の内面を示す平面図、第3図は第1図の−線
に沿う断面図である。 1……信号電極基板、2……コモン電極基板、
3……セグメント電極、7……コモン電極、1
0,11……シール材、E1……動作エリア、E
2……応力緩和エリア。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 信号電極が形成された基板と共通電極が形成さ
れた基板とを互いに対向配置し、これらの基板間
に前記信号電極と共通電極とが互いに対向する領
域を含むシヤツタ動作エリア及びこのシヤツタ動
作エリアに連通する応力緩和手段とに液晶を封入
した液晶シヤツタにおいて、 前記応力緩和手段は、前記基板間に封止部材で
形成された少なくとも2つの応力緩和エリアから
なり、これらの応力緩和エリアは、それぞれの縦
の大きさa,a′と、横の大きさbが、 シヤツタ動作エリアの大きさW1を W1=w×l(但し、wはシヤツタ動作エリア
の幅で 1.5≦w≦2.0 lは長さ、) とし前記2つの応力緩和エリアの合計の大きさW
を W=a×b+a′×b とするとき、 W=110×(l/300)2 を満足し、且つ0.5<a/b<2の条件を満足す
る値に形成されていることを特徴とする液晶シヤ
ツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20304286U JPH0417928Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20304286U JPH0417928Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63107420U JPS63107420U (ja) | 1988-07-11 |
JPH0417928Y2 true JPH0417928Y2 (ja) | 1992-04-22 |
Family
ID=31167998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20304286U Expired JPH0417928Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0417928Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP20304286U patent/JPH0417928Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63107420U (ja) | 1988-07-11 |
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