JPH04174520A - Sog膜の安定化方法 - Google Patents

Sog膜の安定化方法

Info

Publication number
JPH04174520A
JPH04174520A JP29971490A JP29971490A JPH04174520A JP H04174520 A JPH04174520 A JP H04174520A JP 29971490 A JP29971490 A JP 29971490A JP 29971490 A JP29971490 A JP 29971490A JP H04174520 A JPH04174520 A JP H04174520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
baking
film
sog
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29971490A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikaichi Ito
伊藤 親市
Yoshio Honma
喜夫 本間
Eiji Sasaki
英二 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP29971490A priority Critical patent/JPH04174520A/ja
Publication of JPH04174520A publication Critical patent/JPH04174520A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野j 本発明は、多層配線の層間絶縁膜として塗布ガラス膜(
SOG)を用いた場合の絶縁膜層の形成方法に係わり、
特にLSI等の微細配線構造の平坦化に好適で、デバイ
スの特性を劣化させないSOG絶縁膜の安定化方法に係
わる。
(従来の技術] 半導体デバイスの平坦化層間絶縁膜に用いられる5in
s膜は、SiO熱酸化、CVD法による気相成長、SO
G等の液体を出発原料とするゾルゲル法、あるいは液体
の有機Si化合物を酸化する方法により形成される。こ
れらの膜は下記に述べるように相当量の水分を含有して
いる。この含有水分を減らすために、加熱したり、大気
からの吸湿を防止するために乾燥雰囲気に保管する等の
消極的な対策以外には、これらの膜の積極的な脱水処理
はこれまで殆ど行なわれなかった。
なお、本発明に類似の従来技術として、応用物理学会昭
和62年春季講演会予稿集、PbI2「プラズマ処理に
よるシリコーン膜の膜質改善」に記載されるようなプラ
ズマ処理がある。この従来例では、N3のプラズマを用
いてシリコーン膜の表面をSin、化しているが、これ
は主に高エネルギのNイオンが膜表面に衝突する際の表
面に極在して発生する熱を利用したものである。前面の
緻密なSin、層がプラズマの膜内部への侵入を妨げて
いると考えられる。従ってこの場合にはNイオンや0イ
オンが膜内部に侵入する確率は低い。そのため、これら
の活性イオンが膜全体の水分や吸湿性を低減させる反応
を起こす確率は小さい。
[発明が解決しようとする課題] シリカガラスを始めとして[5i−01,の結合を主成
分とする多くの絶縁体がLSI多層配線の配線層間絶縁
膜として使用されている。これらの物質は表面の5i−
0結合が切断され易く、空になった結合手に一層H基が
結合し、そこに分子状の820が水素結合により吸着す
る傾向があるため強い吸湿性を示す。
またこれらの半導体用絶縁膜には通常P、BおよびA1
等の元素の酸化物が添加される。これはクラック防止の
ため膜の熱膨張係数を81等の基板材料やA1等の配線
材料の熱膨張係数に近づけるためにおこなわれる。これ
らの元素の酸化物は5i−0化合物よりさらに強い吸湿
性を有するので、SOG膜の水分含有量はこれらの元素
の添加により増加する。
これらの水分は膜中に大量に含まれると配線金属を腐食
する原因となり、少量の場合でもデバイス特性に悪影響
を与える。特にMOSFETの場合にはその影響が大き
い。5i−0化合物の膜に含まれる水からHイオンが解
離してこの可動イオンがゲート付近まで移動して界面準
位を増加させる原因になると考えられている(参考文献
;1982.アイイーイーイー ブロシーディングズ 
オブ アイアールビーニス(19821EEE/Pro
c、IRPS、 pH3−P121)。
米国特許4885262号においては、SOG膜の耐ク
ラツク性を向上させる目的でSOGの塗布後アニール前
にhexamethyldisilazane(HMD
S: [(C)Is)ssiNH3i(CH3)3])
に長時間浸漬する1、またはHMDS蒸気を含むN、気
流中で400℃近傍から冷却することによりSOGをシ
リル化してSOGの耐クラツク性を向上させたと記載さ
れている。
上記従来例では、SOGをシリル化することにより加水
分解反応を妨げ、クラックの発生を防いだとしている。
この方法はSOGの吸湿性低減にも有効と考えられる。
