JPH04176727A - 始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム - Google Patents

始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム

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JPH04176727A
JPH04176727A JP6252490A JP6252490A JPH04176727A JP H04176727 A JPH04176727 A JP H04176727A JP 6252490 A JP6252490 A JP 6252490A JP 6252490 A JP6252490 A JP 6252490A JP H04176727 A JPH04176727 A JP H04176727A
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JP
Japan
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air
time
conditioning system
air conditioning
blower
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Application number
JP6252490A
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Inventor
Koji Watanabe
渡辺 幸二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷・暖房を目的とした自動車用空調システムに
関するもので、より具体的には、暫く運転を休止した後
に再度始動した場合、頻繁に経験する始動初期の埃もし
くはカビ臭などの不快臭空気の室内への吹き出しを防ぐ
ことを目的としたものである。
〔従来の技術〕
従来、冷・暖房を目的とした自動車の空調を始動させる
場合、始動と同時に埃もしくはカビ臭のある空気が室内
に吹き出し、このために始動後型くは不快な思いをせざ
るを得ない状況にある。この状況は自動車用に止まらず
空調システム一般に認められる現象である。しかし、従
来においては、かかる不快臭防止のための経済的および
効果的な手段がなく、また始動後型くたつとこの不快臭
も気にならない程度まで減少するため、始動時点の僅か
な不快な時間を我慢することで対処せざるを得ない状況
であった。
この埃もしくはカビ臭の原因は、空調システムを暫く停
止しておくと、システム経路内部の空気中の埃の経路面
への沈着や、カビの発生が生し、次に始動させる時にこ
れら埃、カビ、及び吸気口近辺の埃などを含んだ空気が
一気に室内に吹き出されるためと思われる。このための
防止手段として、防臭効果のあるフィルターを空気吹き
出し口に付けることが考えられる。然し、自動車の居室
空間は狭い割には大量の空気の流が必要であり、小さな
フィルターではすぐに目詰まりを起こしてしまうという
問題が生じる。このため、始動時のみフィルターをつけ
、暫くしたらフィルターを外しフィルター寿命を持たせ
ることも考えられる。
実際この方法を試みたが、意外と手間であり、何よりも
問題なのは始動時にフィルターをつけることを忘れて仕
舞うことが多々生じることである。
さらにフィルターを付は放しにしておくと、このフィル
タ一部でカビが発生し、カビ臭の元となる場合があるこ
とである。カビ臭除去のためにはカビ発生を防ぐことが
考えられ、空調システムの経路内に抗黴剤をスプレーす
る手段を試みたが、スプレーした直後はともかく長期に
おける効果に乏しく、さらに埃臭の元となる埃の除去は
出来ず、いずれにしても性能的には充分な効果を上げう
るまでには至らなかった。以上の如く、実際問題として
、埃もしくはカビ臭を長期に渡り、簡単で、効果的に取
り除くことば意外と困難である。従って、従来では始動
時の不快臭の吹き出し防止は諦め、吹き出された空気を
早期に浄化する手段、即ち室内に空気清浄器を取りつけ
除去することで妥協している状況であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記点に鑑み、自動車の空調システムの始動時
の埃もしくはカビ臭発生のトラブルもしくは室内へのカ
ビの飛散を防止することを目的としたもので、このため
の簡便にして効果的なシステムを提供せんとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は下記の手段により達成される。
(1)自動車用空調システムにおいて、該システムを始
動させるにあたり、該システムのターボファンを逆向き
に回転させ、該システムの経路内を通常とは逆向きの空
気流により空気洗浄した後、ついで該ファンを正常回転
させ、通常の室内への空気吹き出しを可能にしたことを
特徴とする、始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した
自動車用空言周システム。
(2)始動時にターボファンの逆回転を所定時間行った
後、正常回転への切り替えを自動的に行なわしめるよう
にしたことを特徴とする上記(1)項に記載の始動時の
不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム
本発明は事前の詳細な検討結果到達したものである。ま
ず自動車空調の始動におけるカビ臭の原因および状況を
詳細に検討した。このため、カビ臭の原因が系外からの
ものか、系内に発生したものかを見極めるため熱交換器
のフィン、フィルタ一部分、経路内の管壁部分の埃を採
