JPH04174501A - 永久磁石材料およびその製造方法 - Google Patents

永久磁石材料およびその製造方法

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JPH04174501A
JPH04174501A JP2283075A JP28307590A JPH04174501A JP H04174501 A JPH04174501 A JP H04174501A JP 2283075 A JP2283075 A JP 2283075A JP 28307590 A JP28307590 A JP 28307590A JP H04174501 A JPH04174501 A JP H04174501A
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JP2283075A
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Hiroshi Nagata
浩 永田
Hironobu Fujii
博信 藤井
Masato Sagawa
佐川 真人
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Intermetallics Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はCe(セリウム)を主とする希土類、鉄、なら
びに窒素を主構成元素とする永久磁石材料に関し、永久
磁石材料として好適な組成、組織、ならびにその製造方
法に関する。
[従来の技術] 永久磁石材料は、家庭電化製品、音響製品、自動車部品
、コンピューターの周辺端末まで幅広い分野で使用され
ており、エレクトロニクス材料としての重要性は年々増
大しつつある。特に近年の各種電気、電子機器の高性能
化、小型化かつ低価格化は極めて目覚ましく、これに対
応した安価で高性能の永久磁石材料に対するニーズも急
速に高まりつつある。
上記高性能磁石としてSmCo5 、SmaCot?相
を主相とするSm−Co系希土類永久磁石材料および近
年開発されたN d * F e 14B型相を主相と
するNd’−Fe−B焼結磁石、およびNd−Fe−B
急冷薄帯ボンド磁石がある。しかし、Smは希少資源で
あるうえ、高価格である。
また、NdはSmに比較すれば資源的にやや豊富である
が、Ba0 ・6Fez Os 、Sr0 ・6Fei
 Osを主相とするいわゆるハードフェライト磁石に比
較すれば、原料価格は満足する程の低価格ではなかった
希土類元素の中で、磁性をになう4f電子を持ち、かつ
豊富な資源元素すなわち低価格である元素はCe(セリ
ウム)である。これまで前記高性能かつ低価格の永久磁
石材料を得る目的でCe−Fe系の永久磁石材料の研究
がなされているが、いまだに成功の報告例はない。この
原因はこれまで多くの磁石材料の研従者により、次のよ
うに説明されてきた。
FeやCOとの化合物中でのCe原子はほとんどの場合
4価のイオンになり、4fM子を持たない。すなわちC
eは、La、Y、Luと同じく、磁気モーメントを持た
ない非磁性元素として化合物中に存在する。
よってCeは磁性を薄める働きをすることはあっても、
磁性を強める働きはしない。
Sm−Co永久磁石でSmの一部をCeやCeを多く含
むミツシュメタルで置換すると、磁気特性は必ず低下し
ている。それでもCeやミツシュメタルでSmを置き換
えた磁石が多量に市販されているのは、先に述べたよう
に、Ceが他の希土類と比べてずっと低価格だからであ
る。
CeがFeやCoとの化合物中で、もし3価イオン状態
で存在できたら、Ceは磁気モーメントを持ち、Smや
Ndと同じようにイオンの結晶内での配置方法により、
結晶場効果による結晶磁気異方性を生ずる。
R*FertおよびRxC0IrはT h aZn r
t型ま・たはTh5Nitv型の結晶構造を示し、C面
内の8412間の距離より面間の8412間の距離のほ
うが短いためにR=Smの場合に一軸磁気異方性が得ら
れ、優れた永久磁石材料となる。
一方、N d * F e 14Bに代表されるR*F
e+4B型結晶構造はC面内の8412間の距離が面間
の距離より短く、R=Nd、Prの場合に一軸磁気異方
性が得られ、優れた永久磁石材料になる。
このことは次に示す2次のステイーブンス因子の符号に