ここで、上記従来例の実施例に用いられたKOGが、有
機SOGであるとの明記はないが、酸素プラズマ処理に
よるHF溶液に対する急速なエッチレートの増大は、こ
れが有機SOGであることを物語っている。
ところで、上記従来例の処理は、有機SOGには有効で
あるが、無機SOGには有効ではない。すなわち、アニ
ールしない無機SOG膜は水や有機溶媒に非常に溶解し
やすく長時間の浸漬により失われる。また、無機SOG
におけるクラック発生の原因は加熱時の脱水縮合反応に
よる収縮応力である。
アニールによって既に収縮応力が発生している状態でそ
の冷却時に)IMDsガスに晒すことによりシリル化を
行なってもクラック発生を防ぐことは出来ない。
本発明は主に無機SOG化膜から水分を除去し、かつ膜
の吸湿性を低減させ、かつベーク時の発生応力を低減さ
せる、低い温度で実行可能な非常に効率的な方法を提供
する。しかし、有機SOGに対しても同様の効果を示す
。また、CVD法により作製したSiO2膜の吸湿性低
減にも効果がある。
【課題を解決するための手段1 本発明では上記の目的を実現するために、塗布後比較的
低温でアニールしたSOG膜をCを含む活性な混合ガス
に晒す処理を行なう。ここで活性な混合ガスとはプラズ
マのような反応性に富んだイオン、ラディカル等の活性
種を含む気体のことである。具体的にはco、co、等
のCの酸化物等のガスと、02との混合ガスのプラズマ
である。
上記反応性ガスの活性種を得るために電磁波あるいは光
の照射、放電、加速器あるい放射線照射を利用した励起
を行なう。具体的にはマイクロ波、RF放電による励起
、紫外光照射による励起、加速器により加速された粒子
の衝突による励起、放射線照射による励起等がある。
また、処理中の脱水縮合反応の進行を防ぐために上記処
理中基体表面の温度を300℃以下の適当な温度に保持
する。活性ガスの励起、ガスと膜との反応による発熱に
より膜は加熱される。上述のように膜は局部的に加熱さ
れると810.化が進行し緻密な層ができる。脱水、吸
湿性低減の改質のた、めには表面の過度な緻密化は好ま
しくない。膜表面の過熱を防ぐためには基板を冷却した
りガス励起のエネルギ密度を低下させる必要がある。R
1適な基板温度はガスの励起方法および膜材料によって
異なるが、放電や紫外線照射を用い有機系のSOGを処
理する場合は250℃以下が好ましい。また、上記の励
起方法で無機系のSOGの場合には300℃以下が好ま
しい。
上記活性ガス処理の後、安定化のために450℃以下の
温度においてベークを行なう。雰囲気としては窒素、酸
素或いはその混合気体を用いる。無機SOGの場合には
特にこの安定化ベークが有効である。
次に、ベークの前または後、あるいは前後にメタノール
、エタノール等の水溶性の有機溶媒或いはこれらと非水
溶性の有機溶媒との混合物にデバイスを浸漬する。
[作用] SOG膜に上記の活性ガス処理を行なうと、プラズマ中
の高速粒子との衝突により一層H基がはじき飛ばされ、
膜中の一層H基の量が激減し、その一部はC化合物との
置換が行なわれる。さらに、次に行なうベーク処理によ
り、51−0マトリツクスとC化合物との結合が強化さ
れる。次いで活性ガス処理したSOG膜を有機溶媒に浸
漬すると、−01−1基が失われて空になったS1サイ
トに有機基が結合する。
上記の一連の処理を行なった膜の水中浸漬に対する吸湿
性は低減する。炭素化合物が表面に存在する膜は撥水性
となることが知られている。
ベーク処理の前に有機溶媒に浸漬すると有機基との置換
により一層H基が減少し、その後のベーク時の脱水縮合
による収縮が緩和される。
[実施例] 実施例I 81基板上にSOG (OCD Type−2;東京応
化社製)をスピン塗布し厚さ0.2μmの81−C化合
物の膜を得た。このSi基板をN、気流中で200℃×
30分でアニールを行ない、次に、平行平板電極型のプ
ラズマ処理装置中で0.ガスを用いてプラズマ処理を行
なった。450℃×30分、ベークしたSOGを室温で
メタノールおよ方レジスト剥離液(S602.東京応化
製)に各々10分浸漬した。ガス圧力は50mTorr
、 11カは500W、処理時間は30分である。RF
の周波数は13.56M)lzである。サセプタにはグ
ラファイトを用いた時にはプラズマの発光色は黄色で0
0分子の存在が認められた。グラファイト中の炭素が酸
素プラズマ処理と反応したものと考えられる。比較のた
めにSiQ、サセプタを用いて同様の処理を行なった。
これらのサセプタは水冷により100℃以下に保持され
た。
第1図に(a)200℃アニール、グラファイトサセプ
タを用いたプラズマ処理、450℃ベークの後レジスト
剥離液、メタノール、水に各々10分浸漬したときの膜
、(b)上記の処理の復水のみに浸漬した膜、および(
c)2oo℃アニールおよび450℃ベークを行った膜
に含有する水分の重量(膜重量で規格化)を示す。水分
はSOG膜を形成した基板を真空中で加熱し基板から発
生するガスを質量分析により定量したものである。
図から、グラファイトサセプタを用いたプラズマ処理に
より膜中の含有水分および吸湿性が激減することがわか
る。また、別の実験で、Sin、サセブタのプラズマ処
