JPH04176550A - 生産ラインの故障診断方法 - Google Patents

生産ラインの故障診断方法

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Publication number
JPH04176550A
JPH04176550A JP2304024A JP30402490A JPH04176550A JP H04176550 A JPH04176550 A JP H04176550A JP 2304024 A JP2304024 A JP 2304024A JP 30402490 A JP30402490 A JP 30402490A JP H04176550 A JPH04176550 A JP H04176550A
Authority
JP
Japan
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block
action
program
output
failure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2304024A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Toshihiko Hoshino
星野 俊彦
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04176550A publication Critical patent/JPH04176550A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、生産ラインの故障診断方法に関し、特に、シ
ーケンサにより制御される生産ラインにおける故障部位
の特定の改良に関する。
【従来の技術】
自動車の組立ラインの如くの生産ラインにおいて、設置
された種々の設備に対してコンピュータを内蔵したシー
ケンス制御部を設け、かかるシーケンス制御部により各
設備が順次行なうべき動作についてのシーケンス制御を
行なうようにすることが知られている。かかるシーケン
ス制御が行なわれる際には、シーケンス制御部に内蔵さ
れたコンピュータに制御プログラムがロードされ、シー
ケンス制御部が生産ラインに設置された種々の設備の夫
々に対する動作制御の各段階をシーケンス動作制御プロ
グラムに従って順次進めていく。 このような生産ラインに設置された種々の設備の動作に
ついてのシーケンス制御が行われるにあたっては、その
制御状態を監視して各設備における故障を検知する故障
診断が、シーケンス制御に並行して行われるようにされ
ることが多い。そして、シーケンス制御に関連した故障
診断は種々の形式がとられている。例えば、特開昭60
−238906号公報には、設備が正常に作動している
状態におけるシーケンス制御回路部の構成要素の動作態
様を基準動作態様として予め設定しておき、設備の実際
の作動時におけるシーケンス制御回路部の構成要素の動
作態様を上記基準動作態様と順次比較していき、その差
に基づいて故障検出を行うようなことが、シーケンス制
御に関連した故障診断の一つとして提案されている。 このような従来の故障診断手法では、動作ステップの動
作状態を、アクチュエータの作動状態を検出するリミッ
トスイッチ(以下、rLSJと略す)の出力信号により
定義している。ここで、アクチュエータとは、設備を駆
動するものであって、回動運動5前後運動、上下運動等
の往復動作を行なうデバイスであって、例えばシリンダ
等によりシンボル化できる。そして、かかるアクチュエ
ータの動作状態は、上記往復運動の柱状態(「出」状態
と呼ぶ)と復状態(「戻」状態)という2つの状態によ
り定義できる。従って、上記2つの状態を検出するため
の2つのリミットスイッチが、夫々、往復運動の柱状態
位置と復状態位置に設置されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際の生産ラインでは、アクチュエータは様
々であって1、例えば、重さが様々であったり、動作速
度が種々であったりする。そのために、論理的にはあり
得ない状態に、上記L/Sスイッチがなってしまうこと
を発明者達は度々経験した。そのような状態とは、上記
アクチュエータが「出」状態でもな(、「戻」状態でも
ない状態で停止したり、あるいは、「出」状態と「戻」
状態の両方を示すのである。この原因の1つに、アクチ
ュエータのバウンドがある。例えば、アクチュエータが
戻り状態に戻って、その戻り検出用のLSが作動して戻
り信号が検出されたとする。その戻り信号により、シー
ケンスが先に進む。しかし、シーケンスが先に進んだ直
後に、アクチュエータがバウンドして、出方向に少し戻
ることがよくある。この少しの戻りのために、アクチュ
エータの戻り検出用のLSがらは、既に戻り状態検出の
信号は生成されない。即ち「出」状態でもなく「戻」状
態でもない状態が発生するのである。 このように、中途半端な状態にスイッチが入った場合で
もシーケンスは一見進行するであろう。 そして、そのスイッチの状態を確認することにより動作
が起動される動作ステップに来たところで、シーケンス
は停止するであろう。しかしながら、その停止点は、実
際に障害が発生した動作ステップとはかけ離れた動作ス
テップである可能性が高く、従って適切な故障診断は困
難である。 そこで、本発明の目的は、障害が発生した時点からあま
りシーケンスが先に進んでいない段階でもって、故障診
断が可能であるような生産ラインの故障診断方法を提案
するものである。 本発明の更なる目的は、障害が発生した時点からあまり
シーケンスが先に進んでいない段階でもって故障検出が
可能であるような生産ラインの故障診断方法を提案する
ものである。 本発明の更なる目的は、上述の論理的にはあり得ない故
障を、少なくとも1つのブロックから他のブロックに遷
移する時点で確実に検出することのできる生産ラインの
故障診断方法を提案するものである。
【課題を達成するための手段及び作用】上記課題を達成
するための本発明の構成は、各設備の単位動作が動作ス
テップにより表現され、この動作ステップの集合からな
る動作ブロックはその開始から終了まで他の動作ブロッ
クから独立して動作し、この動作ブロックの集合により
全体の設備が制御される生産ラインの故障診断方法にお
いて、1つの動作ブロックのラダープログラムの起動時
に、この動作ブロックに連なる上流の動作ブロックの各
々の動作ステップにおける全ての出力確認デバイスの状
態のチェックを行ない、この出力確認デバイスの状態が
所定のものでないときに故障と判定することを特徴とす
る。 下流の動作ブロックの起動は、その上流の動作ブロック
における動作ステップの動作の正常な終了があって始め
て可能である。従って、下流ブロックの起動が、その上
流の動作ブロックにおける動作ステップの動作の正常な
終了が確認できないときには行なわれないようにすると
、故障判定が遅れることが防止される。 また、生産ラインの停止時において、起動されなかった
動作ブロックに連なる全ての上流の動作ブロックの各々
の動作ステップにおける出力確認デバイスの状態をチェ
ックすることにより、故障部位の特定を行なうことが可
能になる。 さらに、1つの動作ブロックにおける動作終了から、そ
の下流の動作ブロックが起動されるまでの時間を監視す
ることにより、前記起動されなかった動作ブロックを特
定することできる。 以下余白
【実施例】
以下添付図面を参照して、本発明を自動車の生産ライン
のためのシーケンス制御/故障診断に適用した場合の実
施例を説明する。 この実施例システムは、第1図に示すように、シーケン
ス制御のためのラダープログラムならびに復旧用プログ
ラムを自動生成するサブシステム106と、生成された
ラダープログラムを実行するサブシステム101と、故
障を検出するサブシステム104と、検出された故障に
基づいて故障部位を特定して故障診断を行なうサブシス
テム105と、システムを復旧する復旧サブシステム1
03とを有する。 第1図は本実施例のシステムを概念的に説明する。ステ
ップラダープログラムlO1は、シーケンサ等にロード
されて、設備100を制御するためのプログラムであり
、自動生成サブシステム106により生成される。この
プログラム101の実行は監視サブシステム104によ
りモニタされ、設備100における故障が検出される。 本実施例の故障検出サブシステム104では、「ブロッ
クハングアップ1と「ステップタイムオーバjと「ステ
ップハングアップ」という3種類の故障が検出され、こ
れらの検出手順については、後程、図面に基づいて説明
されるであろう。rブロックハングアップ」は、1つの
動作ブロック(この「動作ブロック」の概念については
、第6図に関連して説明する)からそれに続く他の動作
ブロックに遷移する過程で発生するハングアップであり
、従来技術では検出不可能であったものである。また、
rステップタイムオーバ」や「ステップハングアップ」
とは、ある動作ステップ(この「動作ステップ」の概念
については、第8図に関連して説明する)においての経
過時間が予想よりも長過ぎたか、その動作ステップでハ
ングアップしたような故障である。これらの「ブロック
ハングアップjやrステップタイムオーバ」や「ステッ
プハングアップ」という故障を検出するために、本故障
検出サブシステム104では、後述するように、「ブロ
ックタイマカウンタ」や「ステップタイマカウンタ」な
るものを導入している。 故障診断サブシステム105は、モニタシステム104
により故障を更に解析して故障部位(故障の発生した動
作ステップ)を特定する。この故障診断のための手順も
、後部、図面に基づいて説明されるであろう。復旧サブ
システム103は、診断サブシステム105により特定
された動作ステップに最も適切な復旧プログラム102
を起動してシステムを復旧するものである。この復旧プ
ログラム102は、自動生成サブシステム106が後述
の「動作ブロックマツプ」や「動作ステップマツプ」等
に基づいて作成する。この復旧サブシステム及び復旧プ
ログラムの自動生成の説明により、従来では困難であっ
た、復旧プログラムの自動作成及び的確な自動復旧が本
システムにおいて実現されることが理解されるであろう
。 先ず、シーケンス制御プログラム101の制御対象とな
る車両組立ラインについて説明する。次に、シーケンス
制御プログラムの自動生成サブシステム106を説明す
ることにより、本実施例の故障診断に重要な概念である
動作ブロックと動作ステップについて言及する。そして
、その後に、本実施例の特徴部分である故障検出/故障
診断/復旧について説明する。 肚二二イ上 先ず、生成されるべきシーケンス制御プログラムの制御
対象となる車両組立ラインの一例について、第2図及び
