JPH0417717Y2 - - Google Patents

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JPH0417717Y2
JPH0417717Y2 JP11732087U JP11732087U JPH0417717Y2 JP H0417717 Y2 JPH0417717 Y2 JP H0417717Y2 JP 11732087 U JP11732087 U JP 11732087U JP 11732087 U JP11732087 U JP 11732087U JP H0417717 Y2 JPH0417717 Y2 JP H0417717Y2
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hole
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handrail
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は衛生設備室の隣接する側壁パネル間に
渉つて手摺を架設する際の手摺の取付構造に関す
る。
(従来の技術とその問題点) 従来、上記した様な手摺の取付構造Aは、第5
図に示すように、隣接する側壁パネル1夫々に、
手摺2の一端或いは他端の最端面2b′と対向する
貫通孔3を開穿し、パネル1裏面に貫通孔3と連
通する取付孔6を開穿された取付板8を固定し、
この取付板8に貫通孔3内に挿入される筒部9b
と取付孔6の外側口縁6′に固着される鍔部9c
とからなる鍔付ナツト9を取付けて構成されてい
た。
そして、この筒部9bに、頭部14bを連結ナ
ツト13内に装填した連結ボルト14の螺軸部1
4aを螺合させて、貫通孔3の正面側口縁に連結
ナツト13を固定し、夫々の連結ナツト13に手
摺2の両端面に突設した螺子部2cを螺合して、
パネル1間に渉つて手摺2を架設していた。
しかしながら、この従来構造Aは予め各パネル
1に固定されているので、衛生設備室を形成した
後手摺2を取付けようとした際に、夫々の連結ナ
ツト13が手摺2或いは各パネル1の成形誤差及
びパネル1同士の連結時における取付誤差等によ
る寸法誤差を吸収することができず、よつて手摺
2の取付作業に大変手間がかかつていた。
(問題点を解決する為の技術的課題) 以上の問題点を解決する為の本考案の技術的課
題は、側壁パネルに固定した鍔付ナツトを貫通孔
内にて径方向に移動させることである。
(技術的課題を達成する為の技術的手段) 以上の技術的課題を達成する為の本考案の技術
的手段は、貫通孔を開穿された側壁パネルの裏側
に、貫通孔上を通過する取付棧を架設し、該取付
棧に貫通孔と連通する取付孔を開穿し、取付孔の
外側口縁に当接する鍔部を有する鍔付ナツトの筒
部を、周囲に移動用の間隙を残して取付孔及び貫
通孔内に挿入し、該筒部外壁に、取付孔の内側口
縁に当接して鍔付ナツトの前後方向の移動を阻止
する係合体を取付けるとともに、上記取付棧外側
に、鍔部に係合して鍔部の回動を阻止する回り止
め片を設けたことである。
(作用) 以上の手段によれば、本考案は、鍔部と係合体
とによつて取付棧の取付孔周縁部を挟持して、筒
部を取付孔及び貫通孔内にて周方向に移動自在に
且つ前後方向に移動不能に支持した状態で、鍔付
ナツトを取付棧に取付け、又、回り止め片によつ
てこの鍔付ナツトの回動を阻止する。そして、こ
の鍔付ナツトに連結ボルトの螺軸部を螺合させる
ことで、連結ナツトを側壁パネルの手摺最端面と
対向する位置にて、その取付位置を周方向に微調
節自在に取付ける。そしてこの連結ナツトに、手
摺の最端部を螺合させることで、手摺を側壁パネ
ル間に渉つて架設する。一方、手摺にかかる荷重
は、鍔付ナツトを介して取付棧へと伝達される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、隣接する側壁パネル1夫々に形成さ
れた本考案における手摺の取付構造Aを示してい
る。
側壁パネル1は、所望の樹脂材により形成され
た裏板1aの表面側に化粧板1bを貼設してな
り、不図示の底壁パネル周縁にて複数枚立設して
衛生設備室を構成するようになつている。
又、この側壁パネル1には、隣接するパネル1
間に渉つて架設される手摺2における一端或いは
他端の最端面2b′と対向する位置に貫通孔3が開
穿されるとともに、裏面周縁に補強枠4が枠組さ
れている。
貫通孔3は、上記最端面2b′より若干小径に、
且つパネル1正面から裏面にかけて貫通して開穿
されている。
補強枠4は側壁パネル1の両側縁に配設された
縦棧4aと、上縁、下縁、及びその中途部に配設
された横棧4bとからなつており、パネル1の強
度を増強している。
又、この補強枠4には、取付棧5が取付けられ
ている。
取付棧5はアルミニウム等の金属によつて形成
された所望の強度を有する補強材で、上記貫通孔
3上を通過するように、補強枠4上に架設されて
いる。
又、この取付棧5には、貫通孔3と対向する位
置に取付孔6が設けられている。
取付孔6は、取付棧5からパネル1裏面に向け
て立ち上がる左右の支持板7によつて、パネル1
と対面状に支持固定された取付板8の略中央部分
にて、貫通孔3と略同径に貫通開穿されている。
上記取付板8には鍔付ナツト9が取付けられる
とともに、回り止め片10が設けられている。
鍔付ナツト9は、基端から先端にかけて螺子孔
9aを形成されたナツト体で、貫通孔3及び取付
孔6の孔径より小径に形成されて夫々の孔3,6
内へ連通状に、且つ周囲に2mm程度の移動用の間
