JPH04176829A - 紫色金合金線およびその製造方法 - Google Patents
紫色金合金線およびその製造方法Info
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- JPH04176829A JPH04176829A JP22778690A JP22778690A JPH04176829A JP H04176829 A JPH04176829 A JP H04176829A JP 22778690 A JP22778690 A JP 22778690A JP 22778690 A JP22778690 A JP 22778690A JP H04176829 A JPH04176829 A JP H04176829A
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Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は靭性に冨む装飾用の紫色金合金線に関するもの
である。
である。
（従来の技術および発明が解決しようとする課題）紫色
の基本的発色成分である金合金中のＡｕＡｌ２はきわめ
て脆い金属間化合物であるため、従来の製法では紫色を
呈する金合金線を得ることが困難であり、又得られたと
しても脆くて装飾用線材として到底使用できない。
の基本的発色成分である金合金中のＡｕＡｌ２はきわめ
て脆い金属間化合物であるため、従来の製法では紫色を
呈する金合金線を得ることが困難であり、又得られたと
しても脆くて装飾用線材として到底使用できない。
この課題を解決するための方策がいくつか提案されてい
る。金線にアルミニウムを蒸着してから熱処理して、表
面に美しい紫の被覆を形成する方法で得られる金線は、
使用中に磨耗などにより変色する問題がある。金合金に
、靭性を付与するためにＳ ｉ、Ｍｇ、Ｃａ、Ｚｎ、Ｍ
ｎを添加して得られる紫色金合金（特公昭６１−３０６
４２号）は、線材としての実用的靭性が充分でない問題
がある。金合金に、靭性を付与するためにＮｉ、Ｃ０１
Ｐｄを添加して得られる装飾用紫色焼結金合金（特公昭
６４−７１４３号）は、製法が焼結法のために長い線材
が得られない問題がある。
る。金線にアルミニウムを蒸着してから熱処理して、表
面に美しい紫の被覆を形成する方法で得られる金線は、
使用中に磨耗などにより変色する問題がある。金合金に
、靭性を付与するためにＳ ｉ、Ｍｇ、Ｃａ、Ｚｎ、Ｍ
ｎを添加して得られる紫色金合金（特公昭６１−３０６
４２号）は、線材としての実用的靭性が充分でない問題
がある。金合金に、靭性を付与するためにＮｉ、Ｃ０１
Ｐｄを添加して得られる装飾用紫色焼結金合金（特公昭
６４−７１４３号）は、製法が焼結法のために長い線材
が得られない問題がある。
本発明者はこの課題解決のために検討した結果、靭性に
冨む装飾品に適当な紫色金合金線、および安価に製造す
る方法を発明した。
冨む装飾品に適当な紫色金合金線、および安価に製造す
る方法を発明した。
（課題を解決するための手段）
本発明は
（１）金とＡｕＡｆｚよりなり、長平方向にマルチファ
イバー状構造を有する紫色金合金線、および（２）（イ
）金線とアルミニウム線、アルミニウム被覆金線および
金被覆アルミニウム線の少なくとも１つ、 （Ｅｌ）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウ
ム線の少なくとも１つと金線、および （八）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウム
線の少なくとも１つとアルミニウム線の各群の少なくと
も１つの群の線を束ねて引抜加工法で金とアルミニウム
の複合線を作成し、この複合線を熱拡散処理する紫色金
合金線の製造方法である。
イバー状構造を有する紫色金合金線、および（２）（イ
）金線とアルミニウム線、アルミニウム被覆金線および
金被覆アルミニウム線の少なくとも１つ、 （Ｅｌ）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウ
ム線の少なくとも１つと金線、および （八）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウム
線の少なくとも１つとアルミニウム線の各群の少なくと
も１つの群の線を束ねて引抜加工法で金とアルミニウム
の複合線を作成し、この複合線を熱拡散処理する紫色金
合金線の製造方法である。
本発明で「金」および「金線」は、それぞれ純金と金合
金、および純金線と金合金線である。「アルミニウム」
および「アルミニウム線」は、それぞれ純アルミニウム
とアルミニウム合金、および純アルミニウム線とアルミ
ニウム合金線である。
金、および純金線と金合金線である。「アルミニウム」
および「アルミニウム線」は、それぞれ純アルミニウム
とアルミニウム合金、および純アルミニウム線とアルミ
ニウム合金線である。
本発明の紫色金合金線は基本的には、金およびＡ ｕ
Ａ ｆ ｚの成分で構成されていて、これらの成分は線
の長平方向に微細なマルチファイバー状に配向している
。そして、柔軟性に富む金が脆いＡｕ Ａ ｆ ｚ金属
間化合物を囲繞する構造を形成している。このように、
本発明の紫色金合金線は脆い成分を含有する線の靭性を
高めるのに理想的な内部構造を有しているために紫色を
呈し、かつ靭性に富む性質を保持できる。
Ａ ｆ ｚの成分で構成されていて、これらの成分は線
の長平方向に微細なマルチファイバー状に配向している
。そして、柔軟性に富む金が脆いＡｕ Ａ ｆ ｚ金属
間化合物を囲繞する構造を形成している。このように、
本発明の紫色金合金線は脆い成分を含有する線の靭性を
高めるのに理想的な内部構造を有しているために紫色を
呈し、かつ靭性に富む性質を保持できる。
紫色金合金線を得るための全以外の必須成分はアルミニ
ウムであり、線束引抜加工で得らねる、金およびアルミ
ニウムの複合線中の金の一部とアルミニウムが熱拡散反
応によりＡ ｕ Ａ ｆ ｚの金属間化合物を生成して
紫色に発色する。したがって、紫色の金合金線を得るム
こは、紫色として感知できる含有量のＡ ｕ Ａ ｌ
２を生成できる量のアルミニウムが必要である。この紫
色の濃淡を金合金中のＡ ｕ Ａ ｌ ２の多寡により
調整できる。
ウムであり、線束引抜加工で得らねる、金およびアルミ
ニウムの複合線中の金の一部とアルミニウムが熱拡散反
応によりＡ ｕ Ａ ｆ ｚの金属間化合物を生成して
紫色に発色する。したがって、紫色の金合金線を得るム
こは、紫色として感知できる含有量のＡ ｕ Ａ ｌ
２を生成できる量のアルミニウムが必要である。この紫
色の濃淡を金合金中のＡ ｕ Ａ ｌ ２の多寡により
調整できる。
所望の金合金線中のアルミニウムの含有量が約０．５重
量％以上で徐々に紫色を呈するようになり、約２重量％
を超えると鮮やかな紫色となる。しかし、約３０重量％
を超えると耐食性は徐々に悪くなる傾向を示し、約５０
重量％以上では象、激に腐・食し易くなり、実用に耐え
る紫色金合金線は得られない。したがって、本発明の紫
色金合金線のアルミニウムの含有量は約０．５重量％〜
約５０重量％、好ましくは約２重量％〜約３０重量％で
ある。
量％以上で徐々に紫色を呈するようになり、約２重量％
を超えると鮮やかな紫色となる。しかし、約３０重量％
を超えると耐食性は徐々に悪くなる傾向を示し、約５０
重量％以上では象、激に腐・食し易くなり、実用に耐え
る紫色金合金線は得られない。したがって、本発明の紫
色金合金線のアルミニウムの含有量は約０．５重量％〜
約５０重量％、好ましくは約２重量％〜約３０重量％で
ある。
本発明の紫色金合金線の製造方法を説明する。
本発明者は多数の金線とアルミニウム線、アルミニウム
被覆金線、または金被覆アルミニウム線を束にして、線
束引抜加工で金とアルミニウムの複合細線にし、熱拡散
処理することにより靭性に冨む紫色金合金線が得られる
ことを見出した。
被覆金線、または金被覆アルミニウム線を束にして、線
束引抜加工で金とアルミニウムの複合細線にし、熱拡散
処理することにより靭性に冨む紫色金合金線が得られる
ことを見出した。
アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウム線は単
独で線束引抜加工できる。アルミニウム線は金線よりも