理(Coの発生なし)ではその変化が見られかったこと
から、0.雰囲気のプラズマ処理ではほとんど脱水効果
および吸湿性改善効果がないことが分かる。また、有機
溶媒に浸漬することによりさらに含有水分を減少させる
ことが出来た。
実施例2 第2図に、実施例1と同様の処理を行った膜についてメ
タンの含有量を測定した結果を示す。図中aは200℃
アニール、450℃ベークした膜、bは200℃アニー
ル、450℃ベークの後、バレル型プラズマ装置により
処理した膜、Cは200℃アニールと450℃ベークの
中間にグラファイトサセプタを用いてプラズマ処理した
膜、dは200℃アニールと450℃ベークの中間にS
in、サセプタを用いてプラズマ処理した膜で、a %
 dはその後、レジスト剥離液、メタノール、水への浸
漬を行った。一方、eは200℃アニールと450℃ベ
ークの中間にグラファイトサセプタを用いてプラズマ処
理した膜につき水浸漬のみを行った。グラファイトサセ
プタを用いたプラズマ処理膜でのみCH,が観測された
そのうち有機溶媒に浸漬したものでCl−1,が最も多
い。CH4は膜中で−CH3基として存在し、膜の撥水
性を高めていると考えられる。
実施例3 Si基板上にCVD法により5i−0化合物の膜を形成
した。膜厚は0.3μmであった。このSi基板をN、
気流中で450℃×30分、ベークした。次に、平衡平
板電極のプラズマ処理装置中でN、とOlの混合ガスを
用いてプラズマ処理を行なった。ガス圧力は10mTo
rr、電力は300W、処理時間は30分である。
RFの周波数は13.56MHzである。赤外吸光測定
において、−0)(基の存在を示す吸収ピークが上記処
理により半減することが認められた。
[発明の効果1 本発明によれば500℃以下の比較的低温でSOG 。
CVD Si帆等の5i−0化合物の膜の脱水処理およ
び吸湿性低減処理を行なうことが出来るのでこれらの膜
の水分に起因する半導体デバイスの電気的不良の発生を
防止することが出来る。また、残留する−0)1基を減
少させることによりその後のベークによる膜収縮を防止
する効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ膜中の水分およびメタ
ンが種々の処理によって変化することを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体の基体上に第1の導体層を形成し、該第1導
    体層上に第1絶縁体層を形成し、該第1絶縁体層の上に
    塗布ガラス(SOG)層を形成し、該ガラス層をアニー
    ルし、炭素を構成元素とするガス種と酸素との群から選
    んだ気体のプラズマに晒した後、ベークする処理におい
    て、ベークの前後のうち少なくとも一方に該半導体デバ
    イスを有機溶媒に浸漬する処理を行うことを特徴とする
    SOG膜の安定化方法。 2、上記アニール温度が80℃−300℃の範囲にある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のSOG膜
    の安定化方法。 3、該有機溶媒が少なくとも一種の水溶性有機溶媒を含
    む単一或いは混合溶媒であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項および第2項記載のSOG膜の安定化方法
    。 4、アニール時の雰囲気が酸素および窒素からなる群か
    ら選んだ気体を主成分とする雰囲気であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1、2項および第3項記載のSO
    G膜の安定化方法。 5、プラズマ内の荷電粒子を加速する機能を有するプラ
    ズマ装置を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
    、2、3項および第4項記載のSOG膜の安定化方法。 6、ベーク温度が250℃−450℃の範囲にあること
    を特徴とする特許請求の範囲第1、2、3、4項および
    第5項記載のSOG膜の安定化方法。
JP29971490A 1990-11-07 1990-11-07 Sog膜の安定化方法 Pending JPH04174520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29971490A JPH04174520A (ja) 1990-11-07 1990-11-07 Sog膜の安定化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29971490A JPH04174520A (ja) 1990-11-07 1990-11-07 Sog膜の安定化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04174520A true JPH04174520A (ja) 1992-06-22

Family