第3図を参照して述べる。 第2図及び第3図に示される車両組立ラインは、例示的
に、3つのステーションSTI、ST2、ST3からな
る。位置決めステーションST1は、車両のボディ11
を受台12上に受け、受台12の位置を制御して受台1
2上におけるボディ11との位置決めを行う。ドツキン
グステーションST2は、パレット13上における所定
の位置に載置されたエンジン14とフロントサスペンシ
ョンアッセンブリ(不図示)とリアサスペンションアッ
センブリ15とボディ11とを組み合わせる。締結ステ
ーションST3は、ボディ11に対して、これにSTに
て組み合わされたエンジン14とフロントサスペンショ
ン組立15とを、螺子を用いて蹄結固定留する。また、
位置決めステーションST1とドツキングステーション
ST2との間には、ボディ11を保持して搬送するオー
バーヘッド式の移載位置16が設けられている。 ドツキングステーションST2と締結ステーションST
3との間には、パレット13を搬送するパレット搬送位
置17が設けられている。 位置決めステーションSTIにおける受台12は、レー
ル18に沿って往復走行移動する。位置決めステーショ
ンSTIには、受台12をレール18に直交する方向(
車幅方向)に移動させることにより、受台12上に載置
されたボディ11を、その前部の車幅方向についての位
置決めを行う位置決め手段(BF)並びにその後部の車
幅方向の位置決めを行う位置決め手段(BR)と、受台
12をレール18に沿う方向(前後方向)に移動させる
ことにより、その前後方向における位置決めを行う位置
決め手段(TL)とが設けられている。さらに、STI
には、ボディ11における前方左右部及び後方左右部に
係合することにより、ボディ11の、受台12に対する
位置決めを行う昇降基準ビン(FL、FR,RL、RR
)が設けられている。そして、これらの位置決め手段及
び昇降基準ビンによって、位置決めステーションSTI
における位置決め装置19が構成されている。即ち、こ
れらの位置決め手段及び昇降基準ビンが、シーケンス制
御プログラムの位置決め装置19についての制御対象と
なる。 移載装置16は、位置決めステーションSTIとドツキ
ングステーションST2との上方において両者間に掛は
渡されて配されたガイドレール20と、ガイドレール2
0に沿って移動するキャリア21とから成る。キャリア
21には、昇降ハンガーフレーム21Bが取り付けられ
ていて、ボディ11は昇降ハンガーフレーム22により
支持される。昇降ハンガーフレーム22には、第4図に
示されるように、左前方支持アーム22FL、右前方支
持アーム22PRが夫々一対の前方アームクランプ部2
2Aを介して取付けられている共に、左後方支持アーム
22RL、右後方支持アーム22RR(不図示)が夫々
一対の前方アームクランプ部22Bを介して取付けられ
ている。左前方支持アーム22FL、右前方支持アーム
22FRの夫々は、前方アームアームクランプ部22A
を回動中心として回動し、前方アームクランプ22Aに
よるクランプが解除された状態においては、ガイドレー
ル20に沿って伸びる位置を取り、また、前方アームク
ランプ部22Aによるクランプがなされるときには、第
4図に示される如(、ガイドレール20に直交する方向
に伸びる位置をとる。同様に、左後方支持アーム22R
L。 右後方支持アーム22RRの夫々も、後方アームクラン
プ部22Bを回動中心として回動し、後方アームクラン
プ部22Aによるクランプが解除された状態においては
、ガイド20に沿って伸びる位置をとり、また、後方ア
ームクランプ部22Bによるクランプがなされるときに
は、ガイドレール20に直交する方向に伸びる位置をと
る。 移載装置16にボディ11が移載されるにあたっては、
移載装置16が、第2図において一点鎖線により示され
るように、レール18の前端部上方の位置(原位置)に
、左前方支持アーム22FL、右前方支持アーム22F
Hの夫々が前方アームクランプ部22Aによるクランプ
が解除されてガイドレール20に沿って伸びる。また、
左後方支持アーム22RL、右後方支持アーム22RR
の夫々が後方アームクランプ部22Bによるクランプが
解除されてガイドレール20に沿って伸びて、その後、
昇降ハンガーフレーム21Bが下降せしめられる。かか
る状態で、ボディ11が載置された受台12が、レール
18に沿ってその前端部にまで移動せしめられ、降下さ
れていた移載装置16の昇降ハンガーフレーム21Bに
対応する位置を取るようにされる。そして、左前方支持
アーム22FL、右前方支持アーム22FRの夫々が、
回動されてボディ11の前部の下方においてガイドレー
ル20に直交する方向に伸びる位置をとって、前方アー
ムクランプ部22Aによるクランプがなされた状態とな
る。また、左後方支持アーム22 RL−、右後方支持
アーム22RRの夫々が、回動されてボディ11の後部
の下方においてガイドレール20に直交する方向に伸び
る位置をとって、後方、アームクランプ部22Bによる
クランプがなされた状態となる。その後、昇降ハンガー
フレーム21Bが上昇させられて、第4図に示されるよ
うに、ボディ11が、移載装置16の昇降ハンガーフレ
ーム21Bに取付けられた左前方支持アーム22FL、
右前方支持アーム22FRと左後方支持アーム22RL
、右後方支持アーム22RRとにより支持される。 また、パレット搬送装置17は、夫々パレット13の下
面を受ける多数の支持ローラ23が設けられた一対のガ
イド部24L及び24Rと、このガイド部24L及び2
4Hに夫々並行に延設された一対の搬送レール25L及
び25Rと、各々がパレット13を係止するパレット係
止部26を有し、夫々搬送レール25L及び25Hに沿
って移動するものとされたパレット搬送台27L及び2
7Rと、これらのパレット搬送台27L及び27Rを駆
動するりニアモータ機構(図示は省略されている)とを
備える。 ドツキングステーションST2には、フロントサスペン
ションアセンブリ及びリアサスペンションアッセンブリ
15の夫々の組み付は時において、フロントサスペンシ
ョンアッセンブリのストラット及びリアサスペンション
アッセンブリ15のストラット15Aを夫々支持して組
付姿勢をとらせる一対の左右前方クランプアーム30L
及び30Rと、及び、一対の左右後方クランプアーム3
1L及び31Rとが設けられている。この左右前方クラ
ンプアーム30L及び30Rは、夫々、搬送レール25
L及び25Hに直交する方向に進退動可能に、取付板部
32L及び32Rに取り付けられるとともに、左右後方
クランプアーム31L及び31Rは、夫々、取付板部3
3L及び33Rに、搬送レール25L及び25Hに直交
する方向に進退動可能に取り付けられている。左右前方
クランプアーム30L及び30Rの相互対向先端部と、
左右後方クランプアーム31L及び31Rの相互対向先
端部とは、夫々、フロントサスペンションアッセンブリ
のストラットもしくはリアサスペンションアッセンブリ
15のストラット15Aに係合する係合部を有する。そ
して、前記取付板部32Lは、アームスライド34Lに
より固定基台35Lに対して、搬送レール25L及び2
5Rに沿う方向に移動可能とされる。取付板部32Rは
アームスライド34Rにより固定基台35Rに対して、
搬送レール25L及び25Hに沿う方向に移動可能とさ
れる。取付板部33Lは、アームスライド36Lにより
固定基台37Lに対して、搬送レール25L及び25H
に沿う方向に移動可能とさ゛れる。さらに、取付板部3
3Rは、アームスライド36Rにより固定基台37Rに
対して、搬送レール25L及び25Rに沿う方向に移動
可能とされている。従って、左右前方クランプアーム3
0L及び30Rは、それらの先端部がフロントサスペン
ションアッセンブリのストラットに係合した状態のもと
で、前後左右に移動可能となる。また、左右後方クラン
プアーム31L及び31Rは、それらの先端部がリアサ
スペンションアッセンブリ15のストラット15Aに係
合した状態のもとで、前後左右に移動可能となる。また
、これらのだ右前方クランプアーム30L及び30R,
アームスライド34L及び34R9左右後方クランプア
ーム31L及び31R1及びアームスライド36L及び
36Rが、ドツキング装置40を構成している。 さらに、ドツキングステーションST2には、搬送レー
ル25L及び25Rに夫々平行に伸びるように設置され
た一対のスライドレール41L及び41Rと、このスラ
イドレール41L及び41Rに沿ってスライドするもの
とされた可動部材42、可動部材42を駆動するモータ
43等から成るスライド装置45とが設けられている。 このスライド装置45における可動部材42には、パレ
ット13上に設けられた可動エンジン支持部材(図示は
省略されている)に係合する係合手段46と、パレット
13を所定の位置に位置決めするための2個の昇降パレ
ット基準ピン47とが設けられている。スライド装置4
5においては、移載装置16における昇降ハンガーフレ
ーム22により支持されたボディ11に、パレット13
上に配されたエンジン14.フロントサスペンションア
ッセンブリ及びリアサスペンションアッセンブリ15と
を組み合わせる際に、その係合手段46が昇降パレット
基準ピン47により位置決めされたパレット13上の可
動エンジン支持部材に係合した状態で前後動せしめられ
、それにより、ボディ11に対してエンジン14を前後
動させて、ボディ11とエンジン14との干渉を回避す
るようになっている。 締結ステーションST3には、ボディ11に、これに組
み合わされたエンジン14及びフロントサスペンション
アッセンブリを締結するための螺子締め作業を行うため
のロボット48Aと、ボディ11に、これに組み合わさ
れたリアサスペンションアッセンブリ15を締結するた
めの螺子締め作業を行うためのロボット48Bとが配置
されている。さらに、締結ステーションST3において
は、パレット13を所定の位置に位置決めするための2
個の昇降パレット基準ピン47が設けられている。 第2図乃至第4図により説明した車両組立ラインにおい
て、位置決めステーションSTIにおける位置決め装置
19.移載装置16、そして、ドツキングステーション
ST2におけるドツキング装置40及びスライド装置4
5.パレット搬送装置17、そして、締結ステーション
ST3におけるロボット48A及び48Bは、それらに
接続されたシーケンス制御部により、本実施例のプログ
ラム生成装置によって生成されたシーケンス制御プログ
ラムに基づいてシーケンス制御が行われる。即ち、これ
らの上記位置決め装置19.移載装置16等は、シーケ
ンス制御対象の“設備”とされる。 シーケンス ′プログラムの 璽 第2図の生産ラインにおける組立動作は、即ち、上記の
シーケンス制御対象の“設備”の全てが行う動作は複数