比較的細径がよく、拡散効果がよくなる。
独で線束引抜加工できる。アルミニウム線は金線よりも
比較的細径がよく、拡散効果がよくなる。
金線とアルミニウム線の配置は無秩序に束ねることが基
本である。アルミニウム線を線束の表面側に中心部より
も直密度にすれば、比較的濃い紫色になり、きわめて柔
軟性に冨む紫色金合金線が得られる。
本である。アルミニウム線を線束の表面側に中心部より
も直密度にすれば、比較的濃い紫色になり、きわめて柔
軟性に冨む紫色金合金線が得られる。
所望の線径を得るには、その線径より大きなダイス孔径
から漸次所望の線径のダイス孔径に至るまで任意に繰返
し引抜加工する。この引抜加工を通じて、線束に加わる
圧力、線束の塑性変形、超音波振動などの作用によりそ
れぞれの線が強固に密着する。
から漸次所望の線径のダイス孔径に至るまで任意に繰返
し引抜加工する。この引抜加工を通じて、線束に加わる
圧力、線束の塑性変形、超音波振動などの作用によりそ
れぞれの線が強固に密着する。
引抜加工した複合線では、金とアルミニウムのマルチフ
ァイバー状構造が微細に分散していることが紫色の発色
性、高靭性などの観点から好ましい。したがって、引抜
加工した複合線を任意本数束ねてさらに引抜加工し、所
望の線径まで伸線すると、さらに微細に分散したマルチ
ファイバー状構造が得られる。
ァイバー状構造が微細に分散していることが紫色の発色
性、高靭性などの観点から好ましい。したがって、引抜
加工した複合線を任意本数束ねてさらに引抜加工し、所
望の線径まで伸線すると、さらに微細に分散したマルチ
ファイバー状構造が得られる。
次いで、無酸化雰囲気中または水素を含む還元性雰囲気
中での熱拡散処理により、複合線中の金とアルミニウム
が密着している界面に、ＡｕＡ１．ｔの拡散層を形成で
きる。この熱拡散処理により、それぞれのマルチファイ
バーどうしの密着性はさらに高められ、マルチファイバ
ーどうしは分離しない。
中での熱拡散処理により、複合線中の金とアルミニウム
が密着している界面に、ＡｕＡ１．ｔの拡散層を形成で
きる。この熱拡散処理により、それぞれのマルチファイ
バーどうしの密着性はさらに高められ、マルチファイバ
ーどうしは分離しない。
熱拡散処理温度は金とアルミニウムの拡散が円滑にでき
、かつ拡散層中にＡｕＡｊ２２の金属間化合物が形成で
きる温度が必要で、約４００℃以上である。約９００°
Ｃ以上になると、紫色金合金線は変形し易くなるため、
元の形状を保持できなくなり、約４５０″Ｃ〜約８００
°Ｃである。
、かつ拡散層中にＡｕＡｊ２２の金属間化合物が形成で
きる温度が必要で、約４００℃以上である。約９００°
Ｃ以上になると、紫色金合金線は変形し易くなるため、
元の形状を保持できなくなり、約４５０″Ｃ〜約８００
°Ｃである。
熱拡散処理時間は紫色の発色状態をみて適宜に設定すれ
ばよい。
ばよい。
実施例 １
線径０．２ ｍｍの純金線、３７本と線径０．１６ｍｍ
の純アルミニウム線、７７本をほぼ均一に混合して構成
した線径約２肛の線束を引抜加工し、線径０゜４ｍｍの
金とアルミニウムよりなる複合線（アルミニウム含有量
約１６重量％）とした。その後、水素（５％）を含むア
ルゴンガス雰囲気の炉（約４５０″Ｃ〜約７００’Ｃ）
で熱拡散処理し、長い紫色の金合金線を得た。
の純アルミニウム線、７７本をほぼ均一に混合して構成
した線径約２肛の線束を引抜加工し、線径０゜４ｍｍの
金とアルミニウムよりなる複合線（アルミニウム含有量
約１６重量％）とした。その後、水素（５％）を含むア
ルゴンガス雰囲気の炉（約４５０″Ｃ〜約７００’Ｃ）
で熱拡散処理し、長い紫色の金合金線を得た。
実施例 ２
線径０．１５ｍのアルミニウム被覆純金線（アルミニウ
ム被覆厚さ０．０２ｍ＋）、１５０本で構成した線径約
２ｍｎの線束を引抜加工し、線径０．４ ｍｍの金とア
ルミニウムよりなる複合線（アルミニウム含有量約１１
重量％）とした。その後、水素（５％）を含むアルゴン
ガス雰囲気の炉（約４５０″Ｃ〜約７００°Ｃ）で熱拡
散処理し、長い紫色の金合金線を得た。
ム被覆厚さ０．０２ｍ＋）、１５０本で構成した線径約
２ｍｎの線束を引抜加工し、線径０．４ ｍｍの金とア
ルミニウムよりなる複合線（アルミニウム含有量約１１
