JPH04179005A - 撚線導体の素線絶縁処理レベル判定方法 - Google Patents
撚線導体の素線絶縁処理レベル判定方法Info
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- JPH04179005A JPH04179005A JP30265890A JP30265890A JPH04179005A JP H04179005 A JPH04179005 A JP H04179005A JP 30265890 A JP30265890 A JP 30265890A JP 30265890 A JP30265890 A JP 30265890A JP H04179005 A JPH04179005 A JP H04179005A
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電カケープル用撚線導体の素線絶縁処理レベ
ルを判定する方法に関するものである。
ルを判定する方法に関するものである。
電力需要の増大にともない、電カケープル用の導体は一
層大サイズ化される傾向にある。このような大サイズ導
体においては、表皮効果により交流実効抵抗が増大する
ため、導体断面積の増加の割には送電容量が増加しない
という問題がある。
層大サイズ化される傾向にある。このような大サイズ導
体においては、表皮効果により交流実効抵抗が増大する
ため、導体断面積の増加の割には送電容量が増加しない
という問題がある。
これを解決するため、電カケープルの導体(撚線導体)
を構成する各素線の表面に絶縁被膜を形成した素線絶縁
導体が出現し、効果をあげている。
を構成する各素線の表面に絶縁被膜を形成した素線絶縁
導体が出現し、効果をあげている。
素線絶縁処理の方法としては、撚り合わせ後の導体ある
いは撚り合わせ後圧縮成形したセグメント導体を、酸化
処理液に浸漬する方法(湿式法)や、酸化雰囲気ガス中
で処理する方法(乾式法)が−船釣である。これらの方
法は各素線の表面に絶縁性酸化被膜を形成するものであ
るが、このほかエナメル被覆された素線を撚り合わせる
方法もある。
いは撚り合わせ後圧縮成形したセグメント導体を、酸化
処理液に浸漬する方法(湿式法)や、酸化雰囲気ガス中
で処理する方法(乾式法)が−船釣である。これらの方
法は各素線の表面に絶縁性酸化被膜を形成するものであ
るが、このほかエナメル被覆された素線を撚り合わせる
方法もある。
従来、これらの素線絶縁処理を施した撚線導体について
素線絶縁処理レベルを判定する場合には、撚線導体の外
観を目視することによる評価が一般的であった。
素線絶縁処理レベルを判定する場合には、撚線導体の外
観を目視することによる評価が一般的であった。
しかしながら従来の素線絶縁処理レベル判定方法には次
のような問題があり、その解決が求められていた。まず
第一の問題点は、素線絶縁処理の良否の判定が最外層素
線の外観に基づいているため、内層素線の絶縁処理レベ
ルについては最外層素線の判定を基に経験的に判断せざ
るを得ないということである。内層素線の絶縁処理レベ
ルについては撚線導体の両端部を切断して解体すること
により観察することもできるが、両端部以外の部分につ
いてはやはり経験的な判断に頼らざるを得ない。また第
二の問題点は、外観の観察を人の目で行うため、個人差
があり、またその判定言己緑も一定間隔毎に記録するし
かなく、連続的かつ定量的な品質データが得られないと
いうことである。
のような問題があり、その解決が求められていた。まず
第一の問題点は、素線絶縁処理の良否の判定が最外層素
線の外観に基づいているため、内層素線の絶縁処理レベ
ルについては最外層素線の判定を基に経験的に判断せざ
るを得ないということである。内層素線の絶縁処理レベ
ルについては撚線導体の両端部を切断して解体すること
により観察することもできるが、両端部以外の部分につ
いてはやはり経験的な判断に頼らざるを得ない。また第
二の問題点は、外観の観察を人の目で行うため、個人差
があり、またその判定言己緑も一定間隔毎に記録するし
かなく、連続的かつ定量的な品質データが得られないと
いうことである。
本発明は、かかる現状に鑑み、素線絶縁処理を施された
撚線導体の内部を含めた絶縁処理レベルを、撚線導体を
解体することなく、かつ連続的に評価できる方法を提供
することを目的とする。
撚線導体の内部を含めた絶縁処理レベルを、撚線導体を
解体することなく、かつ連続的に評価できる方法を提供
することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、素線絶縁処理を施し