の“動作ブロック”に分解することができる。ここで“
動作ブロック−とは、■:複数の単位動作の集合である と定義することができる。動作ブロックの最も重要な性
質は、 ■:ある動作ブロックの開始から終了に至るまでの中間
過程で、他の動作ブロックから独立して干渉を受けるこ
とな(、動作を完結することができるということである
。 この■、■の性質のために、動作ブロックを1つのブロ
ック(かたまり)として表記することが可能となる。換
言すれば、動作ブロックは、動作ブロックのレベルにお
いてのみ、他の動作ブロックと関係する。動作ブロック
が動作を開始できるためには、他の動作ブロックにおけ
る動作の終了が必要となる。この他の動作ブロックは、
1つの場合もあれば、複数の場合もあろう。即ち、1つ
の動作ブロックの動作終了がそれに連結する別の動作ブ
ロック(1つまたは複数の動作ブロック)の起動条件に
なったり、複数の動作ブロックの動作終了が起動条件に
なったりするということである。 また、上記性質によれば、1つの動作ブロックにおける
動作の中間段階で、他の動作ブロックに対して起動をか
けるということはない。また、1つの動作ブロックの中
間段階で、他の動作ブロックからの起動を待つというこ
ともない。 上記■、■の動作ブロックの定義から、次の付随的な動
作ブロックの性質■を導くことができる。 ■:動作ブロックは、上記■、■の性質を満足する単位
動作の集合のなかで、最大のものであることが望まし゛
い。 この■の性質は絶対的に必要なものではない。 しかし、■を満足すると、生産ラインを記述する動作ブ
ロックの数が減り、工程全体の記述が単純化され、大変
見易いものとなる。 第2図、第3図に示した生産ラインを、■乃至■の条件
を満足する動作ブロックにより記述すると、以下の如(
に、AO〜A4と、BO〜Bllの17個の動作ブロッ
クが得られる。 上記17個の動作ブロックのうち、BO〜B11の12
個の動作ブロックについて夫々説明する。 ブロックBO:受台12とその上のボディ11の、位置
決め装置19による位置決めを行う動作ブロック。この
動作ブロックを受台位置決めブロックと呼ぶ。 ブロックB1:移載位置16による、ボディ11の移載
のための準備を行う動作ブロック。この動作ブロックな
移載装置準備ブロックと呼ぶ。 ブロックB2:ドツキング装置40が、左右前方クラン
プアー゛ム30L、30Rでもってフロントサスペンシ
ョンアッセンブリのストラットをクランプし、また、左
右後方クランプアーム31L。 31Rでもってリアサスペンションアッセンブリ15の
ストラット15Aをクランプするための準備を行う動作
ブロック。この動作ブロックをストラットクランプ準備
ブロックと呼ぶ。 ブロックB3:位置決め装置19による位置決めがなさ
れた受台12上のボディ11が、移載装置16における
昇降ハンガーフレーム22へと8112され、搬送され
る状態とされる動作ブロック。この動作ブロックを移載
装置受取りブロックと呼ぶ。 ブロックB4ニスライド装置45による、その可動部材
42に設けられた係合手段46をパレット13上の可動
エンジン支持部材に係合させるための準備を行う動作ブ
ロック。この動作ブロックをスライド装置準備ブロック
と呼ぶ。 ブロックB5:位置決め装置19により、受台12を原
位置に戻す動作ブロック。この動作ブロックを受台原位
置戻しブロックと呼ぶ。 プロ゛ツクB6:移載装置16の昇降ハンガーフレーム
22により支持されたボディ11に対して、パレット1
3上に配されたエンジン14と、パレット13上に配さ
れ左右前方クランプアーム3゜L、30Rによりクラン
プされたフロントサスペンションアッセンブリのストラ
ットと、左右後方クランプアーム31L、31Rにより
クランプされたリアサスペンションアッセンブリ15の
ストラット15Aとを組み合わせる動作ブロック。この
動作ブロックをエンジン/サスペンション・ドツキング
ブロックと呼ぶ。 ブロックB7:移載装置16が原位置に戻る動作ブロッ
ク。この動作ブロックを移載装置原位置戻りブロックと
呼ぶ。 ブロックB8:ドッキング装置40による、左右前方ク
ランプアーム30L、30Rと、左右後方クランプアー
ム31L、31Rとの夫々を原位置に戻す動作ブロック
。この動作ブロックをクランプアーム原位置戻しブロッ
クと呼ぶ。 ブロックB9:パレット搬送装置17がリニアモータを
動作させて、エンジン14.フロントサスペンションア
ッセンブリ、リアサスペンションアッセンブリ15が組
み合わされたボディ11が載置されたパレット13を締
結ステーションST3へ搬送する動作ブロック。この動
作ブロックをリニアモータ推進ブロックと呼ぶ。 ブロックB10:ロボット48Aによる、ボディ11に
組み合わされたエンジン14とフロントサスペンション
アッセンブリとをボディ11に締結するための螺子締め
作業を行う動作ブロック。この動作ブロックを螺子締め
第1動作ブロックと呼ぶ。 ブロックB11:ロボット48Bによる、ボディ11に
組み合わされたリアサスペンションアッセンブリ15を
ボディ11に締結するための螺子締め作業を行う動作ブ
ロック。この動作ブロックを螺子締め第2ブロツクと呼
ぶ。 第5図は、第2図〜第4図に示された生産ラインにおけ
る、AO〜A4とBO〜Bllの17個の動作ブロック
間の関連を示したものである。この第5図は、第2図〜
第4図に示された生産ラインのシーケンス制御プログラ
ムを作成しようとするプログラマが、この生産ラインに
おける動作を分析した上で作成したものである。 第5図において、移載装置16のブロックB3は、位置
決め装置19の動作ブロックBOと移載装置16の動作
ブロックB1とから2つのラインが引かれている。この
線は、ブロックB3が、位置決め装置19にて、受台1
2とその上のボディ11の位置決め動作(動作ブロック
BO)が終了し、移載位置16にて、ボディ11の移載
準備(動作ブロックBl)が終了してから起動されると
いうことである。換言すれば、動作ブロックBOとB1
とは並列動作を行なう。 上述の動作ブロックBO−Bllの夫々は、夫々が出力
動作を伴う複数の動作ステップに区分される。ここで、
動作ステップとは、出力動作を伴なうことを要件とする
。但し、動作ステップは動作ブロックの構成要素である
から、1つの動作ブロック内の動作ステップは、他の動
作ブロックの動作ステップに対して出力動作を行なうこ
とはない。 例えば、受台位置決め動作ブロックBOについては、以
下の如くにBO30〜BO39の10個の動作ステップ
に区分される。 BO30: 動作ブロックBOが起動されるための各種条件を確認す
る動作ステップ(条件確認動作ステップと呼ぶ)。 BO3I: 位置決め手段BFにより受台12が移動されて、ボディ
11の前部の車両方向における位置決めが行われる動作
ステップ(BF位置決め動作ステップ)。 BOS2 : 位置決め手段BRにより受台12が移動されて、ボディ
11の後部の車幅方向における位置決めが行われる動作
ステップ(BR位置決め動作ステップ)。 BO33: 位置決め手段TLにより受台12が移動されて、ボディ
11のレール18に沿う方向(前後方向)における位置
決めが行われる動作ステップ(TL位置決め動作ステッ
プ)。 BO34: 昇降基準ビンFLがボディ11の前方左側部に係合する
動作ステップ(FL係合動作ステッブ)。 BO35: 昇降基準ビンFRがボディ11の前方右側部に係合する
動作ステップ(FR係合動作ステップ)。 BO36: 昇降基準ビンRLがボディ11の後方左側部に係合する
動作ステップ(RL係合動作ステップ)。 BO37: 昇降基準ビンRRがボディ11の後方右側部に係合する
動作ステップ(RR係合動作ステップ)。 BO38: 位置決め手段BPがボディ11の前部の車幅方向に8け
る位置決めをした後に、原位置に戻る動作ステップ(B
F原位置戻り動作ステップ)。 BO39: 位置決め手段BRがボディ11の後部の車幅方向におけ
る位置決めをした後に、原位置に戻る動作ステップ(B
R原位置戻り動作ステップ)。 第2図の生産ラインの動作ステップの一例を第8図に示
す。 第9A図は、第2図の生産ラインの例えば昇降基準ビン
等を駆動する動作回路素子を表わす、このような素子に
おける入力は、この素子の機械要素としてのソレノイド
を駆動するための入力信号Y0であり、このYoはシー
ケンスラダープログラム要素からの出力である。また、
この素子からの出力として、素子の作動状態を確認する
ために、駆動された事を確認するためのリミットスイッ
チからの出力(出力確認L/S)と、原位置に戻された
ことを確認するためのリミットスイッチからの出力(戻
り確認L/S)がある。 第9B図は、第9A図の素子の出力駆動動作の論理を説
明する図である。ソレノイドがオンするためには、イン
ターロック条件ILCが満足されることである。インタ
ーロック条件ILCは、−般に、その動作ステップに特
有の種々の起動条件を含む。 第9C図は全体シーケンスを自動生成する際に用いる定
型的な動作回路の一例を示す。第9C図において、条件
MAは自動モード(生産ラインがシーケンス制御プログ
ラムに従って動作するモードである)でこの動作回路が
動作しているときは閉じられる。条件M、は手動モード
でこの動作回路が動作しているときに閉じられる。M、
は通常閉じられている。従って、通常の自動モードでは
、インターロック条件ILC,とX、が満足されれば、
出力Y0が出力される。一方、I LC。 は手動モードにおける動作条件の論理を記述する。手動
モードでは、接点M、が開くので、条件X、+、ILC
,が同時に満足するか、条件Xk。 Xlが同時に満足すれば、Yoは出力される。−般に、
X、は、手動動作のインターロック条件工LC,を殺す
ための論理である。 以上のことから明らかなように、接点条件MA、M、、
X、等はいかなる生産ラインにも共通なものであるので
、システムがプログラマの手を煩わすことなく定型的に
設定できるものである。 第12図は、第1図で説明した実施例システムを、ハー
ドウェア構成の観点から改めて書き直した一例のもので
ある。シーケンス制御/故障診断/復旧のための本シス
テムは、第12図に示すように、シーケンス制御対象設
備50(第1図の設備100に対応)に接続されて、そ
れに対するシーケンス動作制御を行うシーケンス制御部
51(第1図のシーケンサ101に対応)と、自動生成
部90(第1図のサブシステム106に対応)と、故障
診断部52(第1図のサブシステム103.104,1
05に対応)と、CRT (陰極線管)操作盤部53と
から成る。 シーケンス制御部51は、シーケンス動作制御ラダープ
ログラム(第11図)が格納されるプログラムメモリ5
5、及び、送受信インターフェース54を備えるコンピ
ュータを内蔵する。故障診断部52は、パスライン61
を通じて接続された中央処理ユニット(CPU)62.