取し、これをCotガス中37℃で培養した。その結果
、短時間もしくは乾燥した条件下でのシステムの停機の
場合はカビの発生は少ないが、長時間もしくは高温多湿
の条件下での停機時には経路内面でのカビの発生が認め
られる。夏場のクーラー作動時にはエバポレーターの表
面への水滴のためか、特にカビ発生は大きい。即ち、停
機時のある時点では必ずカビは発生すると見做さざるを
得ないことが分かった。従ってカビ臭を防ぐにはこのカ
ビ発生を防ぐ必要があるし、自動車の場合を前提とすれ
ばなるべくメインテナンスフリーで何年間にも渡って押
さえることが望ましいことが分かった。
このため、空調システム内面を防黴剤で処理する手段と
して、防黴剤の種類と付与方法を検討したが充分な効果
のあるものは見出されなかったし、場合によっては防黴
剤の飛散を招き、人体にだいしても悪影響をあたえかね
ないものとなり、簡便にして有効な手段でないことが分
かった。
またこの方法ではシステムの停機時に沈着し、始動時に
瞬間的にでる埃の除去は不可能である。
本発明は、かかる直接的な手段とは発想をかえ、埃もし
くはカビ臭はシステムの始動時の比較的値かな時間だけ
、換言するなら空気の流の開始と同時に運ばれる浮遊し
易い僅かなゴミに原因していることに思い至った。従っ
てこの僅かなゴミをまずシステムの系外に除去してから
従来の通りのシステムの運転を行えば問題ないことにな
る。
従って、本発明はかかる技術思想に基づき、如何に簡便
にこれを行うか検討した結果生まれたものである。
以下従来の自動車の空調システムの原理図を参考にしな
がら本発明の内容を具体的に説明する。
第1図はヒーターとクーラーが独立しているヒーター・
クーラー独立方式、第2図はヒーターとクーラーとを切
り替える使用するヒーター・クーラー切替方式、第3図
はセミエアコン方式で次の第4図のフルエアコン方式と
第2図のヒーター・クーラー切替方式の中間的な方式で
ある。第1図■は外気取り入れ口、■、■は内気取り入
れ口、■は内気と外気との切り替え用ダンパー、■、■
は空気送風用のブロアー、■はヒーター、■はクーラー
のエバポレーター、■、[相]、■は室内への吹き出し
口で、それぞれデフロスタ−1室内、冷風口を意味する
。従来では、例えば暖房する場合は、このシステムの始
動と同時に■のブロアーにより、■および/もしくは■
がら空気を吸い込み、■で加熱した空気をダンパー■に
より適宜■、[相]に分配していく。即ち空気の流とし
ては〔■、■〕 −一■−→■−一■−■→〔■、[相
]〕となる。換言するなら、空気の流を開始する始動時
点では、瞬間的な衝撃的な圧力がかかるため、ゴミは空
気により持ち運ばれやすく、かかる長い経路に溜まった
ゴミ(塵、埃、カビ)が室内に一度に吹き出されること
となる。これを避けるため、本発明に係るシステムでは
、まずブロアー■を正規とは逆回転させ、空気流を従来
とは全く逆に、〔■、[相]〕−→■−■−■−■−〔
■、■〕流し、暫くこの状態で空気によるシステムの経
路を洗浄し、経路内に沈着した浮遊し易いゴミを除去し
た後、改めてブロアーを正規の回転に戻し、温風の室内
への吹き込みを開始させる。かかる手段により、初期の
濁った、不快臭のある空気は除去され、通常のごとく問
題のない空気の吹き出しが可能となる。ブロアーの逆回
転時間は通常1〜2分で充分だが、この時間はあくまで
も目安であり、その効果を見て適宜設定可能である。
第2図、第3図、第4図の場合も原理的には第1図の場
合と全く同様だか、システムが複雑になるに従い、ブロ
アーの回転方向の切り替えとダンパーの切り替えとのタ
イミングの調節を必要とする場合が生じる。この例を第
4図を用い説明する。
まずシステム始動に当たり、ブロアー■を逆回転させ空
気の流を室内から外気に向かって流れる様にする。経路
内の空気洗浄はこれから使用する経路が行われていれば
良いが、途中で適宜変更する場合が多いので、経路内は
もれなく全体を空気洗浄しておくのが望ましい。従って
、ダンパー■は■、[相]、■それぞれから空気が逆向
きに流れるように可変的に調節するのが良いで有ろう。
しかし、これに囚われずに必要部分だけ、例えば■−■
の経路洗浄するだけでもよいことは言うまでもない。■
を通った空気は、■−〇−■と、■−0との2つの経路
に分かれる。この流量比率はダンパー■に依って調節で
きる。この比率自体の絶対的意味はなく、各経路の初期
の濁った空気が除去できれば良い程度のもので、ブロア
ーの逆回転時間さえ適切に取られていれば通常は殆ど注
意を払う必要はない。空気の流は■からさらに■、■を
通り■に致る。濁った空気を室外に排出するためこの■
のダンパーは■−■にのみ通じるように■にたいしては
閉じられている必要がある。即ち、ブロアーを逆回転し
ている時にはダンパー■は■に対してのみ開いているよ
う設定されている必要がある。これは手動で行える様に
してもよいし、ブロアーの回転のコントロールと組み合
わせ機械的、電気的に自動的に行える様にしても良い。
以上により本発明の主旨は理解できたと思われるが、本
発明の最も好ましい態様としては、システム始動とブロ
アーの逆回転、及びその回転時間、ダンパーの切り替え
など全て自動的に行わしめるのが好ましい。かかるため
の手段は一般的な技術の組み合わせの範喝に属するもの
で、当業者なら容易に可能なものである。
さらに本発明では、かかる手段に加えて、芳香荊による
防臭手段を組み合わせることも可能である。即ち、ブロ
アーの逆回転と正常回転との間に芳香剤を放出せしめ、
室内への最初の空気吹き出しを芳香のある空気とするこ
とにより爽快感が一層ます。この芳香剤放出は噴霧状、
小液滴状で手動、もしくは自動で行えるようにシステム
中に組み込むことができる。特に芳香剤部分は交換可能
とし、自分の好みのものに容易に切り替えられるように
しておくのが望ましい。子のような最も簡単な方法は香