た撚線導体内に高周波電流を誘起させ、その誘起電流の
大きさに応じた物理量を測定し、その測定値によって素
線絶縁処理レベルを判定するようにしたものである。
た撚線導体内に高周波電流を誘起させ、その誘起電流の
大きさに応じた物理量を測定し、その測定値によって素
線絶縁処理レベルを判定するようにしたものである。
素線絶縁処理を施した撚線導体には、その導体を構成す
る個々の素線に絶縁WwIが形成されているため、その
撚線導体に高周波磁界を印加する等の手段により内部に
高周波電流を誘起させると、誘起電流は個々の素線に流
れる。これに対し素線絶縁処理を施してない撚線導体で
は、誘起電流は撚線導体の最外層素線および素線間のご
く表面にしか流れない。このため同一出力の高周波電流
誘起器を使用しても、素線絶縁処理導体と、そうでない
導体とでは誘起される電流の大きさが大きく異なる。ま
た素線絶縁処理の不完全な導体ではその中間の傾向があ
られれる。したがって誘起電流の大きさに応じた物理量
(温度、電流、インピーダンス等)を測定することによ
って、素線絶縁処理の良否を判定することが可能である
。
る個々の素線に絶縁WwIが形成されているため、その
撚線導体に高周波磁界を印加する等の手段により内部に
高周波電流を誘起させると、誘起電流は個々の素線に流
れる。これに対し素線絶縁処理を施してない撚線導体で
は、誘起電流は撚線導体の最外層素線および素線間のご
く表面にしか流れない。このため同一出力の高周波電流
誘起器を使用しても、素線絶縁処理導体と、そうでない
導体とでは誘起される電流の大きさが大きく異なる。ま
た素線絶縁処理の不完全な導体ではその中間の傾向があ
られれる。したがって誘起電流の大きさに応じた物理量
(温度、電流、インピーダンス等)を測定することによ
って、素線絶縁処理の良否を判定することが可能である
。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。
。
図−1は本発明の一実施例を示す。この方法は、供給ド
ラム1から引き出された素線絶縁処理済みの撚線導体2
を、引取り機3で一定の速度で引き取り、巻取りドラム
4に巻き取るラインに、撚線導体2の誘導加熱器5を設
置すると共に、誘導加熱器5の出口に温度検出器6を設
置して、撚線導体2の温度を測定するものである。
ラム1から引き出された素線絶縁処理済みの撚線導体2
を、引取り機3で一定の速度で引き取り、巻取りドラム
4に巻き取るラインに、撚線導体2の誘導加熱器5を設
置すると共に、誘導加熱器5の出口に温度検出器6を設
置して、撚線導体2の温度を測定するものである。
誘導加熱器5で撚線導体2内に高周波電流を誘起させた
場合、素線絶縁処理レベルが高ければ個々の素線に電流
が誘起されるため、全体としての発熱量は多くなり、撚
線導体2の温度上昇は大きくなるが、素線絶縁処理レベ
ルが低ければ、表皮効果により撚線導体2の内部に誘起
される電流が少なくなるため、全体としての発熱量は少
なく、撚線導体2の温度上昇は小さくなる。したがって
撚線導体2の温度を測定すれば、その温度から素線絶縁
処理レベルを判定することができる。
場合、素線絶縁処理レベルが高ければ個々の素線に電流
が誘起されるため、全体としての発熱量は多くなり、撚
線導体2の温度上昇は大きくなるが、素線絶縁処理レベ
ルが低ければ、表皮効果により撚線導体2の内部に誘起
される電流が少なくなるため、全体としての発熱量は少
なく、撚線導体2の温度上昇は小さくなる。したがって
撚線導体2の温度を測定すれば、その温度から素線絶縁
処理レベルを判定することができる。
以下、この方法による実験結果を説明する。断面積25
00mm’の5分割導体を製造するため、素線として直
径3゜4mmの銅線を用い、全体で5層(中心線も1層
と数える)からなる断面積500mm’のセグメント撚
線導体を製造した。
00mm’の5分割導体を製造するため、素線として直
径3゜4mmの銅線を用い、全体で5層(中心線も1層
と数える)からなる断面積500mm’のセグメント撚
線導体を製造した。
次にこの撚線導体を長さ30mで4本に切断し、A−D
の4本のサンプルを得た。Aは乾式法(特公昭60−3
1047号公報記載の方法)によって所定の時間だけ素
線絶縁処理し、素線絶縁導体とした。
の4本のサンプルを得た。Aは乾式法(特公昭60−3
1047号公報記載の方法)によって所定の時間だけ素
線絶縁処理し、素線絶縁導体とした。
ESCはそれぞれ素線絶縁処理時間をへの273.1/
