JPH04175560A - 樋状帰還油路を備える自動変速装置 - Google Patents
樋状帰還油路を備える自動変速装置Info
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- JPH04175560A JPH04175560A JP29922090A JP29922090A JPH04175560A JP H04175560 A JPH04175560 A JP H04175560A JP 29922090 A JP29922090 A JP 29922090A JP 29922090 A JP29922090 A JP 29922090A JP H04175560 A JPH04175560 A JP H04175560A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動変速装置に関し、特に、その後部におい
て作動油を帰還させる油路に関する。
て作動油を帰還させる油路に関する。
車両用自動変速装置において、4輪駆動車に搭載される
ものに、トランスミッションと、その出力トルクを前・
後輪に配分するトランスファと、前輪へ出力トルクを伝
達すためのチェーン伝動機構を組合わせて一体化した装
置がある。
ものに、トランスミッションと、その出力トルクを前・
後輪に配分するトランスファと、前輪へ出力トルクを伝
達すためのチェーン伝動機構を組合わせて一体化した装
置がある。
従来、このような自動変速装置は、通常オフロード車に
搭載され、搭載スペースに比較的ゆとりがあり、厳しい
寸法的制約を受けないため、チェーン伝動機構を含むト
ランスファ部分はトランスミッション部分とはオイル循
環上独立したケース内に収容され、独自のオイルポンプ
から作動油の供給を受ける構成とされていた。
搭載され、搭載スペースに比較的ゆとりがあり、厳しい
寸法的制約を受けないため、チェーン伝動機構を含むト
ランスファ部分はトランスミッション部分とはオイル循
環上独立したケース内に収容され、独自のオイルポンプ
から作動油の供給を受ける構成とされていた。
これに対して、最近、この種の装置が乗用車にも搭載さ
れるようになり、厳しい寸法上の制約を受けるようにな
ったため、装置の一層の小形・軽量化を図る必要性が生
じている。また、前記のようなトランスファ部分を独立
させた構成を採ると、チェーン室側でオイルの攪拌によ
る油温上昇の傾向がみられ、オイルの劣化が早く、粘性
の低下による付着力の低下とそれによる冷却効果の低下
が生じて、摩擦材やチェーンのリンク等相対回転する部
材の焼は等による性能低下の可能性があった。
れるようになり、厳しい寸法上の制約を受けるようにな
ったため、装置の一層の小形・軽量化を図る必要性が生
じている。また、前記のようなトランスファ部分を独立
させた構成を採ると、チェーン室側でオイルの攪拌によ
る油温上昇の傾向がみられ、オイルの劣化が早く、粘性
の低下による付着力の低下とそれによる冷却効果の低下
が生じて、摩擦材やチェーンのリンク等相対回転する部
材の焼は等による性能低下の可能性があった。
このような事情から、チェーン伝動機構を含みトランス
ファ部分とトランスミッション部分をオイル循環の上で
も一体化する構成が採用されようとしている。
ファ部分とトランスミッション部分をオイル循環の上で
も一体化する構成が採用されようとしている。
しかしながら、トランスミッションとトランスファとを
前記のように一体化した場合、急発進、極低温、登板時
等において、トランスミッション内のオイルが慣性力、
流動性の低下、傾斜等により全体に後方に寄ってしまう
ことがある。このような状態になると、トランスミッシ
ョン下方に設けられたオイルパン内のオイルレベルが傾
斜して前方で低くなったりあるいは全体に低下し、オイ
ルストレーナの吸込口より低くなる結果、エアーの吸込
みによりオイルポンプへのオイル供給が停止し、自動変
速装置各部へのオイル供給が不可能となるため、トラン
スミッションの制御ができなくなり、車両が発進不能に
陥る恐れがある。
前記のように一体化した場合、急発進、極低温、登板時
等において、トランスミッション内のオイルが慣性力、
流動性の低下、傾斜等により全体に後方に寄ってしまう
ことがある。このような状態になると、トランスミッシ
ョン下方に設けられたオイルパン内のオイルレベルが傾
斜して前方で低くなったりあるいは全体に低下し、オイ
ルストレーナの吸込口より低くなる結果、エアーの吸込