ID=17876083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29971490A Pending JPH04174520A (ja) 1990-11-07 1990-11-07 Sog膜の安定化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04174520A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5763329A (en) * 1996-01-26 1998-06-09 Nec Corporation Method for making semiconductor device by coating an SOG film in amine gas atmosphere
KR100459686B1 (ko) * 1997-06-27 2005-01-17 삼성전자주식회사 반도체장치의콘택홀형성방법
JP2012015379A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Univ Of Miyazaki シリコン酸化膜からのoh基除去法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5763329A (en) * 1996-01-26 1998-06-09 Nec Corporation Method for making semiconductor device by coating an SOG film in amine gas atmosphere
KR100459686B1 (ko) * 1997-06-27 2005-01-17 삼성전자주식회사 반도체장치의콘택홀형성방법
JP2012015379A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Univ Of Miyazaki シリコン酸化膜からのoh基除去法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100454618B1 (ko) 전자비임에의한수소실세스퀴옥산수지의경화법
US9443725B2 (en) Multi-step system and method for curing a dielectric film
US6204201B1 (en) Method of processing films prior to chemical vapor deposition using electron beam processing
US6582777B1 (en) Electron beam modification of CVD deposited low dielectric constant materials
JP3701700B2 (ja) Si−O含有皮膜の形成方法
US5270259A (en) Method for fabricating an insulating film from a silicone resin using O.sub.
JPH04100233A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH09270421A (ja) 表面処理装置および表面処理方法
JP2008544484A (ja) プリメタルおよび/またはシャロートレンチアイソレーションに用いられるスピン−オン誘電体材料のための紫外線硬化処理方法
US5057336A (en) Method of forming high purity SiO2 thin film
JP2014007416A (ja) 有孔性低誘電率誘電膜の硬化方法
Chang et al. Eliminating dielectric degradation of low-k organosilicate glass by trimethylchlorosilane treatment
US6419985B1 (en) Method for producing insulator film
KR20010032167A (ko) 플라즈마 처리 방법
KR20000011599A (ko) 수소실세스퀴옥산수지로부터저유전성코팅을제조하기위한방법
JP4209253B2 (ja) フッ素添加カーボン膜の形成方法
JPH10163195A (ja) 成膜前処理方法及び半導体装置の製造方法
JPH04174520A (ja) Sog膜の安定化方法
EP1035569B1 (en) Method for forming plasma films
JPH0321023A (ja) スピン・オン・ガラス膜の形成を含む製造法
Ito et al. Reduction of water in inorganic spin on glass
TWI322465B (ja)
JP4856307B2 (ja) 多孔質sog膜の疎水化処理方法
JPH02254723A (ja) 絶縁膜の製造法
WO2010067395A1 (ja) 半導体装置の製造方法及びその製造装置