JPH04178534A - 修正装置を備えたダイナミックバランサー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、タイヤグラインダー装置等の修正装置を備
えたダイナミックバランサー装置に係わり、更に詳しく
はダイナミックバランサー装置で測定検出したタイヤ表
裏面のアンバランス量及び角度に基づき、タイヤグライ
ンダー装置を作動させてタイヤの修正を行う修正装置を
備えたダイナミックバランサー装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来、成形されたタイヤのバランスを測定する場合、ダ
イナミックバランサー装置に測定タイヤを装着し、タイ
ヤを使用時のようにインフレートさせた状態で回転させ
ながらバランスを測定している。

そして、測定タイヤがアンバランスの場合には、アンバ
ランス部分にマーキングを施し、ダイナミックバランサ
ー装置の外部に設置されているタイヤグラインダー装置
から成る修正装置にセットし、前記マーキングを施した
部分に研磨砥石を当てて研削することによりタイヤの修
正作業を行い、修正後再度ダイナミックバランサー装置
にて修正後のアンバランス量を測定している。

〔発明が解決しようとする問題点］ 然しながら、上記のように従来の装置では、タイヤのア
ンバランスの測定と、タイヤの修正作業とは、別々の場
所にて修正作業を行うために、タイヤの取付け、取外し
に多くの手間と時間を要し、また修正作業も、アンバラ
ンスの測定時にマーキングした位置に基づいて行うため
精度の高い修正作業を行うことが出来ず、作業能率が掻
めて悪いと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたも
ので、ダイナミックバランサー装置で測定検出したタイ
ヤ表裏面のアンバランス量及び角度に基づき、タイヤグ
ラインダー装置を作動させてタイヤの修正を同じ装置で
自動的に行うことが出来る修正装置を備えたダイナミッ
クバランサー装置を提供することを目的とするものであ
る。

〔課題を解決するための手段］ この発明は上記目的を達成するため、ダイナミックバラ
ンサー装置のタイヤ回転主軸に、タイヤ表裏面のアンバ
ランス量及び角度を検出する検出装置を設け、前記ダイ
ナミックバランサー装置の側部に、駆動制御モータによ
りタイヤの研磨面に対して前後移動可能な表側砥石と裏
側砥石とを備えたタイヤグラインダー装置を設置し、前
記検出装置と、駆動制御モータとを制御装置を介して接
続し、前記検出装置で検出したタイヤ表裏面のアンバラ
ンス量及び角度に応じて駆動制御モータを制御しながら
タイヤの表裏面の少なくとも一方を研磨するように構成
したことを要旨とするものである。

〔発明の作用〕

この発明は、上記のように構成され、タイヤ回転主軸に
設けた、２台のロードセル（検出袋Ｗ）により、タイヤ
表裏面のアンバランス量及び角度を検出し、この検出し
た値に基づき、タイヤグラインダー装置の送り量等を決
定し、タイヤ表裏面のアンバランス量及び角度に応じて
研磨することで、タイヤのアンバランス量の測定と研磨
作業を、１台の装置で効率良く、しかも精度良く行うこ
とが出来るものである。

〔発明の実施例］ 以下、添付図面に基づき、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施した修正装置、即ちタイヤグ
ラインダー装置を備えたダイナミックバランサー装置の
正面図、第２図はタイヤグラインダー装置の拡大正面図
、第３図は第２図の側面図を示し、前記ダイナミックバ
ランサー装置１は、上部主軸２に設けられた上部リム３
と、下部主軸４に設けられた下部リム５との間に成形さ
れた測定タイヤＷを装着し、測定タイヤＷを駆動モータ
７を介して一定の回転速度で回転させることにより、下
部主軸４に装着された２台のロードセル６ａ、６ｂ（検
出装置）により、第５図に示すように、タイヤ表裏面の
アンバランス量ｒｌ＋ｒ！及び角度θ１．θ２を検出す
るものである。

次に、タイヤグラインダー装置ｌｌは、支持フレーム１
２の下部に、ガイドレール１３が取付けられ、このガイ
ドレール１３には、摺動可能な摺動部材１４ａ、１４ｂ
を介してフレーム１５が取付けられている。このフレー
ム１５には、昇降可能なガイド部材１６を介して上下に
高さを変えた２組の表裏面側のグラインダー１７ａ、１
７ｂを設置したグラインダー支持プレート１８と、ベー
スプレート１９が支持されている。

前記フレーム１５は、ナツト２０を介してボールネジ２
１に螺嵌し、ボールネジ２１の両端は、前記支持フレー
ム１２の両端下部に吊設されたブラケット２２ａ、２２
ｂに回転自在に支持されている。上記、ボールネジ２１
は、支持フレーム１２上に設置されたサーボモータ２３
゜プーリ２４ａ、べＢｖト２４ｂ、プーリ２４ｃを介し
て回転駆動され、これにより前記フレーム１５が左右方
向に移動するものである。

前記、表裏面側のグラインダー１７ａ、１７ｂを設置し
たグラインダー支持プレート１８上には、グランイダ−
１７ａ、１７ｂを回転駆動させる駆動モータ２５が設置
されており、またグラインダー支持プレート１８は、第
４図に示すように、四隅に設けられた４本のリンク２６
ａ〜２６ｄ（一部図示省略）及び相対向する上下面を連
結する平行二本のリンク２７ａ、２７ｂを介してベース
プレート１９上に揺動可能に支持されている。

前記グラインダー支持プレート１日と、ベースプレート
１９は、前記昇降可能なガイド部材１６に支持されると
共に、昇降ネジ２８を介して昇降するように構成されて
いる。