みによりオイルポンプへのオイル供給が停止し、自動変
速装置各部へのオイル供給が不可能となるため、トラン
スミッションの制御ができなくなり、車両が発進不能に
陥る恐れがある。
このような現象を避ける通常の手段としては、オイルパ
ンの位置を下げ、自動変速装置の後傾時の装置後方への
オイルの流動を防いで、十分なオイル量をオイルパン内
に保つようにすることが考えられるが、寸法上の制限の
ゆるやかなオフロード車用としてはともかく、乗用車用
としては最低地上高の制約もあって、このような対策を
適用することはできない。
ンの位置を下げ、自動変速装置の後傾時の装置後方への
オイルの流動を防いで、十分なオイル量をオイルパン内
に保つようにすることが考えられるが、寸法上の制限の
ゆるやかなオフロード車用としてはともかく、乗用車用
としては最低地上高の制約もあって、このような対策を
適用することはできない。
本発明は、このような事情に鑑み、案出された自動変速
装置のオイル循環手段の一環を成すものであり、自動変
速装置における作動油帰還油路内のオイルが自動変速装
置の後部へ滞留するのを防止し、オイルレベルを適正に
保つことのできる自動変速装置を提供することを目的と
する。
装置のオイル循環手段の一環を成すものであり、自動変
速装置における作動油帰還油路内のオイルが自動変速装
置の後部へ滞留するのを防止し、オイルレベルを適正に
保つことのできる自動変速装置を提供することを目的と
する。
上記の課題を解決するため、本発明は、回転部材がケー
スの後部に配設された自動変速装置において、前記ケー
スは、回転部材に連れ回られて回転部材から周囲へ放出
される作動油を受ける上向きの凹状受は面を備え、該凹
状受は面は、前記回転部材の周面近傍側部を回転部材の
軸線に対して前下りに傾斜して回転部材の前方まで延び
て樋状帰還油路を構成することを特徴とする。
スの後部に配設された自動変速装置において、前記ケー
スは、回転部材に連れ回られて回転部材から周囲へ放出
される作動油を受ける上向きの凹状受は面を備え、該凹
状受は面は、前記回転部材の周面近傍側部を回転部材の
軸線に対して前下りに傾斜して回転部材の前方まで延び
て樋状帰還油路を構成することを特徴とする。
このような構成を採った本発明に係る自動変速装置では
、自動変速装置のケース後部に位置する回転部材に供給
され、回転部材に連れ回られて回転部材から放出される
作動油が凹状受は面で捕捉され、回転部材の軸線に対し
て前下りに傾斜した樋状帰還油路を流れて、回転部材の
前方まで導かれて、ケース前部へ戻される。
、自動変速装置のケース後部に位置する回転部材に供給
され、回転部材に連れ回られて回転部材から放出される
作動油が凹状受は面で捕捉され、回転部材の軸線に対し
て前下りに傾斜した樋状帰還油路を流れて、回転部材の
前方まで導かれて、ケース前部へ戻される。
そして、本発明によれば、自動変速装置におけるケース
後部のオイルを速やかにケース前部へ帰還させるとかで
きるので自動変速装置後部での作動油の滞留を防いで、
常にオイルレベルを適正に保つことができる。また、こ
のような迅速なオイルの帰還により、自動変速装置後部
での滞留によるオイルの温度上昇を防いで、後部に配設
された回転部材の加熱による焼けやそれによる耐久性の
低下を防いだ自動変速装置を提供することができる。
後部のオイルを速やかにケース前部へ帰還させるとかで
きるので自動変速装置後部での作動油の滞留を防いで、
常にオイルレベルを適正に保つことができる。また、こ
のような迅速なオイルの帰還により、自動変速装置後部
での滞留によるオイルの温度上昇を防いで、後部に配設
された回転部材の加熱による焼けやそれによる耐久性の
低下を防いだ自動変速装置を提供することができる。
以下、図面に沿い、本発明の実施例について説明する。
先ず、自動変速装置の全体構成について第3図を参照し
ながら簡単に説明する。この自動変速装置は、トランス
ミッション1として従来公知のギヤトレインを備えてお
り、その後方にフロント側へ動力を伝達するチェーン伝
動機構2が配設され、さらにその後方にフロント側とリ
ヤ側に伝達するトルク配分を制御するトランスファ3が
配設されている。
ながら簡単に説明する。この自動変速装置は、トランス
ミッション1として従来公知のギヤトレインを備えてお
り、その後方にフロント側へ動力を伝達するチェーン伝
動機構2が配設され、さらにその後方にフロント側とリ
ヤ側に伝達するトルク配分を制御するトランスファ3が