より大変よく説明されている。この2次のステイーブン
ス因子の符号および大きさを表1に示す。Ceはもし、
3価であるとしたら、R=Nd、Prと同じ符号であり
、Rr F e 14B型化合物中では優れた一軸結晶
磁気異方性を持つことが期待されるが、残念ながらこの
化合物中でCeは常に4価である。
(以下余白)     ′ 一方RiT+を型化合物中にCeの3価イオンが存在し
てもCeはNdやP’?と同じ面内異方性を示すので、
−軸磁気異方性を生み出す力には理論的になり得ない。
それ故、これまでの常識によればR2Tl?化合物中で
Ceは3価であれ、4価であれ、原料価格は下げる利点
は有しても、磁気特性は常に低下させると結論できる。
このことはこれまでのR@ F 817NK化合物で報
告されている特許(例えば特開平2−57663) 、
および文献(例えばJournal of  Magn
etism and MagneticMateria
ls、 Vol、87. pp、L 251)を見ても
、R=Smの場合がその中心におかれており、R=Ce
の場合はSmのその一部を置換することにのみ使用され
ていることからも明らかである。
またこれまでのRzFe+tNx系化合物の製法を見る
と、特にアンモニア等の窒素を含んだ活性なガスを利用
している製法が主流であり、大変安価で取り扱いやすい
窒素ガスを利用した製法は実現されていない。
(以下余白) [発明が解決しようとする課題] 本発明者は、これまで述べたとおり、大変安価で豊富な
元素であるCeとFeを主元素とし、SmやNdをほと
んど使わない永久磁石を作る新しい発想を提供する。
またアンモニア等の活性ガスは、取扱が大変不便である
うえに、コスト高や安全上の問題もあり、窒素ガスを利
用した窒化処理製造技術の開発が大変望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、Ceイオンの価数が3価および4価の場合
には、理論的に優れた永久磁石は作れないことを理解し
たうえで、発想をその中間に移してみた。すなわち、C
eのイオンが3価と4価の中間原子価状態にある場合で
ある。
Ceが3価と4価の中間原子価状態にある場合には、C
eが磁気モーメントを持つが、磁気異方性に関しては従
来のステイーブンス因子のような理論的指針が全く存在
しないことに気付いた。すなわち、Ceが中間原子価状
態にある化合物を探索すれば、念願であったCe−Fe
系の永久磁石を見出す可能性があると考えた。
この観点からR−72元系およびR−T−X(ただしX
=B、C,N)の探索を行なった結果、■Ce* Fe
+tNx化合物中のCe原子は、われわれの求めていた
中間原子価状態にあることを見出した。このことは第1
図に示した単位格子体積の希土類元素依存性を調べるこ
とにより明らかになった。
すなわち、R−T化合物の単位格子体積はRのランタニ
ド収縮により原子番号が大きくなるにつれて小さくなる
。ところがCeではR2Fe+を化合物においてR=C
eに対する単位格子の体積がPr以下の希土類に対する
値の変化の延長線よりもはるかに小さな値の側にずれて
いる。これは他のすべての希土類が化合物中で3価のイ
オンになっているのに対し、Ceのみ4価のイオンにな
っているためである。化合物が炭素を含んでいる場合も
単位格子の体積が全体として大きい値の側へずれている
ことを除けば、全(同じ傾向を示している。
一方、R2F e +、N 2化合物の場合についても
、R−Ceの場合の単位格子の体積は、Pr以下の値の
変化の延長線よりも小さい側へずれており、Ceイオン
は化合物中で3よりも小さな原子価をとっていることが
分かる。しかし、そのずれの値は、R2F e lt系
と比べればはるかに小さく、Ceの原子価は4よりは大
きい。その傾向は化合物が炭素を含んでいる場合につい
てもやはり同じである。
これらのことから、Ceは3価と4価の中間原子価を持
っており、いわゆる価数揺動状態にあることが分かる。
また、この価数揺動状態は、化合物が炭素を含む、含ま
ないにかかわらず、同様に実現するものであることが分
かる。また、第3図のキュリー温度の希土類元素依存性
もCe zFe+tNt化合物においてCeが価数揺動
状態にあることを反映している。すなわちRt F e
 rt化合物ではCeのみ4価の原子価を取るために、
Ceより原子番号の大きいPrに比べて、非低いキュリ
ー温度を示しているが、R*Fe+yN2化合物ではや