メモリ63゜入出力インターフェース(工10インター
フエース)64及び送受信インターフェース65を有シ
ており、さらに、I10インターフェース64に接続さ
れたキーボード66、デイスプレィ用のCRT67及び
プリンタ68が備えられている。また、CRT操作盤部
53は、パスライン71を通じて接続されたCPU72
.メモリ73.送受信インターフェース74及び75、
及び、I10インターフェース76を有しており、さら
に、工10インターフェース76に接続された補助メモ
リとしてのハードディスク装置77、デイスプレィ用の
CRT78及びデータ及び制御コード入力用のキーボー
ド79、及び、送受信インターフェース74に接続され
たタッチパネル80が備えられている。タッチパネル8
0はCRT78のフェースプレート部外面に取り付けら
れている。 また、自動生成部90は、シーケンス制御用のラダープ
ログラム(第11図)ならびに復旧用のラダープログラ
ムを自動生成する部分である。尚、シーケンス制御用の
ラダープログラムを自動生成するサブシステムについて
は、本出願人から、特願平1−253991 (Fシー
ケンス制御プログラムの自動作成装置1が出願されてい
る。 シーケンス制御部51が内蔵するコンピュータに備えら
れた送受信インターフェース54と故障診断部52に設
けられた送受信インターフェース65及びCRT操作盤
部53に設けられた送受信インターフェース75の夫々
とが相互接続され、さらに、故障診断部52に設けられ
た送受信インターフェース65とCRT操作盤部53に
設けられた送受信インターフェース75と、自動生成部
90のインターフェース96とが相互接続されている。 また、故障診断部52は、シーケンス制御部51から送
受信インターフェース54及び65を通じて、シーケン
ス制御部51におけるシーケンス動作制御ラダープログ
ラム及びシュミレーションプログラムの作動状態をあら
れすプログラム処理データを受は取り、それをCPU6
2により処理して、プログラム処理データに基づ(表示
信号及び圧力信号を得、I10インターフェース64を
通じて、表示信号をCRT67に、また、出力信号をプ
リンタ68に夫々供給する。 続いて、上述の如くの車両組立ラインの各設備の動作に
対してシーケンス制御を行なうためのシーケンス制御プ
ログラムを自動作成するための手順を概略的に説明する
。 かかる制御プログラムの自動生成に必要なデータは、定
型の「ステップラダーパターン」と「入出カマツブ」と
前述の「動作ブロックマツプ」。 「動作ステップマツプ」である。定型ステップラダーパ
ターンとは、生産ラインの制御プログラムに必要な全て
の動作を表記する動作回路のシンボルを記憶するデータ
ベースである。このような定型パターンの例は前述の第
9C図のようなものである。 入出カマツブとは、−船釣に生産ラインに使われる可能
性のある多くの動作回路についての、その各々の入力出
力関係を記述したデータベースである。この入出カマツ
ブデータベースの一例を第7図に示す。上記の定型ステ
ップラダーパターンデータベースと入出カマツブデータ
ベースは、生産ラインに共通なデータであり、ある特定
の生産ラインに固有なデータではない。 固有なデータは動作ブロックマツプデータと動作ステッ
プマツプデータの2つである。動作ブロックマツプとは
、前述の動作ブロックの個々を記述し、且つ、これらの
動作ブロック間の連係関係を記述するデータである。第
2図の生産ラインについて固有な動作ブロックマツプデ
ータの例を第6図に示す。動作ステップマツプとは、あ
る特定の生産ラインに固有な動作ブロックの各々に含ま
れる動作ステップを記述する固有なデータである。第2
図の生産ラインについて固有な動作ステップマツプの一
例を第8図に示す。 かかる2つの定型データベースと2つの固有なデータと
に基づいてシーケンス制御プログラムが生成される。 先ず、定型のステップラダーパターンデータベースにつ
いて第10図に従って説明する。第10A図は、動作ブ
ロックの開始と停止を定型的に記述するパターンである
。第10B図は、第9C図に関連して説明したパターン
と同じである。第10C図は、第10B図のパターンに
更に1つの接点条件を付加したものである。 次に、入出カマツブについて説明する。この入出カマツ
ブは、予め生産ラインに使用される全ての設備について
、その入出力の態様をテーブルとして記述したものであ
る。第7図の入出カマツブは、第2図の位置決め装置1
9についてのものである。この入出カマツブにおいて、
“コメント”は、入出力動作の内容をあられす。また“
隘、”は自動作成される。また、“コメント”、“動作
”及び“原位置”についてのデータはキーボード67が
操作されることにより入力される。“出力コイルデイバ
イス”、“確認入力接点デイバイス”及び”手動入力接
点デイバイス”は自動設定される。 例えば、A02のBF(位置決め)という動作回路は、
動作タイプが“圧力”であり、出力コイルの端子はY、
である。出力されたときの確認入力接点名は“Xl”で
ある。また、手動入力の接点名は“X6”である。 次に、動作ブロックマツプについて説明する。 このマツプのデータは、対象の生産ラインの動作を分析
し、前述の定義に従った動作ブロックにより、その生産
ラインの工程を表現することにより得られる。第5図の
動作ブロックのマツプは、第2図の生産ラインについて
分析した結果、第5図に示したような動作ブロックチャ
ートが得られた場合に、そのチャートを表現するテーブ
ルである。換言すれば、この第6図のテーブル(マツプ
)は第5図のチャートと略等価である。 第6図において、“5C−REG”は、16ビツトのレ
ジスタをあられし、動作ブロックBO〜Bllの夫々に
1個づつ設けられたものである。 このレジスタは、対応する動作ブロック内で、現在、ど
の動作ステップが実行されているのかを表わす。例えば
、動作ブロックB0で現在B、S。 (第8図参照)の動作ステップが実行されているのであ
れば、動作ブロックB0の5CREGには“B、S、”
が格納される。 動作ブロックマツプの“FROM”は、当該動作ブロッ
クの動作が開始される条件となる直前の動作ブロックを
あられす。例えば、動作ブロックB3は動作ブロックB
、、B、の終了が起動1条件となる。また、“To”は
当該動作ブロックの動作完了によって動作を開始せしめ
られるところの、当該動作ブロックの直後につながる動
作ブロックをあられす。例えば、動作ブロックB、の終
了は、動作ブロックB、、B、の起動を意味する。“ク
リア条件”は、当該動作ブロックに関わる設備が原状に
戻る動作ブロックをあられす。さらに、“設備”は、当
該動作ブロックに関わるシーケンス制御対象設備をあら
れす。 “No”及び“5C−REG”の内容は自動作成される
。一方、“ブロック名称−9“FROM”、“To”、
“クリア条件”及び“設備”の内容は、プログラマがキ
ーボード67を操作して入力する。 次に、第8図の動作ステップマツプについて説明する。 前述したように、動作ステップは、各動作ブロック内の
具体的な動作の内容を記述する。 換言すれば、入出カマツブ(第7図)は、動作のシーケ
ンスを表わしてはいない。しかし、動作ステップマツプ
の個々の設備の動作シーケンスをも表現する。第8図は
、動作ブロックB0の動作ステップマツプの例を示した
ものである。第8図において、“NO”はシステムが自
動的に付与する。即ち、動作ステップ順序を表わす“N
O”は例えば動作ブロックB0については“Bo。。”
から始まって、“B、SO”〜“B、S、”まで、プロ
グラマが“コメント”をキーボード67から入力する毎
にシステムが生成する。尚、“13oo。”は当該動作
ブロックの準備を意味する動作ステップであり、ラダー
プログラムにおいて゛各動作ブロックの先頭に置かれる
。また、“B ssi”は当該動作ブロックの完了を意
味する動作ステップであり、ラダープログラムにおいて
各動作ブロックの最後尾に置かれる。 動作ステップマツプの生成で最低限必要なものは、ステ
ップのシーケンス類に入力する“コメント”の情報であ
る。例えば、ステップ番号“BoSo”において、プロ
グラマが“条件確認”を入力すれば、入出カマツブの先
頭にある“ワーク有”のコメント名を有する番号“A 
a +”のデータを読出す、入出カマツブの“A a+
”のデータは確認入力接点が“Xo”、手動入力接点が
“XA”であるので、これらのデータを第8図の対応位
置に書込む。ステップB、S、”の出力コイルの“Yo
”は、動作ブロックの先頭動作ステップに与えられる出
力名である。続いて、プログラマが動作ステップBoS
+”においてコメント“BF(位置決め)”と入力し、
動作タイプを“出力”と入力すれば、このタイトルから
入出カマツブを索引して、番号“Aot”のデータを得
る。番号“A ox”のデータは、“出力コイル”が“
Yl”、“確認入力接点”が“Xl”、“手動入力接点
”が“Xs”であるので、第8図の動作ステップB、S
、”に対応するデータを書込む。 このように、動作ステップマツプ(第8図)は、プログ
ラマが入力した“コメント”と“動作タイプーとに基づ
いて、対応するデータを入圧カマツブ(第7図)内に検
索し、作成してい(。また、このような動作ステップマ
ツプを各動作ブロックについて作成する。 尚、第8図の動作ステップマツプにおいて、−香石側の
データては、各動作ステップの作動予測時間である。こ
のデータては、前述のrステップタイムオーバ」と「ス
テップハングアップ」故障の検出判断を行なうのに重要
なデータである。 第11図はこのようにして生成されたブロックB、につ
いてのシーケンスラダープログラムである。第11図の
ラダープログラムと第8図の動作ステップマツプとを対
比すると、ラダープログラムの構成がよく理解できる。 例えば、動作ステップBaS、においては、接点MAが
閉じている自動動作モードにおいては、接点デバイスX