配設されている。
トランスミッションlのギヤトレイン11は、従来公知
の2プラネタリギヤによる前進3速、後進l速のギヤト
レイン11の前方にオーバードライブプラネタリギヤユ
ニット12を付加して前進4速、後進1速を達成する構
成されており、これらは単一のトランスミッションケー
スlO内に収容され、それらの下方にバルブボディ13
が取付けられ、その下方にオイルパン14が取付けられ
ている。
の2プラネタリギヤによる前進3速、後進l速のギヤト
レイン11の前方にオーバードライブプラネタリギヤユ
ニット12を付加して前進4速、後進1速を達成する構
成されており、これらは単一のトランスミッションケー
スlO内に収容され、それらの下方にバルブボディ13
が取付けられ、その下方にオイルパン14が取付けられ
ている。
トランスファ3は、プラネタリギヤユニット3lとその
キャリヤ32とサンギヤ33とを係合、解放させるクラ
ッチ34で構成されており、トランスミッション1から
の出力がキャリヤ32に入力され、これがサンギヤ33
を経てフロント側すなわちチェーン伝動機構2のドライ
ブスプロケット21に出力される一方、リングギヤ35
を経てリヤ側に出力される。クラッチ34を作動させる
ための油圧は、トランスファ3のバルブボディ36から
取る構成とされており、このバルブボディ36へは、ト
ランスミッション1のバルブボディ13からライン圧を
導き、それをリニヤソレノイドバルブで調整してクラッ
チシリンダ37に供給する方式とされている。そして、
この油圧でクラッチの摩擦材の係合圧力を制御し、前後
3ニアのトルク配分からキャリヤ32とサンギヤ33と
を固定したリジッド状態までの制御を行う。
キャリヤ32とサンギヤ33とを係合、解放させるクラ
ッチ34で構成されており、トランスミッション1から
の出力がキャリヤ32に入力され、これがサンギヤ33
を経てフロント側すなわちチェーン伝動機構2のドライ
ブスプロケット21に出力される一方、リングギヤ35
を経てリヤ側に出力される。クラッチ34を作動させる
ための油圧は、トランスファ3のバルブボディ36から
取る構成とされており、このバルブボディ36へは、ト
ランスミッション1のバルブボディ13からライン圧を
導き、それをリニヤソレノイドバルブで調整してクラッ
チシリンダ37に供給する方式とされている。そして、
この油圧でクラッチの摩擦材の係合圧力を制御し、前後
3ニアのトルク配分からキャリヤ32とサンギヤ33と
を固定したリジッド状態までの制御を行う。
トランスミッションlの後方にはチェーン伝動機構2の
チェーンケース20が取付けられており、このケース2
0は前後に2分割されたチェーンケースフロント20A
とチェーンケースリヤ20Bとで構成されている。そし
てチェーンケース20の後方にはトランスファのトラン
スファケース30が取付けられている。
チェーンケース20が取付けられており、このケース2
0は前後に2分割されたチェーンケースフロント20A
とチェーンケースリヤ20Bとで構成されている。そし
てチェーンケース20の後方にはトランスファのトラン
スファケース30が取付けられている。
第1図はこの自動変速装置のトランスミッションケース
後部からトランスファケースまでの側断面図であって、
この例では、本発明に係る樋状帰還油路30aがトラン
スファケース30に形成されている。この樋状帰還油路
30aは、トランスファケース30内に配設された回転
部材、すなわちこの実施例において、前記プラネタリギ
ヤユニット31と、そのキャリヤ32とサンギヤ33と
を係合・解放させるクラッチ34、から周囲へ放出され
るオイルを受ける凹状受は面を備えている。
後部からトランスファケースまでの側断面図であって、
この例では、本発明に係る樋状帰還油路30aがトラン
スファケース30に形成されている。この樋状帰還油路
30aは、トランスファケース30内に配設された回転
部材、すなわちこの実施例において、前記プラネタリギ
ヤユニット31と、そのキャリヤ32とサンギヤ33と
を係合・解放させるクラッチ34、から周囲へ放出され
るオイルを受ける凹状受は面を備えている。
第2図はトランスファケースの正面図、すなわち第3図
の■−■矢視図であって、図に示すように凹状受は面3
01aは、この例では円弧状断面として構成されており
、円弧の一方はそのままトランスファケース30のケー
ス内壁に接続している。そしてこの凹状受は面301a
は、第1図及び第2図に示すように、プラネタリギヤユ
