JPH04174687A

JPH04174687A - 弾球遊技機の盤面

Info

Publication number: JPH04174687A
Application number: JP30150590A
Authority: JP
Inventors: Toshisuke Yoshikawa; 捷右吉川
Original assignee: KYOWA GIKEN KK
Current assignee: KYOWA GIKEN KK
Priority date: 1990-11-07
Filing date: 1990-11-07
Publication date: 1992-06-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は弾球遊技機の盤面、更に詳しくはパチンコ機、
麻雀式パチンコ機、組み合わせ式パチンコ機、加算式パ
チンコ機等のような各種弾球遊技機に使用する盤面の改
良に関するものであって、特に遊技機外部から電気ノイ
ズが遊技機内部に影響を与えることがないようにした弾
球遊技機の盤面に関するものである。

［従来の技術」従来から、パチンコ機、麻雀式パチンコ機、組み合わせ
式パチンコ機、加算式パチンコ機等のような各種弾球遊
技機が使用されている。

このような各種弾球遊技機は、いずれもベニヤの多層合
板で形成した基板の表面に、デザイン面を構成する印刷
を施したセルロイド製の表面板を貼着したもので盤面を
構成していた。またこの盤面にはパチンコ釘あるいはチ
ューリップ等の役物を固定してゲーム空間を形成したも
のである。

またこの各種弾球遊技機は、盤面にパチンコ球を打ち出
し、その打ち出した球がゲーム空間を落下する際に遊技
を行うものである。

またここで盤面に打ち出される球は、高速で盤面を落下
するので、この落下する球によってセルロイド製の表面
板に静電気が発生することとなる。

一方各種弾球遊技機を設置している遊技店では、喫煙に
よって生じる煙草の煙や、各種微細な埃等が充満してい
るので、このような煙草の煙あるいは埃が、静電気の生
じているセルロイド製の表面板に付着し、盤面を汚すこ
ととなっていた。

また近年は、各種弾球遊技にもゲーム構成のために電子
回路が用いられ、特にこれら電子回路中の制御回路には
、マイクロコンピュータあるいはＩＣ等が搭載されてい
る。このようなマイクロコンピュータ、ＩＣ等は高度な
デジタル制御が行われるために、電気的なノイズ等の外
部からの障害に弱く、各種弾球機の製造メーカー等は、
このようなノイズの防御に対して苦慮していたものであ
る。

特に、店の内部においては、多数台設置されている遊技
機本体に遊技の結果性じる静電気のほかに遊技機相互の
輻射のノイズ、あるいは店内に設備として設置している
球、メダルあるいは紙幣等の搬送機、回収機、洗浄装置
により発生されるノイズ、更には、床、ジュークン、壁
、天井等の内装材料、あるいは多数の遊技客の衣服等か
ら発生する静電気等のノイズについては、特に大量のも
のが発生されている。

更に、このような遊技店の内部においては、多数台設置
した遊技機、あるいは、搬送機、回収機、洗浄装置、等
を連結している配線等から生じる電磁誘導等に原因する
渦電流も極めて大量のものがあり、このような電磁誘導
等により生じる渦電流によって、遊技機自体にノイズが
与えられることとなっていた。

また、更に付記すると、近年遊技機の前面から無線機等
による電波輻射を行い、遊技機内部の制御回路等にノイ
ズを与え、そのノイズにより、機械を不正にコントロー
ルするような事件も発生するに至っている。

［発明が解決しようとする課題］このような状況の中で、多量の静電気、あるいは誘導電
流の発生を防止したり、あるいは遊技客によるいたずら
等を防止することは極めて難しいことであり、むしろ、
このような静電気誘導電流、あるいはいたずら等が行わ
れるような状況であっても、遊技機自体を改良すること
により、そのような影響を受けないような遊技機の提供
が望まれていたものの、従来は、提供されるに至ってい
ないものである。

そこで本発明のうち、請求項１、および請求項２に記載
の発明は、遊技店内部に大量に発生する静電気から遊技
機内部の制御回路等を守るため、あるいは、そのような
静電気により遊技機自体が汚れるのを防止するための工
夫を凝らした弾球遊技機の盤面を提供することその目的
とする。

更に請求項３、及び４に記載された発明は、前述した静
電気からの悪影響を防止するだけでなく、電線等により
生じる誘導電流をも有効に防止した弾球遊技機の盤面を
提供することを目的とする。