水の小型噴霧装置の噴出口を経路の一部に繋いでおくこ
とである。ブロアーの逆および正回転の切り替えのタイ
ミングをみて軽く経路内に噴霧すれば良い。これはあく
までも好ましい組み合わせの一態様であり、本発明は必
ずしもこれに囚われる必要はない。
〔実施例〕
以下実施例により本発明の効果を明確にするが、本発明
はこれに囚われるものではない。
実施例 1゜ 自動車はスカイラインE−FJR30で、第3図のセミ
エアコン方式の空調システムの始動に当たり、配線を変
更し、ブロアーを3分間逆回転させた。この間、ブロア
ーの調節目盛は中間とし、■、@1に相当するダンパー
の切り替えとして、デフロスタ−1顔、足への吹き出し
の3箇所への経路切り替えと、高温、低温への切り替え
を合わせ手動により行った。その後、ブロアーの配線を
元に復帰し、自動車運転席に坐り、正規の暖房の始動を
行った。この時の吹き出し空気の不快臭は無かった。
比較実施例 1゜ 実施例1の実施後3日放置した後、全(従来通りの方法
で該システム(暖房)を始動した。カビ臭い臭と共に、
埃の粒と臭が噴出し、暫くはこの奥は室内に持続した。
このため、まどを開け、換気する必要があった。
〔発明の効果〕
本発明の効果は、従来のシステムを基本的にそのまま使
用でき、僅かな手直しで永続的な、メインテナンスフリ
ーの効果の高いシステム化が可能である。人体への全く
の悪影響もなしに、吹き出し空気の不快臭を効果的に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第4図は共に自動車の空調システムの原理図。第
1図はヒーター・クーラー独立方式のもので、第2図は
ヒーター・クーラー切替方式のもの、第3図はセミエア
コン方式のもの、第4図はフルエアコン方式のものであ
る。各図中、■は外気取り入れ口、■は内気取り入れ口
、■、■は空気流調節用のダンパー、■は空気送風用の
ブロアー、■はヒーターコアー、■はクーラー用エバポ
レーター、■、■はダンパー、■、[相]、■は空気吹
き出し口で、それぞれ、デフロスタ−1室内および冷風
口である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 自動車用空調システムにおいて、該システムを
    始動させるにあたり、該システムのターボファンを逆向
    きに回転させ、該システムの経路内を通常とは逆向きの
    空気流により空気洗浄した後、ついで該ファンを正常回
    転させ、通常の室内への空気吹き出しを可能にしたこと
    を特徴とする、始動時の不快臭空気の吹き込みを防止し
    た自動車用空調システム。
  2. (2) 始動時にターボファンの逆回転を所定時間行っ
    た後、正常回転への切り替えを自動的に行なわしめるよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に
    記載の始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車
    用空調システム。
JP6252490A 1990-03-15 1990-03-15 始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム Pending JPH04176727A (ja)

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JP6252490A JPH04176727A (ja) 1990-03-15 1990-03-15 始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム

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JPH04176727A true JPH04176727A (ja) 1992-06-24

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ID=13202662

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JP6252490A Pending JPH04176727A (ja) 1990-03-15 1990-03-15 始動時の不快臭空気の吹き込みを防止した自動車用空調システム

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JP (1) JPH04176727A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655821U (ja) * 1992-12-11 1994-08-02 繁 高木 防臭・防カビ装置付車用空調設備
JP2007131072A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置
US20090009960A1 (en) * 2007-07-05 2009-01-08 Melanson Ronald J Method and apparatus for mitigating dust-fouling problems
JP2014061801A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Denso Corp 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007131072A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置
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