ニット31とクラッチ34の周面近傍側部、特に最もオ
イル捕捉効率のよい回転部材の正転方向(第2図におい
て時計回り方向)側部やや下方、をそれらの回転軸線に
対して前下りに傾斜してプラネタリギヤユニット31と
クラッチ34の前方、この例ではトランスファケース3
0の前端まで延びて樋状帰還油路30aを構成している
。
の■−■矢視図であって、図に示すように凹状受は面3
01aは、この例では円弧状断面として構成されており
、円弧の一方はそのままトランスファケース30のケー
ス内壁に接続している。そしてこの凹状受は面301a
は、第1図及び第2図に示すように、プラネタリギヤユ
ニット31とクラッチ34の周面近傍側部、特に最もオ
イル捕捉効率のよい回転部材の正転方向(第2図におい
て時計回り方向)側部やや下方、をそれらの回転軸線に
対して前下りに傾斜してプラネタリギヤユニット31と
クラッチ34の前方、この例ではトランスファケース3
0の前端まで延びて樋状帰還油路30aを構成している
。
第4図〜第7図は第3図のIV−IV〜■−■矢視図で
あって、この自動変速装置において、第3図に示すトラ
ンスミッションlからトランスファ3に供給されたオイ
ルは、具体的には、トランスミッション1側のバルブボ
ディ13からトランスファ3側のバルブボディ36に供
給され、バルブボディ36内に配設された図示しない調
圧弁により調圧されてトランスファ3の各部に供給され
る。
あって、この自動変速装置において、第3図に示すトラ
ンスミッションlからトランスファ3に供給されたオイ
ルは、具体的には、トランスミッション1側のバルブボ
ディ13からトランスファ3側のバルブボディ36に供
給され、バルブボディ36内に配設された図示しない調
圧弁により調圧されてトランスファ3の各部に供給され
る。
そして、トランスファ3での作動及び潤滑を終わったオ
イルは、トランスファ3から直接あるいはチェーン伝動
機構2を潤滑した後、トランスミッション1に戻される
構成とされている。すなわち、トランスファ3内の帰還
油路は、第1図及び第8図に示すように、トランスファ
ケース30の最後部から最前部までプラネタリギヤユニ
ット31及びそのクラッチ34(第3図参照)の外周−
側に沿い、前傾して設けられた樋状帰還油路30aとト
ランスファケース30の底部とで構成されており、トラ
ンスファケース30の底部は同一レベルでチェーンケー
スリヤ20Bに接続されている。
イルは、トランスファ3から直接あるいはチェーン伝動
機構2を潤滑した後、トランスミッション1に戻される
構成とされている。すなわち、トランスファ3内の帰還
油路は、第1図及び第8図に示すように、トランスファ
ケース30の最後部から最前部までプラネタリギヤユニ
ット31及びそのクラッチ34(第3図参照)の外周−
側に沿い、前傾して設けられた樋状帰還油路30aとト
ランスファケース30の底部とで構成されており、トラ
ンスファケース30の底部は同一レベルでチェーンケー
スリヤ20Bに接続されている。
そして、第1図及び第7図に示すように、チェーンケー
スリヤ20Bにおいては、そのリブ20Cが樋状帰還油
路30aに接続しており、リブ20cの上部に形成され
たオイル戻し路が隔壁20eを経てチェーン室23に開
口20dで連通している。また、底部のオイル戻し油路
は、隔壁20eの開口2Ofを通り、帰還室22に入り
、チェーンケースフロント2OAの隔壁20hの開口2
0gを経て、トランスミッションケースlOの開口10
aからケース内に連通している。
スリヤ20Bにおいては、そのリブ20Cが樋状帰還油
路30aに接続しており、リブ20cの上部に形成され
たオイル戻し路が隔壁20eを経てチェーン室23に開
口20dで連通している。また、底部のオイル戻し油路
は、隔壁20eの開口2Ofを通り、帰還室22に入り
、チェーンケースフロント2OAの隔壁20hの開口2
0gを経て、トランスミッションケースlOの開口10
aからケース内に連通している。
第3図に示すトランスミッション1の作動油をトランス
ファ3を経てチェーン伝動機構2に供給した後帰還させ
る帰還油路は、チェーンケースフロント2OAの部分で
帰還室22を構成しており、この帰還室22はチェーン
ケース20に設けられてはいるが、オイル循環上はチェ
ーン室23を経ることなく、直接トランスミッションケ
ースlOに接続されている。すなわち、第5図及び第6
図に示すように、帰還室22とチェーン室23とはケー
ス底部から斜めに立上がるリブ20aによって隔離され
