JPH0417613B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0417613B2
JPH0417613B2 JP26811488A JP26811488A JPH0417613B2 JP H0417613 B2 JPH0417613 B2 JP H0417613B2 JP 26811488 A JP26811488 A JP 26811488A JP 26811488 A JP26811488 A JP 26811488A JP H0417613 B2 JPH0417613 B2 JP H0417613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coffee
coffee beans
taste
green
aroma
Prior art date
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Expired
Application number
JP26811488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02117346A (ja
Inventor
Yoji Tamaoki
Kazuhiro Sakaida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pokka Corp
Original Assignee
Pokka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pokka Corp filed Critical Pokka Corp
Priority to JP26811488A priority Critical patent/JPH02117346A/ja
Priority to EP19900107600 priority patent/EP0453585B1/en
Publication of JPH02117346A publication Critical patent/JPH02117346A/ja
Publication of JPH0417613B2 publication Critical patent/JPH0417613B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F5/00Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
    • A23F5/02Treating green coffee; Preparations produced thereby

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、味及び香りの良いコーヒーの製造法
に関する。 (従来の技術) コーヒーの消費は年々着実に増加しており、ま
た消費者の嗜好は多様化、向上してきている。そ
れに伴い、ブレンド、焙煎、焙煎豆保存技術など
は向上しつつあるが、焙煎前のコーヒー生豆の保
存及び熟成については全く考慮されず、温度管
理、包装管理などが充分されていない状態であつ
た。本発明者らは、焙煎前のコーヒー生豆の保存
状態と焙煎して得られるコーヒーの味及び香りを
調べた結果、焙煎前のコーヒー生豆を低温領域で
一定期間保存熟成することにより、高品質のコー
ヒーが得られることを見出して本発明を完成し
た。 (本発明の構成とその説明) 本発明は、コーヒー生豆を、コーヒー生豆の氷
結点ないし3℃、好ましくは氷温帯(氷結点から
0℃)の低温領域で7〜21日間保存したのち、焙
煎することを特徴とする、コーヒーの製造法であ
る。氷温帯とはある物質の氷結点から0℃までの
低温帯を意味し、氷温帯は物質ごとに特定され
る。 本発明方法で得られたコーヒーの抽出液は、香
り及び味がきわめて良好である。 本発明を実施するに際しては、コーヒー生豆を
コーヒー生豆の氷結点ないし3℃の低温領域好ま
しくは氷温帯で、未凍結状態で7〜21日間保存す
る。 コーヒー生豆は、コーヒーノキ属植物の果実か
ら皮と肉質部を除いた胚を乾燥したもので、コー
ヒー生豆として市販品を用いることができる。 コーヒー生豆の保存温度は、コーヒー生豆の氷
結点ないし3℃好ましくは氷温帯である。保存温
度が氷結点未満又は3℃より高い場合は、焙煎し
たコーヒー豆の抽出液の味及び香りに格別の向上
が認められない。コーヒー生豆の氷結点は、コー
ヒー生豆の水分量、水中の可溶性成分量等によつ
て異なるが、通常は−4〜−15℃である。 コーヒー生豆の保存期間は7〜21日間好ましく
は12〜17日間である。保存期間が7日間未満の場
合は抽出液の味及び香りが充分に向上せず、また
21日間より長くしても抽出液の味及び香りに格別
の向上は認められない。 コーヒー生豆は、通気性を有する容器例えばポ
リエチレン袋、麻袋等に充填して保するすること
が好ましい。 次いでこの生豆を焙煎すると目的のコーヒー豆
が得られる。焙煎は低温領域保存後24時間以内に
行うことが好ましい。焙煎は例えば焙煎器を用い
て普通の方法で行うことができる。 本発明方法によれば、簡単な方法で高品質の焙
煎コーヒーを得ることができ、この焙煎コーヒー
の抽出液は味及び香りがきわめて優れている。 実施例 1 コーヒー生豆(コロンビア)500gをポリエチ
レン袋に入れ、日本軽金属社製氷温庫に入れ、−
1.5〜−0.5℃で14日間保存したのち、コーヒー焙
煎器で焙煎し、粉砕し、熱湯で抽出し、コーヒー
抽出液6を得た。また対照として室温保存した
コーヒー生豆を用い、同様に焙煎、粉砕、抽出し
てコーヒー抽出液を得た。これらのコーヒー抽出
液を用い、50名のパネラーにより味及び香りにつ
いて調査した。味又は香りがきわめて良いと判定
した場合を3点、良いと判定した場合を2点、悪
いと判定した場合を1点としたときの合計得点数
を第1表に示す。
