JPH04176845A - 非調質線材の製造方法 - Google Patents

非調質線材の製造方法

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Publication number
JPH04176845A
JPH04176845A JP30476190A JP30476190A JPH04176845A JP H04176845 A JPH04176845 A JP H04176845A JP 30476190 A JP30476190 A JP 30476190A JP 30476190 A JP30476190 A JP 30476190A JP H04176845 A JPH04176845 A JP H04176845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rod
rolling
area
sec
tensile strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP30476190A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yanagiya
柳谷 敏夫
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) 本発明は、引張強さや絞りなどの機械的性質のばらつき
が少ない非調質線材を得るのに利用される非調質線材の
製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来、非調質線材を製造するに際しては、線材圧延後の
線材をレーイング式コーンなどによってループ状態とし
、ループコンベキ上において前記線材を非同心円状に重
なった状態で平面展開させながら搬送し、ループコンベ
ア上において450〜300℃にブロア冷却するように
していた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、線材をループ状態にしてループコンベア
上において非同心円状に重なった状態で平面展開させな
がら搬送してブロー冷却していることから、線材同士が
重なった部分と重なっていない部分とでは冷却速度に違
いを生じ、重なった部分では過冷ベイナイトが現出せず
、重なっていない部分では過冷ベイナイトが現出して、
非調質部材の引張強度や絞りなどの機械的性質にばらつ
きを生ずることがあるという問題点を有し、このような
機械的性質のばらつきを低減することが課題となってい
た。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされた
もので、機械的性質のばらつきが小さい線材を得ること
が可能である非調質線材の製造方法を提供することを目
的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) 本発明に係わる非調質線材の製造方法は、重量%で、C
:0.10〜0.20%、Si:0.05〜0.50%
、Mn : 1. 00〜2. 00%。 Cr:O,IC)−0,50%、およびV:Q、Q5〜
0.30%、Nb:0.01〜0.10%のうちの1種
または2種を含み、残部Feおよび不純物よりなる鋼線
材を圧延するに際し、仕上温度を650〜850℃とし
、650〜450℃までを2.5℃/ s e c以上
で急冷し、その後1.0℃/sec以下で緩冷却する構
成としたことを特徴としており、上記したような非調質
線材の製造方法の発明に係わる構成を前述した従来の課
題を解決するための手段としている。 本発明に係わる非調質線材の製造方法は、上述した構成
を有しているものであり、ここにおいて適用される線材
の化学成分(重量%)の限定理由について説明する。 C:0.10〜0.20% Cはボルトなどこの線材を用いて製造される部品の所要
の強度を確保するために0.10%以上含有させること
が必要であるが、多すぎると強度が過大となって加工性
を低下すると共に靭性を劣化するので0.20%以下と
する。 Si:0.05〜0.50% Sjは脱酸元素として溶製上添加する必要があると同時
に基地の固溶硬化にも役立つ元素であって、このために
は0.05%以上含有させるが、多すぎると加工性を低
下すると同時に冷開成形性を悪化するので0.50%以
下とする。 Mn : 1. 00〜2. 00% Mnは脱酸・脱硫作用を有する元素であると同時に、制
御冷却による特性向上元素として有用であり、さらに基
地組織を微細化して靭性の向上に寄与する元素であって
、この効果を得るためには1.00%以上含有させるこ
とが必要である。しかし、2.00%を超えると変形抵
抗が増大して製品への成形が困難となったり型寿命を低
下させたりするので、その上限を2.00%とする必要
がある。 Cr : 0.10〜0.50% Crは制御冷却による強度の向上に有効な元素であるの
で0.10%以上含有させるが、多すぎると適冷ベイナ
イトが現出しやすくなって加工性が低下するので、0.
50%以下とすることが必要である。また、同様の目的
で、Niを0.05〜0.50%、Moを0.05〜0
.50%を必要に応じて添加してもよい。 V:0.05〜0.30% ■は炭窒化物を形成する元素であり、他の炭窒化物形成
元素であるNb、Ti、Zr等の炭窒化物に比べてより
低い温度で固溶する元素であって、圧延中に微細に析出
して再結晶を抑制し、パーライト+フェライト組織を微
細化すると共に、析出硬化して強度を高める効果を有し
ている。そして、このような効果を得るためには0.0
5%以上含有させることが必要であるが、上記効果は0