ている。
ファ3を経てチェーン伝動機構2に供給した後帰還させ
る帰還油路は、チェーンケースフロント2OAの部分で
帰還室22を構成しており、この帰還室22はチェーン
ケース20に設けられてはいるが、オイル循環上はチェ
ーン室23を経ることなく、直接トランスミッションケ
ースlOに接続されている。すなわち、第5図及び第6
図に示すように、帰還室22とチェーン室23とはケー
ス底部から斜めに立上がるリブ20aによって隔離され
ている。
このように構成された実施例の自動変速装置において、
トランスファケース30内で回転するプラネタリギヤユ
ニット31とクラッチ34に連れ回られて周囲に放出さ
れるオイルは、直接凹状受は面301aで捕捉されるほ
か、トランスファケース30の内壁を流れ落ちて結果的
に凹状受は面301aで捕捉される。そして、凹状受は
面301aがプラネタリギヤユニット31とクラッチ3
4の回転軸線に対して前部りに傾斜しているため、オイ
ルは該受は面301aを樋状帰還油路として前方へ流れ
、トランスファケース30の前端まで達する。その後の
オイルの流れは、前記構成の説明からすでに明らかなよ
うに、チェーンケースリヤ20Bにおいては、そのリブ
20cの上部に形成されたオイル戻し路に導かれ、隔壁
20eの開口20dを経てチェーン室23に流込む。
トランスファケース30内で回転するプラネタリギヤユ
ニット31とクラッチ34に連れ回られて周囲に放出さ
れるオイルは、直接凹状受は面301aで捕捉されるほ
か、トランスファケース30の内壁を流れ落ちて結果的
に凹状受は面301aで捕捉される。そして、凹状受は
面301aがプラネタリギヤユニット31とクラッチ3
4の回転軸線に対して前部りに傾斜しているため、オイ
ルは該受は面301aを樋状帰還油路として前方へ流れ
、トランスファケース30の前端まで達する。その後の
オイルの流れは、前記構成の説明からすでに明らかなよ
うに、チェーンケースリヤ20Bにおいては、そのリブ
20cの上部に形成されたオイル戻し路に導かれ、隔壁
20eの開口20dを経てチェーン室23に流込む。
一方、トランスファケース30底部のオイル帰還油路を
戻るオイルは、隔壁20eの開口2Ofを通り、帰還室
22に流れるが、この帰還方向への流れは、重心を後方
へずらして吊下げ状態にあり常時若干開き加減の弁体2
6aと開口2Ofとの隙間を通って隔壁20eの前後の
段差を利用して維持される。
戻るオイルは、隔壁20eの開口2Ofを通り、帰還室
22に流れるが、この帰還方向への流れは、重心を後方
へずらして吊下げ状態にあり常時若干開き加減の弁体2
6aと開口2Ofとの隙間を通って隔壁20eの前後の
段差を利用して維持される。
このようにして、上記実施例の構成によれば、4輪駆動
車用自動変速装置におけるケース後部、すなわちトラン
スファケース30のオイルを速やかにケース前部へ帰還
させるとかできるので自動変速装置後部での作動油の滞
留を防いで、常にオイルパン14のオイルレベルを適正
に保つことのできる。また、このような迅速なオイルの
帰還により、自動変速装置後部での滞留によるオイルの
温度上昇を防いで、トランスファ3のプラネタリギヤユ
ニット31やそのクラッチ34の加熱による焼けやそれ
による耐久性の低下を防いだ4輪駆動車用自動変速装置
を提供することができる。
車用自動変速装置におけるケース後部、すなわちトラン
スファケース30のオイルを速やかにケース前部へ帰還
させるとかできるので自動変速装置後部での作動油の滞
留を防いで、常にオイルパン14のオイルレベルを適正
に保つことのできる。また、このような迅速なオイルの
帰還により、自動変速装置後部での滞留によるオイルの
温度上昇を防いで、トランスファ3のプラネタリギヤユ
ニット31やそのクラッチ34の加熱による焼けやそれ
による耐久性の低下を防いだ4輪駆動車用自動変速装置
を提供することができる。
以上、本発明を一実施例に基づき詳説したが、本発明は
上記実施例の開示内容のみに限定されることなく、特許
請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に細部の具体的
構成を変更して実施可能なものであることはいうまでも
ない。
上記実施例の開示内容のみに限定されることなく、特許
請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に細部の具体的
構成を変更して実施可能なものであることはいうまでも