はりR−Ceの場合のほうがキュリー温度は低くなって
いるものの、その低下の度合いは非常に小さい。これも
やはりCeがCetFe+tN*化合物中で3価に近い
中間原子価状態にあることに起因するものと考えられる
またそのキュリー温度の絶対値はR*Fet4Bのもの
よりもはるかに高く、優れた磁石材料のために必要な特
徴を備えていることがわかる。
■CezFertNx化合物は、C軸方向に大きな一軸
磁気異方性を示すことを見出した。このことは第2図に
示した磁界中配向させた試料の磁化曲線から明らかにな
った。第2図より求めた異方性磁界の大きさは、60k
Oe以上で非常に大きく、実用磁石として十分であるこ
とを確認した。
R*Tty構造中で、Ceが磁気モーメントを持ち、か
つC軸方向に強い磁気異方性を持つことは、これまでの
常識では全(考えられなかったことである。これはCe
が3価でも4価でもない、その中間の状態、すなわち価
数揺動状態にあることに起因しているとしか考えようが
ない。
■Ce 2F e l?N x合金インゴットが1.5
kOeもの大きな保磁力を持つことを確認した。保磁力
は永久磁石材料として極めて重要な物理量である。この
値は溶解により作製したNd−Fe−B磁石合金インゴ
ットが、数百Oeの保磁力しか示さない事実と比較すれ
ば、大変大きい。すなわち、Cex Fe+tNm合金
は保磁力を発生することが容易であり、この点からも永
久磁石材料として十分であることを確認した。
本発明者は上記■〜■のように、希土類元素中の主元素
が、本来ならば低い磁気特性を示すと予想されるCeの
場合にむしろ高特性が得られることを見出した。
また、R2F 617N11合金を作る場合、これまで
は窒素ガスによる窒化処理は困難であったが、本発明に
よるCeを希土類の主元素とする合金では、次のような
活性化処理を合金に処することにより、窒素ガスによる
窒化が容易に行なわれることを見出した。
以下、本発明の好ましい実施様態を述べる。本発明の永
久磁石材料はR2T17N、で代表して表わされる。
本発明のR2T17N、合金では、Xの値は0くX≦3
であり、と(にXの値としては約2をとることが望まし
い。高圧の印加などにより、Xが3を越える組成まで窒
化を進めると、T h w Z n I?型またはTh
tNity型またはT b Cu を型結晶構造が失わ
れる。また、本合金がその優れた磁気特性を示す最も主
要な原因であるCeの価数揺動状態は窒素の一部が炭素
によって置換されても失われるものではない。したがっ
て炭素は化合物中に最高窒素原子25%を置きかえる程
度台まれていても差し支えない。しかし、これを越えて
炭素を添加すると、Ceの価数揺動状態が破壊され、優
れた磁気特性を示さなくなる。
RはCeを主成分とするYを含む希土類元素であり、C
eはR中の60%以上を占めることにより、本発明の効
果が得られる。さらに原料価格低減、特性向上を考慮す
れば、80%以上含有することが望ましい。
TはFeを主元素とするが、これまで多くの磁石材料と
同様に、その一部をCo、Ni等で置換できる。
Nは窒素であり、本発明によれば真空下での活性化処理
により、窒素ガスからR−T合金中に導入される。
本発明のR−T−N永久磁石は、 ThzNi+を型、 T h 2 Z n l?型およ
びTbCu を型結晶構造を持つ。ただし、これらT 
h tN i l?、Tht Zn+tおよびT b 
Cu を型構造とはR−T−N系においてRとTが作る
構造をさす。R−T−N系において、Nは上記の構造の
一定の格子位置または格子間に配置される。異方性磁界
の値を50kOe以上に設定したのは、希土類磁石とし
ての応用上必要最小限の値であるためである。この値は
Sm、Co+tおよびNdtFe+aBの70kOeよ
りはやや小さいが、硬磁性フェライトの約17kOeよ
りははるかに大きい。
以上のことから、本発明の化合物は60kOeないしそ
れ以上の高い異方性磁界、13kGの高い飽和磁化およ
び700に以上もの高いキュリー温度を持ち、しかも安
価なCeとFeを主体としているため、高性能かつNd
 2 F e 14B磁石さらには最近Coey等によ
って提唱されているS m 2 F e 17N x合
金(Journal of Magnetismand
  Magnetic Materials vol、
 87. pp、 L251)等よりもさらに低価格の