前記、ベースプレート１９の後部側には、ガイド部材３
２に沿って摺動可能なグラインダー支持プレート１８の
後端側と連結する伝達機構２９が設置され、この伝達機
構２９は、第２図に示すように、タイヤのアンバランス
波形に基づき回転駆動される駆動モータ３ｏと連結され
ている。

この駆動モータ３０は、前記ダイナミックバランサー装
置ｌのロードセル６ａ、６ｂと、制御装置８を介して接
続され、ロードセル６ａ。

６ｂにより検出した値を制御装置８により入力し、ここ
で測定タイヤＷの表裏面のアンバランス量ｒｌ＋ｒ！と
、角度θ１．θ２とを演算して求め、これにより駆動モ
ータ３０を制御して前記表裏面側グラインダー１７ａ、
１７ｂの送り量を決定しながら測定タイヤＷの表裏面の
一部を研削するのである。

例えば、第５図に示すように、測定タイヤＷの表裏面を
研削する場合には、グラインディングの角度は、制御装
置８からの指示値に基づき角度θ１．θ２を中心にグラ
インディングし、また周長、グラインディング深さは、
制御装置８からの指示で、アンバランス量ｒｌ＋ｒＺに
応じて制御するものである。

前記、伝達機構２９は、駆動モータ３０の回転駆動を直
交する向きに変換し、更にクランク３１を介してグライ
ンダー支持プレート１８を前後方向に移動に変換してい
る。

これにより、グラインダー支持プレート１８上に設置さ
れて回転する表側グラインダー１７ａ及び裏側グライン
ダー１７ｂは、修正するタイヤＷに対して微少に前後移
動しながら研磨するものである。

この発明は、上記のように構成され、タイヤ回転主軸（
下部主軸４）に設けた、２台のロードセル６ａ、６ｂ（
検出装置）により、タイヤ表裏面のアンバランス量及び
角度を検出し、この検出した値に基づき、タイヤグライ
ンダー装置１１の送り量等を決定し、測定タイヤＷの表
裏面のアンバランス量ｒｌ＋ｒ！及び角度θ１゜θ２に
応じて研磨（グラインディング）することで、ダイナミ
ックバランサー装置１による測定タイヤＷのアンバラン
ス量の測定と、タイヤグラインダー装置１１による研磨
作業を、１台の装置で効率良く、しかも精度良く行うこ
とが出来るものである。

また、タイヤグラインダー装置１１の作用としては、表
裏面側のグラインダー１７ａ、１７ｂを設置したグライ
ンダー支持プレート１８と、ベースプレート１９とを少
なくとも５本以上のリンク機構を介して揺動可能に支持
させ、そしてグラインダー支持プレート１８を、制御装
置８からのタイヤのユニフォミティー波形に基づき回転
駆動される駆動モータ３０により、グラインダー１７ａ
、１７ｂを測定タイヤＷの表裏面の研磨面に対して微少
に前後移動または上下移動させながら研磨することで、
高応答性の下に、必要なポイントをより的確に、しかも
精度良く研磨することが出来るものである。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにダイナミックバランサー装置
のタイヤ回転主軸に、タイヤ表裏面のアンバランス量及
び角度を検出する検出装置を設け、前記ダイナミックバ
ランサー装置の側部に、駆動制御モータによりタイヤの
研磨面に対して前後移動可能な表側砥石と裏側砥石とを
備えたタイヤグラインダー装置を設置し、前記検出装置
と、駆動制御モータとを制御装置を介して接続し、前記
検出装置で検出したタイヤ表裏面のアンバランス量及び
角度に応じて駆動制御モータを制御しながらタイヤの表
裏面の少なくとも一方を研磨するように構成したので、
従来のように測定タイヤのダイナミックバランスの測定
と、その修正を別々の装置で行う必要がなく、−度セッ
トすれば、ダイナミックバランスの測定と、その修正を
同時に、しかも効率良く行うことが出来、またタイヤの
アンバランスに応じてグラインダーを微少に前後移動さ
せながら高応答性の下に精度良く研磨することが出来る
と共に、必要なポイントをより的確に研磨することが出
来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施した修正装置を備えたダイナ
ミックバランサー装置の正面図、第２図はタイヤグライ
ンダー装置の拡大正面図、第３図は第２図の側面図、第
４図は第２図の■−■矢視側面図、第５図は制御装置か
らの指示に基づき測定タイヤの表裏面をグラインディン
グする方法の説明図である。 １・・・ダイナミックバランサー装置、４・・・回転主
軸（下部主軸）、６ａ、６ｂ・−・検出装置（ロードセ
ル）、８・・・制御装置、１１・・・タイヤグラインダ
ー装置、１７ａ・・・表面グラインダー、１７ｂ・・・
裏面グラインダー、３ｏ・・・駆動制御モータ、ｒｌ＋
ｒ！・・°アンバランス量、θ１．θ２・・・角度、Ｗ
・・・測定タイヤ。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ダイナミックバランサー装置のタイヤ回転主軸に、タイ
   ヤ表裏面のアンバランス量及び角度を検出する検出装置
   を設け、前記ダイナミックバランサー装置の側部に、駆
   動制御モータによりタイヤの研磨面に対して前後移動可
   能な表側砥石と裏側砥石とを備えたタイヤグラインダー
   装置を設置し、前記検出装置と、駆動制御モータとを制
   御装置を介して接続し、前記検出装置で検出したタイヤ
   表裏面のアンバランス量及び角度に応じて駆動制御モー
   タを制御しながらタイヤの表裏面の少なくとも一方を研
   磨するように構成したことを特徴とする修正装置を備え
   たダイナミックバランサー装置。