ない。
第1図は本発明の一実施例の自動変速装置におけるトラ
ンスミッションケース後部からトランスファケースまで
の側断面図、第2図はトランスファケースの正面図、第
3図は自動変速装置の全体構造を示す側断面図、第4図
〜第7図は第3図のI’t/−IV〜■−■矢視図であ
る。 1・・・トランスミッション、2・・・チェーン伝動機
構、3・・・トランスファ、10・・・トランスミッシ
ョンケース、20・・・チェーンケース、30・・・ト
ランスファケース、30a・・・樋状帰還油路、31・
・・プラネタリギヤユニット(回転部材)、34・・・
クラッチ(回転部材)、301a・・・凹状受は面代理
人 弁理士 阿 部 英 幸
ンスミッションケース後部からトランスファケースまで
の側断面図、第2図はトランスファケースの正面図、第
3図は自動変速装置の全体構造を示す側断面図、第4図
〜第7図は第3図のI’t/−IV〜■−■矢視図であ
る。 1・・・トランスミッション、2・・・チェーン伝動機
構、3・・・トランスファ、10・・・トランスミッシ
ョンケース、20・・・チェーンケース、30・・・ト
ランスファケース、30a・・・樋状帰還油路、31・
・・プラネタリギヤユニット(回転部材)、34・・・
クラッチ(回転部材)、301a・・・凹状受は面代理
人 弁理士 阿 部 英 幸
Claims (1)
- (1)回転部材がケースの後部に配設された自動変速装
置において、 前記ケースは、回転部材に連れ回られて回転部材から周
囲へ放出される作動油を受ける上向きの凹状受け面を備
え、 該凹状受け面は、前記回転部材の周面近傍側部を回転部
材の軸線に対して前下りに傾斜して回転部材の前方まで
延びて樋状帰還油路を構成することを特徴とする樋状帰
還油路を備える自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29922090A JPH04175560A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 樋状帰還油路を備える自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29922090A JPH04175560A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 樋状帰還油路を備える自動変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04175560A true JPH04175560A (ja) | 1992-06-23 |
Family
ID=17869710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29922090A Pending JPH04175560A (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 樋状帰還油路を備える自動変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04175560A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151309A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド駆動装置 |
JP2020085043A (ja) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | マツダ株式会社 | 車両のトランスファ構造 |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP29922090A patent/JPH04175560A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151309A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド駆動装置 |
JP2020085043A (ja) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | マツダ株式会社 | 車両のトランスファ構造 |
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