新しい磁石材料となる。
表2は種々の化合物の永久磁石としての基本的磁気特性
を示している。Ce 2 F e +vNzが高性能希
土類磁石の部類に属することがわかる。
(以下余白) Ce 2 F e I 7N xを主相とする合金が保
磁力を発生させるためには、主相が微細な組織を持つこ
とが好ましい。ここでrce2Fe+7Nmを主相とす
る」とは合金の体積比で80%以上、好ましくは90%
以上がCe z、 F e l?N x相によって占め
られている状態を言う。この場合、残りの部分として希
土類金属もしくは大半が希土類成分で占められる合金相
、あるいは希土類窒化物相等他の相を含んでもよい。こ
こで、これら主相以外の相としては、非磁性であること
がより望ましい。主相が80%以下では残留磁化が低下
し、より安価な磁石であるフェライト磁石に対抗できな
(なる。主相は好ましくは90%以上を占め、高い磁化
を持ち、フェライトの残留磁化B、=4kGより十分大
きいことが必要である。
高い保磁力を得るためには主相の結晶粒径が微細である
ことが必要である。主相の結晶粒径が1μm以上である
と保磁力は5kOe以下になってしまう。本発明の材料
は平均粒径が1μm以下の微細な組織が大変作りやすい
合金系であることが組織観察により明らかになっている
。窒化処理により、試料に微細なりラックが入ることを
考慮すれば、本発明の合金はボンド磁石の磁性粉として
最も適している。しかし、これを温間ブレス等により理
論密度近くまで高密度化することにより焼結磁石と同等
の磁石を得ることもできる。。
結晶粒径が1μm以下の微細組織を得る方法としては、
インゴットを直接窒化してもよいが、より効果的な方法
としてはインゴットを一度ボールミル、ジェットミル等
により3μm以下の微粉としてから窒化する方法が有効
であるほか、下記のようなさらに効果的な方法のあるこ
とも分かった。
■まず所定のR2T、、合金をアーク溶解または高周波
溶解により作製する。
■このインゴットより超急冷法を利用してR2T17の
微結晶リボンを作製する。
■リボンを下記に述べる条件で活性化し、窒化処理を施
す。
このようにして得られたC e 2F e +tN x
は極めて結晶粒が微細で、高保磁力を得るのに適してい
る。超急冷法の代わりにメカニカルアロインク法を使用
してCezFe+tの微結晶を作製してもよい。
窒化処理工程および活性化処理は、下記の条件で行なう
ことが望ましい。
■インゴットを直接窒化する場合 a)活性化処理 温度 300℃〜1000℃ 圧力 10−’ torr〜10 torr時間 1分
〜24時間 また、より好ましくは、下記の条件で行なうとよい。
温度 400℃〜940℃ 圧力 10−’torr〜1  torr時間 30分
〜6時間 b)窒化処理(窒素ガス使用) 温度 300℃〜1000℃ 圧力 0. 1〜50 atm −時間 1分〜48時間 また、より好ましくは、下記の条件で行なうとよい。
温度 400℃〜940℃ 圧力 0.5〜30atl11 時間 30分〜24時間 ■超急冷リボンを窒化する場合 a)活性化処理 温度 300℃〜800℃ 圧力 10−’ torr〜l Q torr時間 1
分〜24時間 また、より好ましくは、下記の条件で行なうとよい。
温度 400℃〜700℃ 圧力 10−3torr〜l  torr時間 30分
〜6時間 b)窒化処理(窒素ガス使用) 温度 300℃〜800℃ 圧力 0. 1〜50 atm 時間 1分〜48時間 また、より好ましくは、下記の条件で行なうとよい。
温度 400℃〜700℃ 圧力 0.5〜30 atm 時間 30分〜24時間 窒化処理に使用するガスとしては、高純度窯素ガス以外
にアンモニアもしくは窒素−水素混合ガスを使用しても
よい。この場合、圧力を1〜5気圧の比較的低圧を用い
る以外は窒化の条件は高純度窒素ガスを用いる場合と同
じである。
[発明の効果コ 以上説明したとおり、本発明によりCeを主とする希土
類−鉄一窒素材料が見出され、安価かつ高特性の新しい
磁石材料が提供された。
[実施例1] 純度99.0%のCeおよび9199%のFeをCe 
2 F e rtの化学量論比になるように、アーク溶
解炉でボタン状の合金を作製した。この試料を1000
℃で24時間真空中で熱処理した後、窒化処理を行なっ
た。
窒化処理は始めは550℃、30気圧の高純度窒素ガス
中で行なったが、窒化物は全く生成しなかった。そこで