隙11を残して挿入される筒部9bと、この筒部
9bと一体に形成されて取付孔6の外側口縁6′
に当接する多角形状の鍔部9cとからなつてい
る。
又、上記筒部9bの周壁には、取付孔6径より
大径に形成されて、端面を取付孔6の内側口縁
6″に当接する係合体12が着脱自在に取付けら
れている。
回り止め片10は、鍔部9cを挟んで対向状に
並設された突出片で、鍔部9cの任意の2辺に当
接することで、鍔部9cの回動を阻止している。
第2図乃至第4図は上述した側壁パネル1に連
結ナツト13を介して手摺2を取付けた状態を示
している。
連結ナツト13は、一端面から所望深さ迄螺子
孔13aを開穿し、他端面にこの螺子孔13aと
連通する連通孔13bを開穿してなるナツト体
で、その内部に、螺軸14aを連通孔13bより
突出し頭部14bを回動自在に装填した連結ボル
ト14を配設し、この螺軸14aを鍔付ナツト9
の螺子孔9aに螺合することで鍔付ナツト9と一
体的に連結されるとともに、連通孔13b周壁を
頭部14bと貫通孔3口縁とで挟持されて、側壁
パネル1に取付けられている。
又、上記連結ボルト14は頭部14bを若干浮
かした状態で締結されて、連結ナツト13を回動
自在に支持している。
手摺2は、側壁パネル1に対して平行に形成さ
れた平行杆部2aと、その両端にて直角に折曲す
る取付杆部2bとからなり、取付杆部2bの最端
面2b′に連結ナツト13の螺子孔13aに螺合す
る螺子部2cを突設している。
以上の構成からなる取付構造Aによつて、手摺
2を隣接する側壁パネル1間に渉つて取付ける際
には、まず、手摺2一端の螺子部2c先端を一方
のパネル1に取付けられた連結ナツト13の螺子
孔13aへ挿着する。そして、その状態で、この
連結ナツト13と他方のパネル1に取付けられた
連結ナツト13夫々の取付位置を周方向に微調節
して、手摺2他端の螺子部2cと他方の連結ナツ
ト13との位置合せを行い、上記一端と同様挿着
する。そして、両連結ナツト13を回動して両螺
子部2cを螺子孔13a内へと螺動させ、手摺2
の両取付杆部2bを夫々連結ナツト13に螺着す
る。
尚、上記実施例においては、取付棧5をアルミ
ニウム等の金属により形成しているが、これに限
定されず、木材或いはFRP等により形成するも
任意である。
又、上記実施例においては、鍔付ナツト9を、
取付板8に開穿した取付孔6に取付けているが、
これに限定されず、取付棧5に取付孔6を開穿し
て取付棧5に直接取付けることも任意である。
上記実施例においては、取付棧5を、補強枠4
上に架設することで、手摺2にかかる荷重を補強
枠4へと伝達して、この荷重の取付棧5への負担
を軽減している。
又、上記実施例においては、長年の使用等によ
つて鍔付ナツト9が傷んだ場合、係合体12を筒
部9bから外して筒部9bを鍔部9c方向へ引抜
いて鍔付ナツト9を取外して、その交換を容易に
行うことができる。
(考案の効果) 本考案は以上の様に、貫通孔を開穿された側壁
パネルの裏面に、貫通孔上を通過する取付棧を架
設し、該取付棧に貫通孔と連通する取付孔を開穿
し、取付孔の外側口縁に当接する鍔部を有する鍔
付ナツトの筒部を、周囲に移動用の間隙を残して
取付孔及び貫通孔内に挿入し、該筒部外壁に取付
孔の内側口縁に当接して鍔付ナツトの前後方向の
移動を阻止する係合体を取付けるとともに、上記
取付棧外側に、鍔部に係合して鍔部の回動を阻止
する回り止め片を設けたので、以下の効果を有す
る。
側壁パネルに取付けた連結ナツトの取付位置
を周方向に微調節自在とすることで、手摺或い
はパネルの成形誤差及びパネル連結時における
取付誤差による寸法誤差等を吸収し、よつて手
摺の側壁パネルへの取付けを容易に行わせ、そ
の作業性を向上し得る。
手摺にかかる荷重を取付棧へ伝達すること
で、側壁パネルへの負担を軽減し、該パネルの
長年の使用による傷みを低下させる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は手摺
の取付構造を示す隣接する側壁パネルの横断平面
図、第2図は第1図の要部拡大図で連結ナツトを
介して手摺を取付けた状態を示し、第3図は第2
図の3−3断面図で一部切欠して示し、第4図は
第1図における側壁パネルの斜視図で手摺を取付
けた状態を示しており、又、第5図は従来の手摺
の取付構造における要部の拡大断面図である。 尚、図中、側壁パネル……1、貫通孔……3、
取付棧……5、取付孔……6、鍔付ナツト……
9、鍔部……9c、筒部……9b、間隙……1
1、係合体……12、回り止め片……10とす
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔を開穿された側壁パネルの裏側に、貫通
    孔上を通過する取付棧を架設し、該取付棧に貫通
    する孔と連通する取付孔を開穿し、取付孔の外側
    口縁に当接する鍔部を有する鍔付ナツトの筒部
    を、周囲に移動用に間隙を残して取付孔及び貫通
    孔内に挿入し、該筒部外壁に、取付孔の内側口縁
    に当接して鍔付ナツトの前後方向の移動を阻止す
    る係合体を取付けるとともに、上記取付棧外側
    に、鍔部に係合して、鍔部の回動を阻止する回り
    止め片を設けたことを特徴とする手摺の取付構
    造。
JP11732087U 1987-07-30 1987-07-30 Expired JPH0417717Y2 (ja)

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