. 30%で飽和するので、この値を上限とする。 Nb:0.01〜0.10% Nbは炭窒化物を形成する元素であり、圧延中に微細に
析出して再結晶を抑制し、パーライト+フェライト組織
を微細化すると共に、析出硬化して強度を高める効果を
有している。そして、このような効果を得るためには0
.01%以上含有させることが必要であるが、上記効果
は0.10%で飽和するので、この値を上限とする。 次に、上記組成の鋼線材を圧延しそして冷却する際の条
件について説明する。 上記組成の鋼線材を圧延するに際しては、仕上温度を6
50〜850℃とする。この場合、仕上温度が650℃
よりも低いと圧延か困難となるので好ましくなく、85
0℃よりも高いと結晶粒が粗大化して絞りを低下させる
ので、850℃以下とする必要がある。 このような仕上温度で圧延したあとは650〜450℃
までを2.5℃/ s e c以上で急冷するが、この
場合、急冷終了温度が650℃よりも高いと引張強さが
低下したものとなり、急冷終了温度が450℃よりも低
いと過冷ベイナイトが出現して機械的特性のばらつきが
増大するので、急冷終止温度は650〜450℃とする
必要がある。 また、急冷の際の冷却速度が2.5℃/ s e cよ
りも小さいと所要の引張り強度を得がたいので、2.5
℃/ s e c以上とする必要がある。 上記650〜450℃までの急冷後は1.0℃/ s 
e c以下で緩冷却するが、この緩冷却の際の冷却速度
が1.0°C/SeCよりも大きくなると過冷ベイナイ
トが現出して機械的特性のばらつきが大きくなるので好
ましくない。 (発明の作用) 本発明に係わる非調質線材の製造方法によれば、鋼線材
の化学成分を特定すると共に、圧延の際の仕上温度およ
び圧延後の冷却速度を特定するようにしているので、ル
ープコンベア上で非同心円状に重なった状態で平面展開
させながら搬送したときでも過冷ベイナイトの現出が防
止され、引張強さや絞りなどの機械的特性のばらつきが
小さいものとなる。 (実施例) 第1表に示す化学成分の鋼材を連続鋳造により製造して
ビレットとしたのち1050℃に加熱して圧延し、仕上
圧延の際の温度を同じく第1表に示す値とした。 続いて、仕上圧延後650〜450℃までの冷却速度、
およびその後の冷却速度を同じく第1表に示す値に制御
冷却してフィルに巻き取った。 次いで、得られた各線材における過冷ベイナイトの現出
状況、引張強さおよび絞りを測定し、引張強さのばらつ
きおよび絞りのばらつきを調べた。 これらの結果を同じく第1表に示す。 第1表に示すように、所定の化学成分の鋼線材の圧延の
際の仕上温度を650〜850℃とし、650〜450
℃までを2.5℃/ s e cで急冷し、その後1.
0℃/ s e c以下で緩冷却した本発明実施例1.
 2. 3の場合には、引張強さが7Qkgf/mm2
級(実際の製品はさらに線引することにより80kgf
/mm2級となる)であると共に絞りも良好な値を示し
ており、引張強さおよび絞りのばらつきはいずれも小さ
いものとなっていた。 これに対して、圧延の際の仕上温度が900℃と高すぎ
る比較例4の場合には結晶粒が大となって絞りが低いも
のとなっていると共に引張強さおよび絞りのばらつきが
大きくなっており、また、650〜450℃までの冷却
速度が遅い比較例5の場合には引張強さが低いものとな
っており、さらに、650〜450℃からの冷却速度が
大きすぎる比較例6の場合には引張強さが過大であると
共に絞りが低く、機械的特性のばらつきも大きなものと
なっており、さらにまた、仕上圧延後に300℃まで急
冷した比較例7の場合には引張強さが過大であると共に
絞りか低く、特性のばらつきも大きなものとなっていた
【発明の効果】
本発明に係わる非調質線材の製造方法では、特定の化学
成分の鋼線材を圧延する際の仕上温度を規制すると共に
、その後の冷却速度をも規制するようにしているので、
鋼線材に適冷ベイナイトが出現するのを防止することが
可能であって、引張強さや絞りなどの機械的特性のばら
つきを小さい範囲でおさえることが可能になり、この線
材を用いた製品の特性を安定したものにすることができ
るようになるという著しく優れた効果がもたらされる。 特許出願人 大同特殊鋼株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、C:0.10〜0.20%、Si:0
    .05〜0.50%、Mn:1.00〜2.00%、C
    r:0.10〜0.50%、およびV:0.05〜0.
    30%、Nb:0.01〜0.10%のうちの1種また
    は2種を含み、残部Feおよび不純物よりなる鋼線材を
    圧延するに際し、仕上温度を650〜850℃とし、6
    50〜450℃までを2.5℃/sec以上で急冷し、
    その後1.0℃/sec以下で緩冷却することを特徴と
    する非調質線材の製造方法。
JP30476190A 1990-11-09 1990-11-09 非調質線材の製造方法 Pending JPH04176845A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309857C (zh) * 2005-08-08 2007-04-11 宣化钢铁集团有限责任公司 含有铬铌的微合金钢筋及其生产工艺
CN102766819A (zh) * 2012-05-24 2012-11-07 江苏永钢集团有限公司 高强度高塑性热处理钢筋及其制备方法
CN104233075A (zh) * 2013-11-13 2014-12-24 马钢(集团)控股有限公司 含铬的铌微合金化400MPa级钢筋用钢及其生产方法

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