、600℃、10−’torrの真空下で6時間活性化
処理を行なった後、同じ窒化処理を行なった結果、はぼ
単相のCet Fe+tNi化合物を得ることができた
。この試料の磁化測定の結果を第2図に示す。図中//
とは加えた磁界に対して平行に配向させた方向を示し、
結晶のC軸方向である。
またこの試料の保磁力は第2象限の磁化測定を行なうこ
とにより得られ、その値は1.5kOeであった。高性
能永久磁石として注目を集めているNdzFe+nBで
も、インゴットの状態では数1000eの保磁力しか持
たない。
このように本発明の合金ではインゴットの状態で1.5
kOeもの高保磁力が得られる。これは本発明の化合物
がいかに高性能永久磁石材料としての可能性を持ってい
るかを示している。また、磁化測定後の試料の粉末X線
回折を行なったところ、C軸を磁化容易軸としているこ
とが確認できた。
[実施例2] 純度99.9%のFe、Co、Cuおよび純度99%の
Ce、Sm、Pr、Ndを表3の組成になるように秤量
した後、アーク炉にてアルゴン雰囲気中で溶解した。組
成が均一になるように一度溶解したインゴットを砕き、
再び溶解し、これを3=繰り返した。このインゴット2
gを石英ノズルに入れ、再びアルゴン雰囲気中で溶解し
、片ロール液体急冷法により、リボン状試料を作製した
。使用した片ロールは、銅製で直径150mmである。
このロールの回転数を変化させるこ−とにより周速度を
3〜40m/sで変化させた。次に真空中でリボンの活
性化を行なった。活性化条件はl O−’torrの真
空中で、600℃、2時間である。
このようにして得られたリボンはいずれも微結晶でT 
h 2 Z n I?型、Th2Ni+を型またはTb
CuT型結晶構造を有していた。
活性化機温度を560℃に上げ、1気圧の高純度窒素(
99,9999%)を導入し、560℃、12時間、窒
化処理を行なった。その後室温まで冷却した。試料は振
動試料型磁力計(VSM)により、磁気特性(残留磁化
orと保磁力、Hc)を測定した。その結果を表3に示
す。
窒化後の試料にはいずれも窒素が7〜13原子%含まれ
ていた。またその結晶粒は極めて微細で、0.1〜0.
6μmであることを電子顕微鏡により確認した。
第1図は単位格子体積(V)の希土類元素(R)依存性
を示している。
第2図はCezFe+、Nzの磁界中配向させた試料の
磁化測定結果を示している。
第3図は R2F 817N 2のキュリー温度の希土
類元素(R)依存性を示している。
(以下余白) Y   Pr   Pm  Eu   Tb  Ho 
 Tm  LuCe  Nd  Sm  Gd  Dy
  Er  Yb第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Th_2Zn_1_7型またはTh_2Ni_1
    _7型またはTbCu_7型結晶構造を有するR_2T
    _1_7(N_1_−_yC_y)_x化合物(ただし
    RはYを含む希土類元素であり、TはFeを主成分とす
    る遷移元素である。またNは窒素であり、xの値は0<
    x≦3である。またCは炭素であり、0≦y≦0.25
    である)において、Rの60%以上がセリウム(Ce)
    であり、このCeが化合物中において価数揺動状態にあ
    り、結晶のc軸方向に50kOe以上の強い異方性磁界
    を有することを特徴とする永久磁石材料。
  2. (2)請求項(1)記載のR_2T_1_7N_xを主
    相とし、この主相の結晶粒径が1μm以下であることを
    特徴とする永久磁石材料。
  3. (3)超急冷法または、メカニカルアロイング法により
    、R_2T_1_7を主相とする微結晶体を作製し、こ
    の微結晶体を窒化処理することにより結晶粒径が1μm
    以下で、かつ保磁力が5kOe以上の請求項(2)記載
    の永久磁石材料の製造方法。
  4. (4)R_2T_1_7を主相とする合金を真空中で活
    性化処理を行ない、その後窒素ガス雰囲気中で窒化処理
    を行なうことを特徴とする永久磁石材料の製造方法。
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Cited By (2)

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