Ｌ課題を解決するための手段］前述した課題を解決するために、本発明のうち、請求項
１に記載の発明は、基板の表面に表面板を固定し、表面
板側から釘を打ち込ん゛で使用する弾球遊技機の盤面に
おいて、基板と表面板とを、導電性を有する導電シート
を介して固定したことを特徴とする特また請求項２に記載の発明は、基板の表面に表面板を固
定し、表面板側から釘を打ち込んで使用する弾球遊技機
の盤面において、基板の内部に、導電性を有する導電シ
ートを内装させたことを特徴とする。

更に請求項３に記載の発明は、基板の表面に表面板を固
定し、表面板側から釘を打ち込んで使用する弾球遊技機
の盤面において、基板と表面板とを、導電性を有しかつ
高透磁率の電磁シールドシートを介して固定したことを
特徴とする。

また請求項４記載の発明は、基板の表面に表面板を固定
し、表面板側から釘を打ち込んで使用する弾球遊技機の
盤面において、基板の内部に、導電性を有しかつ高透磁
率の電磁シールドシートを内装させたことを特徴とする
。

［実施例］以下本発明の実施例を、図示例に従って説明する。

第１図に示した実施例は請求項１及び請求項３に記載の
発明を示した断面図であり、第２図に示した実施例は請
求項２及び請求項４に記載の発明を示した断面図である
。

まず第１図において、本発明にかかわる弾球遊技機の内
、請求項１に記載の発明について説明する。

この弾球遊技機の盤面は、ベニヤ合板１０の表面に導電
シート２０が貼られ、更にこの導電シート２０の表面に
表面板３０が貼られて形成されている。また更に、導電
シート２０は、アース４０されているものである。

またこの表面板３０の表側からはパチンコ釘５０が打ち
込まれており、このパチンコ釘５０が表面板３０、導電
シート２０を介してベニヤ合板１０に達している。

ここで導電シート２０は、導電率の高い金属あるいは樹
脂からなる板状あるいは薄板状、シート状の材料をいい
、例えばアルミニウム箔、導電布、導電紙、導電樹脂シ
ート等が用いられる。

また表面板３０としては、デザイン面を構成する印刷を
施したセルロイド板が用いられている。

このような第１区に示した実施例では、何らかの原因に
よって盤面の表面板３０に静電気が発生したとしても、
その静電気が表面板３０と導電シート２０との間の静電
結合によってアース４０されるだけでなく、表面板３０
からパチンコ釘５０及び導電シート２０を介してもアー
ス４゜されるので、表面板３０に静電気がたまることが
な（、表面板３０の汚れを防止することができる。

また弾球遊技機の前面あるいは周囲からの静電誘導、電
波誘導に対しても、シールド構造にすることで、弾球遊
技機内部の制御回路等の保護を図ることができる。

次に請求項３に記載の発明について、第１図を用いて説
明する。

この請求項３に記載の発明は、前述した請求項１記載の
発明についての実施例とほぼ同様な構成となっているも
のの、前述した実施例における導電シート２０を、導電
性を有しかつ高透磁率の電磁シールドシート６０に変更
したものである。

ここで導電性を有しかつ高透磁率の電磁シールドシート
６０としては、高透磁率の金属箔、例えば鉄等が考えら
れる。

このようにすると、前述した請求項１に記載の発明の効
果に加えて、遊技店の内部においては、多数台設置した
遊技機、あるいは、搬送機、回収機、洗浄装置、等を連
結している配線等から生じる電磁誘導等に原因する渦電
流からの影響も防止することができることとなる。

なおこのような時に、電磁シールドシート６０として、
特殊導電性繊維を主原料として開発された電磁シールド
シート６０である、例えばＳＵＭＩＫＩ−ＥＭ　（三木
特殊製紙■製造）を用いると、厚さが０．１〜０．５ｍ
ｍ程度のフィルム状なことから、加工が容易に行えるも
のである。

次に第２図において、本発明にかかわる弾球遊技機の内
、請求項２に記載の発明について説明する。

この弾球遊技機の盤面は、予め導電シート２０をサンド
イッチ状に挟んだベニヤ合板１０の表面に表面板３０が
貼られて形成されている。また更に、導電シート２０は
、アース４０されているものである。