重量％）とした。その後、水素（５％）を含むアルゴン
ガス雰囲気の炉（約４５０″Ｃ〜約７００°Ｃ）で熱拡
散処理し、長い紫色の金合金線を得た。
比較例
金８４重量％、アルミニウム１６重量％の金合金を回転
液中紡糸法により、線径０．４閣の微細結晶の短い紫色
の金合金線を得た。
液中紡糸法により、線径０．４閣の微細結晶の短い紫色
の金合金線を得た。
各実施例および比較例の各紫色の金合金線の性能比較結
果を次表に示す。
果を次表に示す。
＼
＼
＼、
＼
ゝ〜
（発明の効果）
本発明の紫色金合金線は線材として実用に耐える靭性、
柔軟性等を具備している新規な装飾用線材であり、量産
性に冨む製法で作成できるので廉価であり、装飾品、装
身具などに広く使用できる。
柔軟性等を具備している新規な装飾用線材であり、量産
性に冨む製法で作成できるので廉価であり、装飾品、装
身具などに広く使用できる。
特許出願人 株式会社パイロット
Claims (2)
- （１）金とＡｕＡｌ＿２よりなり、長手方向にマルチフ
ァイバー状構造を有する紫色金合金線。 - （２）（イ）金線とアルミニウム線、アルミニウム被覆
金線および金被覆アルミニウム線の少なくとも１つ、 （ロ）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウム
線の少なくとも１つと金線、および （ハ）アルミニウム被覆金線および金被覆アルミニウム
線の少なくとも１つとアルミニウム線 の各群の少なくとも１つの群の線を束ねて引抜加工法で
金とアルミニウムの複合線を作成し、この複合線を熱拡
散処理する紫色金合金線の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-212139 | 1990-08-10 | ||
| JP21213990 | 1990-08-10 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04176829A true JPH04176829A (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=16617538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22778690A Pending JPH04176829A (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-29 | 紫色金合金線およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04176829A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1175515A1 (en) * | 1999-02-02 | 2002-01-30 | Singapore Polytechnic Ventures Pte Ltd. | Jewellery alloy compositions |
| CN107760896A (zh) * | 2016-08-16 | 2018-03-06 | 金亦丁 | 用于首饰的紫色k金及其制备方法 |
-
1990
- 1990-08-29 JP JP22778690A patent/JPH04176829A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1175515A1 (en) * | 1999-02-02 | 2002-01-30 | Singapore Polytechnic Ventures Pte Ltd. | Jewellery alloy compositions |
| CN107760896A (zh) * | 2016-08-16 | 2018-03-06 | 金亦丁 | 用于首饰的紫色k金及其制备方法 |
| CN107760896B (zh) * | 2016-08-16 | 2019-06-07 | 金亦丁 | 用于首饰的紫色k金及其制备方法 |
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