0は閉じているので出力Y1が出力される。Ylが出力
されると、B、S、においてその確認入力接点xoは閉
じるのでYlが出力される。 以上が本実施例システムにおけるシーケンス制御ラダー
プログラムの自動生成に関する説明であり、この説明に
より、動作ブロックマツプ(第6図)により、各動作ブ
ロック間の相互動作が理解されたであろう、また、動作
ステップマツプ及び入出カマツブ(第7図)により、制
御プログラムの自動生成がいかに効率良く行なわれるの
かが理解できたであろう。 以下余白 シーケンス   ′:    診 以上、本実施例システムにおけるラダープログラムの自
動生成について説明した。またその過程で、動作ブロッ
クマツプ及び動作ステップステップがどういうものかが
理解できた。 第13図は、第1図の故障検出/故障診断サブシステム
104,105における制御プログラム間の関係、並び
に、それらとステップラダープログラム200(第1図
の101)との関係を説明するものである。同図を用い
て、本システムのシーケンス制御及び監視及び故障診断
について説明する。上述のプログラムの自動生成はシー
ケンス制御及び故障診断とは別個独立に動作するプログ
ラムであるのに対し、後に明らかになるように、シーケ
ンス制御プログラム及び故障検出/診断プログラムは、
互いに密接に関わりながら動作する。 第13図において、ステップラダープログラム200と
は、第11図に示されたラダープログラムであり、第1
1図に関連して説明したように、個々の動作ステップに
おける個々のアクチュエータの具体的な動作を記述する
ものである。また、マツプ制御プログラム201は、動
作ブロックマツプ(第6図)及び動作ステップマツプ(
第7図)を参照しながらラダープログラム200が実行
する設備の動作をモニタする。このマツプ制御プログラ
ム201の詳細は第16A図に示される。また、動作監
視プログラム202は、マツプ制御プログラム201と
ラダープログラム200間とのやり取りを監視しながら
、故障の発生を検知するものであり、その詳細は第16
B図に示される。さらに、故障診断プログラム203は
、監視プログラム202の通知により故障が発生したこ
とを知られされると、故障診断を行なうものである。こ
の故障の発生したアクチュエータ(即ち、動作ステップ
)は、監視プログラム202とマツプ制御プログラム2
01とが記録している後述のステップカウンタの内容を
診断プログラム203が調べることにより知れる。アク
チュエータ内の具体的なデバイス若しくは接点は、診断
プログラム203が、入出カマツブ(第7図)のデータ
に基づいて検出することができる。 故障診断システムを理解するためには、動作ブロック毎
に設定された前述の5C−REG (C3と略記する)
等の理解が必要である。 第14図は、ある動作ブロックi (BLl)に設けら
れた上記CSレジスタと、タイムレジスタ(TSs+、
TS、、)と、ブロックタイムレジスタTB、を説明す
るものである。OSレジスタC8lは、ブロックiで最
後に実行終了した動作ステップの番号を格納する。また
、ステップタイムレジスタTS、、は、最後に実行され
た、あるいは現在実行中の動作ステップが開始された時
刻を格納する。TS、、は最後に実行が終了した動作ス
テップがその終了した時刻が格納される。また、ブロッ
クタイムレジスタTB、は、当該ブロックが起動可能に
なるまではゼロである。起動可能になると、TB、には
起動可能になった時刻が格納される。 第15図は、個々のブロックには、各々の上記レジスタ
が設定されている様子を示している。 ある動作ステップの実行が終了した時点では、TS、、
=TS、、−TS、、    ・・・・・・(1)が、
その動作ステップを実行するのに要した時間となる。前
述したように、カウンタC81は、ブロックiが最後に
実行終了した動作ステップの番号(実際には、その動作
ステップの次の動作ステップ番号を示す)を記憶するか
ら、このC86の内容から、最後に終了した動作ステッ
プの実行に要した時間TS、、を計算することができる
。本実施例の故障診断システムでは、このTS、、と第
8図の動作ステップマツプに記憶されている個々の動作
ステップの実行に要する標準時間℃とを比較することに
より、 TS、、−で〉δ。      ・・・・・・(2)で
あれば、その動作ステップの実行に障害(前述の「ステ
ップタイムオーバJ)があったと判断する。ここでδ。 は定数である。 また、本故障診断システムでは、定期的に実行が終了し
ていない動作ステップをスキャンし、現在までの経過時
間T、 −TS、、が、T、−TSII>δ、    
 ・・・・・・(3)であれば、当該動作ステップはル
ープ若しくはハングアップしていると判断する。ここで
、Tpは現在の時刻であり、また、δ、は定数である。 δ1は、通常、その生産ラインの動作ステップの実行に
要する時間のなかで最大のものにある許容幅をもたせた
ものである。かかる故障がrステップハングアップ1で
ある。 ブロックハングアップ 第15図、第19A図乃至第19E図を用いてrブロッ
クハングアップ」について説明する。 第15図若しくは第5図に示すように、互いに並行動作
を行なう複数のブロックが存在する。かかる複数のブロ
ックをグループと考えると、ある1つのグループ(第1
5図の例では、BLIが1つのグループを形成する)の
全ステップ動作が終了して、そのグループに続(他のグ
ループ(第15図の例では、BL2.BL3.BL4か
らなるGRI)が実行されるまでの時間経過を監視する
必要がある。前述のブロックタイムレジスタTB、は、
上記ブロックグループが起動されるまでの経過時間であ
る。各グループについて、測定動作時間を基準時間と比
較しつつモニタすることにより、各グループ毎の異常、
換言すれば、ブロックから別のブロック間に遷移する過
程で発生した故障を診断することができるようになって
いる。 このような故障が1ブロツクハングアツプ1である。本
実施例システムにおいては、ブロックハングアップが発
生した場合は、更に、その原因となった動作ステップを
特定することまでを行なう。 Vブロックハングアップjの原因となった動作ステップ
を特定する手法について、第19A図乃至第19E図を
用いて説明する。これらの第19A図乃至第19″E図
は、第5図に示された生産ラインを、rブロックハング
アップJの説明を容易にするために、簡略化したもので
ある。第19A図においては、生産ラインは、簡単に4
つの動作ブロックから構成される。これらの動作ブロッ
クに対する動作ブロックマツプは、簡略化して第19B
図のように示される。 第19B図では、ブロックlからブロック2が起動され
るまでに要する時間を「8、ブロック1からブロック3
が起動されるまでに要する時間をr、3等と表わされて
いる。こtらの遷移時間Fは前もって設定可能だからで
ある。例えば、ブロック4は、並行したブロック2.3
の終了により起動される。第15図に関連して説明した
ように、ブロックタイムレジスタTB、は、当該ブロッ
クが起動可能になるまではゼロである。そして、起動可
能になると、その時刻が格納される。従って、レジスタ
TB、の値がゼロでなく、現在までの経過時間が上記「
よりも十分に大きいときは、ブロックハングアップが起
こっているものと判断できる。従って、ブロック2.3
の終了から、時間rz4.rz4が経過してもブロック
4が起動されない場合は、ブロックハングアップとして
故障認識される。 ブロック4が起動されないためにブロックハングアップ
が検出されたときは、その原因となった動作ステップは
ブロック2.3のいずれかにある筈である。第19c図
は動作ブロック2の動作ステップマツプを、第19D図
はブロック3の動作ステップマツプを示す。第19C図
によれば、ブロック2には4つの動作ステップが設定さ
れ、各々のステップにおける出力は、Y、、Y、、・・
・Y4であり、それらの出力アクチュエータの確認スイ
ッチをX l 、 i 、・・・x4である。また、第
19D図によれば、ブロック3には3つの動作ステップ
が設定され、各々のステップにおける出力は、Y@、Y
、、Y、であり、それらの出力アクチュエータの確認ス
イッチをX、、X、、X、である。上記確認スイッチx
1乃至x7の状態は、ブロック2,3を終了する時点で
は、ブロック毎にユニークであり、且つ、事前に知り得
るものである。第19E図の起動条件マツプは、第19
A図の例に示された4つの動作ブロックの夫々が起動さ
れるための条件、即ち、動作確認スイッチの状態論理を
示すものである。図中、ブロック4について言えば、ブ
ロック2では出力Yl乃至Y4がオンされて、確認スイ
ッチXI乃至X4までがオンされている。また、ブロッ
ク3では出力Y4乃至Y、がオンされて、確認スイッチ
X4乃至X、までがオンされている。従って、ブロック
4が正常に起動されるときは、 X+*Xt*   ・・−*Xフ でなくてはならない。ブロック2,3はブロック1の終
了によって起動される。従って、ブロック2、ブロック
3の起動条件はブロックlの全動作ステップの確認スイ
ッチの状態の論理積となる。 尚、第19E図において、<N>は、確認スイッチが出
力Yが“出゛状態にあることを確認する状態にあること
を意味し、<I>は、確認スイッチが出力Yが“戻り”
状態にあることを確認する状態にあることを意味する。 このように、各動作ブロックの起動条件に、そのブロッ
クの前段のブロックの全動作ステップの出力を確認する
デバイスの状態を論理積として組み合せたものをプログ
ラム化すれば、当該動作ブロックの起動は、前段の動作
ブロックの全動作ステップの正常な終了を確認しない限
り行なわれない。換言すれば、起動条件が満足されなけ
れば、前述のブロックハングアップが起こって、故障と
正しく検知されるのである。しかも、故障が検知された
ブロックが認識されれば、起動条件マツプと、実際の確
認スイッチの状態とを比較すれば、どのスイッチが異常