2として素線絶縁導体とした。Dは素線絶縁処理を施さ
ないものとした。
2として素線絶縁導体とした。Dは素線絶縁処理を施さ
ないものとした。
上記4本の導体を、出力を一定(330L 10^)と
した誘導加熱器に、一定線速(2,45m/分)で通過
させ、通過直後の導体温度を測定した。使用した誘導加
熱器は、周波数9K)tz、コイル径51mmφ、巻数
13ターンのものである。また温度の測定には熱電対式
で接触式のものを用いた。また温度測定後、各導体を解
体し、各層の素線の絶縁被膜厚を測定した。以上の結果
を表−1に示す。
した誘導加熱器に、一定線速(2,45m/分)で通過
させ、通過直後の導体温度を測定した。使用した誘導加
熱器は、周波数9K)tz、コイル径51mmφ、巻数
13ターンのものである。また温度の測定には熱電対式
で接触式のものを用いた。また温度測定後、各導体を解
体し、各層の素線の絶縁被膜厚を測定した。以上の結果
を表−1に示す。
以上の結果から明らかなように、絶縁被膜が厚いほど、
誘起された高周波電流による温度上昇が大きくなるため
、導体の温度を測定することにより絶縁処理の良否を判
定することができる。
誘起された高周波電流による温度上昇が大きくなるため
、導体の温度を測定することにより絶縁処理の良否を判
定することができる。
図−2は本発明の他の実施例を示す。この方法は、一定
線速で走行する素線絶縁処理済みの撚線導体2を誘導加
熱器(高周波電流誘起器)5に通し、誘導加熱器5によ
り撚線導体2に誘起された高周波電流を検出コイル7に
よって検出し、その検出値によって素線絶縁処理レベル
を判定するものである。
線速で走行する素線絶縁処理済みの撚線導体2を誘導加
熱器(高周波電流誘起器)5に通し、誘導加熱器5によ
り撚線導体2に誘起された高周波電流を検出コイル7に
よって検出し、その検出値によって素線絶縁処理レベル
を判定するものである。
図−3の方法は本発明のさらに他の実施例を示す。この
方法は、素線絶縁処理された撚線導体2を一つのりアン
タンスとみなし、撚線導体2が誘導加熱器5を一定線速
で通過するときに、インダクタンス測定器8によって誘
導加熱器5のインダクタンスを測定し、その測定値が素
線絶縁処理レベルにより変動することを利用して素線絶
縁処理レベルを判定するものである。
方法は、素線絶縁処理された撚線導体2を一つのりアン
タンスとみなし、撚線導体2が誘導加熱器5を一定線速
で通過するときに、インダクタンス測定器8によって誘
導加熱器5のインダクタンスを測定し、その測定値が素
線絶縁処理レベルにより変動することを利用して素線絶
縁処理レベルを判定するものである。
なお以上の実施例では、素線絶縁処理された撚線導体を
供給ドラムから引き出して、つまりバッチ処理方式で素
線絶縁処理された撚線導体について、絶縁処理レベルの
判定を行う場合を説明したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、素線絶縁処理と、素線絶縁処理レベルの
測定とをタンデムで行うことも可能である。この場合は
、供給ドラムから絶縁処理前の撚線導体を引出し、それ
を予備加熱した後、絶縁処理槽に通して素線絶縁処理を
施し、その後、乾燥器に通して乾燥してから、誘導加熱
器に通し、高周波電流を誘起させるという方法をとるこ
とができる。上記絶縁処理槽は例えば上半分が02とN
H,が混合された酸化性ガス雪囲気で、下半分が上記ガ
スの水溶液となっており、撚線導体はその水溶液中を通
過する構造のものである。
供給ドラムから引き出して、つまりバッチ処理方式で素
線絶縁処理された撚線導体について、絶縁処理レベルの
判定を行う場合を説明したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、素線絶縁処理と、素線絶縁処理レベルの
測定とをタンデムで行うことも可能である。この場合は
、供給ドラムから絶縁処理前の撚線導体を引出し、それ
を予備加熱した後、絶縁処理槽に通して素線絶縁処理を
施し、その後、乾燥器に通して乾燥してから、誘導加熱
器に通し、高周波電流を誘起させるという方法をとるこ
とができる。上記絶縁処理槽は例えば上半分が02とN
H,が混合された酸化性ガス雪囲気で、下半分が上記ガ
スの水溶液となっており、撚線導体はその水溶液中を通
過する構造のものである。
以上説明したように本発明によれば、素線絶縁処理され
た撚線導体の内部を含めての素線絶縁処理レベルを、撚
線導体を解体することなく、連続的かつ定量的に評価す
ることが可能となり、その工業的価値は極めて大である
。