またこの表面板３０の表側からはパチンコ釘５０が打ち
込まれており、このパチンコ釘５０が表面板３０からベ
ニヤ合板１０に達する際に、ベニヤ合板１０中の導電シ
ート２０にも達するものである。

ここで使用する導電シート２０及び表面板３０の材質は
、第１図に示した実施例の説明と同様である。

このような第２図に示した実施例では、何らかの原因に
よって盤面の表面板３０に静電気が発生したとしても、
その静電気が表面板３０と導電ドシート２０との間の静
電結合によってアース４０されるだけでなく、表面板３
０からパチンコ釘５０及び導電シート２０を介してもア
ース４０されるので、表面板３０に静電気がたまること
がなく、表面板３０の汚れを防止することができる。

次に請求項４に記載の発明について、第２図を用いて説
明する。

この請求項４に記載の発明は、前述した請求項２記載の
発明についての実施例とほぼ同様な構成となっているも
のの、前述した実施例における導電シート２０を、導電
性を有しかつ高透磁率の電磁シールドシート６０に変更
したものである。

このようにすると、前述した請求項２に記載の発明の効
果に加えて、遊技店の内部においては、多数台設置した
遊技機、あるいは、搬送機、回収機、洗浄装置、等を連
結している配線等から生じる電磁誘導等に原因する渦電
流からの影響も防止することができることとなる。

なおこのような時に、電磁シールドシート６０として、
特殊導電性繊維を主原料として開発された電磁シールド
シート６０である、例えばＳＬＩＭＩＫＩ−ＥＭ　（三
木特殊製紙−製造）をもちいると、厚さが０．１〜０．
５ｍｍ程度のフィルム状なことから、加工が容易に行え
るものである。

なお更に附記すると、盤面だけでなく、弾球遊技機を構
成する箱体部分にも電磁シールドシート６０を貼るかも
しくはサンドイッチ状に挟んだベニヤ合板１０を用いる
ことによって、弾球遊技機全体をシールド構造として、
電磁誘導等からの影響をほとんどなくすことも可能であ
る。

なお以上の実施例では、盤面に、パチンコ釘５０を打ち
込み、このパチンコ釘５０によって表面板３０に発生し
た静電気をアース４０させるとして説明したが、図示を
省略するものの、盤面に適宜役物を固定した場合であっ
ても、その役物を固定する釘によって表面板３０と導電
シート２０とを導通させて、アース４０に接続させるこ
とが可能である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明は、請求項１、および請求
項２に記載の発明は、遊技店内部に大量に発生する静電
気から遊技機内部の制御回路等を守るため、あるいは、
そのような静電気により遊技機自体が汚れるのを防止す
るための工夫を凝らしたものである。

また請求項３、及び４に記載された発明は、前述した静
電気からの悪影響を防止するだけでなく、電線等により
生じる誘導電流をも有効に防止したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図に示した実施例は請求項１及び請求項３に記載の
発明を示した断面図であり、第・２図に示した実施例は
請求項２及び請求項４に記載の発明を示した断面図であ
る。１０・・・ベニヤ合板　　　２０・・・導電シート３０
・・・表面板　　　　　４０・・・アース５０・・・パ
チンコ釘６０・・・電磁シールドシート

Claims

【特許請求の範囲】１、基板の表面に表面板を固定し、表面板側から釘を打
ち込んで使用する弾球遊技機の盤面において、基板と表面板とを、導電性を有する導電シートを介して
固定したことを特徴とする弾球遊技機の盤面。２、基板の表面に表面板を固定し、表面板側から釘を打
ち込んで使用する弾球遊技機の盤面において、基板の内部に、導電性を有する導電シールドシートを内
装させたことを特徴とする弾球遊技機の盤面。３、基板の表面に表面板を固定し、表面板側から釘を打
ち込んで使用する弾球遊技機の盤面において、基板と表面板とを、導電性を有しかつ高透磁率の電磁シ
ールドシートを介して固定したことを特徴とする弾球遊
技機の盤面。４、基板の表面に表面板を固定し、表面板側から釘を打
ち込んで使用する弾球遊技機の盤面において、基板の内部に、導電性を有しかつ高透磁率の電磁シール
ドシートを内装させたことを特徴とする弾球遊技機の盤
面。