【表】 実施例 2 コーヒー生豆(ジヤマイカ)300gをポリエチ
レン袋に入れ、氷温庫内で−1.5〜−0.5℃で12〜
17日間保存後、焙煎、粉砕、抽出し、コーヒー抽
出液を得た。この抽出液835gに牛乳100g及び砂
糖65gを加えて合計1000gとし、缶に充填して缶
コーヒーを製造した。また対照として室温保存し
たコーヒー生豆を用い、同様にして缶コーヒーを
製造した。これらの缶コーヒーを用い、30名のパ
ネラーにより味及び香りについて調査した。味及
び香りがきわめて良いと判定した場合を3点、良
いと判定した場合を2点、悪いと判定した場合を
1点としたときの合計得点数を第2表に示す。
【表】 実施例 3 コーヒー生豆(コロンビア)300gをポリエチ
レン袋、麻袋、アルミ袋に入れるか又は未包装の
まま氷温庫に入れ、−1.5〜−0.5℃で14日間保存
したのち、焙煎、粉砕し、熱湯で抽出してコーヒ
ー抽出液3.6を得た。対照として室温保存した
コーヒー生豆を用い、同様に焙煎、粉砕、抽出し
てコーヒー抽出液を得た。これらのコーヒー抽出
液を用い、20名のパネラーにより実施例2と同様
の調査を行つた。その結果を第3表に示す。これ
より包装容器としてはポリエチレン袋又は麻袋が
好ましいことが知られる。
【表】 実施例 4 コーヒー生豆(ロブスター種)300gをポリエ
チレン袋に入れ、氷温庫内で−1.5〜−0.5℃で9
日、14日、16日又は20日間保存したのち、同一条
件で焙煎、粉砕、抽出してコーヒー抽出液を得
た。また対照として室温保存したコーヒー生豆を
用い、同様にしてコーヒー抽出液を得た。これら
のコーヒー抽出液を用い、20名のパネラーにより
実施例2と同様の調査を行つた。また焙煎したコ
ーヒー豆中のクロロゲン酸及びカフエイン含量を
液体クロマトグラフイーを用いて測定した。その
結果を第4表に示す。 これより生豆を−1.5〜−0.5℃で14〜16日間保
存すると、コーヒー抽出液の味及び香りが著しく
向上することが知られる。また保存期間14〜16日
間のものでは、クロロゲン酸含量の多いことが認
められた。クロロゲン酸は一般的には、コーヒー
の焙煎度合の指標となる成分であるが、コーヒー
の味を決定する重要成分であるカフエイン含量
は、ほとんど差がないことから、コーヒー抽出液
の味の相違はクロロゲン酸含量の差異による可能
性が高い。なおフード・ケミストリー15巻
(1984)219〜227頁には、ロブスター種より高品
質と考えられるアラビカ種は、クロロゲン酸含量
が高いことが報告されていることから、本発明方
法により得られるコーヒーの味の高品質化はクロ
ロゲン酸による可能性が高いと推測される。
【表】 実施例 5 コーヒー生豆(コロンビア)300gをポリエチ
レン袋に入れ、冷蔵庫(4〜6℃)、氷温庫(−
1.5〜−0.5℃)又は冷凍庫(−22〜−17℃)内で
14日間保存したのち、同一条件で焙煎、粉砕、抽
出してコーヒー抽出液を得た。また対照として室
温保存したコーヒー生豆を用い、同様にしてコー
ヒー抽出液を得た。これらのコーヒー抽出液を用
い、20名のパネラーにより実施例2と同様の調査
を行つた。また実施例4と同様にしてコーヒー豆
中の成分含量を測定した。その結果を第5表に示
す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コーヒー生豆を、コーヒー生豆の氷結点ない
    し3℃の低温領域で7〜21日間保存したのち、焙
    煎することを特徴とする、コーヒーの製造法。 2 コーヒー生豆を通気性を有する容器に入れて
    保存することを特徴とする、第1請求項に記載の
    方法。
JP26811488A 1988-10-26 1988-10-26 コーヒーの製造法 Granted JPH02117346A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26811488A JPH02117346A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 コーヒーの製造法
EP19900107600 EP0453585B1 (en) 1988-10-26 1990-04-21 Method for producing coffee

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26811488A JPH02117346A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 コーヒーの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02117346A JPH02117346A (ja) 1990-05-01
JPH0417613B2 true JPH0417613B2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=17454083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26811488A Granted JPH02117346A (ja) 1988-10-26 1988-10-26 コーヒーの製造法

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EP (1) EP0453585B1 (ja)
JP (1) JPH02117346A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Publication date
EP0453585A1 (en) 1991-10-30
EP0453585B1 (en) 1994-10-19
JPH02117346A (ja) 1990-05-01

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