であるか、そして、入出カマツブ(第7図)と動作ステ
ップマツプ(第8図)とを参照することにより、どの動
作ステップのどの出力アクチュエータがおかしかったか
を速やかに知ることができる。 生産ラインにおけるシーケンス制御には、経験上、動作
ステップのアクチュエータが、「出」状態でもなく、「
戻」状態でもない状態で停止したり、あるいは、「出」
状態と「戻」状態の両方を示したりする場合がある。こ
の原因の1つは、重量の重いアクチュエータがバウンド
により「出」状態でもなく、「戻」状態でもない「中途
半端」な状態に陥ってしまうからである。そして、従来
では、このような状態は、見掛は上は、シ−ケンス制御
は正常に進んでいくから、その不良確認スイッチの状態
によって起動される(別の動作ブロックの)筈の動作ス
テップが何時までも起動されないという理由で故障と認
識されるに至るものの、しかしながら、その停止点は、
実際に障害が発生した動作ステップとはかけ離れた動作
ステップである可能性が高い。 しかしながら、本実施例のブロックハングアップ検知の
手法によれば、前述したように、各動作ブロックの起動
条件に、第19E図のような、前段ブロックの全確認デ
バイスのあるべき論理状態の論理積を設定しているので
、ある1つの動作ブロックの動作ステップで上述の中途
半端なスイッチ状態に陥って、その動作ステップで故障
と認識できなくても、その動作ブロックが終了して、次
に続(動作ブロックが起動される際に、ブロックハング
アップとして確認できる。即ち、故障のあった動作ステ
ップと故障認識が行なわれた動作ステップとが時間的に
も空間的に余り離れたものとはならず、故障診断が正確
になるばかりでなく、復旧もより速やかになるという効
果がある。 上述したような、ステップタイムオーバ、ステップハン
グアップ、ブロックハングアップ等により故障が検知さ
れると、故障ステップの特定により、動作ステップマツ
プ(第8図)から、障害のあるアクチュエータが特定さ
れる。第8図に示すように、1つの動作ステップは1つ
のアクチュエータに対応するからである。ここで、故障
アクチュエータから、このアクチュエータがどのような
状態で停止しているか、即ち、このアクチュエータの動
作を定義するLS(出と戻りの2つリミットスイッチL
S)がどのような状態になっているかを知る必要がある
。 第7図の入出カマツブ及び第8図の動作ステップマツプ
はこのLSの状態を知るのに使われる。 第8図の動作ステップマツプにおいては、アクチュエー
タ識別番号欄が設けられている。この識別番号は、それ
に対応するステップ(例えば、BoS、)で使われるア
クチュエータを識別する番号(例えば、Aol)である
。この識別番号は入出カマツブの個々のアイテムの番号
である。第7図の入出カマツブは、個々のアクチュエー
タの動作タイプや接点名を示すだけではな(、出状態を
示す接点と戻り状態を示す接点との関係をも記述する。 アクチュエータは往復動作を行なうから、1つのアクチ
ュエータには必ず、出状態と戻り状態とがペアで存在す
る。第7図の入出カマツブにおいて、「対応関係」は、
そのペア関係を記述している。例えば、BFというアク
チュエータ(このアクチュエータは番号AO2で識別さ
れる)の対応関係の欄には“AO3”と記されている。 即ち、BFアクチュエータが出状態にあるときを番号A
O2により特定し、この出状態に対応する戻り状態は、
番号AO3にあるということを示している。 従って、故障診断システムは、故障ブロック番号と故障
動作ステップ番号とを得たならば、動作ステップマツプ
から故障したアクチュエータの識別番号を知り、この番
号から、この故障アクチュエータには、どのようなLS
が設定されているかを知ることができる。そして、どの
LSが設けられているかを知ることができれば、そのL
Sの状態を読出して、例えば、表示すること等により、
操作者に故障状態を伝えることができる。 第7図の入出カマツブは、実際の動作シーケンスを記述
する動作ステップマツプ(第8図)や、ラダープログラ
ム(第11図)とは独立している。即ち、生産ラインが
変更されて、動作ステップマツプ(第8図)やラダープ
ログラム(第11図)が修正されても、入出カマツブを
修正する必要はない。即ち、生産ラインの変更毎に故障
診断プログラムを修正する労力から解放される。 尚、上記標準実行時間τは、例えば、正常作動時におけ
る所定回数のサイクルについての測定動作時間の平均値
TS、、と標準偏差値σとで規定される、例えば、 て= T S 11++ 3 a       ・・・
・・・(4)と定義することが好ましい。より好ましく
はサイクル毎にデータτが更新される方がよい。何故な
ら、アクチュエータの動作特性は経年変化するからであ
る。また、ブロックハングアップの検出に用いる時間F
(第6図の動作ブロックマツプを参照)についても、経
年変化を考慮して、実際に要した時間に基づいて更新す
ることが望ましい。 脛前止I 次に、第16A図乃至第16C図に従って、本実施例シ
ステムにおける制御動作を説明する。 第16A図は、動作ブロックマツプ、動作ステップマツ
プに従って、当該生産ラインの各アクチュエータをラダ
ープログラム200の動作を監視するマツプ制御プログ
ラム201の制御手順である。このプログラムが起動さ
れるとステップS2で、初期化を行ない、起動可能な最
初のブロックグループを検出する。このグループには1
つのブロックを含む場合もあれば複数のブロックを含む
場合もある。 ステップS4では、新たに起動可能とされたブロックの
存在を調べる。このステップS4の目的は、主に、ある
1つの動作ブロックの全ステップ動作が終了して、この
動作ブロックに続(実行可能な動作ブロックが存在する
かを調べるものである。このようなブロックが存在すれ
ば(ステップS2から起動された場合は、実行可能な動
作ブロックは存在する筈である)、ステップS6では、
そのブロック番号を検出する。かかるブロック番号をi
とし、この番号は、当然、複数の番号を含み得るもので
ある。グループで実行可能な場合があるからである。 ステップS8では、そのような動作ブロックの動作ステ
ップマツプを読み込み、ステップS10でその動作ブロ
ックを実行中とマークする。ステップS12では、実行
可能な動作ステップがあるかを調べる。動作ステップが
実行可能となるのは、CSレジスタに示されている動作
ステップの動作が終了しているときであり、監視プログ
ラム202のステップ554(第16B図)で行なわれ
る。実行可能な動作ステップが当該動作ブロックにあれ
ば、ステップS32で、当該動作ブロックiのタイマレ
ジスタTS*+に現在時刻を開始時刻として書込む。ス
テップS32の動作を実行可能な動作ステップがある限
り行なう。実際には、グループ内に複数の動作ブロック
が存在すれば、その動作ブロックの各々で1つの動作ス
テップが実行されることになろう。 実行可能な動作ステップが全て起動されると、いずれか
の動作ステップの動作が終了するまでは、ステップS1
2の判断はNoとなって、ステップS14に進み、いず
れかの動作ステップの実行終了を待つ。 いずれかの動作ステップの実行が終了したと終了信号が
ラダープログラム側からシーケンス制御プログラムに伝
えられたら、ステップS14からステップS16に進む
。ここで、終了した動作ブロック番号iと動作ステップ
番号(第13図参照)を読む。このiにより終了した動
作ステップを含む動作ブロックが特定できる。ステップ
818では、終了時刻を当該動作ブロックiのタイマレ
ジスタTS、に書込み、ステップS20では、次に実行
すべき動作ステップを示すためにCSレジスタを1つイ
ンクリメントする。 このような動作を行なっていけば、アクチュエータ動作
を終了した動作ステップから順に、対応するブロックの
CSレジスタが更新されると共にTS、、も更新されて
いく。 一方、監視プログラム202は、第16B図のステップ
S40において、ラダープログラム200からのステッ
プ終了信号を監視している。いずれかのラダー要素でア
クチュエータ動作終了があったときは、ステップS42
に進み、ラダープログラム側から知らされた当該ブロッ
ク番号i、ステップ番号を読取る。そして、ステップS
44で、このブロック番号iからそのブロックのタイマ
値TS、、とTSや1並びに、動作ステップマツプから
当該動作ステップの実行予測時間τを読取り、(1)式
に従って経過時間TS、、を演算する。そしてステップ
S46で、実行に要した時間TS、、が異常に長かった
かを判断する。 ステップS46の判断がOKであれば、ステップS52
に進んで、当該動作ブロックのタイマレジスタの内容を
クリアし、ステップS54では、現在レジスタC8Iに
示されている動作ステップを実行可能とマークする。こ
のC81で示される動作ステップは、ステップS20で
更新したように、終了した次の動作ステップである。 ある動作ブロックの動作ステップが実行可能とマークさ
れると、シーケンス制御プログラムの第16A図のステ
ップSL2でYESと判断されて次の動作ステップの実
行が行なわれてい(。 このように次々と動作ステップが実行されると、ある動
作ブロックについて、ステップS22において、CSレ
ジスタの内容が最終ステップ番号を超えるとき、即ち、
その動作ブロックの全処理を終了したとなるときが(る
。このときはステップS24で、当該ブロックを終了と
マークし、ステップS26では、現在のブロックの次に
起動されるべきブロックのためのタイマTB、、に現在
時刻を書込む。ここで、TB、、は、ブロックiが終了
して、このブロックiの次に起動されるべきブロックj
が存在することを明示するためのタイマであり、第19
B図の「12等に対応する。尚、タイムレジスタTBは
次に起動されるべき動作ブロックの最初の動作ステップ
が起動されれば、ステップS30でクリアされる。 ステップS26からステップSS4に戻り、新たに実行