た撚線導体の内部を含めての素線絶縁処理レベルを、撚
線導体を解体することなく、連続的かつ定量的に評価す
ることが可能となり、その工業的価値は極めて大である
。
図−1ないし図−3はそれぞれ本発明に係る撚線導体の
素線絶縁処理レベル判定方法の実施例を示す説明図であ
る。 2:素線絶縁処理された撚線導体 3:引取り機 5:誘導加熱器(高周波電流誘起器) 6:温度検出器 7:高周波電流検出用のコイル 8:インダクタンス測定器
素線絶縁処理レベル判定方法の実施例を示す説明図であ
る。 2:素線絶縁処理された撚線導体 3:引取り機 5:誘導加熱器(高周波電流誘起器) 6:温度検出器 7:高周波電流検出用のコイル 8:インダクタンス測定器
Claims (1)
- 1、素線絶縁処理を施した撚線導体内に高周波電流を誘
起させ、その誘起電流の大きさに応じた物理量を測定す
ることを特徴とする撚線導体の素線絶縁処理レベル判定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30265890A JPH04179005A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 撚線導体の素線絶縁処理レベル判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30265890A JPH04179005A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 撚線導体の素線絶縁処理レベル判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179005A true JPH04179005A (ja) | 1992-06-25 |
Family
ID=17911633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30265890A Pending JPH04179005A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 撚線導体の素線絶縁処理レベル判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04179005A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1070729A2 (en) | 1993-06-07 | 2001-01-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Transition metal compound, olefin polymerization catalyst component comprising said compound, olefin polymerization catalyst containing said component, process for olefin polymerization using said catalyst, propylene homopolymer, propylene copolymer and propylene elastomer |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP30265890A patent/JPH04179005A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1070729A2 (en) | 1993-06-07 | 2001-01-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Transition metal compound, olefin polymerization catalyst component comprising said compound, olefin polymerization catalyst containing said component, process for olefin polymerization using said catalyst, propylene homopolymer, propylene copolymer and propylene elastomer |
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