可能な動作ブロックを探す。例えば、第5図の例で、B
Oの処理が終了してステップs4に戻ったときに、まだ
Blの処理が終了していなければ、B3は実行可能とマ
ークされない。 次に、第16B図のステップ346に戻って、ステップ
タイムオーバ故障の発見の手順について説明する。 ステップS46で、 TS、、−τ〉δ。 と判断されたときは、当該動作ステップの実行にかかっ
た時間が異常に長かったのであるから、ステップS48
で、その動作ステップの属する動作ブロックを故障とマ
ークし、ステップS49で、予想時間τの更新を行なう
。この更新処理は第16D図にその詳細が示されており
、動作ステップの処理に実際に要した時間TXI と予
想時間τとの差が小さ(て、即ち、 T□−τ □く ε   ((1) τ であって、要した時間Tx、かてよりも若干長かった場
合には、それは設備の経年変化によるものと判断して、
ステップ5102において、過去のTXI と今回のT
Xi とから、次回のためのτを計算して更新する。こ
のような更新により経年変化をも考慮した正確な故障検
知が可能となる。 第16B図の制御手順において、ステップS50で診断
プログラム(第16C図)を起動してから、ステップS
40に戻る。ステップS40に戻るのは、他の動作ブロ
ックの動作ステップにおいても故障を検出するためであ
る。また、故障検出を行なってシーケンス制御プログラ
ム(第16A図)の実行を停止しないのは、1つの動作
ブロックを停止しても、並行動作すべき動作ブロックが
あるので、その動作ブロックの動作を停止してはならな
いからである。他の動作ブロックを停止しなくてもよい
のは、そもそも、動作ブロックが他の動作ブロックと独
立して動作することを条件に定義されたものだからであ
る。 ステップ356以下は、ブロックハングアップ若しくは
ステップハングアップを検出する手順である。 ある動作ステップでラダープログラムがハングアップし
た場合の対処を説明する。かかる場合は終了信号は発生
しない。従って、ステップS40からステップS56に
進む。ステップS56では、一定時間の経過を見る。こ
れは、前回ステップS56に来てから現在時点(時刻T
、)までの経過時間が一定の値を超えたかを見るもので
あり、換言すれば、ブロックハングアップ若しくはステ
ップハングアップの有無はほこの一定時間毎にチェック
されるということである。ステップS58では、実行中
とマークされている動作ステップをサーチする。これは
、実行中とマークされている動作ブロックの各CSレジ
スタの内容が特定の動作ステップを指し、且つ、TS、
、に開始時間が書込まれていながら、TS、、が未だ更
新されていないものである。ステップS60では、現在
までの経過時間T、−TS、、を計算し、ステップS6
2では、(3)式に従って、 T p  T S m l>δ、     ・・・・・
・(3)を判断する。判断がYESであれば、ステップ
S64に進み当該ブロックをステップハングアップ故障
とマークする。 ステップS58で、実行中の動作ステップがないと判断
された場合について説明する。この場合は、ステップS
70では、ブロックタイムレジスタTB、、の値がゼロ
でないブロックjをサーチする。ステップ326に関連
して前述したように、TB、、がゼロでないものは、ブ
ロックiが終了してもそれに続くブロックjが未だ起動
されていないことを示す。ステップS72では、そのよ
うなブロックにおける動作ステップが未起動のままの経
過時間と前記予想時間「4.との差、(TP−TBIJ
)−rIJ を計算する。そして、その差が定数62よりも大きいな
らば、ステップS76でブロックハングアップと判断す
る。ステップ578では、故障診断プログラム(第16
C図)を起動する。 第16C図に従って、故障診断プログラム203につい
て説明する。 この故障診断プログラムは、故障がブロックハングアッ
プであるか、あるいは、ステップタイムオーバ、ステッ
プハングアップであるかにより、処理を若干具にする。 ステップタイムオーバ、ステップハングアップが検出さ
れれば、故障動作ステップが直接的に知ることができる
のに対し、ブロックハングアップの場合は、故障動作ス
テップを遡って追跡する必要があるからである。 ステップタイムオーバ、ステップハングアップ故障の場
合は、ステップS82において、故障とマークされたブ
ロックをサーチする。このマークはステップ348若し
くはステップS66でなされたものである。ステップS
72では、検出されたブロックのCSレジスタの内容を
読み、故障した動作ステップを特定する。ステップS7
4では、動作ステップマツプから故障したアクチュエー
タの識別番号を知る。ステップ376では、この識別番
号から入出カマツブ(第7図)をサーチし、ステップS
78で、この識別番号を有するアクチュエータの出と戻
りのLSの番号を知る。ステップS80では、これら知
り得た。故障の起こった動作ブロック番号、動作ステッ
プ番号、アクチュエータ番号、LS番号を表示して、操
作者に対処をうながす。 ステップS80でブロックハングアップが検出された場
合について説明する。この場合は、ステップS96で、
ブロックハングアップが検出されたブロック番号に対応
する起動条件マツプ(第19E図)を読み込む。ステッ
プ39gでは、マツプに書かれている確認スイッチの論
理状態と、それらの確認スイッチの実際状態とを比較し
て不一致の確認スイッチを探す。この不一致スイッチデ
バイスの特定がなされれば、次に、ステップ5100で
、ハングアップが検出されたブロックの親ブロックをブ
ロックマツプ(第6図)からサーチする。ステップ51
02では、検出された親ブロックの動作ステップマツプ
(第8図)から、上記不一致スイッチを使用している動
作ステップを特定、これからステップ5102で、この
動作ステップのアクチュエータ番号やL/S番号を特定
してステップS92に進む。ステップS92では、これ
らを表示する。以上のようにしてサーチされた故障箇所
が、デイスプレィ装置8のモニタ画面上で所定の色で強
調表示される。そして、作業者による故障箇所の復旧作
業が行なわれる。 以上説明したrステップタイムオーバjや「ステップハ
ングアップ」の検出は、基本的には、ステップラダープ
ログラム203とは独立したプログラムにより行なわれ
ている。このことは次のような効果を奏する。即ち、ス
テップラダープログラムには、上記故障検出するための
所謂、[トラップ回路」を設ける必要がな(なるという
ことである。第20図の(b)において、MYは、イン
ターロック条件ILCが満足されたことによる出力であ
り、MYが出力されると、アクチュエータ出力Yが出力
される。従来では、第20図の(b)に示すように、ス
イッチMYが閉じたら起動されるタイマ回路Tを設け、
このタイマがタイムアウトする前に、出力Yを確認する
スイッチX■が開かなければ故障(ALMオン)とする
ものであった。しかし、本実施例によれば、このような
タイマ回路は不要になり、第20図(a)のように、本
来の生産シーケンス制御に必要なステップラダープログ
ラムのみを作成すればよいことになる。 故111旧 以上が、本実施例システムに用意された故障検出/故障
診断の手法である。次に、このように検出された故障か
らシステム全体を再起動する手法(第1図の故障復旧サ
ブシステム103)について説明する。 第1図に関連して説明したように、この復旧サブシステ
ム103は、前もって生成された復旧プログラム102
に基づいて復旧を行なうものである。従って、本システ
ムにおける復旧プログラムの自動生成について説明する
。 第21図は、本復旧サブシステムの動作原理を説明する
。あるブロックB。の実行中に、その動作ステップB、
、Ssにおいて故障があったとすると、従来では、マニ
ュアル操作により、B115s−B、S、・・・とステ
ップを進めていた。しかしながら、この従来の手法では
、復旧処理が自動化されないばかりでなく、マニュアル
によるステップ進行が途中で行き詰まってしまう場合が
多発していた。 本復旧サブシステムでは、第21図に示すように、故障
した動作ステップB、、Ssから、逆戻りを行ない、こ
のブロックB、、の先頭B、、S、まで戻し、この先頭
の動作ステップBnS、から再起動をかけるものである
。即ち、リカバリ処理における逆戻りのラダープログラ
ム(RRPと称する)は、通常のシーケンス制御時にお
けるラダープログラムが第11図のものであれば、第2
2図のようなものになる。第11図と第22図とを比較
すれば分るように、このリカバリ用のラダープログラム
RRPは、第11図のある動作ステップにおける出力Y
。の動作確認スイッチを、その前段の動作ステップの手
動インターロック条件とするというものである。 具体的に説明する。第8図の動作ステップマツプをラダ
ープログラム化した第11図のステップラダープログラ
ムにおいて、動作ステップB0SIの出力Y1は、その
動作をスイッチx1により確認され、動作ステップB。 S2における出力Y2となる。この出力Y2はその動作
をスイッチX2により確認されるようになっている。一
方、第22図のRR,では、出力Y、の確認スイッチX
3が閉じることにより、マニュアル的に出力¥2が出力
され、このY2の確認スイッチX2がとじると、RR,
において、出力Y1が出力される。このように、リカバ
リ用のラダープログラムRRPでは、RRPに対応する
ステップラダープログラムSRPの出力の確認スイッチ
を、当該RRPの後段のインターロック条件に入力する
ことにより、第21図で説明した逆戻り制御を実現して
いる。 第17図は、上述の逆戻り用のラダープログラムRRP
を自動生成するためのプログラムのフローチャートであ
り、このプログラムは第1図のサブシステム106にあ
り、あるいは、第13図の自動生成部90に格納されて
いる。 この自動生成プログラムが起動されると、第17図のス
テップ5150において、生成対象のブロック番号nを
指定するように操作者に促す。ステップ5152では、
そのブロック番号に該当する動作ステップマツプを読み
込む。ステップ5154では、シーケンス制御ラダープ
ログラムSRPのステップ番号に相当するmを最大値に
初期化する。ステップ8156では、リカバリプログラ
ムRRPのステップ番号に相当するkを“1”に初期化
する。ステップ5158では、動作ステップマツプから
、SRPのB、、S、の出力Y1を、RRpHの出力Y
アに割り付ける。ステップ8160では、B、、S、の
出力Y、の確認スイッチX、をRRP、のインターロッ
ク条件に割り付ける。ステップ5162では、kをイン
クリメントし、ステップ8164では、mを1つデクリ
メントする。上記操作を、ステップ8166で、m=0
となるまで繰返す。 このようにして、復旧プログラム102が自動生成され
、復旧スイッチ(不図示)が操作者により押されるまで
起動されずに、ハードウェアディスク77に格納されて
いる。 第18図は、上記復旧スイッチが操作者により押された
場合に起動される復旧サブシステムの制御プログラムの
制御手順を示す。故障が発生した場合は、その故障がス
テップタイムオーバあるいはステップハングアップであ
れば、発生したブロックにおいて、故障動作ステップが
第16C図の制御手順によりCSレジスタにより示され
て停止している。その他のブロックは、当該故障ブロッ
クの再起動を待って待機している。また、ブロックハン
グアップであれば、第16C図の制御手順により、故障
動作ステップが特定された状態でシステムは再起動を待
っている。第18図においてスイッチが押されると、ス
テップ5182で、上述のようにして特定された故障ブ
ロック及び故障動作ステップを入力する。ステップ51
84では故障ブロックに対応する復旧プログラムをディ
スク77から読出してきて、そのプログラムをシーケン
サにロードする。ステップ8186では、このリカバリ
ラダープログラムRRPを、ステップ5182で知った
故障動作ステップに対応するステップ番号kから起動す
る。ステップ8188では、このリカバリプログラムの
終了を待って、ステップ5190で、ステップラダープ
ログラムSRPをシーケンサに再ロードして、ステップ
5192でこのラダープログラムを再起動する。 支五五二匁1 以上、説明したように、本実施例の故障検知/故障診断
/復旧システムによれば、 ■ニステップタイムオーバ検出、ステップハングアップ
検出、ブロックハングアップ検出により、簡単で的確な
故障検出ができる。 即ち、本実施例システムのステップタイムオーバ検出、
ステップハングアップ検出では、従来のように、故障検
出回路をラダープログラムに組み込む必要がなくなり、
簡素化がなされた。 特に、ステップタイムオーバ検出では、基準予想時間で
は実際のデータを基に更新されるので、その検出精度は
確保される。 また、ブロック起動条件を各ブロックの起動条件に組み
込むことにより、中途半端な状態に確認スイッチが入っ
てしまったというような故障状態を、ブロックハングア
ップ状態として認識することができる。この認識により
、動作ステップが多く進まないうちの早目に、かかる故
障状態がブロックハングアップとして検出でき、その結
果より的確な故障診断が行なえる。 ■ニジーケンスラダープログラムSRPの出力Yの確認
スイッチを、リカバリラダープログラムRRPのインタ
ーロック条件とすることにより、動作ステップマツプだ
けを便りにして、リカバリプログラムが極めて容易に自
動生成することができる。また、このリカバリプログラ
ムを起動させて、故障したブロックを一旦初期状態に戻
してから再起動を欠けるという手法を取ることにより、
復旧がより確実なものとなる。 L長胴 本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。例えば、上記実施例は本発明を自動車の生産ライ
ンに適用したものであったが、当然ながら本発明はその
ような適用分野に限定されるものではない。少なくとも
シーケンス制御を行なうものであれば適用可能である。 以下余白
【発明の効果】
本発明の故障診断方法は、各設備の単位動作が動作ステ
ップにより表現され、この動作ステップの集合からなる
動作ブロックはその開始から終了まで他の動作ブロック
から独立して動作し、この動作ブロックの集合により全
体の設備が制御される生産ラインの故障診断方法におい
て、1つの動作ブロックのラダープログラムの起動時に
、この動作ブロックに連なる上流の動作ブロックの各々
の動作ステップにおける全ての出力確認デバイスの状態
のチェックを行ない、この出力確認デバイスの状態が所
定のものでないときに故障と判定することを特徴とする
。 下流の動作ブロックの起動は、その上流の動作ブロック
における動作ステップの動作の正常な終了があって始め
て可能である。従って、下流ブロックの起動が、その上
流の動作ブロックにおける動作ステップの動作の正常な
終了が確認できないときには行なわれないようにすると
、故障判定が遅れることが防止される。 また、生産ラインの停止時において、起動されなかった
動作ブロックに連なる全ての上流の動作ブロックの各々
の動作ステップにおける出力確認デバイスの状態をチェ
ックすることにより、故障部位の特定を行なうことが可
能になる。 さらに、1つの動作ブロックにおける動作終了から、そ
の下流の動作ブロックが起動されるまでの時間を監視す
ることにより、前記起動されなかった動作ブロックを特
定することできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な実施例に具備された機能をブロ
ック的に示した図、 第2図乃至第4図は本発明を自動車の組立ラインに適用
した場合の、その組立ラインの構成を説明する図、 第5図は上記組立ラインを動作ブロックに分解した場合
における、それらの動作ブロック間の接続関係を説明す
る図、 第6図は動作ブロックマツプの構造を説明する図、 第7図は入出カマツブの構造を説明する図、第8図は動
作ステップマツプの構造を説明する図、 第9A図は設備をアクチエエータによりシンボル化した
場合の表記を説明する図、 第9B図は1つのアクチュエータの論理を説明する図、 第9C図はステップラダーパターンの1つの例を示す図
、 第10A図乃至第10C図はステップラダーパターンの
他の例を示す図、 第11図は第5図に示した例の動作ブロック0について
のラダープログラム要素を示す図。 第12図は実施例システムのハード構成を説明するブロ
ック図、 第13図は本実施例システムにおける、ラダープログラ
ムとシーケンス制御プログラムと監視プログラムと故K
 P断プログラムとの関係を説明する図、 第14図、第15図は故障検出の手法を説明する図、 第16A図乃至第16C図は夫々、シーケンス制御プロ
グラムと監視プログラムと故障診断プログラムの制御手
順を示すフローチャート、第16D図は動作ステップの
実行予想時間を実際のデータに併せるための制御手順の
フローチャート、 第17図は、復旧用のラダープログラムを自動生成する
ための制御プログラムの手順を示すフローチャート、 第18図は自動生成された復旧用ラダープログラムを実
行するための制御プログラムの手順を示すフローチャー
ト、 第19A図乃至第19E図はブロックハングアップを検
出するための原理を説明する図、第20図は、本実施例
システムにおける、基準時間を設定し、この基準時間と
動作ステップの経過時間とを比較することにより動作ス
テップにおける故障を検出することの優位性を従来例と
の比較で説明する図、 第21図は本実施例における復旧手順を原理的に説明す
る図、 第22図はりカバリラダープログラムの一例を示す図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各設備の単位動作が動作ステップにより表現され
    、この動作ステップの集合からなる動作ブロックはその
    開始から終了まで他の動作ブロックから独立して動作し
    、この動作ブロックの集合により全体の設備が制御され
    る生産ラインの故障診断方法において、 1つの動作ブロックのラダープログラムの起動時に、こ
    の動作ブロックに連なる上流の動作ブロックの各々の動
    作ステップにおける全ての出力確認デバイスの状態のチ
    ェックを行ない、 この出力確認デバイスの状態が所定のものでないときに
    故障と判定することを特徴とする生産ラインの故障診断
    方法。
  2. (2)該生産ラインの停止時において、起動されなかっ
    た動作ブロックに連なる全ての上流の動作ブロックの各
    々の動作ステップにおける出力確認デバイスの状態をチ
    ェックすることにより、故障部位の特定を行なうことを
    特徴とする請求項の第1項に記載の生産ラインの故障診
    断方法。
  3. (3)1つの動作ブロックにおける動作終了から、その
    下流の動作ブロックが起動されるまでの時間を監視する
    ことにより、前記起動されなかった動作ブロックを特定
    することを特徴とする請求項の第1項に記載の生産ライ
    ンの故障診断方法。
JP2304024A 1990-11-13 1990-11-13 生産ラインの故障診断方法 Pending JPH04176550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016071444A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 本田技研工業株式会社 設備異常判定方法及び設備異常判定システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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